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 パイプオルガン 奮闘記・南ドイツ編  

2009年08月08日 04時23分14秒 



8月05日(水)



成田空港10時55分発、英国航空BA6便で、まずロンドンのヒースロー空港に到着しました。
そこから待つこと約5時間、BA922便で、ドイツのシュトゥットガルト空港へ。22時45分入国。
小さい空港でアジア人もほとんどいないので、入国審査では案の定、いろいろ聞かれましたが・・・。




今回の招待元である、日本人の南牧師が空港まで迎えにきてくださったので、移動はおまかせです。
地下鉄Sバーンで中央駅まで、そこからタクシーで宿泊先のムッターハウスまではすぐでした。
ここは奉仕女として長年勤め上げたご高齢の女性たちが住む施設で、一般にも宿泊開放しています。
質素で暗い感じなのかと想像していたら、なんと美しい! ホテルと同様の設備がついてました。
壁の十字架が、奉仕女の家だなぁと思わせますが・・・では、一日目はここまで。おやすみなさい!

2009年08月08日 17時56分23秒 



8月06日(木)



朝7時ちょうど、アラームなしで自然な目覚め。窓の外は、中庭になっていて、いいお天気です。
テレビをつけると、ニュースに日本の映像が!
広島原爆記念日の式で首相や厚相が映りました。
こうして私はドイツの地で、自分の誕生日を迎えることとなりました!




7時半から朝食をいただいて、8時からのムッターハウス小礼拝が終わる頃、礼拝堂へ。
ここでもコンサートをするので、1時間ほどパイプオルガンを練習させてもらいました。


そんなに大型のパイプオルガンではありませんが、今回の伴奏にはちょうどいい大きさです。
どの音色を使うかというレジストレーションを旅行中に考えるため、ストップを写真に収めます。

ペダルは日本で練習してきた並行型と違い、放射型。黒鍵の部分の長さ、内側が短いですよね。

9時半にはかわいらしいピンクの外壁のムッターハウスをチェックアウトし、バスに乗りました。

目的地のバス停で降りると、午前中の市が広がっています。いちごやプラムを買って食べます。

こちらはチーズの屋台? 車にものすごい種類のチーズを並べて売っていました。


坂を歩いてのぼると、もう1カ所のコンサート会場であるパウロ教会に到着しました。

大オルガンですが、演奏台の部分は、鍵盤やストップも、ヤマハのエレクトーンみたいに近代的です。


お昼の休憩には、南牧師がUバーンという路面電車で中央駅に連れ出してくださいました。

ビュッフェ式のレストランで「今日はあなたの誕生日だから、好きな物を取ってください!」って。

ドイツらしくソーセージやポテトのほか、マッシュルームやこの地方の名物水餃子(右奥)を。
そして、最後にはしっかり大きなケーキと、カプチーノもごちそうになりました!!

午後も少し練習したあと、午後4時にはシュトゥットガルト中央駅を出発します。

車のベンツで持ってる街ということで、駅舎の右上にはベンツのマークが24時間回ってるそうです。
ドイツ国鉄DBのチケットはオンラインで購入済み。1時間弱でカールスルーエ駅へ。

2009年08月10日 03時14分42秒   

乗り換えてさらに1時間、フライブルク駅に到着しました。こっちの駅はガラスの建物です。


少し歩いて、これから4泊するホテル、メルキュール・フライブルクにチェックインします。
フロントで個人情報を書かされ、誕生日も書く欄があったので「今日なんだけど・・・」と言うと。
「それはおめでとう!!」と奥からプレゼントのチョコレートを持ってきてくれましたー☆

客室内はこんな感じ。最初の2泊は1人で使用し、あとでフルーティストさんと相部屋になります。


荷解きをする間もなく、部屋の電話が鳴り、Mファミリーがお迎えにきてくださいました。
いつもお世話になっている指揮者のMさんのお兄さん夫妻、そしてお二人それぞれのお母様たち。
私を含めた5人で、まずはドライブ。写真に写っている、赤のアウディがレンタカーです。

バロックの教会、ザンクト・ペーター(St. Peter)は閉まっていて中に入れませんでしたが。

こんなに空が明るいとはいえ、もう夜7時半ですからね。ヨーロッパの夏は日が長いです。
このあたりは冬でも樅の木が生い茂っているので、黒い森と呼ばれて有名なんですね。


また次の街まで山を越え走っていき、かわいいホテル&レストランに入りました。


Mファミリーの亡きお父様も今日がお誕生日で、私といっしょにお祝いしてくださったのです。
ちなみにMお兄様のお誕生日は8月9日。原爆一家?に私も交ぜていただいてます。
ワインにお詳しいM夫妻のチョイスでスパークリングワイン(日本風に言うとシャンパン)で乾杯!

私が注文した肉料理には、この地方のきのこ(なめこのよう)とマッシュルームが付け合わせに。
奥の銀の器に入ってるのも付け合わせの、手打ち麺みたいな、小麦粉のパスタかニョッキ風の物。

こっちはMお母様が頼まれた、ますを蒸した物ですが・・・顔や鱗がちょっとグロテスク!?

こうして、ゆったりと日が暮れるのを眺めながら、優雅なお食事タイムとなりました。
またドライブで山を下る頃にはすっかり夜の帳も下り、ホテルまで送っていただいて就寝です。
海外で自分の誕生日を過ごしたのは初めてだったけど、本当に記念すべき充実した一日でした!

2009年08月15日 01時27分17秒 



8月07日(金)



ホテルの朝ご飯はいろいろ種類があり、特にチーズやハムには珍しいものもあって楽しいですね。
今日は特に決まった予定はないので、フライブルクの街を歩いて散策、最初の目的は大聖堂です。
このミュンスターで、日曜ミサのオルガン伴奏をすることになっているので、乗り込みました。




外も中も工事中で残念な部分もありますが、大きいパイプオルガンが5つほどあるようです。



ミサではどのオルガンを使うのか聞いたところ、やはり小さいオルガンを運んでくるとのこと。
実はその情報が3週間ほど前に送られてきて、ペダルなしの1段鍵盤の楽器と知らされました。
こんなにいっぱい楽器があるのに、ちょっと拍子抜けですが・・・情報が正しいとわかって安心!

それではフライブルクの街の探索へ。街全体にこういう水路?小川?があり、水が流れてます。

路面電車がいっぱい走っていて、30分ごとに街の中心部に集まるので乗り換えやすいそうです。

駅に近いコロンビ公園は緑が豊かで、お花も色とりどりにきれいに植えられていました。

広場にはこの赤茶色の旧市庁舎と、その左に白っぽい新しい市庁舎が並んで建てられています。



大聖堂は工事中だし、ロケーション的にもうまく写真が撮れないので、絵ハガキがベストですね。

何枚か書いて日本に送るために中央郵便局へ。まるで文房具店みたいですが、この後ろが窓口です。


ヨーロッパは空気が乾燥しているし、今はホテル暮らしなので、特に水分がほしくなるのですが。
ただのお水も味気ないな・・・と探していたら、ヴォルヴィックのおもしろい商品がありました。
ジュースのようにはあまくないけど、さっぱり爽やかな・・・「りんご水」って感じでしょうか!


インターネット事情も悪くないけれど、ホテルの部屋の無線でつなぐのはけっこうな金額です。
ロビーのパソコンは無料で使え、日本語は閲覧のみ。1台しかないので順番待ちになることも。
そこで得意の勘を働かせ、街の広場にパソコンを持っていってみると公衆無線LANが来てました。
さっき紹介した市庁舎の広場、真ん中にこの塔があって、その周りで人々はくつろいでます。

私もその中でこんな風にインターネットを無料で利用。かなりの節約、快適ドイツライフです!

2009年08月15日 01時48分23秒 



8月08日(土)



これまでような個人行動はお昼までで、午後には東京バッハ合唱団のメンバーが到着しました。
今回ミサのことでお世話をしてくださった現地在住日本人の方とご対面して説明を受けます。
その後、フライブルク・バッハ合唱団の練習場を借り、現地人も4人ほど加わって合同練習。




こんな木の小屋に入ると、中は広い練習場になっていて、ピアノも2台おいてあります。

そして今日トップの写真のオルガンが上の後ろにあるのですが、立派に見えてあまり良くなく。
下の鍵盤は壊れて使えないし、鏡はないし、全然合唱と合わせることができませんでした・・・

明日のミサへの不安を抱えつつも、夜はホテルのレストランで、全員そろった初ディナー。
2日ほど経ってるけど、皆さんが私のお誕生日を祝ってくださって、右がプレゼントです。

左の、結果的にお店からのプレゼントとなったスパークリングワインを飲みつつお食事を。

クリームがたっぷり乗ったスープはトマト系で、具はないものの、とろっと重たいタイプです。

メインはビーフステーキと、付け合わせにやっぱり手打ち麺(うどんみたいという意見も)。

デザートは私だけロウソクが乗っていました! 何度もお祝いしてもらって幸せです(^o^)

2009年08月15日 01時54分42秒 



8月09日(日)



今日はいよいよ朝からミサのため、8時半から大聖堂の前の建物で練習をさせてもらいました。
ここは大聖堂付属声楽学校で、ここにも新しいながらにいいパイプオルガンが入っています。
ちゃんとスタインウェイのフルコンサート・グランドピアノもありましたけど・・・。







9時半に大聖堂に入り、ミサ用のオルガンとやっと対面できましたが、小さなポジティフです。
鍵盤が足りなくて、上も下も音を削るかオクターブ変えるかしなくてはいけないのが大変でした。
特に下は「レ」の左が「ド」じゃなくて「シ」の音が出てしまうので、かなり苦労しました。
またミサにも慣れてないので、キリエからグローリアに入るタイミングもうまく行かず・・・。
合唱の皆さんがきっちり歌ってくださったので問題なく進みましたけど。終わって一安心です。


ミサ全体のオルガニストさんは、我々に合わせて今日はバッハを取り上げて弾いていました。
ト短調ミサだったから、と自分もト短調のファンタジーで最後を盛り上げるところが憎い!!


午後はフリータイムでしたが、パイプオルガンを借りられるということで出かけていきます。
フライブルク・バッハ合唱団の伴奏者ヨアヒムが、車で自分の教会に連れていってくれました。
そこはなんとフランス! ドイツから1時間ほどでフランスはコルマールのとある村に到着。

人口2000人ほどのビスハイムという小さな村ですが、こんなに大きな教会がありました。

パイプオルガンは逆光でうまく写っていませんが、左右にわかれていて、演奏台は左寄りです。

そして上の鍵盤を弾くと向かって左のパイプが、下の鍵盤を弾くと右が鳴るおもしろい構造。

1時間半ほど練習をしてから、歩いてすぐのヨアヒムのお母さんの家に我々は招かれました。

右から「禅」というTシャツを着るヨアヒムとお母さん、そして主宰者の大村先生ご夫妻です。

突然の訪問なのに焼いてあったタルトや、お庭で穫ったフルーツを振る舞ってくださいました。

これを4切れ・・・つまりホールの半分を1人で食べてしまったので、フランス人もびっくり!
このあと、また車でドイツに送ってもらい、フライブルクでの最後の夜を過ごすのでした。

2009年08月15日 02時40分48秒 



8月10日(月)



4泊したフライブルクのホテルをチェックアウトし、今度は全員バスでフランスに出発です。
この旅で初めて知りましたが、フランスともドイツとも言えないアルザス地方があるんですね。
歴史上でどちらかに属すことを繰り返した為、ミックスされた独特の文化圏ができたようです。

昨日訪れた近くのコルマールのウンターリンデン美術館で鑑賞し、すぐ前のレストランへ。

スープのあとのメインは鴨のブラックペッパーソース。黒胡椒が粒ごと入っていておいしかった。
でも残念ながら、写真がピンぼけになってしまいました・・・悔しい! 私としたことが!?

デザートはあっさり、フランボワーズとバニラが二層になったアイスクリーム。お皿が素敵。


そして雨の降る中、この街の中心である教会へ、みんなでぞろぞろと歩いて見に行きました。

どこでも後ろ側に大きなパイプオルガンがあり、祭壇の上には演奏台の部分がありますね。
つまりオルガニストはミサや礼拝を執り行う人たちと同じ立場にあるということでしょうか。

さて、雨も上がる頃、我々一行はバスでリクヴィルというかわいらしい街に到着しました。
宮崎映画「ハウルの動く城」のモデルになったそうで、一本坂の両側にお店が並んでます。


さらにバスの旅は続き、宿泊地であるストラスブールに到着、ホテルにチェックインします。
部屋に入って、さすがフランス! 同じメルキュールホテルなのに、内装がおしゃれですね。

この日は昼も夜もツアーの中に食事がついていて、これは前菜のテリーヌ、生野菜つきです。

こちらがメインのシュークルート、キャベツの上にお肉とソーセージ、ポテトが乗っています。

帰り道のグーテンベルク広場にはメリーゴーランドが! この旅唯一のフランスの夜でした。

2009年08月15日 02時54分08秒 



8月11日(火)



ストラスブールの朝食レストランは7階だったので、景色の良いテラスでいただきました。
フランスはクロワッサンはもちろん、おいしい甘いパンが多くて、私としては大満足です。
お花に囲まれていい気分のところに、蜂がたくさんやってきたので怖かったですが・・・
こっちの蜂は刺さないって本当でしょうか? 蜂さんの朝食を私たちが邪魔してたのかな。


午前中はストラスブールでカテドラルを見たり、お買い物したりという時間がありました。
  

カテドラルのパイプオルガンは豪華。赤と金や、周りの装飾がそう感じさせるのでしょう。

正面は荘厳な雰囲気、その祭壇にもシンプルながら大きなパイプオルガンが乗っています。



街に戻って・・・フランスなのでエルメスをのぞいてみたり・・・

ストラスブールの路面電車はこれもフランスらしいデザインというか、流線型の車体です。


お昼前にはまたバスで出発、ストラスブールからケールを経由してドイツ側に入りました。
途中休憩したサービスエリアには、現代アート的なアウトバーン教会が。安全運転を祈願?


午後2時頃にはシュトゥットガルトに到着し、再びムッターハウスにチェックインします。
南牧師が出迎えてくださり、演奏会場であるパウロ教会へ。私はすでに慣れた道で先導役に。
4時からのリハーサルは会堂が使えず、地下の部屋で行ったので久々にピアノを弾きました。
そこにあったオルガンは足踏み式? アンティークにはいいけど、さすがに伴奏は無理なので。


5時からは無事に本番の場所と楽器でリハーサルができました。練習後はソリスト合わせも。
今回は団員さんのほか、フルートとソプラノのソリストお二人が旅と演奏に加わっています。
素敵なお姉様たちで、音楽的なことはもちろん、人柄的にも本当に助けられました!!!
3人で遅れていったレストランでは、参加者全員で、名物の餃子風のお料理をいただきます。

初日に食べたのは水餃子のようでしたが、これはデミグラスソースのような味がしました。
付け合わせのポテトが私には酸っぱかった・・・じゃがいもにビネガーをかけるんですね。
部屋に帰って、明日のためにレジストレーションを考えようと思っていたのですが・・・

2009年08月15日 03時18分29秒 



8月12日(水)



はっと気づいたら朝食時間の7時! 化粧も落とさずに、知らない間に寝てしまいました。
これからが目的の演奏会なのに、そろそろ旅の疲れも出てくる頃。睡眠は充分に取ってますが。
8時からはムッターハウスの小礼拝に出て、そのあとこの家についていろいろ説明を聞きます。
いわば終(つい)の住処なのですが、皆さん制服を着て、明るく暮らしていらっしゃいます。
小礼拝の時に歌う声が、全然お年寄りのようには聞こえない、若々しいのが印象的でした。

朝10時過ぎには、演奏会場にひとりで入らせてもらい、いよいよオルガンの音色決めです。
だいたい考えておいたものに、昨日のリハーサルで聞いたバランスを考慮して決めていきます。
鍵盤は3段あるし、音色も自由自在だし、曲も多いのでこれだけで3時間位かかりました。
さあ、これからそれを元に練習・・・と思ったところ、オルガンを休ませなさいという指令。
4時間も続けて稼働するのはモーターのために良くないということのようでした。でもー!
仕方がないので音は出ない状態で、イメージトレーニングしながら、手足の動きを練習です。
鍵盤を弾くことのほか、一瞬一瞬でどのスイッチを押すか体に覚え込ませないといけません。
足で押すスイッチもあるので、キックの練習もするんですよ。憂さ晴らしになるかも?(笑)



16時からこのパウロ教会の聖歌隊のメンバー24名も加わって、最終リハーサルでした。
ドイツ人が入ったら声量も多くなって、少しレジストレーションにも修正を加えていきます。
教会の音楽監督であるクルツ先生が、いろいろアドヴァイスをくださったので助かりました。

19時本番開演。そこからはもう休む間もなく、ノンストップの長い演奏会があっという間。
教会コンサートということで拍手が最後まで入らなかったので、息つく間もないほどでした。
200人以上のドイツ人のお客様が来てくださったようで大盛況、本当にありがたいことです。

終演後には交流会というものも教会内の別室で行われ、ドイツ人たちと話す機会が持てました。
そこでもモテット1番のフーガをみんなで大合唱、私はグランドピアノが久しぶりでした!!
ほとんど飲み食いしないまま、ムッターハウスに戻り、有志の方とワインを1杯飲んで就寝。

2009年08月15日 03時20分00秒 



8月13日(木)



明け方目が覚めると頭が割れるように痛い。ワイン1杯でこんな状態にはならないはずだけど。
結局、朝の小礼拝ぎりぎりまで寝て、礼拝では日本からのゲストということで全員合唱しました。
いつも弾いている賛美歌を、ちょっとだけ歌う側に回って、その気分を味わってみましたよ。

今夜は泊まっているムッターハウスでのコンサートなので、またひとりで音色決めを行います。
オルガンによって一台一台違うので、演奏曲はすべて同じでも、考え直す必要が出てきます。
今度はスイッチでなく、元来のオルガンらしいバーなので、出し入れは時間もかかりました。
もちろん昨日とは位置が変わるし、鍵盤も2段に減るので、また体に叩き込ませていきます。
 

それでも昨日の経験が活かされるので、昼前には納得のいくレジストレーションが完成です。
自分の集中力も切れてきたと感じたので、部屋に戻って少し休憩を取ることにしたのですが。
あとから気づいたら、楽器に「一日2時間半以上弾かないように」と張り紙がありました。
ちょうどそれくらい弾いてたので、私もオルガンも「持ち」が一緒ってことかな?(笑)

12時半から14時半までは弾けないことも知らなかったけど、午前にやっておいて正解。

14時半からはムッターハウスでお茶の時間があり、しっかりしたケーキが出されました!

これを2.5人分(!)食べてから、夜に向けてリハーサル。疲れも頭痛も回復してます。
昨日の教会はオルガンから祭壇までが33メートルもあり、離れて演奏するのは無理でした。
今日の方が小さいとはいえ、遠くで演奏するのは無理がありますが、リハーサルの結果。

私の楽器側から見るとこれくらい離れたところに合唱団とフルートが立つことになりました。
確かにお客様は前を向いて聴けるのでこのほうがいいでしょうけど、タイムラグがキツい!
ものすごーく遅れて聞こえるので、一緒に弾いてるつもりだとオルガンだけが遅いみたい。
かといって、予測してすべてを前のめりっぽく弾くのは、経験もないし、変な感じです。

それでもリハーサルを進めていたところ、なんとなんとパイプオルガンが壊れた!!!!!
ひとつの鍵盤の弁が外れたのだと思われますが、鳴りっぱなしの音が出てしまいました。
2段鍵盤があるうちのメインじゃないほうだけ大丈夫なので、そっちでやるしかない!?
考えたレジストレーションはすべて水の泡?? と、あきらめモードに入ったのですが。
まずムッターハウスのシスターのオルガニストがいらして、壊れてる状況を見てくださり。
次にどこかから女性の方が工具を持ってやってきて、でも直せないので別の方を呼び。
30分後に来た大柄の男性が2分くらいで簡単に直してくださいました。良かったーー☆
そして言われたこと・・・あまり強く弾かないようにって。。。普段はピアニストなので。
もちろん強く弾いたから壊れたわけではないのですが、(と思うけど、原因の一つかな?)
私の場合、ついピアノのようにアタックをつけて弾いてしまうことがあるので要注意です。

合唱団員の方々も心配されたことでしょうに、皆さんが私を勇気づけてくださいました。
そんなオルガンが直ったことも知らされないまま、前2列に黒い衣装でスタンバイ状態です。

すでにお客様の席がなくなりつつあり、どんどんオルガン・バルコニーにも上がってきます。

オルガンの周りもお客様たちが取り囲んで、私の写真を撮ってるドイツ人もいました(笑)

    

演奏は結局、合唱団と離れているため、ずれてしまったところがいっぱいあったのですが。
私はパイプオルガンにも慣れてきて、ここの楽器が気に入ったこともあり、故障も直って。
自分に関しては本当に気持ちよく弾かせてもらいました! 楽器の響きも楽しめたくらい。

それにしてもドイツには至る所といっていいくらい、パイプオルガンが置いてあります。
そして壊れても30分でマイスターが直しに来られるとは、人材の多さを実感しました。
あとで考えれば、本番中に壊れる可能性だってあったと思うと、身の毛がよだちますね。
ともかく演奏会に間に合って、また皆さんも休めたからよかったと言ってくださって安心。

演奏会初日は写真を撮る余裕もなかったのですが、終わってやっと撮ることができました。
というか、譜めくりに来てくれた現地の日本人学生さんが気を利かせてくださったのです。
めくり方も、初めてのストップ操作もばっちりな上に、性格のいい方に助けられました。
写真はまず、こちらのシスターさんのおひとり。このお歳でもドイツ人は背が高いですね。

こちらの真ん中に写っているのは今回の企画すべてと、集客にご尽力いただいた南牧師。
右側はバスの宮城さん。右後ろにソプラノのソリスト光野さんもちっちゃーく写ってます。

最後にホテルの部屋も同室だった、すばらしいフルーティスト・山田恵美子さんとの1枚。


終わってギリシャ・レストランで打ち上げ。ビュッフェ型式のお料理に群がる人々(笑)。

今日は練習も本番もムッターハウス内で、レストランも目の前なので、この数歩だけ外出。
私は皆さんと最後の夜を惜しみ、遅くまで飲みながら、旅の話で盛り上がったのでした!

2009年08月15日 16時41分44秒 



8月14日(金)



朝8時半、ローテンブルクへ向かう皆さんのバスを見送り、私だけ一足先に帰国します。
夜の便まで時間はあるので、練習していて回れなかったシュトゥットガルト市街を観光。

市庁舎は近代ビルで驚きました。戦災にあった都市で建て直されているようですね。

シュティフト教会、こちらはヨーロッパの教会らしい建物でした。枠に収まりきらない。

宮殿とその前の広場。外では何かのフェスティバルの準備をしているようでした。


これはシュトゥットガルト音楽大学。デザイナーが建てたドイツで一番きれいな音大!


シュトゥットガルト駅からフランクフルト空港まで国鉄DBで一本、楽に行かれます。
本当は56ユーロ(約7500円)する券が、航空券とのサービスで無料になりました。
では、これでパイプオルガンを巡る旅日記は終わりです。アウフヴィーダーゼーン!!

2009年08月24日 01時03分31秒 



後日



パウロ教会での演奏会時に、大型カメラが取材にきていました。
その映像がインターネットで放映されてますので、リンクを貼っておきます。

映像を見る