鴨居港のカモ

カモの越冬数 初飛来日
2017〜2018  約45羽 11.10
2016〜2017 約110羽 10.19
2015〜2016  約 60羽 10.06
2014〜2015  約 80羽 11.10
2013〜2014 約 70羽 10.21
2012〜2013 約100羽 10.30
2011〜2012 約100羽 11.03
2010〜2011 約 80羽 11.08
2009〜2010 約 80羽 11.24
2008〜2009 約100羽 11.07
2007〜2008 約350羽 11.11
2006〜2007 約 30羽
2005〜2006 約 60羽 11.15
2004〜2005 約100羽
2003〜2004 約150羽 11.14
 
2017第一陣飛来
 
 2017年11月10日 バイクで観音崎へ行く途中,何気なく鴨居港内を横目で眺めると,港内にカモらしき鳥がいるのに気づいた。バイクを止めよく見ると和田川の河口付近にオナガガモが1羽,オオバンが2羽浮かんでいた。その後,ここ数年ヒドリガモ達が越冬する鴨居港左手の岩場へ行っててみたところ17羽が飛来しているのが確認された。昨年の初飛来日10月19日に比べると三週間近く遅い。これからヒドリガモに加えて,人なつこいホシハジロオナガガモも飛来することだろう。
 2003年頃から,鴨居港にカモが飛来・越冬するようになった。これまで2003年〜2004年の約150羽が最高で,その後,減少傾向にあり心配したが,2007年〜2008年爆発的に増加した。越冬したカモの総数は,最終的に約350羽。その内訳は超概算でスズガモ約200羽,ホシハジロ約60羽,オナガガモ約50羽,ヒドリガモ約40羽,スズガモが圧倒的に多かった。

 しかしながら,鴨居港に飛来するカモの種類とその数は年により大きく変動する。近年ではスズガモは激減,以前は少数派だったヒドリガモが増加,ホシハジロ,オナガガモがそれに続き,スズガモは滅多にお目にかかれなくなってしまった。その代わり運が良ければ,ウミアイサ・キンクロハジロ・マガモ・オオバン等にお目にかかれることもある。

 鴨居港は観音崎から歩いて10分ほどの場所にあり,このホームページに時々登場する鴨居小学校・鴨居プールと同じ鴨居三丁目にある。因みに,観音崎公園・観音埼灯台・観音崎自然博物館は鴨居四丁目にある。鴨居というカモに縁のある町名だが,1972年にこの地へ引っ越してきてから2003年頃までは,カモの姿を見たこともなく,何故?「鴨居」の名前がついたのか不思議に思っていた。

 ところが,1990年鴨居ポンプ場が完成して下水道が整備されるに従い,鴨居港に流れ込む和田川の汚染が減少,鴨居港の水が次第に浄化されると共に自然が蘇り,2003年頃から和田川にはカルガモが,鴨居港には冬鳥のカモたちが次々と戻ってきた。
関連ページ「鴨居の海はきれいか?きたないか?」

 カモ達は10月上旬〜11月中旬頃に飛来,徐々にその数を増し越冬,翌年,3月下旬〜4月上旬頃になると北へ帰る。カモは穏やかな水面を好み,冬の陽射しを浴びながら,ユラユラ気持ちよさそうに海面に浮かんでいる姿は何とものどかだ。また,水中の小魚・貝や海草類を求めて,代わる代わるピョコンピョコンと潜水する姿は,愛らしくユーモラスで,見るものの気持ちを和ませてくれる。
2016.10.23
 
 

先生が「綺麗なカモがオスです!」と説明していた。
 

岩についた青ノリを採餌しているオナガガモ
 

人が来るとホシハジロは寄ってくるが,
スズガモは素知らぬ顔で動こうともしない
 鴨居港のカモ達には,それなりに縄張りがあり棲み分けをしている。パン屑等を撒くとカモやユリカモメ達が寄ってくるが,油断をすると,トビがエサを横取りに襲ってくることがあるので,上空には呉々もご注意いただきたい。
 
 
 

昼食のパンをおすそ分け
棲み分け場所
 
 カモ達のいる場所は,日や時間帯によって若干変動するが,和田川の河口付近と鴨居港に向かって左側奥付近にいることが多い。
2008.1.16
 

※年・天気・時間帯等により変動がある
 
 
 
連続写真?
      
 穏やかな鴨居港内で,気持ちよさそうにプカプカと浮かんでいるカモ達の写真を撮っていると,突然,一羽のカモが飛び立った。つられて数羽のカモがそれに続いた。慌ててシャッターを押し,帰宅後,写真を拡大してみたところ,水面から飛び立ち,安定した飛翔状態に移るまでの姿が,まるで連続写真のように写っていた。
2008.1.22
 



愉快なカモたち


  
お似合いのカップルは?
 
「気品があってお似合いのカップルでしょ!」

オナガガモ
「私たちだって負けてないわよね!」

ホシハジロ
「最近は仲間が増えて嬉しいね!」

ヒドリガモ
 
「オレ達はどこか冷めてるカモ!」

スズガモ


 
悪 太 郎
(スズガモ)
 
「オレの顔に何か文句あるか?」
「フン!ポーズなんかできるか!」
「あきらめてサッサと帰りな!」
「二人の彼女とスリーショット?照れるな!」
 


 
羽ばたき
「見て見て!私のプロポーション!」

オナガガモ♀
「私の羽も見て欲しいね!」

オナガガモ♂
「ボクだって負けないぞ!」

ホシハジロ♂
「これからジャンプするからね!」
「ホーラ!ボクだってカッコウ良いでしょ!」
「ヤーイ!それくらいならオレだってできるぞ!」

スズガモ♂
 
「コラー!ボクのマネするな!」
「ヒヤー!ごめんごめん!」
 


 
あまり写真に撮らないで!
「どうです?」

オナガガモ♂
「この綺麗な羽!チョットだけよ!」
「あんまり写真に撮ると照れちゃうな!」
「顔を隠しちゃおー!」
「カメラマン帰った?」「まだよ!」
 
 
鴨居の地名由来
多摩川新聞社発行  三浦一男氏著
「鎌倉・三浦 おもしろ地名考」より抜
 
 地名の由来についてはいくつかの説がある。アイヌ語のカムイ(神)からという説と,カモ(鴨)の群集する場所,あるいは家居・邑楽(村落)とする説,また「カモ」を神とする説,さらには浦のある水辺とする説などがそれである。諸説ある中で「神のいる村」というのが妥当のようである。古くは鴨江・鴨井とも見える。

(追記)2010.11.15
 鴨居港内左手で越冬中のヒドリガモの写真を撮っていると,80歳代と思われるお年寄りから声をかけられた。鴨居生まれの鴨居育ち,生粋の鴨居っ子でその辺りの地主らしい。古老曰く,カモが港内で越冬するようになったのは,近年のことらしい(2003年以降?)。古老が子供の頃や成人してからも見たことがなかったという。

 どうやら,港外に防波堤ができ,港内が穏やかになり,流入する和田川の水が浄化されたことなどが,カモが飛来するようになった原因のようだ。明治や江戸時代は不明だが,そうだとすれば,鴨居をカモの群集する場所とする説は説得力を欠くことになる。
余     談
 
 私のハンドルネームは鴨居の鈴木を略して鴨鈴=kamosuzuとつけたが,スズガモ(鈴鴨)というカモの存在は2005年初めて知った。スズガモの顔つき・習性や仕草を見ていると,我が姿を見ているようで一人苦笑いしている。尚,スズガモの名は「鈴のような羽音を立てて飛ぶ」ことから名づけられたそうだが,今のところそのような音は耳にしていない。


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