観音崎
磯 の 観 察

観察に適した磯
時期と時間帯
服装と持物
安全第一
磯のマナー
観察のポイント
危険な生物
磯の生き物たち
海藻と海草


 4月〜8月にかけての大潮・中潮の干潮時は磯の観察に最適のシーズン。潮の引いたあとの磯ではさまざまな生物を観察することができます。ぜひ一度,観音崎の磯へお出かけ下さい。








観察に適した磯
 
 観音崎には観察に適した磯が2ヶ所あります。観音崎海水浴場周辺に広がる磯と,たたら浜に隣接,観音崎大橋の眼前に広がる磯がそれです。海上自衛隊観音埼警備所下に広がる磯も魅力的ですが,こちらは立ち入り禁止になっていますのでご注意下さい。
  





時期と時間帯
 
 磯の観察には4月上旬から8月中旬にかけての「大潮」と「中潮」と呼ばれる日の干潮時が適しています。下記「干潮時刻表」の潮高の数字が低いほど潮が良く引き,(−)なら最適です。干潮時刻は毎日少しずつ変化しますので,「干潮時刻表」の2時間くらい前に磯へ到着,干潮時を挟んで2〜3時間程度観察されることをお勧めします。尚,潮高は,その日の気圧・風向・雨量などの気象条件によって変化することがありますので,この点ご承知下さい。
2018年・干潮時刻表(観音崎)
<磯の観察に適した日時>
 
干潮時刻 潮高
(cm)
15 大潮 10:41 37
16 大潮 11:13 24
17 大潮 11:47 14
18 中潮 12:22 9
19 中潮 12:59 10
20 中潮 13:40 16
21 中潮 14:29 26
 
29 大潮 10:35 31
30 大潮 11:07 22
 
干潮時刻 潮高
(cm)
1 大潮 11:38 18
2 大潮 12:09 17
3 中潮 12:40 20
4 中潮 13:11 27
5 中潮 13:45 36
 
14 大潮 10:12 25
15 大潮 10:48 11
16 大潮 11:26 1
17 中潮 12:06 -2
18 中潮 12:47 1
19 中潮 13:32 10
20 中潮 14:22 23
 
27 中潮 09:35 40
28 大潮 10:10 29
29 大潮 10:44 22
30 大潮 11:16 18
31 大潮 11:48 17
 
干潮時刻 潮高
(cm)
1 中潮 12:20 20
2 中潮 12:53 26
3 中潮 13:26 33
 
12 大潮 09:44 20
13 大潮 10:26 6
14 大潮 11:10 -3
15 大潮 11:54 -6
16 中潮 12:39 -1
17 中潮 13:25 9
18 中潮 14:12 25
 
26 中潮 09:47 34
27 大潮 10:23 27
28 大潮 10:58 23
29 大潮 11:32 21
30 大潮 12:05 23
 
干潮時刻 潮高
(cm)
1 中潮 12:37 27
2 中潮 13:09 33
 
10 中潮 08:32 37
11 中潮 09:22 20
12 大潮 10:10 7
13 大潮 10:58 -2
14 大潮 11:45 -3
15 中潮 12:30 2
16 中潮 13:13 15
17 中潮 13:54 32
 
26 大潮 10:07 35
27 大潮 10:43 30
28 大潮 11:17 27
29 大潮 11:49 27
30 中潮 12:20 30
31 中潮 12:50 36
 
干潮時刻 潮高
(cm)
9 中潮 09:07 24
10 大潮 09:59 12
11 大潮 10:48 6
12 大潮 11:33 6
13 中潮 12:14 14
14 中潮 12:52 27
   
25 大潮 10:25 37
26 大潮 10:59 34
27 大潮 11:30 34
28 大潮 11:59 38





服装と持物
 
 ◎磯の岩や石には,ノリなどの海藻がついて滑りやすいので,運動靴を履く。

 ◎ハダシやサンダル履きは危険。

 ◎日焼けを避けるため,帽子とTシャツ・短パン又は水着を必ず着用。

 ◎磯には危険な生物もいるので,軍手をする。

 ◎持ち物は,ルーペ,箱メガネ,カメラ,バケツ,筆記用具,救急用具等。





安全第一
 
 ◎台風や低気圧の影響がある時は,高波などの危険があるので磯へ行かない。

 ◎観音崎の磯は,先端部から急に深くなるので,先端部へは近づかない。

 ◎磯には凹凸があり,急に深くなる場所があるので,注意深く行動する。

 ◎濡れた岩の上は海藻などで滑りやすいので,ふざけたり走ったりしない。

 ◎一人でなく,できるだけ二人以上で出かける。

 ◎潮が満ち始めたら,できるだけ早く磯から上がる。

 ◎磯にいる危険な生物を知っておく。

 ◎磯が初めての人は,観音崎自然博物館の「磯の生物観察会」に参加すると安心。





磯のマナー
 
 ◎磯の生き物はむやみに採集しない。観察のため採った生き物は,海へ戻す。

 ◎観察のため裏返した石は,観察後,元の状態に戻す。

 ◎タガネやカナヅチ等で岩や石を砕かない。

 ◎乱暴に歩き回ると水が濁るので,静かに行動する。





観察のポイント
 
 ◎潮だまりには,いろいろな生き物が棲んでいます。そっと覗いてみましょう。

 ◎石の下にも,カニやバフンウニなどいろいろな生き物が棲んでいます。
   静かに石を裏返して見てみよう。観察後は石を元どおりにしましょう。

 ◎アメフラシ,ナマコはどんな感触か,素手でさわってみましょう。
  咬んだり刺したりしませんので,素手でそっと触って下さい。
  
  観音崎自然博物館のタッチプールでは,アメフラシ,ナマコ,マダコなどに,
  タッチすることができます。特にマダコは子ども達の人気者です。

 ◎静かに耳をすまして,生き物たちが発する音を聞いてみましょう。

 ◎潮の高さによって,生き物たちは棲み分けをしています。
   どのように棲み分けているか,観察してみましょう。
素手でそっと触ってみよう!
  
 
アメフラシ
(雨降らし/雨虎)
 
無楯目  アメフラシ科
体長:30〜45cm

2005.4.9
 
 
マナマコ
(真海鼠)
 
ナマコ目  シカクナマコ科
体長:10〜40cm
 

2008.3.12
 





危険な生物
 
 磯には危険な生き物も棲んでいます。絶対に触らないようにしましょう。ここにご紹介した危険な生き物は,どれも小さく,外見は可愛い生き物ですが,それぞれ猛毒を持っています。観音崎の磯ではハオコゼが多いようですが,その他は比較的稀ですので,いたずらに恐れることはありません。しかしながら,油断は禁物。回避法,対処法,応急処置法を知っておくことが必要です。

 尚,回避法,対処法,応急処置法については,
    『自然体験活動QQレスキュー隊』ホームページ
     「危険な動植物」「海辺の危険な生き物」のページが参考になります。
  
 
ハオコゼ
(葉虎魚)
 
カサゴ目  ハオコゼ科
全長:5〜10cm
背ビレに多数の毒棘,刺されると激痛,
傷は赤く腫れあがる。
 

2008.6.4
 
 
ゴンズイ
(権瑞)
 
ナマズ目  ゴンズイ科
全長:約20cm
背ビレに1本,胸ビレに2本の毒棘,
刺されると激痛,重症の時は病院での手当が必要。
 

2008.6.4
 
 
アカクラゲ
(赤水母)
 
クラゲ目  オキクラゲ科
カサの直径:20cmまで
触手に触れ刺されると,火傷に似た痛み,
みみず腫れや水脹れになる。
 

2008.6.6
 

2008.6.6
 
 
アンドンクラゲ
(行灯水母)
 
立方クラゲ目  アンドンクラゲ科
カサの高さ:3〜4cm
長い触手に触れ刺されると,
みみず腫れとなり激痛。
 
 
 
ヒョウモンダコ
(豹紋蛸
 
軟体動物  マダコ科
体長:10〜12cm
小型のタコだが,唾液には強力な神経毒が含まれ,
咬まれると筋肉マヒ,吐き気等が起きる。
最悪の場合は死亡例もあるので要注意!
 

2008.3.5  博物館水槽
 
 
ウミケムシ
(海毛虫)
 
環形動物  ウミケムシ科
体長:8〜14cm
身体の両側にある体毛は毒針となっていて,
素手で触るとさされることがある。
刺されるとヒリヒリとかなり痛むので要注意!
  

背部    2012.8.27
 

腹部  2012.8.27
 
 
ガンガゼ
(岩隠子)
 
ガンガゼ目  ガンガゼ科
殻径:6〜7cm
トゲが刺さると抜けにくく,激痛を引き起こす。
 

2008.2.10   博物館水槽
 


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