環境月間イベント「伊勢原で身近に観察できる野鳥」

主催:伊勢原の自然と環境を守る会 

 

2006年6月24日伊勢原中央公民館にて。

講師 当会、北山代表。秦野の自然と環境を守る会、新保氏。参加者9名。

 

前半は、オオタカの生態一般についての講演と、オオタカの繁殖や子育ての様子をビデオで放映しました。これは、当会や秦野の会が長年かけて、野生のオオタカの巣を見つけ繁殖に影響を与えない方法を模索しながら野外にビデオを設置して録画してきたもので、貴重な映像といえます。

また、今年、伊勢原の営巣地から3羽のヒナが巣立ったことも報告されました。

 

後半の質疑応答の主なものは以下の通りです。

 

Q オオタカのつがいが生きるのにどれだけの範囲の森が必要ですか?

A 36ヘクタール。およそ半径340メートルの円といわれている。

Q 里山とオオタカの関係は?

A 鳩など中型の鳥を中心にいろいろな野生生物を食べて生きているので、里山の手入れがなされいて、多種の生き物が棲息していたほうがオオタカに取っては住みよい環境といえる。ただ、里山の手入れの際、オオタカの営巣を阻害してしまうようなケースもある。また、繁殖期など敏感な時期に聞き慣れない音

を立てたりすると、繁殖に影響が出ることもあるので、その点は注意しなければならない。

ただ、人手の全く加わらない山間部などで棲息しているオオタカもいる。棲息に適した環境であるかどうかがオオタカにとっての必要な条件だ。

Q 秦野の県立戸川公園について

A 県の担当者が変わると、約束が引き継がれないことがある。営巣地から300メートル離れたところで工事が始まり、オオタカが営巣を放棄したと思われる例もあった。

Q オオタカと他の猛禽、ノスリ、チョウゲンボウなどとの関係は?

A それぞれが生態系の頂点にいる。食べる物が違う。オオタカは、鳩などの中型の鳥、ノスリはモグラ、蛇や蛙、チョウゲンボウは小鳥、ネズミ、昆虫と、餌において競合することはない。

 

       

イベントの状況             オオタカの3匹のヒナのいる巣