かメ人間

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2010年1月4日
引越しをしたのでインターネット様のお切り替えをお伺いたてまつった所、ネットが使えなくなる期間が思ったより 長かったので死んだ。年が変わる。繋がらないお正月。何も見れないよ。オンラインゲームとかも出来ませんよ。何すればいいんだ。

というわけで暇な時間にインターネット日記様を何日分か書き溜めさせて頂き、ネットが繋がったらこうしてまとめてアップするのですが インターネット日記なのにネットに繋がってないほうがよう書きよるというのは皮肉とかそういう現象であり快適さは人間を駄目にする。 そういやテレホーダイの時は毎日書けてたからねえ。刺激が多すぎるのはあかんすよ。ならあれだよ。 真っ白い何も無い部屋に24時間俺を閉じ込めておけばすごい物が沢山書けるのではないか? 超大作とかできるよ。 芥川賞とネビュラ賞とゴールデングローブ賞同時受賞しちゃう。やばい。宇宙の始まりとかも幻視しちゃう。しかし死ぬ。 白かった壁一面には血で書かれた文字がぎっしりと書かれていた。果たしてそこに何が書かれていたのか、誰も読む事は出来なかった。

2010年1月3日
明けましておめでとうございます。去年よろしくされなかったので今年もよろしくとかないです。因果です。

2009年12月31日
大晦日であっても飯を食わずば生きていけないのが不自由な人間である事の証明なのでスーパーに突っ込んだ。 スーパーに突っ込んだと書くと、何か頭から派手に何処かへ突き刺さってでもいるような形容詞的誤解を受ける可能性があるので言い直すとスーパーマーケットに入店した。 私は、食材を、買うため、スーパーマーケットに、入りました。

そして本年最後のチョイスは豚バラ。というかいつも豚バラ。何も変わらない。飯はいつ食っても飯である。 この時期になると5000円とか1万円の牛肉売ってっけどこんなもん誰が買うんだ。完全にご祝儀価格である。 あんたここ庶民のお店ですよ。と思ったら何かマダムっぽい人が買っていったので庶民にも需要があった。 生活レベルの同じ庶民を100匹集めてもそのうちの数パーセントは勝手にマダムになり、同時に貧民も生まれるのだ。そういう話あったでしょ。

そしてもろもろを買ってレジにイン。2200円になります。結構買った。現金の受け渡しをし、釣り銭とレシートを頂戴した。 しかしそうした日常の流れの中で違和感。釣り銭は財布に入れた。レシートをレジの不要レシート入れにぶち込みたい。 ぶち込みたい。無い。レシート入れが無い。糞が。俺のシステムが乱された。ちょっと、あなた新人さん? レシート入れ出すの忘れてますよ! などと言わずに黙って歩を進めた。何故なら客が商品を袋に詰める例の台(名称は知らない) にもレシート入れがある筈なのだ。スーパーという消費型社会の象徴にはこうした二重三重の備えがある。ではレシートをイン。 無い。ぶっ殺すぞ。

年末だからってしめ縄ディスプレイなんかに凝ってるからこういう細かい所がおろそかになるんじゃないですか! 特別ってもんにかまけて通常をさ、なんていうかっ、 き、き、客の利便性とかッ! 泡を吹きながら店内をうろついてゴミ箱を見つけ、レシートを捨てた。もう帰る。今年はもうこんな店二度と来ないからね。 でも明日多分来るわ。ナゾナゾかな?

出口に人だかり。なんであるか。様子を窺う。なんでも今日のレシート2000円ごとに一回のガラガラ抽選会で? 豪華商品が当たったりしますか! ほほう! なるほど! 合点いった。それで無かったんかー。大盛況でござる。

裏次元で絶叫した。特別には特別の催しがあり普段と違うことには理由があるのだ。こんな時、君ならどうするか。 人目のある中ゴミ箱を漁り、レシートを取り戻し参加する? それって他の人にはアナタのレシートと思われないよ? それとも見なかったことにしてそのまま帰る? どちらも負け犬の選択と言えよう。 勝てないまでも、決して負けない選択は他に存在する。いや選択があるわけじゃない。選択しない。選択しなければ負けることも無い。

俺は抽選会を見つめ続けた。庶民は残念賞の洗剤を当てたりしていた。

2009年12月26日
インターネットを司る精霊からの連絡によると「接続工事は1月4日になりまーす^^」との事なので年末お年始死んだ。 何もできない。いや、外で遊んだりはできる。でもそういうのしないから。

じゃあお家でピコピコとゲームでもやってれば?などとアナタがたが言ってれば? そう甘い物ではないと言い返す。 イマドキおめえあれだぞ。攻略サイトとか要るでしょ。必要でしょ。無いとアイテム取り逃したりするでしょ。 俺も別にゲームを完全攻略する人ではないですよ。サブイベントとかも面倒くさけりゃスルーするよ。でもそれは自分の意思で スルーしたのであって、知らない内に通り過ぎるのとはワケが違うのであります。

というわけで漫画喫茶に突入して攻略サイトをCD-Rに保存した。必死だな。必死ですわ。ついでにコーヒー3杯飲んで元取った。 あとメールチェックとかしたいんですけど? 僕ウェブメールなんでどこでもチェックできるはずなんですけど? でも漫画喫茶でメールチェックって怖くね。なんかパスワード盗まれて装備とか売られて犯罪に使われるって漫画で読んだことあるぞ。 そういやこの店で読んだ。タイトルは忘れた。大体俺の装備って何だ。知恵とか勇気とかか。つまり売られたから無いわけね。 そっかー。

そういうのどうでも良いですけど、確かキーボードに入力した文字列を記録しておく手口で悪者が見張っているとかだった気がするので まずはメモ帳を開いて「0〜9、a〜z」まで全部書いた。そのあとパスワード入力欄に一文字ずつマウスでコピーペーストだ。 明らかに天才の手口。アイアムスーパーハッカー。ポチッ、コピー、ポチッ、ペースト、ポチッ、コピー、ポチッ

明らかにだるい。アホか。中世の活版印刷か。もういい。直接キーボードで打つ。大体メールチェック自体普段から全くしてない。 単純に外でメールチェックって行為をやりたかっただけだ俺は。喫茶店でノートPCを開いていて、よく見るとソリティアやってるようなオッサンと一緒なのだ。

そして帰ってピコピコする。これ絶対すぐ終わる。ゲームしかする事ねえからな。終わったら何すればいいんだ。 年末お年始何すればいいんだ。初詣とかか。でもそういうのしないから。

2009年12月19日
住民票の移動でお役所様にお伺いもうしあげたてまつった所、住所を書き損じて用紙をビリビリと3枚くらい消費し訝しげな視線を受けた。

やっと書き上げた所、新住所の確認が取れないとかなんとかで結構待たされた。その間待合所で年は50と20くらいの母子が 「幸せになるんだよ」「うわあああん」などと抱き合って号泣していたりしていたのでドラマだ。何が行われているのか。 俺は横目で不躾に観察し続けたが特に重要な個人情報は漏れ聞こえてこなかった。ピーピー泣いてるだけじゃ何も伝わらねえんだよ。糞が。

ようやく名前が呼ばれたので行ってみると、お役所マンに「新住所の方、登録名がちがいますねえ」と言われた。 建物の名前をアルファベットで用紙に書いたのだが本当はカタカナだったのだ。俺は「じゃあ不動産屋を殺しておきます」と言ってペコリと頭を下げた。

役所を出てバス乗り場に向かうと、バスが来るまで少し時間があり、そばで宝くじを売っていたのでジャンボを10枚買った。普段は宝くじなど買う事は無い。 しかし引越しで何かと物入りなので宝くじを買ったのだ。これで敷金やら礼金やら補填できた上に2億99xx万円くらい余っちゃう。 天才だな。金が無い時は宝くじに限るな。今度借金して宝くじを買おう。ブオーン。くじ売り場で興奮している俺の背後をバスが通り過ぎて行った。

次のバスが来るまで少し時間があり、そばで宝くじを売っていたのでジャンボを10枚買った。その時、俺は何かの歪みを感じた。売り場のおばちゃんも おかしな人間に向ける目付きで俺を見た。いや、これで正しい。これで6億円当たった。天才、天才。6億もあったら何買うよ。 まずは家買うな。日本人ってそうよな。つまり引越しで物入りになったから宝くじを買って余った6億円で家を買って引っ越す? 俺の数学的才能によるとこの式には引越しが二回あるので一回分無駄になります。そうかな。じゃあ6億円当たらなきゃ無駄じゃないだろ。 そうだよねー。あったまいいねー。ブオー。バスの音がした! 待って! 乗ります!

こうなるとなんか結局全部に勝った気分になるね。バス乗れたからね。

2009年12月16日
引越しをするので敷金がいっぱい返ってくるように5年間使用したお家の掃除をしているので死んだ。

まさかね。ガスコンロの後ろがこんな風になっているとはね。知らなかったね。これだめでしょ。何これ。新種の合金とかか。 油だわ。油が固まった奴だわ。ガッチガッチのカチンコチンでオチンコチンチンですわ。取れなくて腹立ってるから下品な事 くらい言うよ馬鹿野郎。

そしてまさかね。風呂場の目を背けていた部分がこういう風になっているとはね。知らなかったね。黒い。カビ? ぬめり? 俺本体が持つぬるぬるした成分がここに集結していたかー。だったらぬるぬるで勝負よ! 取れないねえ。

僕思うんですけど、貴方たちマメに掃除するべきですよ。お部屋危ないですよ。たまに掃除機かけるくらいで掃除した気分に なってると死ぬぞ。コンロの裏ガッチガチだぞ。敷金返ってきませんよ。むしろアレだよ。最初から汚すな。部屋中の壁やら 天井やら床にラップ貼れ。リモコンにラップ巻く精神だよ。そしたらおめえ、家出る時にペリッと剥がせばいいだろ。 ほんであらまあピッカピッカだよ。入居時そのままで敷金まるまるカムバックだよ。天才か。天才だなあ。

いやそれだけでは部屋の痛み防げず。壁とか畳の日焼けとか? コンロの裏もラップだと溶けちゃうし? ならばアルミホイルだよ。 部屋全部にホイル巻け。そしたらおめえ、最強だよ。全部防いだ。やったね。それだけではねえぞおめえ。アルミ効果によって 無線LANとかの電波も乱反射して広いお家でも超届くよ。家中銀色でなんか未来っぽいですし? 近隣のお宅から飛んでくる 悪い電波もがっちりガードしてお前のか弱い精神も安泰だ。ここまでやれば敷金すごい返ってくる。50倍くらい戻る。増えた。 これが投資とかそういうのか。天才か。天才だなあ。

しかし天才も最初から天才だったわけではないのだ。5年前の俺は天才では無かった。コンロの裏はガチンコチンで 風呂の隅はクロングロンなのだ。油落とすのにクレンザー使って3時間掛かった。死んだ。ようし次はスーパーで アルミホイル買占めだ。

2009年12月10日
風水的に大変よろしい北東3階の部屋に住むワタクシなんすけども、お部屋の東にそびえるメイン窓の外にそびえるどっかのお宅が アレアレ無くなってしまいましたぞ、と思っていたらそびえるほど改築しそびやがって3階建てのお家が高そび(ハイソ)なので 光とかそういう要素が何も無くなった。

すぐそこが隣家なのでカーテンも開けられず昼でも真の暗闇と化した。鉄仮面が住んでた部屋だろこれ。ルイかなールイじゃないかなー。 あとベランダにゲームの攻略サイトをプリントした紙が10枚くらい降ってきてんだけど。隣の家のガキかこれ。「タスケテ」って書いて紙飛行機にして飛ばした。

これはつまり引越しの季節。敵は不動産屋にあり。入店バリバリ。電撃戦でここにします。生活範囲変えるの面倒くさいから同じ町内にした。今の家から歩いて数分。 だっておめえ、近所の店のポイントカードとかもったいねえだろ。別の漫画喫茶に入会したら初回100円くらい取られたりすっだろ。 近いと色々便利だしね。隣の家の郵便受けにちょくちょくウンコ入れに行ったりできるだろ。まあそういうのしませんけどね。入れ物が無いからね。

そして電撃的に荷物を運び入れる。自分で運べるものは自分でやったほうがお得である。早速行きましょう。しかし僕、車とか ありませんからね。徒歩でござる。あと布団袋とかそういうのもねえなー。何か袋ないかなー。というわけで「メタルギアソリッド」 と書かれたでかい袋に布団をミッチミチに詰めて左手に持ち、右手には靴を数足携え夜の道を歩く。何人かとすれ違った。 これよく見たら「何かの理由で荷物を運んでいる人」だと分かると思うんですけどね。よく見なかったら単純に、その辺に 結構居らっしゃる、そういう方に見えちゃうと思うんですよね。なので「見て下さい」「見て下さい」と言いながら歩いていたら 逆の効果が発現して俺はステルス化した。

2009年12月6日
この時期になると「泣いても笑っても今年もあとわずか!」などという文を見るのでそうでしょうかどうでしょうか。

これすなわち、どう足掻いても来年は来ちゃうのだから悔いの無いように過ごしましょうの意。なんという負け犬の発想。凡夫乙であります。 今年が終わる事に立ち向かおうともせず、大きな流れをただ受け入れるだけ、根本に疑問を持てない奴隷の思考。 まず今年が終わらないようにしろよ。今年を永遠にしろよ。

そんなの出来るわけないにゃあと思うなら勝手に泣いたり笑ったりしてろ。システムに抜け道はある。己らが子供の頃、一日は 確かに長かった。一月は過ぎず。一年は永遠であった。人の感覚と時間の流れは絶対ではないのだ。俺の一年とお前の一年は違う。 ならそれをこう、なんというか、どうにかすれば良いんじゃない。

というわけで子供がえりして公園を走り回ったり鉄棒をグルングルンしたりした。お小遣いちょうだい。3000万くらいちょうだい。 ねえマンション買って。マンション買ってよー。ドタンバタン。

何事も無く30代の感覚のまま一日は過ぎていったので絶叫した。何故か。精神後退のレベルが足りないのではないか。確かに 己を子供時代にまで戻しても、時の進みは遅くなるだけで、ゆっくりとではあるが確実に進んでいく。それでは何の意味も無い。 今年を永遠にするためにはその数値を0にする必要がある。子供時代より更に昔、胎児の時よりそのまた深く。 還り、どこもまでも還り、沈み、廻り、生命の海へ戻る。

時間も悩みも全て、何も無くなった! 万歳!

2009年11月5日
気が付いたら11月だった。寒いのでトイレットペーパーの話をしますけどよ、トイレットペーパーつったらあれよ、 ケツ拭く紙の事よ、不出来なお前の尻拭いしてるのはいつもご両親なんだろうけど今日はそういう比喩ではなくてモノホンのケツ紙のこったよ。

ほんで俺いつも同じ紙買ってんのよ。そしたらこないだ買った紙がなんか違う気がすんのよ。どうも、何か、こう、以前よりゴワっとくるというか…。 これもしかして材料とか製法変わったんかな。別に大した違いじゃないけど何か気になるの介。プリッ。ゴワッ。 いやいやかなり気になる左衛門。

生理的詰め所に座りながら何か変化を示す情報は無いだろうかと紙のパッケージを見ているとお客様相談室の案内が。 これお電話モシモシして聞いてみっかな。「何か変えました?」。不満とかじゃないす。単純に気になるんすよ。 ラーメン屋で「大将ダシ変えた?」って聞くのと同じレベルですよ。

しかしこれ電話してもクレーム処理とかに回されんじゃないの。僕別に文句があるわけじゃないんすけど。子供電話相談室レベルの 好奇心から聞きたいだけなんですけど。「紙が以前よりゴワッとしてませんかねえ」などと微妙な質問をしたならばスペシャルクレーマー 扱いされそうな気がしてならない。

もしもエリートクレーム処理部長みたいのが「これは良い研修代わりになるぞ」と電話の音声を相談室のスピーカーに 流して教材扱いしてきたらの可能性を考えると憤死する。数十人のうら若き女性オペレーターが固唾を飲んて見守る中、 相談室に「いやお尻を拭くとですね…」という俺の間抜け声が響く。そこにエリート部長が平身低頭しながら「すぐに 新しい商品をお届けいたしますので」とか何とか謝ってくる訳だろ。謝りながらも部長は数十人のうら若き女性オペレーター の方を見ながら『どうよこの俺のエリート応対』みたいな顔してる訳よ。ほんで俺が「いやそういうの別に良いんで。 単に僕ラーメン屋のダシとか子供電話相談室なんで」などと言ったならば恥掻かせるだろ。これお互いに恥掻くだけだろ。 誰にも何も良い事ないよ。

そういう訳で相談室に聞くわけにもいかないもんですからインターネット様に「商品名 品質 変わった」などとお伺いを 立ててみれども全く情報は出てこない。唯一5年前に70過ぎのお爺ちゃんがやっていたサイトで「硬くなった?」と言っていたのは見つけた。 これはつまりもしかして、紙が変わったのではなく俺が年を取ったからとかそういうものか。物が変わるのではなく、人が変わっていくのか。 なんですかねえ、とそのサイトのリンクを適当にクリックしてみれども404ばかりなので嫌な予感がじわりじわり。つまり俺も、こう、なる?

泣きながら検索すると普通にまだご存命でブログなどを元気に更新していらっしゃったので俺も生きる。紙の事は忘れた。

2009年8月22日
この世の終わりのような顔をしながら掃除をしていると、ここ数年拭き掃除を全くしていない事に気がついたので この世が終わった。何故そんな顔をしていたかと言えば、俺は掃除が嫌いだからだ。

しょうがねえから雑巾持ち出してシュッシュッ。お水で絞ってシュッシュッ。我が家にはマイペットみたいなものはござーあせん。 掃除が嫌いだからでございます。前あったような気もするけど腐ったかどっか行った。シュッシュッ。

取れないわ。なんか、床に、ほら、雑巾真っ黒なんですけど、床に、なんか黒っぽいのこびりついて。数年踏み固められた 地層か何か。ゲーム機のコントローラーにも手垢みてえのつくだろ。あれの足垢みたいのが我が家の素敵なビニール床に。 取れません。

力を入れて拭くと少しは落ちる。撫ぜるくらいでは取れない。ふんぬっ、ふんぬっ。もう疲れた。腰痛い。掃除楽しくない。

そこに天啓。発明の神降臨。床に雑巾置いて足で踏めば良いんじゃね。なるほどねえ。小学生の時もやった覚えがありますね。 今なら簡単に60数kgの力で床が拭けるシステム。

さっそく俺は雑巾の上でツイストを踊った。これは。なかなか取れますね。良いんじゃないでしょうか。更に踊る。 イエイイエイ。これは。もしかして楽しいのでは? 楽しみながら掃除ができる。さすが発明の神。イエイイエイ。

楽しいわけがない。馬鹿でねえのか。『雑巾の上でツイストを踊ると楽しい』? 冷静になれよ。ホントにそれが楽しかったら みんなやってんだよ。娯楽産業なんていらねえんだよ。しかも意外と疲れちゃう。一点しか汚れ取れない。これが本当に効率 良かったらみんなこうして掃除してんだよ。馬鹿糞が。所詮発明なんてのは失敗の腹から生まれた忌み子みてえなもんだ。二度と 俺の前に顔出すなよ。

消費社会の悪魔降臨。マイペット使えば良いじゃない。そらそうよ。大体水だけって。現代に生きてんなら現代の掃除しようよ。 なので明日買ってきましょう。今日のお掃除はこれまで。マイペット使えばきっとピカピカになっちゃう。今から幻視しちゃう。

ほんで買った買った。多分これ使えばすげえからな。すげえ落ちる。テカテカになっちゃう。だから今急いで掃除することもないし。 いつでも楽々綺麗にできるわけですし? そう考えるともう既にこの状態を綺麗と言っても良いのではないだろうか? じゃあ綺麗だわ。 つまり俺の戦いは終わったのだ。よってマイペットを棚に仕舞う。腐るかなー。腐んないかなー。

2009年8月8日
物置き的な暗黒空間の荷物を整理しなければいけない衝動に駆られたので戦闘態勢に入った。携帯を持ち、ズボンを履き(私は室内に おいて常にパンイチである)、玄関の鍵を開けておく。この様な準備が何故必要であるのか。そらあおめえ、腰とかグキってなって 倒れたら困るでしょ。身動き取れないでしょ。救急車呼ばなきゃでしょ。アタシもう若くないのよ。老いってそういうもの。 備えがあって、憂いもあるの。大体おめえ、憂い無しとか嘘だぞあれ。おめえはアレか。大地震が起きて日本壊滅してる時に 防災頭巾被って乾パン食いながら「憂いないわー」とか言う馬鹿か? 違うでしょ? 明日からどう生きていくの?

まあそれはどうでも良いけども荷物整理はつつがなく終わった。ご先祖様ありがとう。しかし俺の日々の供養が足りないからなのか なんなのかトラップ発動。荷物整理が何らかのスイートスポットを刺激。2年ぶりくらいにゴキブリが出陣。カサカサッ。

おごろろろろろろろろろろ。

さながらケルベロスのような声を発して俺は救急車を呼びかけた。ホントびっくりする。いやいや。ないわ。ゴキブリとか。 ないわ。死ぬかとおもた。あたしこれきらい。

「北海道出身の人ならゴキブリ怖くないでしょう?」とか言いよるアホがおりますわ。なんですわ。アホですわ。なんか、見た事 がないから怖く無い理論? そらないですわ。アホですわ。じゃあお前はゴキブリの記憶を持ってこの世に生まれ落ちてきたのか。 その辺おかしいだろ。ジャングルの奥地で人の背丈ほどもあるアマゾンヌメヌメオオナメクジの大群にでも襲われてろ。 未知とは恐怖なりだろ。見た事無くてもこええんすよ。北海道人はゴキブリをカブトムシみたいに感じちゃう伝説とかないよ。明らかに違うだろこれ。 道端で全身がぬるぬるテラテラしてるオッサンとすれ違う時お前ら顔しかめるだろ。同じ人間なのに。そういう事だろ。

そういう訳で見なかった事にするシステム。何も見なかった。何も居なかった。俺も居なかった。宇宙など存在しない。 ここには何も無い。しかしビッグバン的カサカサッ。

生活ゾーンに入ってきたので発狂した。ドタン。バタン。詳しく記すと嫌われそうなので省略するが退治した。だってお前、 シューってやって、天井からポトって、布団に、ああ? まあ良いよね。寝れる寝れる。

2009年6月18日
何もかもを放っておいたら現世と前世が交錯して己の外見が西軍の落ち武者に近づいてきたので観念し、髪を切りに行った。

これこれこんな感じでお願いします。「それだとこれがこうなりますが良いんですか?」。どうでも良いです。

そんな感じで髪を切り終え、鏡を見せられ品評会。「どうです? よろしいですか?」。こんな時、よろしい以外の 選択肢は実際に用意されてはいない。ですのでよろしいです。「ではワックスちゃんと付けるようにして下さいね。ハイ○○円」

そうして俺は落ち武者ではなくなり、仕事の出来に不満も何もないがワックス。何故ワックスか。いつもワックスの事言われる。 ここ数年、俺は髪を切ると常にワックスの事を言われる。なんなんすかね。別にその人のパターンって訳じゃない。 そんな単純な話ではない。昔、会うたびに「痩せた?」と聞いてくる理髪店の親父が居たがそれとは全く違う。 何故なら俺にワックスの話をしてくるのは一人ではない。違う店員も言う。違う店でも言われる。違う場所、違う人間がワックスつけろと 俺に言う。しまいにはほら、メンバー登録した店から誕生月なんかに葉書きたりするだろ、誕生日おめでとう店きてねみたいな。一行くらい 直筆のメッセージなんかもあってさ。そこに一言だけ、「ワックスを付けてくださいね」と書かれていた。一度だけ行った美容院からの物である。

ワックスつけろワックスつけろワックスワックス。お前たちは何だ。冬季オリンピック敏腕コーチ陣か。ノルディック複合か。いや、これ何、明らかに俺に原因あるだろ。 だってみんなが言うんだもの。何なの。他の整髪料じゃ駄目なの。 俺の知らない常識的なそういう何かが、世に、あるの。それとも全日本髪切り組合とかの 機関紙に「こんな客にはワックスの話題!」みたいな特集が載ってて俺が「こんな客」にぴったり当てはまってたりするの。

なんなればアレか。彼らは職業柄指摘せざるを得なかっただけで、実はみんな俺の事をワックスか。何なの何なのみんなして 笑っているの。道を歩けば「ママー、あのおじちゃんワックス…」「しっ! いけません!」とか そういう世界か、ここは。お前ら全員ワックスだったのか。思春期の時代、周りがセックスの話題ばかりしていたのは実はワックスの隠語であり皆は俺を馬鹿にしていたか。

であれば許せん。まっこと。そっ首捻じ切り、我が神の御前に捧げ奉らん。その日憤怒と慟哭の中で一匹の鬼が生まれた。 地上は地獄と化す。ワックスどもの首を千切っては投げ千切っては投げ。幾千幾万の夜を過ぎた頃、見渡す限り積み上げられた 首の上で一人。捧げる筈の神も既に無く。一つの首を見下ろしながら。ああ主よ、貴方もワックスであったのかと。 神の居ない世界で唯一人佇む。全ての意味が失われた頃、男は自らが神となる事を選択した。光、在れ。 そして現在、我々が星と呼ぶものはあの日千切られたワックスどもの首であり、かつて神であったものの首の上で人々は生活している。

そうした創世神話もありうる時代ではないかと思うんですけども俺だってお前あれだよ、ワックスくらい持ってるよ。 なんか3年くらい前に買ったやつ。4年前? 知らんけど。とにかくああいうの付けたらベタベタするだろ。三日くらい風呂入らなかった 時と同じようになるだろ。だったら三日くらい風呂に入らなきゃいいだろ。馬鹿か。

2009年5月27日
暑くなってきたので顔がぬるぬるとし吹き出物が多発した。ぬらぬらてらてらボゴンボゴン。 私の顔面はさながら原初の地球のような様相を呈し。ああ、次は生命の誕生だ。

そういうわけでガイア理論に基づいて道を歩いていると、前を歩く年若い母娘の会話が耳に入ってきた。 俺はいつだって聞き耳を立てている。

「大したことじゃないよー」「ううんそんな事ない! ○○ちゃんはすごいよ! すごい! お母さん誇りに思っちゃう!」 「えへへー」

立て耳に冷や水。どういう話か知らんけど断片だけで絶望するわ。こんな時絶望する。己が如何に汚らしい人間かを見せ付けられるのだ。 あまりにもピュアーである。母子と自分との間に次元断層の存在を感じる。やめてよね。こういうのいけないでしょ。純粋な人間が 人前でそのまま純粋であることは、乞食の前で宝石をみせびらかす行為と同じだと知らなければいけない。清水に魚は住めないんすよ。 貴方がたはそうやって無自覚に人を傷つける。例えばよ、飢えで惨めに苦しむ民衆が今にも暴動を起さんとしている時に、「パンが無ければ私を 食べれば良いじゃない」と兎が火の中に飛び込んできたならばどうか。食うよ。そら食いますよ。腹いっぱいですよ。でも あたしらの惨めさってのは、本当に救われたんですかね。 それで満たされたと言えるのでしょうかねえ。今後の人生、肉食うたびに、笑いながら死んでいった兎の顔がちらついて 仕方がねえんですわ。

走れメロスの王さんだってそうよ。もし自分が王さんだったとして考えてみろ。目の前で「俺が悪い」 「いやいや俺が悪い」って死刑にしようとしてた奴らにドラマティックバトルされてみろ。気まずい。これは確実に気まずい。 メロスは王様に酷い事したよね。耐えられないわ。耐え切れぬ結果はどうか。邪智暴虐どうか。「オデも仲間にいれでぐださい」ですよ。 これは正しい。そうした仕打ちを前にしたなら、自分があちら側となる事でその空気は救われる。見るに耐えない舞台なら、 自分が参加してしまえば良い。

そんなわけで耐え切れぬ俺は目の前を歩く母子の会話に突如として参戦。○○ちゃんすごい! 僕も前からそう思ってた!

すると母子は怯えだし走り去っていったので救われた。俺を傷つける者たちは消えたのだから。

という別の宇宙での結末を幻視しながらどんよりとしたツラで駅についた。溢れる人々。屹立する聞き耳。 迷い子たちは、『いかに自分が勉強してこなかったか』みたいな話を延々としていたので安心した。人間こうでなくっちゃね。 俺たちこんなもんだよな!

とにやにやしていたら『聞いてんじゃねえよ原初の地球ヅラ』みたいな感じでキッと睨まれた。いや違うから。そういうの違う。 俺は別に悪意を求めているわけではなく、悪意もまた純粋な存在で、お前たちは何故それが分からない。

2009年4月20日
開設10周年おめでとうございます、と誰にも言われなかったが俺は知っている。全てを理解している。

そして俺は外出した。駅の人込みの中、誰かが財布を出した瞬間小銭をばら撒くのを見る。ばら撒く誰かはそれに気付かず、 券売機の方向へと歩き続けた。俺は自分に足りないパラメーターをこういう場面で補おうとする人間なので、地面に散らばった小銭を拾い集め、 無くした誰かに渡してあげようと考えた。お礼を言われている自分を想像し興奮したのだ。そうした不出来な自分が小銭を拾い 集めていると、中学生くらいの少女が現れ同様に小銭を拾い始めた。俺はさして動じた振りを見せず硬貨を摘み上げながら、 少女の行為は純粋な善意からくるものであろうと考え、己との違いに多少の惨めさを感じ、興奮した。

しかし少女は地べたに這い蹲り小銭を漁っていた俺を「誰か」と捉えていた。そして拾い集めた小銭を可愛らしい仕草で俺に 渡そうとしてきたのだ。相対した俺がノンと答えると、少女は何故か怯えた表情を見せた。後に分かった事であるが、この時の俺はチャックが開いていた。 全開であった。興奮した顔付き、全開のチャック、不可解な小銭集め。手の込んだ露出者と思われたかもしれない。 変質的なステージに自分が引き摺り上げられたのだと感じたかもしれない。事実俺は露出サイトにおいてこれに似た体験談を 読んだ事がある。

何も気付かぬ俺は『あちらの方が落とした小銭ですよ』と少女に説明しようとしたが、あちらの方は既にどちらにも居なかった。 不可解な表情を向けている乙女に何かを言わなければいけなかった。懸命に俺は「あ…あ…」と言葉を発した。 瞬間、券売機にジジイの姿を見る。落とした誰かはあのジジイではなかったろうか。多分そうだ。そうに決まっている。「あ…あっち…あれ…」。俺はジジイの元に 少女をエスコートし、「すいません、小銭を落としませんでしたか?」と声を掛けた。これは流暢に言えた。 チャックは流暢に開いている。

「いや。落としてないよ」。ジジイは流暢に答えた。今俺は完全に落とし主を見失っていた。俺は小銭を握り締めたまま 呆然とした。少女は見知らぬ男の変態プレイから逃れようと周囲に助けを求めるタイミングをうかがっていた。 チャックは悠然と開いていた。

俺は天才なので駅員さんに渡しておけば良いのだと気が付いた。なのでお兄ちゃんがまとめて渡しておくよと少女に告げようとする。 しかし自分の口からは黙示録の獣を思わせるうなり声が出ただけだったので言葉は諦めて片手を差し出した。 小銭は必要以上の高度からポトリと手のひらに落とされ、少女は足早に去っていった。 親切行為に分類されるミッションの途中でコンビニ会計的仕打ちを受けるとは如何に。惨めな自分を思い、興奮した。 されとチャックは開いていた。

そして不審げな表情を浮かべる駅員に事情を説明し、小銭を渡した。何故そうした表情を向けられたかと今思えば 開きっぱなしだったからだ。地獄の門は閉じられる事が無い。それは誰も指摘しない。己が気付くのを待つほかない。

交差点の信号待ちがその瞬間だった。明らかに開いていた。一見して分からぬような状態ではなかった。屈んで小銭を拾い集めていた 所為なのか、恐ろしく開いていた。下着の主張とも相まって、横断歩道の向こう側からも気付くレベルで開いていた。瞬時に状況を把握し、判断し、 行動する。まあ僕は最初から気付いていましたけどねとでも言いたげにニヤリと笑い、落ち着いて門を閉じた。判断ミス。ここは 慌てて閉めるべき場面。『最初から気付いて』いてはいけなかった。落ち着いていてはいけなかった。そこはニヤリと笑いながら 弄くる部位でもなかった。信号が青に変わる。出エジプト記。モーセの奇跡。人の海が割れていく。

2009年3月7日
毎年この時期になると「そろそろ免許更新ではなかろうか…」と不安を感じ始め己の運転免許証を確認するの であるが『平成21年まで有効』と書かれていても俺は今年が平成何年かなどという事を考えずに生きる超年号生命体なので その都度「俺の生まれが76年で64年が元年なので、さすれば…」と頭の中で計算してみてもいまいち確かではないので インターネットで元号と西暦を確認してみたりする行為を繰り返してきたが今年は正に5年に一度訪れるという俺の免許更新の年であった。

大体お前、5年間隔って。そういう間隔の感覚は人間に無いだろ。長すぎるだろ。5年って。お前。15回更新したらハレー彗星 戻ってくるだろ。そういうレベルの間隔だよ。まあ更新の面倒さで言えば長いほうが良い。ただいつが更新なのか分かり難い のが困る。引っ越して住所変更してないから更新お知らせ葉書とかも来ないんだよ。 もっとこう、分かり易く、干支とかで決めて欲しい。「丑年だから今年は更新かー」くらいで良いじゃない。

さりげなく自分がゴールド5年カードの優良運転者であるとアピールしたところで免許更新しに行きますわ。 レッツラゴン。しかし自分がどこで更新すればよいのか分からない。インターネットで調べてみる。しかし良く分からない。 お上のサイトはお上っぽく作られているので(但し○○な人は)(但し○○であれば)と但し書きが多く、結局俺はどこで 更新できるのか良く分からない。俺はタダシではなくサトシだ。これは言おうか言うまいか迷ったジョークだ。

しょうがないので近所の交番に行った。交番マジ緊張する。悪い事してないのに緊張する。いや、この年まで生きている以上、 全く悪い事をしていないとは言い切れないのではないか。俺は売女に石を投げる資格の無い男だ。つまりどっちにしろ 緊張する。す、すびばせんっ。めんぎょのこうじんについでおだずねぢだいっ、んっ、で、で、敬礼ッ!

僕らの町のお巡りさんは優しい。ハンカチで鼻水と涙を拭いてくれた。そうして更新場所を聞き出す事に成功した俺はその ポイントまで向かう事にした。既に精も根も尽き果てているのでズルズルと這っていった。

ズルズルと到着した。道に迷いかけた。ビル街は嫌いだ。でもここ入り口ガラガラなんすけど。人いないんすけど。何かな。 案内板を見る。受付は4時までですだって。嫌なお上よね。そして時計を見る。4時ですって。ズルズル這ってる場合じゃないわ。 マジですわ。

涙と鼻水に塗れながら受付を済ませると視力検査とかやらされた。そして写真を撮る。これ重要。身分証明証に5年使われる。 写真重要。「はいここに座って」。どっかと座る私。堂々としている。「眼鏡曲がってるよ」。堂々と眼鏡を直す私。「直し過ぎて逆に 曲がったよ」。すいません。「あご引いて」。堂々とあごを引く私。「あご出して」。あごを出す私。「あご引いて」。引く 私。「出して」「引いて」。何これ。「眼鏡が反射して目が写らないんだよね」。油でギトギトですからね。「あご 出して」「引いて」「出して」「引いて」。バブルヘッド人形。「もういいわ」「眼鏡外して」。お手数お掛けしてすいません。

そうした暗黒の儀式が終わり、30分の優良者ゴールデン講習が行なわれる部屋に飛び込むとゴールデン講習は既に始まっていた。 すいません。油の所為で。油のやつがどうもね。ヘコヘコしながら後部の席に滑り込み、人が轢かれたりするビデオを見せられた。

全てが終わり、新しいゴールデン免許証を頂いた。なんでも新時代のIC免許証とかで? データがチップに? 多分更新の年が来たら 電流が流れたりする。ちょうすごい。ほんで念の為言っておくと、俺が無事故無違反なのは、勿論車の運転なんか全くしてないからだ。

2009年2月9日
htmlやら何やらの知識がtableとpとbrで止まっている私でありますが何か知らん内にサイト作成を依頼されて 断りきれなかったので発狂した。xhtmlのcssがjavaスクリプトとか言われても意味が分からない。

確かに俺はインターネットに巣食う、超高次元ネット生命体だ。ネット大好きっ子だ。インターネッ子だ。 だが待って欲しい。それとサイトが作れるかどうかは別の問題である。車大好きなそこの兄ちゃんは車を作れんのかって話だ。 作れるか? お前は本田宗一郎か? もっと分かりやすい例で言うなら、宇宙が好きなロマンを解する少年は宇宙を作れるのかって話だ。 作れるか? お前は、いや、あなたは神か。なら石をパンに変えてこの崖から飛び降りてろ。

神を試すべからず。そう言いながら男は言葉と裏腹に崖からダイブしたが地面がパンになっていたので助かった。 岩であったその地はふわふわで良い匂いがした。奇跡を目の当たりにしながら男は、神がフランス人であったなら自分は 死んでいたと、震えた。

それは良いとしてもそういうこったよ。分かったろ。人間観察が趣味とかのたまうサブカル女子は人間作ってんのかって話だ。 いや、それは、人間を…作る…。ゴクリ…。と俺が感じたのは錬金術とかホムンクルス的なロマンであってお前らは下品だ。 救いようがない。

まあとりあえずxhtmlのcssがjavaスクリプトなのでネットでオススメされていた本を買ってきた。読んだ。意味が良く分からなかった。 「サルでも分かる」とかそういうの買うべきだった。「インラインレベル要素でマークアップする」って何だよ。既に用語からして分からない。 もしも俺がオッサンだったなら、とぼけた顔して「淫乱レベル要素?」などと呟き始める場面である。と思ったが実際に俺はオッサンなので 真顔で呟く。淫乱レベル要素?

2009年1月25日
小中学生の全国体力調査が発表されたとかそんなニュースを見てしまったので思い出した。 俺の高校時代にも似たような調査があった。更に思い出した。ボール投げは一番手前に引かれた15メートルラインに 全く届かなかった。愕然とした覚えがある。そして手元の資料には平成20年度小学5年生女子ソフトボール投げの全国平均が14.9メートルとある。 これ如何に。俺は高校生の時に女子小学生だったのだろうか。

おかしいと感じたので調べてみれば、高校生の体力調査はソフトボールではなくハンドボールが使われているらしい。 なるほど。合点いった。俺もソフトボールだったら300メートルくらい投げてたって事ね。ハンドボールなんておめえ、でかいし 重いし飛ばないよねえ。そして手元の資料には平成20年度中学2年生女子ハンドボール投げの全国平均が13.6メートルとある。 これ如何に? 俺は高校生の時に女子中学生だったのだろうか?

昔リトルリーグのエースだったのだが連投の無理がたたって肩を壊したとかいう過去は無いし、 トンガリKIDSを気取って「押し付けられた行事では本気になれない」と支配からの卒業を画策したわけでもない。 単純に、能力的に、俺の肩は女子小学生であり女子中学生であった。俺の意識の及ばないところで右肩は消しゴムに 好きな人の名前を刻むおまじないをしたり左肩は帰りの会で男子を吊るし上げたりしていたのだ。

そんな事では当時さぞや周囲から馬鹿にされてしまったのだろう、と考える人間は幸せである。 高校生の俺がボールを投げ、愕然とした時、周囲の生徒は笑いも囃し立てもしなかった。 ただひそひそという声が聞こえた後、不幸なリトルリーグの元エースを見る目で俺を見、温かく迎えた。 世間は思ったよりも優しく、俺は気を使われた。しかしその優しさは人を傷付ける。

そして数ヶ月の後、体力テストの結果はハイテクな機械によってまとめられて種目別偏差値やアドバイスと共に プリントアウトされ、各人に届けられた。都道府県内での自分の体力ランクや、欠けている能力を伸ばすための助言などが 機械によってしたためられたペーパー様である。見ると俺のボール投げの項目には測定不能と書かれていた。 アドバイスの欄には、リハビリ頑張りましょう的な助言が印刷されていた。俺は機械にもガラスのエースだと思われていた。 機械も優しさをもって俺を傷付け、時代は間違った方向に進んでいる。

ちなみに今ハンドボールを投げたならば多分肩が外れる。女子小中学生であった俺の両肩は最早老婆だ。 花の命は短くてえ。

2009年1月5日
今年俺が風呂に何回入ったかってのを貴方たちに話す義理は無いんですけども今年俺に何通年賀状が来たかってのは サービスで語るならば案の定0通。

しかしこれはインターネット上にありがちな孤独自慢などではなく、私の友人知人は誰も私の住所を知らない筈なので 必然としての0通なのであります。なんらおかしい所はないのであります。これぞ秘奥義、予防線。 まあメールとかそんなんも0通。世間さんは冷たいねえ。

ではお前は何通出したのかと問われたならばこれも0通であり、俺は誰にも何も出していない。ほら虚礼廃止っていうか、 新しい時代の新しい形みたいな。

ならば何も来ないのは当たり前ではないかと言われたならば、俺はお前に熱き魂の咆哮を浴びせる。

俺が何もしてないから何も得られないってのはおかしいだろ。そういうのって荒んだ考え方なんじゃないすか。 お前なんなんすか。逆に考えてみろよ。何かして貰わなきゃ何にもしないんすか。ご褒美の為にしか行動しないんすか? お猿かお前は。ギブアンドテイクでアングラ気取りか。バナナやるからその場でくるくる回ってろよ。見返りを求めない行為が 美しいとされる世界観、俺たちはそういうワールドに生きてる筈じゃねえのか。だったらおめえ、何もしないけど全てが欲しいって 考えるのはアリなんじゃねえっすか。美しき無償の愛。世間様に美しくあって欲しいと願うのはいけない事ですかね。 俺はみんなに善良であって欲しい。良き存在でいて欲しい。だから何もせず求める。人を好きになるのに 理由なんてないよねと君は言った。ならば人は理由無く愛される。与える者がいれば与えられる者がいる。 俺は与えられる者でいる事で美しい世界の一角を担う。アタシ代償無く愛されたいの。それっていけない事かしら。 求めよさらば与えられん。

それは良いとして今年俺が風呂に何回入ったかってのを断片的に申しますならばざんねーん。0回ではありませーん。 昨日入りましたあ。ざあんねーん。

2008年12月24日
指が折れていたのですけどようやく治り掛けてきたので安心です。これでキーボードを打てます。左手の人差し指と右手の人差し指と 左足の小指が折れていました。大変な時期を過ごしてまいりました。

何故それほどの骨折を経験したのか。その経緯を記すならば、ゲームが現実に与える悪影響についても述べていかなければなりません。 となると目を吊り上げて「ゲーム叩き叩き」を始めるのがインターネットという巨大な生命体なんですけども、そうしたUMAは 私の骨折という事実の前に沈黙するのであります。

といいましても別にゲーム脳の若者に襲われたわけでも不良にドラクエを奪われたわけでもなく、携帯ゲーム機をずっとやっていたら 左手の人差し指がビキビキになった。すごく痛かった。痛い。痛いわ。これ絶対折れてるわ。アナログパッドが親指で十字キーが 人差し指なんてエルゴノミクスないわ。あかんわ…。

仕様が無いので携帯ゲーム機はお休みしてPCゲームでマウスをカチカチクリックいたしました。これなら左手の人差し指を酷使せずゲームが 楽しめるのであります。左手が壊れても俺にはこの右手があるんじゃ。少年漫画の主人公のように叫び、マウスをカチカチ。 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチとしていたらクリックしすぎで右手の人差し指がビキビキになった。すごく痛い。痛いわ。 これ絶対折れてるわ。正にカチカチ山の狸ですわ。どこら辺が正にですわ。あかんわ…。

というわけで指二本骨折した。治り掛けてきたといっても未だに多少ビキビキする。あと左足の小指は椅子の足にぶつけて痛めた。 多分これも折れてた。だって痛かったもの。世の道理を知らぬ輩が居ると困るので念の為にはっきりと言っておくと、俺は確かに 骨折していた。折れていた。表現法としての文章という物には誇張表現とか何かそんなんがあるのだ。故に文章上の俺は骨折を主張する。 これ正しい。間違いない。メロスとかもおめえ、激怒したとか言ってるけどさ。本当のところイラッときたとかその辺だぞ実際。 メロスはイラッとした。だと締まらねえから激怒するんす。だったら俺も骨折するだろ。したんだよ馬鹿が。いたいいたい指いたい。

2008年11月12日
寒い寒い。いい加減寒い。ですので衣替えの季節。Tシャツとパンツだけで過ごせる季節ではなくなった。 ここでいうパンツとは近代的な服屋さんが用いるパンツではなく、その下は即肉体という意味でのパンツ。 故に俺は寒かった。

そして衣替えの季節。俺は勇者の様に押入れを漁り、冬用の部屋着を取り出す。やった。見付かった。見付かればどうか。 暖かくなるのか。なっていない。寒い。この時点ではまだTシャツと即肉体パンツだからだ。防具は装備しなければ 効果が無いよ。じゃあ装備するわ。 されどデレンデレデーン。呪いの音楽が流れた。部屋着(上下)はカビていた。

ここが運命の分かれ道。着ようか着まいか。選択は突然訪れる。人生とは無限の選択を繰り返す事であり、世界を外から 見られるならば、俺たちは巨大な樹形図の上を這い回るミクロの屑虫に過ぎない。そうした視点から見ればどちらを選ぼう と大差無い。本当にそうか。果たしてどうか。演算せよ。着るとする。暖かい。カビている。やや不快。着ないを選べば。 寒い。カビてない。凍死した。よって着るわ。宇宙や世界の観点に立てると思う事が傲慢。人は人でしかなく。 各々が自分にとって正しいと思える道を選べば良い。

第3の選択は突如として眉間に出現した。洗濯すれば良いじゃんねえ。え? はあ? そら選択とかけましてんすか? どないなりまん ねんすか? ばかかおめ。洗濯してる間に凍死するだろ。冷静になれよ。普段から着てる服にはカビ生えないだろ。 じゃあカビてる服も普段着てたらカビ落ちるだろ。つまり洗濯する意味ないだろ。俺が洗剤だよ。俺が酵素パワーだ。 俺はカビた服を着て這いずり回るミクロの青い粒だ。ペニシリンだってカビから作っだろ。なんだか健康に良い気がしてきた。 いや、洗濯とか、面倒だし。

という苦悩の果てに部屋着を着たが寒い。案外変わらない。冬ってこんな感じ? 許せないわ。しかも歯磨き粉飛んだ。 出の悪いチューブを振ってたらキャップが外れて爆発した。部屋着に白い粉吹いた。どこがカビでどこが歯磨き粉なのか不明。 俺は酵素パワーなどではなくフッ素配合だった。いい加減洗えば良いか? しかし今脱ぐと余計に寒い。人には慣れという物がある。 以前より寒く感じる事請け合い。 どうもならん。八方塞がり。しかし俺は天才であるので八方が塞がっているなら九方目から抜け出れば良い事に気づいた。 凍死すれば良いじゃんねえ。苦悩も何も無い、静かな場所へ行けるんす。名案っす。けれどその為には服を脱がなければならなくて? 寒いのやだし。駄目だし。九方塞がるわ。しかし俺は天才であるので九方が塞がっているのなら十方目から。と繰り返していけば その内に季節は春となり暖かくなる。四万七百六十三方目の出来事。弥勒菩薩の下生までは残り何方であるのか。

2008年10月18日
俺だ。病める時も健やかなる時も俺だ。そして最近のブームはスーパーでバナナ売場を見る事だ。別にバナナが食いたい訳 じゃない。俺は果物自体が好きじゃない。ただ売り切れているのが見たい。メディアの力を感じたい。人の愚かさを確かめたい。 バナナ完売の札を見て笑みがこぼれる。愚民がアホほど買い込みよるワイ。俺は、世界を見下したい。踊らされない俺、 確固たる俺、なんて素敵に俺ネスク。

まあ待てよ。冷静になれよ。お前は本当に踊らされていないのかと聖霊の声が響いた。Wiiとか何なの。買ったは良いけど 全然動かしてねえぞ。やるゲームねえぞ。何で買ったんだっけ。それは「みんなが欲しがってるから」だ。そうだった。 俺もまた見えない何かに踊らされている。

それはそうとしてインターネット上において任天堂やらがどうこう言うのは憲法9条並にタブーなのであり 空中から何らかの物体が飛来して命を狙われると困るのでフォローしておくとDSはちゃんとやってーます。 ゲームおもちろいね〜。

そういうわけでそういうわけだよ。バナナ馬鹿にすんなよ。お前らだって似たようなもんすよ。今まで買った事の あるCDシングルでも思い出してろ。お前んちの本棚にあれとかこれとかあるだろ。な。俺もあるわ。何故俺はあんな物を…。

違うよ馬鹿。俺たちは物を買ってるんじゃない。ときめきを買ってるんだよ。人々と共有できる思い出を買ってるんだよ。 あの時、あの時代、あんな物もあったねと語り合う場面で、「いや俺そういうの興味なかったから…」などと。 孤高の魂を守った結果がそれか。流れに乗るまいと、大河の中流で必死に堪え、お前がちっぽけな満足に浸っているとどうだ。 人々は海へと流れ着き、皆で楽しそうにプカプカ浮かんではりますわ。ビーチでワイワイ砂遊びしてんだよ。対象が居てこその 孤高だと知れ。山の中で一人ウホウホ喚いててもお前、そらイエティと何が違うんだ。お前はUMAになりたかったのか? 周囲に人があって初めて、お前の誇り高い魂は輝くのだ。涙を拭け。バナナを食え。エヴァのトレカ欲しいか? ごめんな。引越しの時に捨てたわ。

2008年9月29日
こないだまで臥していた。俺ぁ病弱なんだよ。48ある持病の一つ、巻き爪が再発して足の親指が痛かった。痛くて歩けない。 ズキズキする。ズッキーニ。立つと既に痛い。立てない。

更に俺ぁ病弱なんだよ。48ある持病の一つ、尻痒いが再発してボリボリ掻いてたら掻きすぎてケツの皮がズル剥けた。いや。 コーモンじゃない。お前は相変わらず下品だな。さすがにそこは掻かない。なんかこう、尾てい骨の部分だ。そこの皮がズル剥けた。座る時に丁度 床やら椅子やらに擦れて痛えんだよ。座れない。

立つ事も座る事も叶わず。すなわち絶体絶命。立てば巻き爪座ればズル剥け歩く姿はズッキーニ。どうもならん。なんもならん。 まさに前門の虎、後門の狼。いや。コーモンじゃない。お前はとことん下品だな。尾てい骨んとこだよ。言っただろ。

誰に言ったんだ。自分は誰と会話をしているのか。俺はキーボードの前に一人。虚無を相手に会話していた。それに気付いた時、 俺は49番目の持病を心のメモに書き加えた。

なもんですから座ったり立ったりできないだろ。だって痛いだろ。じゃあどうすんの? 足や尻を地面に付けずに生活するには? 宙を飛ぶか寝るかだよ。でもほら、宙を飛ぶにはいささか。そこまで49番目の持病は進行していないっていうか。現実とは 脳の認識が作り出した世界だとすれば、人が大空を飛ぶ事も可能ではあるが俺はその段階に達していない。では寝る。寝てれば 足も尻も痛くない。空飛ぶ夢でも見るわ。おやすみ。レッツ涅槃仏。

涅槃仏ではない。俺はあのようにスマートに寝ない。うつ伏せ、もしくはミイラのように胸の上に腕を交差させて寝る。祖先の 記憶がそうさせる。そして尾てい骨にはモンキーの時代から進化論的な螺旋のトラップが仕掛けられていたのか何なのか、 その日俺は無意識的にうつ伏せで体の下に腕を交差させて寝た。すると余りに腕が痺れて夜中に目が覚めた。苦悶の中で 血を通わせるべく懸命に腕をさする。立つも地獄、座るも地獄。寝ても地獄となりにけり。やはり飛ぶか。

2008年9月18日
汚い話で申し訳ありませんがワタクシ1年の内3分の1程度、腹を下して生きております。そういう体質です。 恐らく、地球の食べ物が身体に合わないのです。仕方ありません。

なもんでその日も俺は腹を下していた。そしてシャワーを浴びようとしていた。シャワーを浴びるんであれば その前に何かを。せねばなるまい。それではトイレにジョイン。プリプリ。汚い話で申し訳ありませんとは 言いましたけどね。本当にこりゃ悪い事ですかね。人間生きてれば汚いもんすよ。生きるってのはそういうこってしょう。 生きているからこそ、身体は汚れ続けていくんすよ。だから汚いとか奇麗ってのは肉体ではなく精神に向けられるべき感覚だと 自分は思うんす。なのにあの、汚いものを見る目つき。貴方様はどれだけお奇麗でいらっしゃるんですか? プリ。

出た。拭いた。勝った。カエサルかく伝えり。じゃあシャワー浴びるわ。シャワワー。俺がどこから洗うか知りたい? ふふ。死ね。 今日は珍しくリンスもしちゃおうかしら。最近の子はコンディショナーとかいうけどさ。これはお前リンスだよ。 薬師丸ひろ子だってリンスっつってただろ。お前みたいのがランニングの事タンクトップとか言ってんだよ。シャワワー。しかし突如訪れる。 腹を下す事の、真の恐ろしさ。おや、来たわ。また何らかの波動が来たわ。端的に言うとうんこしたいわ。でもお前、今は無理だろ。 俺ぁ頭ヌルヌルしてんだよ。今から流して体拭いてトイレ行ってまた戻ってきてまた洗ってって、面倒だろ。かくして何らかの波動を無視。 シャワワー。波動。無視無視。シャワワー。しかし強大な波動。大ヤマト。いや、これ、お前、駄目だろ。無理だろ。大惨事起きるわ。 無理無理。トイレ行く。急ぐ。急いで体、拭く、波動、無理、拭かない、トイレ、行く。

間に合った。俺は最強だ。しかしトイレはビチャビチャだ。背中にぬるぬるを感じる。リンスが垂れている。全身から ぽたぽたと水が滴り落ちている。恐らく廊下はナメクジが這った跡のように濡れている。初期波動を無視した代償は 余りにも大きい。まあプリプリも済んだから風呂場に戻るわ。床は拭かない。何故か。俺は裸なんだよ。ネイキッドだよ。 もしお前、死んだお婆ちゃんが「あの子は今頃何してるかねえ」って降りて来たとするだろ。そんでお前、全裸でビチャビチャ の俺がトイレの床拭いてたら駄目だろ。「21世紀の文化は変わってるねえ」「向こうに戻ったら皆に教えてあげなくちゃ」となる。 世迷言と言う無かれ。あらゆる可能性を考えろ。俺は床を拭かない事で21世紀を生きるお前たちの名誉を守った。 汚い話をし、汚い肉体を持つ俺であるが、その精神は高潔であるのだ。颯爽とトイレのドアを開ける。そして廊下はびちゃびちゃ だ。汚ねえなおい。

2008年9月4日
ベランダってあるだろ。窓の外によ。外なんよ。雨が降りゃ水かかるわな。諸君は分かるか。雨が降った時に ベランダ大洪水にならない訳が分かるか。排水溝みてえなもんがついてるわけよ。あれがあればこそベランダに水溢れること なく現代のアララト山として水面上に存在し続けるわけよ。

しかしベランダ大洪水の巻。7つの大罪の一つ、怠惰を象徴する自分は数年間排水溝の掃除を怠っていた為に詰まって 水が流れないのです。ビジャビジャー。

しょうがねえから掃除するわ。晴れの日を見計らって割り箸を持ちベランダに飛び出る。割り箸は万能だ。俺は便所掃除にも 割り箸を使う。レッツ溝に割り箸イン。ニチャニチャー。大量のヘドロが溜まっていた。なんかこう、緑色の…。

和の心。箸でヘドロを摘まんでビニール袋に投げ入れる作業。摘めるほどの粘着性を持つヘドロでありました。ニチャッ。 ニチャッ。セミの死骸が3個あった。何年前の物でしょう。和の心を持ってビニール袋に葬った。摘まんでポイ。摘まんでポイ。

ニーチャ。民多くして反逆児。類まれなる粘着性を持ってポイを拒んだヘドロあり。餅みてえに伸びてんぞこれ。取れない。 伸びる。糞が。人間を舐めるな。出力全開。ニチャ。プチ。ビジャン。

往年のテレビ芸、ゴムパッチンのように反逆ヘドロが顔面にシュートした。和の心。箸で物を上げようとすれば延長線上に 己の口があるのは習性として当然と言えよう。声にならない悲鳴。もしこれ口開いててスポッてなってれば確実に発狂しただろ。 鼻呼吸万歳。

ベランダの掃除は完了したが俺の心は汚染された。顔を念入りに洗えどもニチャニチャとした感触が残る。病気になっちゃう。 変身しちゃう。鬼太郎とかウルトラマンなら「ヘドロヶ淵の怪物」とかいうタイトルで公害問題と絡めて悲しいストーリ 作られて結局死んじゃう。落ちないっ。落ちないっ。ベトナム帰りの兵士か俺かという勢いで顔を洗い続けた。

2008年8月23日
髪が伸びるだろ。人間生きてるからな。なら散髪に行くだろ。そしたら散髪ポンチョみたいの被せられるだろ。 ほんで首のとこでキュッと絞められる。「苦しくないですか?」。そう問われる。実際どうあれ大人はそこで「苦しいです」 とは言わない。定まった流れを壊すのが面倒臭いからだ。

その時の俺は苦しかった。やや絞め過ぎていると感じた。まあどうでも良い。本音を出さないのが現代人のスタイル。「苦しくない ですか?」「いえ、大丈夫です」。多少苦しくてもどうってことないっすよ。もしここで苦しいと言ったとするだろ。 そしたらおめえ、申し訳ありませんとかなんとか。考えるだけで恐ろしい。ならばこれで良し。

人体の秘密。感覚の罠。サウナ行ってみろよ。熱いね。でも耐えられないほどじゃないよね。じゃあ5時間入ってろ。バタン。5時 間経過。どうなったかな。ガチャ。死んでる…。

つまり俺はとても苦しくなってきた。絞ま、絞まってる。うげっ、げっ。しかしここで「苦しいです」というのは現代人 的におかしくないだろうか。さっきは苦しくないと言ったのに。今更苦しいだなんて、なんだか格好悪いじゃないですか。 なんつうかなあ、ダンディズムみたいなものがさ。けれど絞まって、くけっ、げっ。

死んでいく。俺はここで死んでいく。いらっしゃいませ本日はどのように? カラーはよろしいですか? お顔を青紫に染めて おきました。コンセプトはチアノーゼ。随分とアバンギャルドでございます。あれ、お客様? 死んでる…。いや、思考が定まらない。 マジ死ぬだろこれ。しかしここで、今更ここで、「苦しい」だなんて…。でも死ぬ。死んじゃう…。ベリッ。

店内にマジックテープを剥がした音が響いた。生命の危機。俺は突然首に手を伸ばし、無言のまま散髪ポンチョを自力で緩め た。「あっ…。苦しかったですか。申し訳ありません…」。店員は少し驚いたような表情を見せた後、そう言った。首が絞まった 最初の瞬間から色々な選択肢があって、どれを選ぶのも自由だった。そして俺は最も気まずくなる道を選んだ。この寓話から 感じた事を、お子さん達と是非話し合ってみて下さい。

2008年8月15日
暑いのは好きじゃないと言ったのはいつの事だったか。覚えていない。何故なら俺は常に言っている。ならば「いつ」という 情報は意味を持たない。お前はいつ息をしているか。

そんなんでもうほらー。暑いじゃない。お外を一歩でも歩くとヌルベチャだよ。ヌルベチャってのは汗がヌルヌルでベチャベチャって事だ。 そして汗ってのは遊牧民族とは関係なくハンにあらずアセと読み、肉体から染み出る汚らしいお汁の事だよ。 つまり俺は汚らしいお汁に包まれた夏の妖精、蒼き狼ヌルベチャ・ハンだよ。(太祖ヌルハチより数えて13代目)

どうでも良いけど足を進めるごとにヌルッ、ベチャッ。最早妖怪の域。シャツがベチョベチョですわ。ヤーン、脇に汗の染みが〜、 なんて程度じゃない。お腹と背中がベッチョンコですわ。気持ち悪いか? 不愉快か? 馬鹿野郎。ベチョベチョの服着てる俺が 一番不愉快だよ。お前らは目を逸らせば済むんだ。俺が、ベチョベチョの俺が、ヌルヌルの俺こそが不愉快なんだよ。 布が肌にネパネパとくっつくんだよ。

余りにも不愉快なのでシャツに向かって「おいおい人前で余りベタベタするなよ〜」と語りかけたが愉快にはならなかった。 そして周囲の人間の冷たい視線を感じた。cool! しかし冷たい視線はファンタジーゲームの青魔法のように物理的な力を持たず、 暑さが和らぐ事は無く、俺は一層不愉快になった。

だからって足りない脳みそで考えてクーラーの効いてる場所にでも特攻するとすっだろ。したらおめえ、寒いんだよ。 全身濡れてっからよ。気化熱とかその辺だよ。ハクションぶへーズルズルって鼻水すすって周りがまた青魔法だよ。 何なの? 暑いとこ行っても寒いとこ行ってもそういう目で見んの? どうすれば良いの? どうしようも無い。 生の苦しみとかってこれの事か。死ねって事か。舐めてんの? 舐めましょう。ぺろり。しょっぺー。今俺死んだら保存効くぞ。 夏なのにねえ。

2008年8月2日
気が狂ったので久しぶりにXPをクリーンインストールしたら非常に面倒だった。復帰に時間が掛かった。

何が面倒っておめえ、バックアップあるだろ。必要なデータは取っておくだろ。じゃあ何が必要なデータか? それを決めるのがまず面倒だろ。 これは要るかもしれない。あれも要るかもしれない。となるとあれとこれも…。そうした思考の果てにあるのがおめえの実家の 押入れに眠るデパートの紙袋だよ。台所の引き出しに入っている(もしくは蛇口に引っ掛けてある)輪ゴムだよ。分かるだろ。 確かにそれを活用出来る日は来るかもしれないよ。だけれど無くても案外上手く行くものだよ。

というわけで選別に疲れ果てた俺はデータをほぼ捨てた。あれやらなんやら別に要らないだろ。長かった戦いよ、さらば。 フォーマットしますか? ポチっとはい。スッキリした。フォーマット中。98パーセント辺りで「やはりあれは取って置けば 良かった」などと思い始めて発狂した。

時既にインストール。そういうわけでスッキリした俺のハイパーPCだよ。スッキリとしたけどスッキリ復帰したわけじゃないよ。 面倒くせえ部分でミスして色々と大変だったのよ。でもあなた、そういうのに興味ないでしょう。世間様が興味持つ他人の 話ってのはよお、バナナの皮踏んで転んだとか電車の中でおしっこ漏らしたとかそういうのだよ。俺が○○の設定を間違えた とかいう話には興味ないわけよ。このド糞が。そういう精神性好きじゃないね。他人の不幸は蜜の味と申しますけどねえ、 ヌシらはこの飽食の時代において未だ蜜などを好む欠食児童。他人の不幸は今や巷で話題のスイーツと成り果て人の世に絶望する。 世間はっ、他人のっ、不幸ばかりっ。ほらアレだよ。バラエティ番組批判とかそんなんだよ。

となると俺は「テレビ見ない自慢」をしなければいけない? 確かに俺はテレビを見ない。しかしそれは昨今の番組が下らない とかそういう理由ではなくて単純にテレビが無い。俺にだってテレビ見たい時くらいあるよ馬鹿野郎。しょうがねえから こないだ携帯のワンセグだかなんかで深夜アニメ見たわ。それがアンタ、部屋ん中電波届かねえのよ。窓から30センチくらいの 場所ならなんとか届く。しからば携帯を握り締めて窓際に張り付き絶妙な角度を探してクイックイッ。気を抜かば電波が途切れて シーンが飛んだ。再度クイックイッ。あ、また、電波、クイクイッ。これ外から見たらカーテン越しに影絵芝居始まってるだろ。 アニメを映そうとして俺自身がアニメとなったのか? これはお前の好きな蜜だろうか? 食後にいかがですか?

それはともかくとして携帯でテレビ見れるって素敵よ? あたしもそんな機能要らないとか言ってたけどさ、いざという 時見れちゃうもの。備えあれば憂い無いわけよ。となるとあれやこれのデータも取って置けば良かったか? やはり? でももう無いよ? じゃあ発狂するわ。

2008年7月16日
自分は恥を知る人間なので隠れていました。しかしこうして戻ってまいりました。記録は破られる為にあり、 ほとぼりは冷める為にあるのです。恥を知る心があれば、人は前に進めるとお思いでしょうか。違います。 私は恥を知る心を持ち、持つからこそ、逃げて、隠れるのです。知る事は克服する事ではありません。

そういうわけでそういうわけですわ。煙草ねえ。やめるやめる。マジいつかやめる。いつか。いつかねえ。 気持ちは常にあるのよねえ。ここで宣言。3000年後には確実にやめるわ。予言したるわ。5008年7の月、俺は 煙草を吸っていないであろう。これがもし嘘だったら腹かっさばいで詫びたるわ。ジャパニーズ恥の文化だよ。 しかし3000年後、実際に俺の嘘が存在しえたならばその腹はかっさばけるのか? 死んで詫びる事は可能なのか? その俺に肉体はあるのか? 不死ゆえの悲しみとは?

まあ良いけどさあ。やめるやめる。気持ちだけでも持ってりゃいつかできますよ。気持ちだけ。気持ちだけね。 マッチョどもは「やれば出来る」なんて言いますけどね、俺ぁやりたくないんす。やらないで、出来たいんす。 結果だけ欲しいんすよ。努力とかおめえ、駄目だろ。大小の問題じゃねえ。1日5分の運動でみるみる痩せるとかさ。 ほんの少しの努力で100万円稼げるとかさ。駄目だろ。何もしないで痩せて稼ぎたいだろ。何でそんな簡単な事が分からないの。 アホなの。毎日5分運動できる奴なら既に痩せてるんじゃないの。指一本動かしたくない。気持ちだけで世界を支配したい。 分かっか。俺ぁ高等な話してんだよ。肉体は人の器に過ぎない。俺は器を捨て、人間の純粋な部分だけで生きる事を 選んだのだ。器なんて下らない物はポイポイっすよ。ばしゃーん。あー。器が無いので中身が零れたー。

染み込む染み込む。純粋な人間、俺は大地と同化した。俺は永遠となった。そして3000年の後、地表のどこかに新たな クレバスが出現したならば俺が嘘を吐いたのだと思えば良い。

2008年6月29日
これは予告された「次の更新」であって今回俺は何の約束もしない。分かるよね。じゃあコンビニ行ってきまーす。

2008年6月27日
おう、ワイや。知っている人は知っているが、知らない人は知らないが、大部分の人間が興味無い情報として この薄汚いワタクシめはタバコを吸うのですけどやめる。今決めた。ほら最近は色々あるでしょう…? 7月から自販機 がtaspoだったり一箱1000円がどうこうだったり、色々あるでしょう…?

今までの人生において400回くらい禁煙してきたがこれを機会として真に、ほら、ねえ。大体ほら、タバコなんて、百害あって一利無しっすよ。 いや、一利無しはねえな。何事も何利かはある。けどだめよ。時代の流れとか色々あるじゃんねえ。俺っち皆に好かれたいの。 嫌われたくないの。分かる?

というわけでこの場所で禁煙を高らかに宣言して自らを追込み計画を完遂するシステム。名付けて背水の陣(ぼくが考えた 兵法)。前にも同じ事をやった気がする。過去ログを調べたら5年前だった。その結果はどうだったのかは書かれてい ない。5年前の禁煙宣言は成功したんすかねえ? 果たして? 過去の私よ、如何に?

というわけでそういうわけだよ。今現在で手元にまだ3本くらい残ってるからそれ吸ったらやめるわ。まじやめる。激やめる。 臨兵闘者金輪際やめるわ。「3本残っていても吸わずに即やめれば良いのでは?」とお前が言ったなら 豚のケツ〜。あんた良い事言うねえ。そら正しいわ。正論ですわ。セイロン島ですわ。しかしおめえ、世の中ってのは複雑でね。 正論が常に勝つんならスリランカはとっくに世界帝国だよ。サパ サニーパ コホマ ダ(お元気ですか)。元気って事は 生きてるって事。正しいだけでは生きられない。生身の人間には逃げ道が必要なのよ、分かる? 背水の…陣…? まあ良い。それはそれだよ。

そういうわけでこういうわけだよ。まず目標を細かく定めていく。これが成功の秘訣。いっぺんに全部やろうとするとみんな死ぬよ。 んだば今手元にあるタバコが2本だろ。1本減った。まあ良い。2本だ。うるせえ。2本なんだよ。んでそれは吸っても良い 事にするよ。それ以降はだめね。ノンよ。ノン、ノンよ。次の更新までは確実に守るのコトよ。これを繰り返していけば大成功の法則。 もし次の更新までに新しいタバコ買ってスパスパ人間学してたらおめえ、国会議事堂の前で「主権在民」って書いたプラカード 持ちながら林原めぐみの物真似やってやるよ。永田町でコソコソ歩きながら「黄昏よりも暗きもの、血の流れより…」とかブツブツ言ってる 奴を見たらそれが俺だ。そっとして置けば良い。でもまあ、最近の更新を週一として、一週間くらいならいけるやろ。いけますやろ。 いけるいける。残り1本持つ持つ。

2008年6月20日
俺だ。急に目が痛くなってさ、涙が出てきたりする事あるだろ。ドライアイだか何だか知んねえけど、あるだろ。 ないか。あるか。ないか。あるよ。俺はあるよ。

弁当屋でそれになった。注文をするべくレジに並んでいるその日その時それは来る。おっおっ、目が痛い。涙が出てきた。 どうするべえと思えども時は流れレジは俺の番である。涙を拭いながら注文するのは他人の注意を引いてしまう気がしたので泣きながら真顔で注文 した。「牛カルビ丼一つ」。店員はギョッとしていた。彼女は俺を見たのだ。成人男性が泣きながら弁当を注文する姿を見る事、 そうは無い。

注文を終え、弁当を待つ間、俺はさりげなく涙を拭おうとした。さりげなく。涙を。さりげなく。一体どうすれば…。「男らしい 涙の流し方と拭い方を教えて」と歌ったのは谷村新司だ。俺は男らしくなくて良い。さりげない方法が知りたい。 目は痛い。涙は流れ続けている。どうしようもない。ハンカチやティッシュを持ち歩かない(男らしい!)俺は、 あれあれ目にゴミでも入りましたかな、という演技をしながら服の袖で目頭をちょいちょいと拭った。しかし涙は止まらない。 あまり目頭ちょいちょいをするのも不自然なので俺はポケットから携帯を取り出した。なるべく目立たず、下を向いて 携帯弄る振りをするのがこの場合の上策。これがホントの滂沱フォン、なんつってな。まあドコモだけどな。しかし感じる。 視線を感じる。何奴。レジのアマが俺を見ていた。注視だ。そして視線を逸らされた。

彼女の中で俺は、何かドラマを背負わされている。間違いない。流れ出る涙を拭おうともせず携帯の画面を見つめる 姿まで目撃された。このパズル、俺が晒したのは注文時と現在の2ピースだけだ。しかし彼女は残りのピースを自ら 描きあげて次々と嵌めこんでいく。「何がしかの辛い事があったのだろうけれど、わざわざ人前で悲劇の主人公を 演じて自分に酔っている男」に勝手に仕立て上げられていて、俺は!

弁解する機会など無い。俺はカルビ丼を受け取り、箸を付けるかどうかの質問に鼻声で「お願いします」と答える時も泣き続けていた。 ぐすっ、ぐすっ、えぐっ。目がいてえ。帰り道も泣きながら歩いた。数人の通行人に気付かれたが皆見ない振りをして通り過ぎた。 明らかに、あまりにも、気持ち悪い。その日は私にとって、確かに涙と悲劇の日になったのです。

2008年6月11日
俺だ。暑いので死んだ。毎年言っているような気もするけれど死んだ。今年もつつがなく死んだ。最高気温27度ってお前。 ダメだろ。俺ぁ北国育ちだっつってるだろ。27度。アホか。体温と10度くらいしか変わんないじゃん。ダメじゃん。暑いじゃん。 死んじゃうだろ。いや、俺は死んでるんだった。そういう設定でしたね。sorry。

「体温とは10度も違うじゃないですか^^」とお前が言うなら俺への急降下爆撃。さすれば太陽と10度違いの空間にお前を 封じ込めて塵すらも消え失せた後に眼鏡の端をクイクイしながら「あれ、10度も違うんですけどね」と一斉対空砲火。 これは冗談ではねえぞ。条件が整えばやるよ。俺はそれをやる男だよ。見くびんじゃねえぞ。俺、すごいっす。条件が整えば マンション買いながらチンチン出すぞ。預金の金利で暮らしながら滑稽な踊り見せるぞ。条件が整えば。条件。 条件さえねえ。条件整えば色々やれるんすけどねえ。どんな条件かは考えれば分かりますよねえ。 君たちは聡明でいらっしゃいますからねえ。いやあ、饅頭って怖いっすよねえ。

暑さも怖い。差し迫ってるわ。本格的な夏来たらどうすんだ。今既に暑いぞ。これからもっと暑くなる。何なの。やめてよね。 馬鹿なの。温度変わるとか馬鹿なの。誰が悪いの。夏とは何なの。どこから熱が来てるの。太陽か。太陽がくれた季節か。くれなくて良いよ。 自分本位のプレゼントやめろよ。手編みのマフラーかよ。お前の気持ち重いんだよ。ホント太陽ロクな事しねえな。 アイツ眩しくて人が死ぬ事だってあるんすよ。「太陽は我々に恵みを与えてくれます^^」とお前が言うなら移民しろ。 そんなに太陽が好きなら太陽に住んでろ。向こうでルイ14世と末永く幸せにな。末永くと言ってもそれは永遠ですけどねえ。

クイクイしすぎて眼鏡のフレームが歪んだ。それくらい俺は暑いのが嫌いだ。まあ寒いのも嫌いだ。上がったり下がったり何なの。 環境が俺を憎んでいる。何とかしなさいよ。どうしろって言うのよ。いや、解決方法は一つある。暑さや寒さに煩わされなくなる 方法。お前はそれを知っていたのだ。お前だけがそれを知っていたのだ。いや、ルイ14世も知ってた。全くもう、ずるいん だからあ。俺もそれやるわ。いや、俺は既に死んでるんだった。そういう設定だった。sorry。

2008年6月7日
最近独り言で「死ね」という事が多くなってきたので蓄積された呪詛の力がこの国を滅ぼす。

誰かに向けて言っている訳ではない。勿論自分に向けても言っていない。俺は何かに向けて死ねと言っている。 何かとは「何か」だ。俺を陥れようとする、得体の知れない何かだ。それは形を持たず、意思のようであり、 災いをもたらす。

古代の人々が自然の中に神や精霊、悪魔を見出したように、俺は社会の中に「何か」を見、畏れた。 現代の人間が忘れた皮膚感覚。俺には感じられる。何かが俺を拒んでいる。何かが敵意を抱いている。 感じる。とにかくこう、何か、何かが悪い。俺は悪くない。

言葉は武器であり、俺は戦士である。強大な悪に対して言霊を武器として立ち向かう光の戦士なのだ。いや、 呪詛の力を使うから闇の戦士である。すなわち俺はダークヒーローであり世界を守る英雄なのである。 悪よ退け。死ねっ、死ねっ。

とにかく何かが悪いので俺に全く原因は無い。もしも貴方がこのような考えに不快感を覚えたならば、それこそが 何かの手口なのだと知れ。貴方は既に邪悪な何かの精神攻撃に犯されている。奴らは巧妙に人の心へと 入り込む。既に多くの人間が何かの浸食を受けているだろう。俺は日々の苛烈な戦いの中で、 何かが餌食として好む人間の特徴に気付き始めた。例えば貴方がレジのバイトをしているような若い女性であれば、ほぼ 確実に何かに取り憑かれていると思ってよい。何かに憑依された人間は、お釣りの渡し方に特徴がある。 無用な混乱を招かぬ為に詳しくは記さない。人は誰しも己の自由意思を信じているからだ。しかしその行動が、何かに 操られていたものだとしたら? 行動の根拠である意思自体が、何かに植え付けられていたものだとしたら? 貴方は「そんな事は無い」と言うのかもしれない。そうした行為は自分自身の意思によるものだと主張するのかもしれない。 それこそが何か。それこそが邪悪。ザットイズ不憫。マリオネットお前。余りにも哀れで仕方が無い。無知という現実、 かくも悲しい。

だから俺は戦う。誰に理解されなくても良い。人の心を守る為に、言葉の剣を振るう。ザットイズ孤高。ヒロイック俺。 終わりなき戦い。夜道で独り戦う。死ねっ。死ねっ。深まる孤独。死ね。死ね…。

2008年5月26日
火傷は治ってきたような気がする。しかし完治はしていない。だから優しくしてね。いつまでも怪我人気取りかと言われるか知らん。 俺はアホかと言葉を返した。大体完治っておめえ、完全に治るってこったぞ。完…全…? お笑いですわ。 完全などといった物がこの世に存在するだろうか。どこをどうもって完全だよ。何をもってして完全だよ。 おめえの貧相な心根はいつになったら完治すんだ? 精神も、肉体も、完全な人間など居やしないのだ。どこかしらに綻びを抱えているからこそ人は人で居られる。 もしも人の肉や心が完治したというのなら、その者は既に人ではなく。貴方は、いや、貴方様は…。

そういう屁理屈はどうでも良いってな。カンチカンチ言うならリカとトレンディなセックスでもしてろ。お前たちは 常に俺に対して優しくあれば良い。人よ優しくあれ。優しさとは何か。例えばお前が俺の言ったジョークが分からなかった として、「カンチ トレンディ セックス」などと検索した挙句俺に対して「なるほどこれはこうした意味なのですね」と 確認を求めてくるようなのが優しくねえっていうこった。一族郎党腹でも切って詫びてろ。

というわけでしてぇ、人の在り方を説いたのであります。一つ、人は完全にあらず。一つ、人よ優しくあれ。この二つは 密接に繋がっております。人は完全ではないが故に高みを目指して前進し続けられる生き物なのであり、そこに優しさが 生まれるのです。足らない分だけ前に進める。欠けた部分を優しさで補える。全てが完璧な世界に優しさなどといった 物はあるでしょうか? この世界は不完全で、出来損ないばかりで、だからとても美しい。

つまりお前たちが美しく在る為には誰かに優しくする事が重要なのであり、そこに俺の需要がある。 優しさは対象を必要とする。誰かに優しくして暖かい気持ちになりたい時あるだろ? なら俺がそれをさせてやる。 哀れな子羊を目にする事で自分の相対的価値を認識して安心してえんだよなあ? なら俺が羊になってやる。 そして哀れさを最も引き立てるスパイスは優しさと知れ。哀れな存在は施しを受ける事でより哀れとなり、お前たちはより 美しくなるのだ。 しかして隙間産業俺参上。そこんとこ上等ヨロシク。施し3億円。税務署には火傷見舞いっつえば通じるだろ。お前らが 前に進んだ分、誰かが後ろに下がんなきゃなんねえだろ。エネルギー保存の法則とかそんなんだよ。俺はお前の為に 人として後ろに下がってやってんだよ。俺だって辛い役引き受けてんだよ。ネエー、シャチョウサーン。

2008年5月12日
火傷はまだ治っていない。いつまで怪我人気取りかと言われるか知らん。そうした子らに優しく諭す。 お前の小さな目に映る、ちっぽけな世界は全てではなくそこに俺は居ない。お前の外にある事実。 年寄りは治りがおせえんだよ。知ってました? あと最近右肩が痛くて腕が上がらない。これは…。

それはさておき俺っちの住んでるトコでよ。4月からゴミ収集の方式が変わったワケよ。燃えるゴミと燃えないゴミと資源ゴミ の分類がガラリとモデルチェンジで収集の曜日も変更なワケよ。弁当の容器とか洗って資源ゴミに出せとか お菓子の袋とかは燃えるゴミとかそういうので? 意外と分別お面倒? まあ自分はゴミの国の王子みたいなもんすから。 きっちり分別で地球に優しく地域の監視の目を欺く。

それでもほら、世間は阿呆ばかりでございますから。分別も満足にできない地球サディストがおるんでございますね。ゴミ捨て場には 「分別の方法が変わりました」「間違って捨てている輩がおります」などという張り紙がしてあるので俺はシステムの変更に 対応できない愚鈍な民衆を見下し優越感に肩まで浸かって50数えた。道行く人の顔が豚に見える。 おいそこなる豚、分別のいろはを教えてあげようか。あのねえ、プラスチックの袋でも裏が銀色のやつは燃えるゴミなんですよ ウププ。高みから見下ろす。俺はゴミエリートなのだ。

その日も俺は区から配られた分別表をニヤニヤと眺めていた。これが資源ゴミ、こっちは燃えないゴミ…。全くもって 死角無し。完全なるゴミ分別。あ、あ、阿呆どもにはこれが分からんのです。分からんから阿呆なのです。 こんな簡単な事もできない人たちがいるものでしょうか。そうした人間には教育が必要かもしれません。 上に立つ者には大きな責任があります。自分にも段々とゴミ貴族としての自覚が芽生えてきました。 なれば区のチラシを隅から隅までもっと読み込み、教導の計画を立てる事としましょう。

結論から言うと、俺は捨てる曜日を間違えていた。なるほどねえ。燃えないゴミの日に資源ゴミ捨ててたわ。 一ヶ月ずっと勘違いしてた。道理でねえ。そりゃ張り紙も怒りますわねえ。完全なるゴミ分別を目指した結果、 完全に間違ったゴミ袋を出していた。きちんと分別ができていないとかいう、程度の問題ですらなかった。 分かるか。30個のリンゴを6人で分けたら1人何個になるでしょうって算数のテストにアケメネス朝ペルシアって 答えるようなもんだよ。死ねボケ。まあこれから気をつけま〜す。ま〜す。申し訳ありませんでした…自分は豚です…自分こそが、 ゴミクズであったのです…。

2008年4月25日
火傷の水泡が日に日に巨大化してきた。じっくり見たら気持ち悪い。見ようによっては王蟲。であれば、食事中に インターネットをするような巨悪(ナガラゾク)に対する抗議の意を込めて患部の写真でもアップロードでもするべき なのだろうけれど面倒なのでやめた。巨悪には自分で勝手に想像して気持ち悪くなっていただきたい。 非暴力の活動ってこういう事じゃないかな。

どうでも良いので俺は火傷の治療法を探し求め、インターネットなる集合知的生命体にお伺いを立てた。 けれど欲していたブードゥの秘儀は見付からなかった。俺は落胆する。しかし、複数の医者様のサイトで「湿潤療法」の 文字を見た。なんでも新世紀の治療法で、患部を乾かさないようにして治すらしいぜ。じゅくじゅくさせんの。へえへえ。 ほうほう。家庭では保湿のために食品用ラップを当てたりして代用でき? 別名ラップ療法? 段々とゾクゾクしてきた。情報を辿り辿り、 曾孫引きくらいまで行くと、まともであった筈の湿潤療法は神の御業まで進化し、歩けなかったお爺ちゃんが歩けるように なっていて死体が蘇った。俺は頬にブードゥの風を感じた。

ですので俺はこれだ。ラップするわ。インターネットによりますと? 流水で充分に汚れを落としたのち白色ワセリン等を ぬったくり傷口に合わせてラップを切り取りマスキングテープで…。アホか。できなかった。なぜってラップが、ラップが。 ラップ切るのってむずかしいの。ハサミでジョキジョキやったらピーッて裂けるし、切った先からラップ同士でくっついてんだぞ。 発狂しそうになった。アホか。人間にラップを切らせるな。そんなもんは小学生の夏休み工作だけにしとけよ。

しょうがねえから巻いた。ラップは切らないで足にそのままグルグル巻きもうした。こんばんはシースルーミイラ男です。 最初からこれで良いじゃんねえ。これで死体も蘇りますわねえ。恐らくイエスも3日間ラップを巻かれていた。わたくしも あとは果報を寝て待ちますわテリブル! サウナスーツ! あっち。暑い。巻いたとこ暑い。おめえこれ、ラップが曇って 水滴ついてんぞ。水分は人体よりいでて逃げ場なし。ずっと巻いてたら死ぬんじゃないのこれ。まあ死んでもラップ巻い てるから生き返るか。でもまた死ぬのか。でも生き返るのか。死と転生を繰り返し、人は何処へ行くのか。俺思うに、 傷が治って生きてる時を見計らってサッとラップ剥がせばよろしかろう。タイミング命。もし死んでる時にラップ剥がしちゃったら 二度と生き返れないからな。今から緊張してきたね。

2008年4月19日
携帯のアレあるだろ。買った時に液晶に貼ってあるアレ。アレ俺剥がさないって言ったろ。剥がしたわ。

だっておめえ。段々勝手に剥がれてくるだろ。中途半端に剥がれてたらよ。プラプラプラプラプラプラ鬱陶しいだろ。 非難される謂われは無い。そして剥がさないと言った時の気持ちも嘘ではない。しかし今日の俺は昨日までの俺じゃない。 男は過去に縛られてはいけない。誰だってそうよ。例えばさ、もし俺が「あの窓から見える葉が全て落ちたら私は 死ぬのだわ…」などと思う病室の少女であったとしても、最後の一葉が朝から晩までプラプラプラプラプラプラしてたら 引き千切るわ。鬱陶しい。余計に寿命縮まるわ。誰だってそうよ。案外そうよ。

それはさておき火傷した。まあ聞きなさいよ。豚肉茹でてた鍋から湯を捨てようとしたところ? 手元が狂って鍋がクルって ジョビジョバー。足に、熱い、湯。死んだ。終わった。すぐさま風呂場に駆け込み、流水に足を晒し続けた。水つよい。水すごい。 しばらくしたら熱くて痛いの無くなった。いや、水ではなくて俺が強いのか? この俺の強靭な肉体が…。

水で完治した。もう良い。茹でた豚肉食うわ。もぐもぐ。痛い! 熱い! 再度風呂場に駆け込み、流水に足を晒し続けた。 全く治ってなかったわ。水に晒すの止めたらすげー熱くて痛くなるぞ。良く見たらなんか皮もベロベロしてますわ。これは… 恐ろしい…。思ったより…水から離れられない…。俺はいつまで風呂場にいれば良いのか…。

閃いた。洗面所に椅子を持っていき、足を洗面台に乗せ水を浴びせる。これならラクチンポン。ついでに ニンテンドーDSでもやるわ。ピコピコ。なんだか教室の後ろにいる不良みたいじゃね。ピコピコ。クリアした。冷たい! 火傷してない 部分にも冷水が当たって冷たいわ。気付いたらとんでもない事になってた。 しもやけになっちゃう。一体なんなの? 全体どうすればいいの? 世界は俺をどうしたいの?

世界は俺に何も望まない。面倒なので病院に行かないまま数日を過ごしたら水泡ができて足が黒くなった。足が黒い。 なんだか慣用句みたいじゃね。「あの人は足が黒いからなあ」みたいな。

2008年4月3日
ハッピーエイプリルフール!^o^

過ぎてたわ。まあ良い。ここ数年、エイプリルフールは嫌いだ。何故か。俺は人がはしゃいでいるのを見るのは嫌いだ。 何故か。俺は寂しい人間だからだ。自分以外の人間が楽しそうなの見るとむかつくよな。お前もそう思うだろ。思いません? なら俺はお前と友達になれないわ。かといって、自分以外の人間が楽しそうなの見るとむかつく奴とも友達になりたくないわ。 すなわち俺は寂しい人間だ。孤独だ。なんにもわるいことしてないのに…。

ド糞が。大体おめえ、エイプリルで嘘吐きますよってほど嘘は特別か。嘘を吐く日を作らなければならないほどおめえは 正直に生きてんのか。あえて嘘を吐くっていうほど真実の人生を送っているのか。普段から 他人を偽り、自分を偽り、本当の感情を押し殺して生きる人間の吐く嘘に何の価値があろうか。

かといっておめえ、人間全てが正直に生きようとするなら地球は阿鼻叫喚地獄絵図すなわち獣の王国である。666キングダム である。しかし世界はそうあらず、人は秩序の中で生きている。我々は知恵の実を口にする事で堕落し、嘘を手に入れた 時から人であるのだ。人と嘘は始まりから共にあり、偽りの中でしか生きられない生命なのだろう。

つまりおめえ、エイプリルフールという設定は破綻しているって話ですわ。嘘の世界で嘘吐きましょうってどんな冗談だよ。 おや。嘘の世界の嘘。偽りの中で偽る事。すなわち本当の事を言う日…? なるほどねえ。そういう事だったんねえ。

ならおめえ、余計にエイプリル駄目だろ。本当の事って、大体が言っちゃ駄目な事だろ。傷付いちゃうだろ。やめてよねそういうの。 俺にこの世の真実を教えるな。真実の俺を悟らせるな。俺に向かって正直な口をきくな。許せんすわ。マジ許せんすわ。

2008年3月27日
飯を食いにファミレスに行った。俺は飯を食った。後ろの席の客はドリンクバーを注文し、何やら会談を行っていた。 故に俺は聞き耳を立てる。当たり前の行動だ。お前たちがヘラヘラと人間社会で何らかのフラグを立てている間に、 俺は聞き耳を立てる。そうして生きてきた。耳だけではない。電車に乗っていて、近くの人間が携帯メールを 打っていようものなら間違いなく俺は見る。例えそれがおっさんだろうと、少女だろうと、頭を動かさずに見える ものであれば見る。集中すれば聞き取れる話し声があるなら聞く。お前たちが「そんなに自分らの事を気にしてる人なんて いないし。自意識過剰とか(笑」と健やかに過ごしているのは正しい。俺はお前たちに興味は無い。しかし お前たちの生活を覗き見るという行為には興味がある。例えそれがどんなに下らない内容であったとしても、他人の生活を 垣間見るという行為そのものに価値があるのだ。そして気付いてはいる。私は下衆です。罰せられるべき人間なのです。

まあどうでも良いってな。して後ろの客の人生は如何に? 4人でどんなお話してるのカナー。

小学生時代からの幼馴染が大人になり、紆余曲折を経て二人はお付き合いを始め、女人の両親に改めて紹介している 場面であった。「小さい時の○○君しか記憶になかったからねえ」「もしチャラチャラしているようなら引っ叩いてやろうかと 思ってたけど安心したわよ」。なんてあたたかい。しかし俺の聞き耳は、こういう話を聞きたいわけじゃなかった。昨日のご飯はうまかったとか、 隣の家で子犬が産まれたとか、そういう下らない話で良かった。意識して聞いていた俺も3分後には忘れている話で良かった。 輝いた世界の裏側で必死に聞き耳を立てている自分を自覚したくは無かった。 俺は一体何をしているのか。俺はこんな事をする為に生まれてきたのか。私は下衆です。罰せられるべき人間なのです。

まあどうでも良いってな。大体、何の為に生まれてきたかとかアホの考える事だぞ。生まれる事に目的など無い。「僕は君に 出会う為に生まれてきたのかもしれないね」? 出会ったならもう良いだろ。あんたの人生そこで終わりじゃないっすか。 納豆になるため生まれてきた大豆がいるか? なのに何故納豆はあるのか。大豆農家と大豆の人生は別物だ。 分かるね? うん、分かった。ああそうかい。分かった所でなんだっつんだ。何が変わんだ。何も変わらない。 俺はこれからも聞き耳を立て、見る目を座らせ、歩く姿は下衆の花である。

2008年3月17日
私は、剥がさない。

それは道徳的な何かのキャッチコピーではない。俺は新しい携帯に最初から貼ってあったフィルムを剥がさない。 液晶守れてキレイキレイである。貧乏臭くは無い。俺は人前で携帯を出さないからだ。出す必要が無い。 前の携帯、20件保存される俺の発信履歴は2004年5月までさかのぼれた。これがどういう事か、お前には分かる。 分かる子の筈だ。人前で携帯を出さず、フィルムを見られる事も無ければ貧乏臭くは無い。臭いというのは感覚であり、 知覚する者が居なければ存在しないのと同じだ。地球から4光年の彼方に生ゴミが捨ててあったとしてもそれは臭くないのだ。 そうした考えもお前は理解できる子だと思う。

もしも剥がれたらどうする? サランラップでも巻いておこうかと僕は笑った。そしたら君は、店売りの保護シートを貼れば 良いと、しごく真面目な顔で言った。俺は激怒してお前を殺した。やはりお前は何も分かっていなかったのだ。 分かったような振りだけして適当な返事を繰り返してきたお前は今、土の中に居る。人に見られるもんでもねえって 言ってんだろボケが。ラップでいいだろクソが。誰の前に出すでもない携帯に対して貧乏臭いと感じる人間がどこに居るか。 居る。俺だ! 唯一俺のみがこの携帯を知覚する! さすがにラップは無いわ、と感じる俺が居る!

僕は土の中から君を掘り返し、自分の気が済むまで謝り続けた。君は動かなかった。許されたと感じる。もしも 怒っているなら、僕の頬はぶたれていただろうから。

まあ携帯はともかく、リモコンはアリだな。ラップアリですわ。たまにラップ剥がしてさ、ピカピカのリモコン見てみなよ。 興奮すんぜ。部分的に巻かないのが尚良しだ。汚れてるとこと汚れないところを比べてみろ。良いだろう。俺は汚れが 嫌いなんじゃない。汚れとピカピカの対比に、ラップの威力を知り、興奮するのだ。これがどういう事か。分かる筈の子で あったお前はもう居ない。

俺のそうした性癖はエスカレートし、もっと大きな興奮はないものかと考える。身の回りの品で、日々最も汚れて行く物とは? 考える。そして在る。俺だ。生物としての宿命、俺はこの部屋で一番汚れていく。ラップ巻いて生活したらおめえ、いつまでも キレイキレイで風呂入らなくて良いんじゃね。アッタマイイネー。巻いた。すると俺は死んだ。意識は肉体の縛を離れ、 光の回廊の途中で君に再会した。多少の気恥ずかしさもあって、ラップを巻いたら死んでもうたと僕は自嘲気味に笑った。 そしたら君は、空気穴をあけないからだと、しごく真面目な顔で言った。俺は激怒した。

2008年3月13日
時空を超える手段を検索しても見付からなかったので結局髪を切った。戦場に突入。「今日はどのようになさいます か?」「特に…」。そうした短いやり取り。何も言わずとも切って欲しい。ただ切るだけではない。カッチョヨク切って欲しい。 俺はコミュニケーションを拒絶するが、それでも良くありたい。自分は傲慢であると分かっている。

それは置いといて物申す。俺はもう4年くらい同じ携帯を使っている。カメラは写らず、充電もすぐ無くなる。 なのでおニューの機種をゲットすべえとドドバシカメラに参上した。ほうほう、これが噂の最新機種かえ。どれどれ。 機種変更の値段を見てショック。オーバーファイブ万円。何これ。そういうもんなの。19800くらいで買えると思ってた。

頭がくらくらした。いや、余計な機能とかいらねえから。テレビとか見ねえから。携帯で音楽聴かねえから。オサイフとか 現金で済むから。アホか。企業は携帯電話が本来持つべき意義のようなものを見失ってはいないか? 電話ができりゃ 充分だろ。そう呟きながら極限まで機能を削ぎ落としたソリッド携帯をチェック。む、ソリッドな携帯を発見。余計な機能は無く、 文字が大きくボタンもシンプル。どう見てもお爺ちゃんが持つ携帯である。まあ俺もジジイである。お値段をチェック。 お安い。3万円台で買えるじゃん。

アホか。5万のもん見たあとだからそう思うだけだ。たけえだろこれ。大体何でお爺ちゃんモデルまで最新機種に なってんだ。機能追加とかねえだろ別に。晩御飯を食べたかどうかのメモ機能とかか。

撤退した。我々は敗北したのだ。

後日、思い直して近所にある「町の携帯ショップ屋さん」的な物に突入。ドドバシカメラには最新モデルしか置いていな かった事に気付いたのだ。そして型落ちモデルをチェック。お値段チェック。ですよねえ。これくらいが妥当ですよねえ。 あぶねえ。ドドバシに騙されて3万5千円でジジイの携帯買うとこだった。早速お申し込みこちらです。機種変更したいです。 ええ、この機種です。なんたってテレビも見れるし音楽聴けるしオサイフケータイ機能もついてますからなガハハ。

何。4年前とは料金システムが違うのでプラン変更がうんぬん? プランとか分からんし。どうなのそれ。「お客様の普段の 通話状況からしますと」。しますと? 「こちらのプランがお得ですね」。最安プランでござる。これの意味する所、まあ、どうでも 良い。そしてお安く機種変更完了。これでテレビが見れて音楽聴けてオサイフできますわ。電話とかしねえしな。

2008年3月4日
布団の中で頭を抱えて「死ね!死ね!」と呟いていたら3月になった。そして俺はスーパーで餃子を買う。

お惣菜の餃子をたまに食う。お惣菜の餃子は美味しい。売り場を見ると「当店の餃子はホンニャラのは使われてホニャララ」 と書いてあったので世界は食の安全だ。俺は安全を、買って、食らう。おっ、おっ、味が違います。以前までと味が違います。 これ如何に? 餃子の味は変わり。新しき餃子と共に「当店の餃子はホニャララ」。つまり俺がずっと食っていた餃 子は? 「以前の当店の餃子」は? それの意味する所。世界の食は安全だ。俺は生きている。

それは良いとして髪の毛をずっと切っていなかったらちょっとした女の子くらいの長さになった。いい加減切りに行かなければ ならない。しかし面倒くさい。読みたくも無いファッション系の雑誌に目を落としながら「これから飲みにでも行くんですか?」 などという問いに答えるのが苦痛だ。俺はファッションに興味は無いし、何も飲まずに餃子を買って家に帰る。 勿論、髪切り職人も好きでそんな事を聞いているわけではない。彼らは仕事でそれをしている。俺もそれを知っている。 だからこそ、お互いにとって不幸な空間だ。不幸は悪意の無い場所にも存在する。恐ろしい。行きたくない。髪を切りに 行きたくない。

元祖コペルニクス的コロンブス。8日目神は言った、発想の転換アレ。ちょっとした女の子くらいの長さの髪。ファッショなファッションの場に 行きたくない自分。そらおめえ。俺がちょっとした女の子であれば良いのではなかろうか。さすれば問題は何も無くなる。 髪切らなくて良いじゃない。頭の良い私。早速時空を越え数十年前の受精卵の染色体を操作する手段を考案し始める。 俺はちょっとした女の子になるのだ。これはまず何から始めようか? 考える事は山ほどある。そん中でも一番重要なのは おめえ、時空跳躍のあとどうすっかだな。若き日の父と母になんと説明をしようか。私は2008年の未来からきた貴方がたの 息子ですが髪が伸びたので娘になります。あとこれは未来的アドバイスです。スーパーの餃子には気をつけなさい。

2008年2月16日
こないだ「今日誕生日じゃないの」と言われて気が付いたが誕生日だった。俺の誕生日は2月13日なのでつまりバレンタインデーもあったと いう事だ。2月になったくらいに『そういやそろそろですな』と感じたまま忘れた。生まれた日と憎むべき日、大切な事を、 大切だった事を、こうして忘れていく。こうして失っていく。子供の頃に読んだ漫画。良くあるストーリー。「今日は何の日だか 分かる?」「わからんちんでござる」。そんな事あるわきゃねえだろ、と思っていたが実際ある。人は年をとり、忘れていく。 何もかも無くしていく。記憶も肉体も滅び、そして塵だけが残る。私のー、お墓の前でー。良い声で鳴けよ豚野郎。

ウッソヨネー。単純に考えれば? 大切な事を忘れるのではなく、大切ではなくなったから忘れるのです。マジどうでもいい っす。暦なんて人の決めた物。一年なんて太陽と地球のくれた季節。本当に大切な事ってそうじゃない。生まれた日と 憎むべき日なんて忘れていい。日ではないのだ。俺がこの世に生まれ、お前たちを憎んでいる事を覚えておけ。

マジどうでもいいっすわ。んでよ。外で飯食ってたわけよ。したっけ後ろの席に座った主婦二人組が? 夜の生活の話を 延々としていたのでテリブル。「感じるところがさー」。もぐもぐ。「旦那のアレがさー」。もぐもぐ。

知らないオバチャン同士が交わす、セックスの会話。飯がまずくなるか? ならない。飯を馬鹿にするな。飯は飯だ。 飯の味は変わらない。ありがとうの言葉を掛ければ水が美味しくなる事も無く、セックスの言葉で飯が不味くなる事も無い。 暗示の効果? 限度がある。クボヅカは空を飛ばない。ならば俺は飯を食い続ける。もぐもぐ。「『イクー』って感じでさあ!」。

あまりにも大きな声だったのでビクッとして振り向く。主婦の一人と目が合った。そして『私たちの秘密の会話に聞き耳を 立てる変態野郎』という目で見られる。メロスは激怒した。しかし俺は激怒しない。大切な事をなくした男だからだ。 ただ味の変わらぬ飯を食う。もぐもぐ。

うまかった。しかしこの飯も一日経てば体外に放出され、やがて塵へと還る。セックス主婦が俺に向けたあの目の記憶も、 いつかは忘れる。ただ怨みの念だけが残る。

2008年2月4日
こないだ弁当屋でよ。唐揚げ弁当注文したわけよ。そしたらレジにおわす新人バイト様の方角から「…ら…当お一つですね」とか 聞こえたからハイソウデスヨってなもんよ。俺ぁ耳が遠いからよ。適当に返事したったわ。すると請求金額がおかしい。 普段よりお高い。お高くとまってやがる。あれあれ唐揚げ弁当値上げしましたかな。世知辛い世の中ですな。と思いながら 金を払い、お釣りを貰い、レシートを見ると牛ハラミ弁当だったので間違いだ。ラと弁当の部分が合っていればそういう事もある。

まだ注文の段階だったので迷惑は掛かるまいと思い、俺は静かに声を掛ける。すいません…私が食べたいのは唐揚げ 弁当なのです…。「ハレマアすいません」。店員様はレジを打ち直す。いえいえこちらこそすいません。「それでは唐揚げ 弁当お一つで○○円になります」。はあ。「○○円でございます」。いや…。「○○円?」。私は既に牛ハラミ弁当としての 代金を払い、お釣りまで受け取った悪しき存在なのです。「アラマアそうでした」。差額を返金していただければ良いで す。「と、なりますと返金が…?」。へい。「返金が」。うん。「ご…返金額が…?」。イッた。テンパッた。初々しい新人バイト様に 余計なアクシデント決めた。いらん事した。電卓片手に何か頭捻り始めた。

ここでベテラン消費者は助け舟を出すのである。さっき僕が支払った金額がアレでお釣りがアレなのでアレですよ。「アレ ですか?」。アレです。「じゃあアレがアレなりますよね」。そうなるとアレですな。「よってアレに」。アレが。

訳が分からなくなった。伝染した。二人で頭を捻る。後ろに並んでいるエリート消費者たちの目が冷たい。今、俺は確実に 迷惑を掛けている。そう感じた俺は有無を言わさぬ口調で叫んだ。返金○○円です。「はい」。二人は確証の無いまま 小銭のやりとりをするのだ。

俺は家に帰り、弁当を食らい、状況を整理する。結論はすぐに出る。6円損した。有無を言わさぬ口調で間違った。 まあこういう事もある。何も知らぬ小僧どもは「単純に二つの弁当の差額で良いんじゃないすかね」なんて軽い気持ちで 言いよるのだろう。このボケが。だからお前はいつまでたっても救われない小僧のままなのだ。お前はそうして成長し、 老い、死に、救われない小僧のまま腐りゆく。頭で考えたもんが本番で通用すんなら世界に悲劇なんてねえんだよ。 世の中の色々な事柄に、正しい道筋は確かに在る。だがそれが為されないのは何故かを考えてみれば良い。 お前はそんな事も考えられずに、パニくってるシンジくんを見て「目標をセンターに入れてスイッチを押せば良いん じゃないすかね」なんて言ってんのか。テレビの前で。お前それアニメだぞ。この糞ボケが。現実見ろ。

まあ良い。店に損害与えたとかじゃなくてヨカバイ。6円くらいヨカバイバイ。全く気にならない。 たかが6円の損。三方一両損ってのもアレ現在で10万くらいの損だろ。それに比べたらおめえ、6円なんかねえ。 全然気にしない。6円ぽっちじゃないすか。6円。ねえ。俺の6円。とっとけとっとけ。そんくらい。6円。ねえ。

2008年1月14日
長々としたindexを元旦にログ移動したりしたんすけど俺は急に思い出した。そういやここに表示される日付 を2007年のままにしていた。2008年に直していないワイ。外出中にそれを思い出して憤慨した。ほんとにもう。 誰も指摘してくれないのな。お前らほんと冷たいのな。消えてしまえ。プリプリしながら道を歩いた。というわけで年度を 修正すべくお家に帰ってすぐHTMLを開いてみたところ? 2008年である。修正されている。なんである? これお前。 あれだろお前。不正アクセスとかいうやつだろ。何者かが 侵入して勝手に日付を書き換えた。やっべ。こっえ。早速ジオシティに電話しなくてはなるまい。プルルプルル。 もしもしそちらジオシティ。こちら俺。助けて僕の大切な居場所が乗っ取られようとしているのです。プロバイダ責任法 とかなんとかで日付を2008年に修正した輩をスーパーハカーがIP特定して逮捕願います。

となると万に七万一つの割合で俺が逮捕されるので別に電話はしない。そういやちゃんと直してたような気もするわ。 また耄碌した。道理で誰も指摘してくれないわ。そういう問題じゃない。アホか。お前らホント冷たいのな。2008年に なってますねって指摘しろよ。自分のやるべき事をちゃんとやれよ。もしかしてわざとか。そうやって俺が混乱するのを 見て陰で笑ってんのか。糞どもが。消えてしまえ。

みんな居なくなっちゃった。それはさておきまだ首が痛い。寝違え治らない。何故かも理解した。自然治癒能力の 消滅などでは決してない。朝起きたらよ。首が変な方向に曲がっていて痛い。こりゃお前。治らんわ。身体は治ろうとしてんだよ。 でも首曲げて寝てんだよ。そらお前。「しんぴのよろい」を装備して毒の沼地歩くようなもんだよ。HPの差し引きゼロですわ。

くわえて念の為言っておくならば、変な方向に首が曲がっていたといっても別に鬼門を向いていたとか縦横高さの三軸 以外の第四軸を含む場所を向いていたとかいうわけではないので安心していただきたい。『方向』自体が変なので はなく、『首としてあるべき方向』としては変なのである。これらは似ている様で違う。正常ではない事を変と呼ぶのか、 変という状態そのものがあるのか。そうした問題に関わる。そして俺の耄碌がどちらの変なのか。それは俺自身が決める事だ。

2008年1月8日
去年の話だけどよ。首を寝違えたっつったろ。言ったよな。あれまだ治ってねえからな。 なんつうのもう、身体が持つ自然治癒能力みたいなものがさ。

まあ良いよ。違う話する。気分悪い。んでな。こないだ100円ショップ行ったんよ。まあ色々見て回るわな。 そしたら極細ブラシってのが売ってたわけよ。極細ブラシってのは分かりやすく言うと極めて細い ブラシよ。「ストローを洗うのに最適!」とか書いてあるわけよ。これ見て俺ぁビックリしたっす。ストローを洗うのに最適。 え、なにこれ。喫茶店やマックのストローでも持って帰って再利用とかするんすか。なんという極太エコロジー。 節約大家族物語か何かか。再利用世代もここまで来たんか。時代の波に飲み込まれるのも大概にしとけよ。つるせこ〜。

しかしよくよく考えてみると? ストローとは別に使い捨ての物ばかりではなかったので俺は俺の発想に驚愕した。 自分の頭にはストローといえば使い捨ての物しか無かった。消費社会を生きるうちに、見えない波に飲み込まれていたのは 俺の方であった。もうちょっとで「面白つるせこグッズをネットに配信で大人気ですゾ!」と写真の一枚でも パシャリとやって店員に睨まれる所だった。まあ俺の携帯はカメラが壊れているので助かった。なんつうの。 時代がわりいっすよ時代が。別に俺悪くない。恥ずかしくない。時代悪い。うっせえんだよ大体。ボケが。 俺がわりいってのか? これで使い捨てのストロー洗ってるやつも実際いんじゃねえの? 絶対居ないって言えんの か? てめこら。あ?

まあそういうわけで大量消費型社会の恐ろしさですわ。毒されてますわ。自分も昔は物を大切にする子だったんですけどね。 学校帰りにゴミ捨て場から欠けた茶碗を拾っていったりしていました。「お母さん僕今日からこれでご飯食べる〜」。 これは物を大切にとはちょっと違うのか。違うわ。むろん「物を大切にするのは良い事だがゴミ捨て場から欠けた茶碗を拾うお前の姿を他人様が見たならば」というような 至極真っ当な説教をこんこんとされましたわ。その終わりは「昨日まで使っていた茶碗は捨てるのか?」という言葉であり 納得いった。拙者合点行きもうした。やべえ。大人正しい。更にゴミ捨て場に戻してきなさいと言われたので俺は 誰の物だったとも知れぬ欠けた茶碗を持ち外に出た。そして家の裏にある谷に向かってぶん投げた。そりゃ! 茶碗死ね! 何故か。子供は宇宙皇帝だからだ。傍若無人で無慈悲なのである。大体別に俺もったいないとか思って持って 帰ってきたわけじゃねえし。ちょっと面白えかなと思っただけっすよ。子供だけが持つ意味不明の面白感覚ってあるじゃん。 だよね〜。

しかしその投げ捨て現場も親に見られていたのである。大人は窓の存在を利用し、内に居ながらにして外を知覚する。 その後俺は谷底に下りていき、茶碗の破片を拾い集めてゴミ捨て場に戻しに行かされたのである。俺の首がなおんねえ ってのも自然治癒うんぬんの衰えではなく、茶碗の呪いじゃねえかって思うんよ。

2008年1月1日
年末の道端を歩いていたら少女たちと擦れ違った。そんな時俺は思う。少女にはマシュマロとココアが良く似合うし、 似合うように生きなければならない。少女にはそうした義務がある。しかし漏れ聞こえてきた少女たちの会話から 甘い香りがする事はなかった。「なんかどうしても、 人間どうせ死ぬんだからって考えちゃってさあ」。俺は思う。悲しい事を言う子だ。確かに人間はいつか死ぬ。 けれどいつか死ぬからこそ、生が煌めくのではないか。彼女たちよりも死に近い俺は、本来眩しさに目を細めて 見なければいけない筈の少女たちがそうした枯れた言葉を吐くのが許せなかった。死の世界から遠く、生の光に満ち 溢れ、詩集を抱いて眠るべき乙女。その口から紡がれた夢の無い言葉。俺の世界に育つ矛盾。 崩れていく俺の心。待たれい。待ったれい。事を整理せよ。思考を整頓せよ。死臭を放つ言葉を持つ者が、俺よりも 死から遠いという事実からくる精神崩壊。こんなものはおめえ、前提条件をコロンブスしてプラトンで解決だよ。 つまりその者が自分より死に近ければ良いのである。死のすぐ隣にいる人間であればそうした言葉を吐く事に何の 問題も無い。つまりなんである? どういう意味である? 神の左手鈍器の右手。何を? 俺がか?

という流れで世の中がおかしくなっていくのではないかと危惧してますわ。んで正月なので俺の俺による昨年の 十大ニュースでも発表します。自分は前を見るより後ろを見ていたい人間だからです。それでは早速第10位から〜。 ダラララ〜。俺去年ニュース第10位は「近所のコンビニが潰れた」です〜。

いつも利用してるコンビニ潰れたわ。ちょう不便。ちょう悲しい。俺ぁセンチメンタリストだからよ。店が潰れたりするのに 哀愁みたいなものを感じちゃうわけよ。「長らくのご愛顧ありがとうございました。○日に閉店します」なんて張り紙を見たら 店主や店員の悲哀を想像しちゃうわけじゃない。だもんで常連客としては何か労いの言葉でも掛けた方が良いのではないか などと思いまして考えたのです。もしこれが飯屋と常連客の関係であれば「いつも美味しかったです」なんて言う所だ。 しかしコンビニ? どうである? コンビニの弁当って別に店員さんが作ってるわけじゃねえしな。コンビニの売りを考えて 言葉を掛けねばなるまい。じゃあ何て言えば良いんだ? 「いつも便利でした」か? 「いつも開いてました」 か? 「いい気分でした」?

結局何も言わないままコンビニは潰れた。

それでは続きまして俺去年ニュース第9位〜。ダラララ〜。「道端で擦れ違った少女が死を語っていた」です〜。果たして。 俺の中にある美しい世界を守るためにはどうすれば良いのか。その答えは一つである。そこから導かれる行動によって 陳腐なランキングは新たに塗り替えられ、一つの重大なニュースが誕生する。