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中ノ島  '97 3/7
【どんな島?】

 中ノ島は面積、人口ともに十島村 の中では最大の島で、トカラ列島の最高峰・御岳(標高979m)が海からそびえている。御岳の山頂が晴れていることは、珍しいらしく、僕が訪ねたときも雨に降られ、登山を断念せざるおえなかった。

 かつては、2000人いた島の人口も現在では200人足らず。それでも、十島村では最も人口が多い島である。島には役場支所がおかれており十島村のただ一人のお巡りさんもこの島に駐在している。南北120kmに及ぶ村全体を、たった一人で守っているのだ。お巡りさんの話によると、最近の大陸からの密航者の増大には困っているとのこと。

中ノ島港からみる御岳

中ノ島港からみる御岳


【登山】

 御岳への登山は山頂下の電波塔まで通ずる車道を登り、その先に登山道があるそうだ。僕は登っていないので、詳しいことは島の人あるいは下船時にお巡りさんに聞いた方がよい。港から山頂まで4時間。山頂火口は噴気が活発で、昔は周辺で硫黄を採っていたらしい。


【観光】

 

野生馬 トカラ馬
 港から、15分ほどで島の中心である船倉に着く。役場支所、郵便局、駐在所、商店と3つの温泉共同浴場はこの集落にある。共同浴場といっても小さい。島の人も利用するためか『観光客の方の入浴は午後4時までに』と港に近い天泊温泉の入口には書かれていた。

 船倉から沢沿いに延びる道を登っていくと、いつしか道はつづら折りになり一時間も歩けば、立派な「離島開発総合センター」の横に出る。センター周辺の平坦な土地は、島にとっては貴重なもので牧草地や畑として利用されている。さらに、センターから歩いて行くと歴史民俗資料館があり、ここを見学すれば、トカラの自然・歴史・文化・生活のことは一通りわかる。

 資料館のとなりには野生馬・トカラ馬が放たれている。野生馬といっても餌付けされていて、資料館の館長さんが面倒をみている。「資料館の仕事より、馬の面倒の方がたいへんだ」と話しておられた。トカラ馬は古来の日本馬の原型に近いもので、天然記念物に指定されている。現在、中ノ島には8頭しかいない。ここのトカラ馬は、もともとはおなじトカラ列島の宝島にいた馬の子孫であるという。馬に関してもっと知りたい人は、村岡さんの在来馬のリンク集へ。


【島に行くには】

  島への交通としてフェリーとしまが鹿児島港から出ている。出航予定は十島村への交通アクセスへ。

島の生命線・十島丸


【豆情報】

・島の水は酸っぱいそうなので、気になる人は水を持っていった方が良いらしい。

・島に食堂などは、恐らく無さそう。商店は3軒あるものの、自分の食べるものくらいは鹿児島から持って行ったほうが良い。ゴミも持ち帰り。

・宿泊施設は民宿。貧乏な人はキャンプをしたいところだが、キャンプ場は島の反対側(東側)にあり、そこまで10kmの道を歩くのは困難。どこかにゲリラキャンプか、船の待合い所しかない。船の待合い所は無人の簡易小屋で清潔で良い。しかし、船の着く防波堤の上にあり、海が荒れるときは恐い。

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