オートフォーカス 蛇は回転するか
最近のカメラやビデオカメラはオートフォーカスになっていてピントなんか合わせなくても自然にきれいな写真が撮れます。一体どういう仕組みになっているんでしょうか。コントラストが一番強くなる様にピントを合わせるんだそうです。
カバーガラスに黒、赤(やや小さい)、青のマジック(油性)で円を書いて下さい。濃い目に書いたほうが良いかもしれません。粘土にカバーガラスを刺してたててください。一番奥は黒い円にしてください。ビデオカメラで撮影してください。カメラは黒い円にピントを合わせてきます。その結果黒い円が一番前にあるように撮影してしまいます。それでは片目を閉じて前から観察してください。(両目でもかまいませんが片目のほうが分かりやすい)人間の目も黒い円にピントを合わせてくることが分かると思います。黒い円が前に出てきます。暗くなったりバックが黒くなるとオートフォーカスはうまく働きません。
←視線1
斜めの方向から視線1で青い粒を見つめると目はオートフォーカス機能によって黒い外縁にピントを合わせてきます。粒中央部の青い部分は本来より後ろに認識されます。視線を少しずらすと位置が移動した黒い外縁にピントを合わせます。すると視線1で見ていた球は位置が変化してしまいます。
図中に四角形が描いてあります。正方形ではないかもしれませんがわずかにゆがんで見えます。黒い外縁にピントを合わせるとこの部分が前に出てきてしまいます。
↓視線2斜めの矢印がありませんでした
視線という言葉によって点とか線でピントを考えてしまいました。図を書き換えたほうが良いかもしれません。でも面倒です。帯状に黒い粒が前進してきます。多分赤が少し後退し、緑はもっと後退して見えるようになります。視線を変えると視線1の帯はオートフォーカスから外れます。粒は移動してもとの位置に、視線2にフォーカスが移動していきます。すると新たに帯が前進して見えてきます。
さてこういった画像をみると気持ちが悪くなってきます。これはきっと脳がオートフォーカスにかける場所を探しているからではないでしょうか。きっと盛んに視線の方向を変えます。けれどもそうすると動くはずではないものが移動をしてしまいます。
この説明実験、説明のオリジナルは梶田高由にあります。ご利用されるときは出展を明らかにしてください。
左の動画は初めの動画と同じようにマジックインクで書いた円を撮影したものです。オートフォーカスをかけると黒い円が最前線にあるかのように映ってきます。カメラを遠くに向けて一旦ピントを合わせてください。この位置でフォーカスを固定します。実験サークルにカメラを向けて録画モードにしてください。フォーカス固定を解除してください。青色のサークルが僅かですが左に動き始めます。大変分かりにくいのでいずれ撮影しなおしますが、これで黒い円の隣の青い縁が僅かですが移動して見えることがわかります。
蛇の回転錯覚図を斜めに見ると黒い部分と青、赤の部分の距離が違ってきます。ここでオートフォーカスにかけると僅かに位置が変わって見えるはずです。やってみましたが、位置移動の変化が小さすぎるのでしょう。動いているようにも見えますがあまりよく分かりませんでした。ひょっとしたら他の部分との相対的位置の変化かもしれません。
2008年6月4日記載を始めて同年6月6日完成