鷹ノ巣山
 …奥多摩の山…
  〜たかのすやま〜
  (1736m) 



日陰名栗峰南尾根〜鷹ノ巣山〜浅間尾根


平成21年11月15日(日) 晴れ
メンバー  単独


三沢橋を渡ってすぐ左側の峰谷林道に行き、30分ほど歩いてから日陰名栗峰南尾根に取り付いた。 三沢橋は峰谷バス停から奥集落に向かって10分も歩いたところ。 三沢橋の手前に車の止められるスペースがあり、そこに入漁の際の心得を記した掲示板が立っているが、駐車禁止とは特に謳っていなかった。

今日は日陰名栗峰南尾根を登路にし、石尾根縦走路から鷹ノ巣山を目指して浅間尾根を下山道に取るつもりだ。 その場合、車の止めたこの場所は勝手が良く、浅間尾根を下ってからエアリアマップの通りに歩けば林道歩きを省いた周回コースが取れる。

峰谷林道に入ってからボウズ谷を橋で越して少し行けば右後方にも林道が延び、その林道のコンクリート擁壁の切れた先が日陰名栗峰南尾根の取り付き口とガイドブックは記す。 その辺りでウロウロしていたら後から車で来た地元の方が100m先にはっきりした道があるとのこと。

また、この尾根の向こう側はクマの棲むところだから鈴を鳴らすようにとの丁寧な忠告。 ところで林道のこの場所ですでにカヤトの広がる石尾根が視線に映り、そこに向かって行く日陰名栗峰南尾根もおおよそながら見渡すことができる。

     
〔この場所で左側の峰谷林道へ〕                 〔峰谷林道は未舗装で道悪し〕  
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祠を通り越して杉林を斜上して行く道ははっきりしており、すぐ先の尾根に立った場所で下に見える踏み跡が尾根の末端から延びて来るものか。

はっきりした道は尾根を越して左側に延びて行くように見え、ここで進路を尾根方面に取ることにした。
〔山に入ったらすぐ祠が〕
杉林から雑木林と周囲が変り、落ち葉の積もっているこの辺りでは踏み跡は無きに等しい。

突然にしてアセビの群がる平地を少し挟み、黒木が目に付いたころからまた登りを迎える。

一時の間にアセビが切れて急登を強いられ、この辺りで点々にぶらさがって見えるピンクのテープは測量杭の在りどころを示すもので進路は指していない。

〔尾根の前半は雑木林が多い〕
再びアセビの中を歩き、やがて尾根の東側斜面が杉林に占められる。

雑木林と杉林の間は見通しが良すぎるために返って急坂をまざまざと感じ、おりおりに息を継いでは気休めに雑木林に目を向けるが、ここまで登って来たら紅葉どころか落葉寸前のおもむきである。


〔紅葉はこの辺りで何とか見られる〕
またまたアセビが現れたら急登はいっそうはなはだしくなり、1261m点もその渦中の一地点でピークを感じず、おそらく東側の杉林が切れた辺りであろう。

ここで一息を入れることにしたが、何気なく後ろを振り返ったら富士山が木々越しでせり出して見えていた。


〔杉林と雑木林に分けた尾根は急な登り〕
ここから先は雑木林が占めるが、すべてがすべて裸木の状態。

一方、傾斜は緩むが、上向きの傾斜であることはいつまで経っても同じだ。

いつしかアセビも姿を消して枯れたスズタケの中に入って行き、これまで気にとめていなかった踏み跡が現れる。


〔雑木林は一様にすべてが落葉〕
スズタケの藪が濃密になったのは御影石の標柱を足元で見たころだが、下道はしっかり付いているところだ。

東京都のマークを刻んだように見える御影石を二本、三本と見た間はスズタケのトンネルの中であり、一本目の御影石から20分後に一度スズタケの藪から脱する。

〔始めは枯れたスズタケだったが〕
ここで目の前に見えてくる高みが石尾根縦走路であり、20m先でまたスズタケの中に突入だ。

今度は急斜面でのスズタケの藪こぎであり、しかしながらここは両手でスズタケを束ねて掴み、押し出すようにしてグイグイと登った。
〔スズタケが濃密になってきた〕
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15分後に石尾根縦走路に飛び出し、出口には赤いテープで日陰名栗峰南尾根の進路を示していた。

暖かい日差しを浴びながら歩くこの気持ち良い縦走路も20分で防火帯の尾根に合わさるが、悦に入ったばかりでここまでの道のりが短く思うはずだ。




〔石尾根縦走路を歩く〕
防火帯の尾根に合わさったこの場所が巳ノ戸ノ大クビレだが、ここから2、3分も歩けば鷹ノ巣山避難小屋だ。

晴れた秋空の下で野放図に広がっている尾根で鷹ノ巣山に向かったら30分ほどで山頂に着く。




〔鷹ノ巣山避難小屋のベンチは登山者に占められる〕
やはり人気の山だ。

風が強いにも関わらず大勢の登山者でいっぱいであり、頃合いもちょうど昼食時である。

富士山も今日は雲ひとつなく万全の態勢で迎えて呉れたようだ。




〔防火帯の尾根で鷹ノ巣山に向かう〕
まずは昼食を摂ってからさっそく富士山にカメラを向けたらどうしてもピントが合わない。

この頃になって気付いたが、カメラの調子がおかしいようだ。

富士山の写真も三、四枚撮ったきりでいい加減に切り上げて下山することにし、鷹ノ巣避難小屋まで引き返す。



〔少し経ったら雲が左側に出てきた〕
ここで標識の示す通りに浅間尾根で下山するが、巻き道だった登山道も10分後に尾根に合わさる。

後方の尾根のスズタケの中に人が一人通れるほどの切り開きがあり、敢えて尾根通しで密藪を行く奇特な登山者がいるのだろうか。




〔浅間尾根の登山道は行き先が奥部落と〕
その後はほぼ尾根伝いに下って行くが、浅間尾根の前半のこの辺りは美しい林が続くところ。

そして、もしかしての期待もあって浅間尾根を今日の下山道にしたが、しかし紅葉はやはり時期からいってかなわぬものであった。

〔植林の中もなかなか良い雰囲気〕
来年の楽しみにしておくが、この美しい雑木林も下り始めてから45分後で抜ける。

植林に変っても清楚なたたずまいを感じるのは浅間神社を抱えているせいか。

間もなく林道に出てからすぐに山の中に道を移し、30分後には車の止めてある場所に着いた。
〔紅葉と呼べるものは浅間神社あたりで〕
--コースタイム--
  峰谷林道始点 8:10 登山口 8:45〜8:50 1261m点 10:00〜10:10
  石尾根縦走路出合 11:15〜11:20 鷹ノ巣山避難小屋
 11:45
  鷹ノ巣山 12:10〜12:40 鷹ノ巣山避難小屋 13:00
  林道終点 14:25 峰谷林道始点 14:55 
      
                       −実動時間− 5時間55分
--参考地図・図書--
 「山と高原地図 奥多摩 昭文社」 「地形図 奥多摩・丹波 2.5万」
 「バリエーションルートを楽しむ  新ハイキング社」


    

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