百蔵山 
…高尾・陣馬の山…
〜ももくらやま〜
(1003m)


福泉寺バス停〜百蔵山〜扇山〜犬目バス停

   
平成18年3月5日(日)
  
天気 晴れ   好山好山旅会 6名
      

猿橋駅からバスに乗り、百蔵山の登山口のある福泉寺バス停に降りたのが8時30分。
百蔵山は始めて登るが、南側の展望は隣の扇山より勝るのではないか。

桂川から、いきなり、せりあがっているように高畑山や倉岳山が見え、それらの連なりの奥に道志の山々が虚空に漂い浮かんでいる。
圧巻はそれらの山並みの上に凝然とたちつくしている富士山だ。

今日のような暖かい陽気では、空そのものが漠々として、山々の縁をくっきり形づくっていないが、富士山だけは雪の山肌をはっきりとあらわにしていた。

福泉寺バス停の降りた所から道路の反対側に移り福泉寺の参道を進んだ。
100メートルも進んだ先で、ひとまず左側に折れ、またすぐ先で右側に折れて歩いたが、福泉寺バス停に降りたら真っ直ぐ進み、馬頭観音の分岐で右側の車道に移るのが手っ取り早い。

車道の脇の住宅が途絶え、そのまま、つづら折れに車道を登り切ったところが登山口だ。

  
〔福泉寺参道〕                      〔登山口〕

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窪んだ登山道の周りに木立もなくて開けているが、背後の南大菩薩の山々の連なりを何度も振り返りながら歩いた。間もなくヒノキも混じった杉林に入り、それ以後、樹間から富士山の白い山肌が見えることはあっても、全貌の望めない鬱々した樹林の中を歩く。

登山道は徐々に傾斜を急にして山の中に続き、やがて鐘の見える台地に乗り上げた所が金比羅宮である。お宮の中に不動明王像が納まっており、山でこのような像を見るのは余り記憶にない。

一息いれて上に向かうと社があり、そこを過ぎると、いよいよ分岐のある地点まで終始一貫の急登になる。一つ目の分岐の手前で道が緩やかになり、そこからさほど歩かないうちに表登山道に合わさる二つ目の分岐に着く。

猿橋駅から交通機関を頼らずに表登山道分岐に向かえば百蔵山は2時間30分とはかからない。二つ目の分岐から手ごたえのないダラダラした登りの行きついた先が百蔵山の山頂だ。

  
〔百蔵山の山頂〕                   富士山にかさ雲

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山頂に人が多いのは仕方がないが、峠の味わいを合わせ持った雰囲気が好ましく、下から仰ぐ通りの台形状の山頂である。展望にしばらく時間を取った後、扇山に向かうが、その山頂ははるか先に見える。

急斜面を滑りそうになるのをこらえながら下り、その後は緩やかになるが、それも僅かの間であり、見かけとは大違いに幾つかのピークを登ったり下りたりする。

雑木が茂っている広い縦走路に腰を降ろして昼食を終え、そこから行けどもいつ果てるとも知れない急登が執拗に続く。ようやく達したピークが大久保山だ。

先で鳥沢駅からの登山道に合わさり、扇山は開けた尾根を緩やかに歩いて着く。この時間になっては富士山も形をなしていなく、ぼんやりと霞んでいるだけだった。

  
 扇山に向かう                       賑やかな扇山

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バスの時間に合わせるため、しばらく扇山に留まって体中に早春がしのびよってくるのを感じていたが、いつしか53名のグループが到着して山頂はたちどころにけたたましい賑わいが包んだ。

追い立てられるように山頂を離れ、のどかな尾根道を緩やかに下った。
夢心地になって歩いた雑木林から植林に変っても登山道はひたすら緩やかであり、その後分岐で尾根から斜面に向きを変えた。

次の分岐で君恋温泉の道を見送り、犬目バス停に一気呵成に下る左側の登山道を進んだ。
30分足らずで車道に飛び出し、合わせるように四方津駅行きのバスが折り返し地点から反転して目の前に停まった。

 下山道  

--コースタイム--
 福泉寺バス停 8:35  登山口 8:55  金比羅宮 9:35〜9:45   
 百蔵山 10:35〜10:50  (昼食) 11:50〜12:15  大久保山  13:00
 扇山 13:10〜13:50  恋塚分岐 14:05  犬目バス停  15:00
                                 −実動時間−  4時間55分
--参考地図・図書--
 「昭文社 5万 高尾・陣馬」