倉岳山 
 …高尾・陣馬の山…
  〜くらたけやま〜
  (990m)



鳥沢駅〜北尾根〜倉岳山〜小篠貯水池

   
平成19年11月23日(金) 
天気  晴れ 
単独

      



〔八幡大神宮〕
鳥沢駅からエアリアのコース通りに歩き、桂川に架かる虹吹橋を渡って右側に向かえば小篠貯水池を経て穴路峠に至る。

左側の新下畑橋を渡って下畑集落に向かえば、倉岳山の北尾根の登山口がある。

コンクリート道を道なりに進んで下畑集落を抜け、小さな橋を渡ったすぐ先に右上に向かう坂道を登る。

階段を上がってしめやかに建っている建物が八幡大神宮である。
右横の崩れているとしか思えない道を拾い、目の前のフェンスのドアを開けて山の中に入った。

5、6m先で道が左右に交差しているように思え、左側に向かって歩いたが上に向かう様子もないようだし、道も立ち消えになったようだ。

元の位置に戻って向かう先にじっとたたずむと、さっき見えていなかった落葉の沈んでいる筋が道のように思え、真っ直ぐに向かった。






〔フェンス内に入る〕


〔458m点〕
尾根道に入ったようであるが、間もなく左側に道を移して眉に唾を塗ったが、ガイドブック通りに二基の祠を見た。

458m点までは潅木の枝葉にはばまれて気持ちのはずまない尾根を歩く。

458m点からわずかに下って登り返す直前に白いテープが見られ、道案内のつもりなのか。


枝葉のわずらわしさから解放されたすっきりした木立の中を登り、尾根の樹林も左側に杉、右側に雑木に分けた。

また少し下って登り返している間に恩賜林の標石を三本数え、この頃には陽差しが斜めから入って雑木の紅葉を美しく照らしていた。

標石を次々に見て急坂を登り、露岩を越えた530m点には大きな標石が埋まっていた。


〔すっきりした樹林の中に入る〕
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〔赤色に染まる〕

ピンクの目印を見てすぐ下に向かい、広い尾根を登り返す。

尾根が狭まると露岩が目に付き出して樹木の枝がわずらわしくなり、怪獣の背のような岩稜を越えて登っていく。

やがて広い尾根が目の前に現われ、この長い急登を登り切るのが今日一番の大仕事である。

直登気味に登り、しばしば薄い筋のようなものに交差しているのはジクザクに歩かれている踏跡のようだ。


急登のため真正面から差してくる陽の光が山の陰になって入らず、太陽に面とつき合わせると同時に平坦地に立つ。

この場所が北西尾根との合流地点になり、下りはこの尾根を歩くつもりだ。

ここから先は疑いようのない登山道が伸びており、足元に刈り取った枝葉が落ちて手入れも行き届いているようだ。

倉岳山は20分後に着き、狭い山頂は30人ほどのハイカーで盛況である。

〔倉岳山〕


〔今日の富士山は雲ひとつない〕
北面と南面が開け、雲ひとつない青空にありたっけの山々を浮かべ、シルエットになって二重、三重に重なる山々の連なりの奥に、銀嶺の富士山が大空いっぱいに広がっているのが見えた。

昼食を終え、富士山が見えるままに歩ける左右の尾根道も捨てがたいが、所期の目的通りに先ほどの道を下る。

10分後に北西尾根の分岐まで戻り、テープを見て左側に下った。



遠くまで見通せる雑木林のトンネルに歴然とした道が踏まれていた。

周囲はすべて雑木林に変わり、陽の当たっている左側は鮮やかに色づき、大気そのものまでが黄金色に染まっているようだった。

登山道はいきなり左側に、それも鋭角に向きを変えたが、先の下った所で北西に持ち直すのでそのままずるずると下ってしまい、肝心の尾根は右側の高い位置に見えるまでになった。


〔北西尾根は雑木林の道だ〕
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〔石仏〕
不意に曲がった所で尾根に向かわなければならないと察したが、一方はっきりした道の行方も気になったことが背景にあってここまで下った。

北西尾根は次の機会に回し、当面このしっかり踏まれている道筋を追うことにした。

どんどん下って左側に沢が見え、その向こう側には青々した植林が整然と美しく並ぶ頃には前方に標識が見えてきた。


三方境の登山道の角に石仏が置かれ、標識は穴路峠、鳥沢駅を示していた。

ここから小篠貯水池まで20分ほどの道のりで山中の行動もあっけなく終え、街に入ってから何度も首を回して倉岳山を振り返り、視線に映っている北西尾根を未練がましく目で追っては前に進んだ。





〔小篠貯水池付近から扇山〕
--コースタイム--
 鳥沢駅 8:50 八幡大神宮 9:45 458m点 10:25〜10:35 
 北西尾根分岐 11:50〜11:55 倉岳山 12:15〜12:45
 北西尾根分岐 12:55 石仏 13:30〜13:35  小篠貯水池 14:00
 鳥沢駅 14:40
                              −行動時間− 5時間00分
--参考地図・図書--
 「山と高原地図 5万 高尾・陣馬」 「地形図 2.5万 上野原・大室山」
 「静かなる尾根歩き 新ハイキング社」