…奥秩父の山…
雲取山〜ヨモギ尾根 
〜くもとりやま〜
(2017.1m)



塩沢橋〜奥甚助尾根〜奥多摩小屋
〜小雲取山〜雲取山〜ヨモギノ頭
〜奥多摩小屋〜奥後山〜塩沢橋


   
平成22年11月2日(火)
 天気  晴れ後曇り 
メンバー  単独


後山林道のゲートの手前に車を止め、塩沢橋まで歩く。 右側に分けているのが塩沢林道だが、その林道の態をなしていないところを7、8分も歩いたコンクリート階段が今日の取り付き口。

ジクザクに登ってすぐ左右に踏み跡が分岐し、ここで左側のヨモギ道を分けて右側の踏み跡を追う。

〔奥甚助尾根に取り付いてから沢を見下ろす〕
左右に延びるこれらの踏み跡は水源林を管理する巡視路であり、よく整備された道である。

現に、よく目にする目新しいピンク色のテープの目印には倒木などと書かれ、いずれ作業員が入って取り除くのだろう。  さて、今日歩くこの巡視路は10月にも歩いたばかりだ。




〔笹の刈り払われた広い巡視路〕
奥甚助尾根に向かって勝手知った道であり、トラバース道で桟道を幾つか渉ってワサビ谷も越し、まずはヨモギ道の分岐まで来た。

ここまでの所要時間は1時間10分である。 ヨモギ道を分け、なおもトラバース道を行って20分後に突如として今度は奥甚助クボに向かってジクザクに下る。

10月に来たときよりは水量の多い沢を一飛びで渉り、ここからがいよいよ奥甚助尾根の登りである。



〔奥甚助尾根に併走するヨモギ尾根〕
取り付いたばかりでは踏み跡が薄くてちょっと戸惑うが、二、三のテープを追って行けば笹の刈り払われた広い道に出合う。

それからちょっとした時間で尾根の一端に出、以後、尾根もしくは尾根のすぐ下の巻き道を辿る。

尾根に乗った辺りでは紅葉の色はまだ浅く、その色づきの進展の具合を見ながら登るのもまた楽しいだろう。



〔奥甚助尾根の紅葉〕
登るに従って紅葉はまずまずの色になり、急登の中ほどでアセビ、ツガなどの常緑樹が目に付き出し、この辺りで振り返ったら富士山を眺めることが出来た。

冠雪している富士に対面するのは久方ぶりで新鮮な眺めだ。

紅葉の色も一段と深まったが、それよりもお隣のヨモギ尾根には赤色もふんだんに散りばめて、視線はもっぱらそちらに注がれる。



〔石尾根直下の水平道で富士を眺める〕
今歩いている尾根に赤色が乏しく感じるのは尾根全体に視線が行き届かないだけであり、逆にヨモギ尾根から奥甚助尾根を眺めれば同じ装いで見えるのであろう。

尾根、巻き道と歩いて尾根道で一層の急登を迎え、そこから右側の巻き道に移って左右のトラバース道に出合ったところが石尾根直下の登山地図でも記している通りのコースである。




〔石尾根に乗ったのは奥多摩小屋の辺り〕
このコースに合わさったところに奥甚助尾根の目印があり、この先の進路は左側に採る。

少し行ったら塩沢橋の目印があり、真っすぐ進めばヨモギ尾根に乗ることが出来る。

この分岐の上に向かう登山道で水場を越し、さらに階段道を登って行けば石尾根だ。




〔雲取山避難小屋から振り返る石尾根〕

 〔奥甚助尾根の紅葉、黄葉〕


すぐ目の前が奥多摩小屋であり、ベンチもあってハイカーがいつもたむろしているところだが今日は人の気配が無い。

石尾根で雲取山に向かい、一つ目の高みであるヨモギノ頭は巻き道で越した。

二つ目の高みに向かう頃には下って来るハイカーをぼちぼち見かけ、やはり石尾根では人通りが多い。


〔水場の近くにある塩沢橋を指す目印〕
小雲取山を長い急登で登る間に富田新道を指す標識を視線に留め、高みに立ってから平坦道で雲取避難小屋の直下まで来た。

ひと登りして雲取山に着き、山頂で昼食を摂ることにする。  朝方の快晴だった天気も次第に雲が多くなって、山頂に立った時には大空のどこにも青空を留めていなかった。

吹いている風は冷たく、そのことを示すようにカラマツ林の黄葉も散って晩秋の気配である。

〔ヨモギ尾根はここから歩く〕
下山道をヨモギ尾根に採るが、奥多摩小屋まで往路を戻る。 その際には登りで巻いたヨモギノ頭を立ち寄ることにした。

ここを少し下ったところが奥多摩小屋、ここから水場方面に向かう。

塩沢橋の目印で石尾根直下の水平道を右側に行けば自然とヨモギ尾根に導かれる。 尾根に立ったその場所に東京都水道局の赤い看板のあるところだ。

〔奥甚助尾根にも共通する広い巡視路〕
尾根に広い登山道が通じ、奥甚助尾根同様に笹の刈り払われた道である。 

右側に前飛竜、飛竜山、北天のタルなどを眺めて歩き、登山道は尾根を度々にからんでの左右の巻き道が多い。 少し下ったところから紅葉が映えて来る。

どこを向いても視界いっぱいに入るのが紅葉している樹木ばかりであり、主に西側で写真を写す機会が多かったのはその方面の巻き道が多かったせいか。



〔緩やかな下り坂で快適に下る〕
下るに従ってツガ、マツなどの黒木も混ざってくるが、これが紅葉の中にあってまた良い点景だ。

飽きることを知らないで、あっちこっちと向いて紅葉の樹木に堪能し、不意に立ち止まってみればそこが奥後山である。

通りがけにあった山頂という印象であり、鞍部を介していないので気付かないで通り過ぎてしまうところだ。




奥後山の山頂、山名標もある
下り坂から左側に折れて行くところに赤テープがあったが、この先からの登山道がやや不明である。

おおむね東側に向かって落ち葉の中の道筋を拾って長い下り坂を歩き、しばらくして左右に延びる巡視路に出合う。

古いブリキ板に行き先を記し、右側を林道後山線、左側を塩沢谷と指していた。





〔奥後山を下り、赤い目印で進路を左側に〕
間違って塩沢谷に向かったが、これは奥甚助尾根に向かう巡視路の奥で合わさるものだ。 10分ほど行って引き返し、林道後山線に向かって下る。

周囲の樹木はカラマツ林からヒノキ林に変り、巡視路を下って二度、右側後方の作業道を見送ってようやく今朝方のコンクリート階段まで戻る。

その後は塩沢林道、後山林道を歩いて車の止めてあるゲートまで来た。


〔奥後山を下って左右の巡視路に合わさり、ここで後山林道へ〕

 〔ヨモギ尾根の紅葉、黄葉〕


--コースタイム--
  後山林道のゲート 6:30  塩沢橋 7:05  取り付き点 7:15
  ワサビ谷 8:15  ヨモギ道分岐 8:25  奥甚助クボ 8:50
  尾根出合 9:10〜9:20  石尾根出合 10:40〜10:45 
  雲取山 11:40〜12:05  ヨモギノ頭 12:35  奥多摩小屋 12:40  
  ヨモギ尾根出合 13:00   奥後山 13:50〜14:00  
  塩沢橋 15:40  後山林道のゲート 16:10   −実動時間− 8時間50分
--参考地図・図書--
  「山と高原地図  雲取山・両神山  昭文社」 
  「地形図 2.5万 武蔵日原・丹波・奥多摩湖・雲取山」


    

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