川乗山 
…奥多摩の山…
〜かわのりやま〜
(1363m)


ウスバ尾根〜川苔山〜曲り尾根〜川井駅

   
平成18年5月4日(木)
 天気 晴れ   単独

  
      

8時30分に奥多摩駅前を出発する東日原行きのバスは二台とも満員。
バスの乗務員が何とかやり繰りしても乗せきれない乗客がいたので臨時バスが出るようだ。
大半のハイカーが川乗橋バス停で降り、先を急ぐようにして川乗林道に向かった。

ここを歩くのは本当に久しぶりで舗装道路が新しく見える。30分も歩いて竜王橋を渡り、左側にカーブする手前で二つ目を数えたカーブミラーの右側にはっきりした道が付いていた。
登路に歩くのはウスバ尾根であり、ガイドブックによれば川苔山の最短コースとのことだ。

杉林の中に進み、しょっぱなから急である。ジクザクに歩き、やがて右側に回りこんだ位置から尾根を目指す。上方に鬱蒼とした杉林に覆われて空が見えないほどであり、あたかも忍苦を背負って歩くかのように辛抱強く上に向かった。

一度ピークに立ち、はっきりした道は右側を巻いていくが、左側の尾根が高くなっていくのを看過できずに引き返し、低い位置から尾根に乗ると尾根にも道が付いていた。

道は今度は左側に巻いていくので、ここからはとことんま尾根上の薄い踏跡をひろいながら歩くことにした。左側にカラマツ林が広がると木々越しに展望が得られ、間もなくウスバ乗越に着く。

  
 〔杉林の急登〕                            〔ウスバ乗越〕

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右側に向かえば大ダワ、鳩の巣駅であるが、崩壊のため通行禁止であり、左側に向かえば足毛岩の肩を迂回して川苔山へと向かう。 ここも尾根に向かって進み、やがて防火帯の広い尾根に合流する。

右側に向かえばもうすぐに川苔山に着き、尾根の周辺を見渡せば雑木林はまだ裸木だった。
山頂直下の急な登りからハイカーで賑わう川苔山に立ち、立ち止まるのもそこそこにして山頂を後にした。小屋を通過し、道標の示す通りに赤杭尾根を右側に見たが、ここも直進して北側に下って行くことに違和感を覚え、立ち止まって地図を広げた。

曲り尾根はいったん赤杭尾根に足を運ぶようだ。
赤杭尾根の入口まで戻り、細尾根を歩いてすぐ防火帯の広い登山道に出た。

      〔絶好の行楽日和〕                         〔ここから真名井北稜〕

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赤杭尾根はやがて右側の暗い植林の中を下って行くが、目の前の高台を越してその後、左側に向かう尾根が真名井北稜だ。ともかくこの高台で昼食を取ることにし、左側のテープで導く真名井北稜に行く。

真名井北稜の尾根道もはっきりしており、標石も点々と埋まっていた。
15分も歩くと道が二手に分かれ、その左側が曲り尾根であり、今日はここを下る。

やはり標石とテープを見て、やぶから棒の急坂を下る。
尾根の左側にアカヤシオ、右側にミツバツツジを見て下り、間もなく鉄塔の建っている場所に着いた。

ここから木段状の道を下り、やがて右側から尾根を離れて行く木段状の道を見送ってからも尾根伝いに足を運ぶ。すぐ左側に崩壊している所を見て眉をひそめ、神妙に歩きやすいところを選んで急坂を下った。

  
〔曲り尾根に向かう〕                         〔曲り尾根は急坂〕

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ここまで下ると若葉のしたたるような緑色が山中にあふれんばかりになり、春の香りを一身に浴びながら歩いた。沢音もいつのまにか耳元に届くようになり、雑木と植林の分けた尾根から頭を出している標石を気にかけて下った。

やがて沢音が耳をつんざくばかりに聞こえ、最後に見た標石の真下に木橋を見て、その左側の大きな岩の左手に着地点を見いだし、木の幹に掴まって滑るようにして沢に降り立った。

沢の縁に大丹波川曲ヶ谷と書かれた新しい標識が立ち、従来の標識には大丹波川を遡れば獅子口、川苔山、沢の下流に百軒茶屋、川井駅と記してあった。

エアリアマップに曲ヶ谷沢に沿った難路のルートを記し、曲り尾根はその沢に並行して東側に伸びている尾根である。風韻に富んだ美しい沢に沿って下り、間もなく左側の林道に向かって名残惜しむようにして沢を離れた。

高みにある林道に上がり、ここから歩く川井駅までの1時間30分の舗装道路は、せんない事である。


  
  〔沢に降り立つ〕                         〔沢の縁を歩く〕

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--コースタイム--
 川乗橋バス停 8:45  竜王橋 9:15〜9:25   
 ウスバ乗越 10:50〜11:00  
川苔山 11:55 
 赤杭山・古里駅分岐 12:05〜12:15  真名井北稜入口 12:30〜12:55
 曲り尾根入口 13:10 鉄塔 13:30  大丹波川曲ヶ谷 14:05〜14:10 
 川井駅 16:00               −実動時間−  6時間15分
--参考地図・図書--
 「昭文社 山と高原地図  奥多摩」  「新ハイキング社 静かなる尾根歩き」
 「地形図 2.5万 武蔵日原・奥多摩湖・原市場・武蔵御岳」