今倉山 
…道志の山…
〜いまくらやま〜
 (1470m)


道坂トンネル〜今倉山〜二十六夜山〜引野田

   
平成18年 8月27日(日) 
天気 小雨 
単独

       
      

道坂隧道の左側にある登山口から登り、短い急坂を経た後、林床が笹に変わったら道は緩やかになる。 しばらく斜面の中の登山道を歩き、樹林の間に淡い光りがもれていた前方で尾根に立った。
分岐の標識があり、右側に向かえば御正体山、左側が今倉山だ。 尾根道は直線状になって急になり、さらに進めば岩がまじるようになる。

登山道と書いてある標識を過ぎると、道はいったん緩やかになり、間もなく左側にカラマツ林が広がって開放的な気分になる。尾根はまた急になり、登りついたピーク状で左側に向きを変え、なだらかな道を少し歩いてからひと息を付いた。

この辺りから道々に色とりどりの花が目につき、さっきから、しきりに目を凝らしてお目当てのレンゲショウマを見つけた。その先でひと株、またその先でひと株、とまばらに見るだけだが、先々でまだまだ見られそうだ。

カイフウロが混じると、たちまちに雨にけむる登山道の周辺を華やかにした。 そこから緑濃い樹林の中に入ってひと登りすれば今倉山に着く。
樹林が茂って森閑とした山頂に展望はないが、静けさにどっぷり浸れることができる。

尾根沿いに右側に向かえば菜畑山であり、久しぶりに足を運んでみたいが、下山後の交通機関が難だ。 二十六夜山に向かって左側に行き、この先はしばらく林相の美しいなだらかな道を遊歩気分で歩く。 下草の緑色とはっきり分けた登山道は山の中で筋になって見えていた。

都留市街に向かう沢コースの分岐の標識を見てから登山道は上りになる。 登り着いた先から尾根は細くなり、その後も緩やかに登ると展望の開ける赤岩に着く。
ここから眺められる山名を記した円形の標示盤があったが、ガスっている天気では無用の長物である。

  
 〔御正体山との分岐〕                      〔ガスに煙る登山道〕

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山頂以外でこのような標示盤を見かけるのは珍しいのではないか。
レンゲショウマをそこかしこに見て歩いたが、ポツン、ポツンと咲いていたという印象だ。
細尾根が続き、その先で幾つかのピークを越えて道を北向きに変えたら樹林の中を下って行く。

この辺の樹林のたたずまいはうっとりするほど美しく、そんな夢心地に平手打ちをくわされたように登山道は先で急になり、間もなく階段状になって舗装道路に出る。
右側に100メートルほど歩いて左側の山道に入り、二十六夜山を目指す。

二十六夜山は20分ほど登って着く。 北面と南面が開けていたが、天気の状況は相変わらずであり、山の陰さえ微塵たりとも見えなかった。 石塔の側に立つ二十六夜山の由来を書いた看板の先で、道は二手に分かれる。

一方は上戸沢に下る道であり、ここは二、三回歩いているので今日は引野田に向かって下る。

  
〔今倉山の山頂〕                          〔カイフウロが鮮やか〕

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トラロープに沿って急坂を下り、その後は平らな道も折々に挟むので先行きが長そうである。
尾根を分断していた先ほどの舗装道路を境にして、レンガショウマをばったり見なくなった。

急斜面をジクザクに歩いて下り、この頃にはガスが薄れて周りの木々の緑が目にしみいるように映った。 道が直線状になってヤブが濃くなってきたと思っていた矢先に道を失い、何度か行きつ戻りつつしたが登山道を探すことができず、宣伝カーのアナウンスの聞こえる方に向かって道なき道を進んだ。

山を区切っている倒れかかったトタン塀を見て里の匂いを嗅ぎ取り、すぐ先で登山道に出合った。
ゴルフ場の脇の草深い道を進み、民家を左右に見て歩くと道路はT字路になる。
引野田バス停は右側にあり、ここから富士急行線の赤坂駅まで霧雨の降る中、30分以上は歩いた。

  
  〔二十六夜山〕                         〔引野田に下る〕  



レンゲショウマ三題
--コースタイム--
 道坂トンネル登山口 8:50  御正体山の分岐 9:05  今倉山 10:10〜10:20  
 赤岩 11:05  林道 11:50
11:55 二十六夜山 12:10〜12:20
 引野田バス停 13:35  赤坂駅   14:10頃 
                                −実動時間− 4時間55分  
--参考地図・図書--
 「昭文社 5万 高尾・陣馬」