御前山 
 …奥多摩の山…
  ごぜんやま
  (1405m)


シダクラ沢左岸尾根〜御前山〜大ブナ尾根

   
平成21年1月24日(土) 
天気 曇り後雪 
単独
      

朝、家を出発したのが5時30分。暗い中、車をひた走りして目的地の近辺に来てから白みだした朝の光景は予想を裏切るものだった。山はのきなみにガスがかかり、空から黒い雲が垂れ下がっていた。天気予報では雲が多いながらも晴れるとのことだが。

奥多摩湖の無料駐車場に車を止め、奥多摩駅方面に行く。中山バス停から多摩川に下って行き、奥多摩駅を指している奥多摩むかし道を歩く。道所橋から山の中に入ったら間髪を容れずに右側の高みを目指した。送電線鉄塔の手前で左側から来る山道に合わさるが、最初の高みの取っ付きで見送ったものだ。

  
 〔道所橋という吊橋〕                    〔送電線鉄塔に立つ〕

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〔541m点だと思う〕
この先から山道も尾根を辿って行き、尾根が広がって踏跡が二手に分かれたが、どのみち目の前の高みに向かっているようだ。

541m点を過ぎたら間もなく右側に雑木林が広がり、曇った空を映して打ち沈んでいるような鉛色の奥多摩湖が覗ける。




目線から比較して高さで奥多摩湖を頭ひとつリードしているだけに感じ、従ってこの辺りではまだ登りの緒に付いたばかりで、この先からいっそうの急登をしのがなければならないようだ。

登路に取っている尾根はシダクラ沢左岸尾根。

気丈に構えて深沈とした足どりで植林の中を登って行き、尾根が細くなって来るとまた右側に雑木林が広がる。



〔右側に雑木林が広がる〕
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左側の植林の間から覗かせている尾根がシダクラ橋から延ばしているシダクラ沢左岸尾根のもう一方の尾根であり、先で一緒になるように感じたら急登を迎える。
尾根が広がったら巻き道のような踏跡も見られるが、そのことをよそに几帳面に高みだけを目指すことにした。

植林の中に入るとはっきり延びている踏跡などはなく、歩きやすいところを適当に選んで先ほどに輪をかけたような急登を詰めれば左側からの尾根に合わさる。
この辺りが地形図の852m点の手前に当たるようであり、尾根も広がって全山を包む雑木林に気持ちもはじけるところだ。

さっそく左側に御前山が見えるはずだが、ガスが流れては瞬時の間だけ黒い山肌を現わすことを繰り返していた。ここから尾根は南西の向きになり、広々とした素敵な雑木林も気の乗らない今日のような天気では形無しだ。
尾根が狭まって右側の傾斜が急峻になったのは地形図の通りだが、ここまで険しいとは想像を超えており、再び登り道になれば尾根は広がる。

  
〔852m点の手前だろう〕                〔大ブナ尾根に合さる〕

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〔奥多摩湖を指す標識が〕
奥多摩湖が上がって来る大ブナ尾根に合わさった場所に奥多摩湖を指す白い標識があったが、尾根が広がっているこの辺りではシダクラ沢左岸尾根を下山道にする場合に格好の目安になるべきものだ。

天気はだしぬけに急変したようであり、ちらちらと粉雪が舞ったと思ったらすぐに大粒の雪が降ってきた。



風も無い穏やか天気で寒くはなく、衣服を振り払えば飛び散る雪でもあり、合羽を羽織ることもせずに雪見気分に酔っては前進することに急いだ。

この先の大ブナ尾根は防火帯の登りであり、順調に足先を伸ばして木段状の登山道に移ったら惣岳山はじきに着く。




〔防火帯の大ブナ尾根〕


〔惣岳山〕
山頂にドラム缶を二缶置いているのはいつもの光景だが、さてここからさらに御前山に足を運ぶべきかどうか。

登りながら考えて二の足を踏んでいたが、ここまで来て行かないのでは様にならない。

面子にこだわっただけだが、御前山は20分後に着き、惣岳山に10分ほどで戻れる。



御前山に登山者の姿はなく、山頂にいた間に一人登って来たきりだった。

下山している間に二組のパーティに出会っているので、山頂はこれから賑わうようだ。

下山道は大ブナ尾根を取ることにし、当面はシダクラ沢左岸尾根に合わさる場所までは同じ登山道を引き返す。


〔御前山〕

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この先は植林の細尾根を下って登り返した平頂の奥の端にサス沢山の山名標があり、今日の天気ではなすすべもないが奥多摩湖も眼下に納めることもできる。ここから右側に植林、左側に雑木林に分けた尾根道を下り、左側に極端に折れたところで雪景色の雑木林の尾根を下って行く。

ロープに頼らなければ歩けない雪道の急坂だが、この辺りまで下ると奥多摩湖のどこかで工事中の重機の音が聞こえる。ダムの堰堤に降り立ったら朝方の奥多摩湖の風景を一変して冬景色に変えていた。





☆☆ 季節を変えて御前山を歩く ☆☆
{下記をクリック}

@……シダクラ沢右岸尾根を登路、江戸小屋尾根を下山に (平成20年3月15日)

A……広々した気持ち良い清八新道を登路に(平成18年5月3日) 
B……中尾根を登って山頂から境橋へ(平成17年3月19日)

--コースタイム--
 奥多摩湖 7:00  中山バス停 7:15 送電線鉄塔 7:50〜7:55
 541m点 8:05 852m点付近 9:50 惣岳山 10:40

 御前山 11:00〜11:20 惣岳山 11:30 奥多摩湖 13:15
                               −実動時間− 5時間50分           --参考地図・図書--                                         
 「山と高原地図 奥多摩 昭文社」 「地形図 2.5万 奥多摩湖」