…奥武蔵の山…
武甲山 
〜ぶこうさん〜
(1304m)



浦山口駅〜高ワラビ尾根〜小持山
〜シラジクボ〜武甲山〜浦山口駅


   
平成23年1月10日(月)
 天気  晴れ 
メンバー  単独


高ワラビ尾根に取り付く最寄りの駅は秩父鉄道の浦山口駅。 橋立鍾乳洞、札所28番に進路を採ってしばらく進めば頭上に高架橋が見えて来る。

橋立橋とは知らなかったが、そのことに気付いたのは橋立鍾乳洞のバスの転回広場にもなっている左側の駐車場を通り越し、さらに橋立川に沿った武甲山の登山道を少し行ってから。
〔705.5m点に城山との表示〕
橋立橋を潜る手前の左側の登り坂の車道を行く。 秩父さくら湖方面に向かって橋立橋を渡り、すぐ先の擁壁の切れたコンクリート階段で杉林の中に入る。

斜上して尾根に乗り、以後尾根伝いに急登が延々と続く。 道筋も認められ、赤テープも目印になる。

平坦地に出てもそれは僅かの間だけであり、705.5m点までは同じような展開の道のりである。



〔秩父さくら湖が覗ける、この辺りは足元が険しい〕
露岩を越してから左側に折れ、高みへと向かっている間に植林から雑木林に変った。

雑木林の中の急登では何度も何度も木々の幹を掴んでは身体を押し上げるようにして進んだ。

一時の間で雑木林は終わり、またも薄暗い植林の中を登って行く。 右側に雑木林が広がったところで705.5m点に着き、木立に城山の表示を掲げてあった。



〔露岩が随所に出てくる〕
三角点の標石もあったが、展望の恵まれるところではない。 そこそこで城山を立ち去って下り坂へと向かい、この頃には右側で秩父さくら湖が木立の間から見えて来る。

下り切った平坦地の木々越しでは湖面が広がりを持って視野に入り、次の785m点までの間がこの秩父さくら湖の湖岸に沿った急斜面を尾根までせり上げている。




〔岩峰ですっきり眺められた秩父市街〕
そのために秩父さくら湖側の地形が険しく、屹立した岩稜を幾つも覗かして、これらで支えている尾根であることが一目して分かる。

従って尾根もこの辺りでは岩尾根であることはまぬがれず、そしてこの先の岩稜の下り坂が少々やっかいである。

行ってはみるものの、鞍部に至る最後の岩稜を下ることが出来ず、左側の赤テープに気付いてから巻いて越した。 ここはもっと手前で赤テープの欲しいところだ。


〔785m点は顕著なピーク〕
登り坂になってから露岩帯が長く延びるが、最初は左側に巻き、途中で今度は岩稜をじかに登ってみた。

岩稜を辿るところにも道筋があり、ここはどのように歩いてでも岩稜を越せるのだろう。

先の岩峰でいっきに展望が開け、秩父市街の全域を視野に収めることが出来た。



〔高ワラビ尾根の前半は別にして、大半は植林と雑木林の中〕
また植林の中に入ってから雑木林に変ってもう一段の高みに落ち着くが、この高みは下ってからの登り返しで雑木林越しに振り返って顕著なピークだったことを知った。


785m点を越したことになり、この先でも露岩を度々に現わしてほどなく広尾根に出る。




〔伐採地で眺めた武甲山〕
全山が雑木林に包まれるが、それも登っている間に右側がヒノキ林に変り、登っても登っても相変わらず次々に高みが現れる。

ほとほと気が滅入り、伐採地の広がったのを幸いに大休止を決めこんだ。





〔ここで一般登山道に合わさる〕

武甲山をしばらく眺めてからおもむろに腰を上げ、ヤセ尾根から二段構えの岩場を越すのが今日一番の難題。

この岩場、登りだからこそ何とか越すことが出来たものの、下り坂では一瞬にして足がすくんでしまうだろう。

しかし、後で知ったことだが、ガイドブックでは巻き道があるとのことだ。

〔小持山に立ってから武甲山に向かう〕
ともかく、ここを越してしまえば一般登山道との合流点は、もう目と鼻の先だ。

この分岐で武士平の登山道を見送って小持山に進路を採る。

足元は険しいが、小持山まではしっかり踏まれた登山道で登山地図までに時間はかからないことは折り紙付きだ。 おそらく30分ほどの余裕があるはず。

〔シラジクボの手前の防火帯のような尾根〕

小持山までも登りを幾段にも連ねて武甲山の分岐から少し登ったところが山頂だ。

ここで武甲山、大持山のどちらに行くべきか悩んだが、たまたま山頂で居合わせたハイカーに聞くと武甲山までは登山地図ほどに時間がかからないとのこと。

所期の目的通りに武甲山に登ってから浦山口駅に下山することにしよう。


〔シラジクボの標識〕
分岐まで戻ってから急坂を下ってさらに一段下り、小さなコブを二つほど越して防火帯のようなところに出る。

この緩斜面のところをさらに下ったところが最低鞍部のシラジクボだ。

十字路になった分岐であり、右側に持山寺方面、左側に橋立を分けているが、橋立方面は登山地図には記していない。




〔ここから武甲山の登りが始まる〕
さて、武甲山の登りを迎えることになるが、左側にカラマツ林、右側でヒノキ林を登っている間は文字通りの急登。

山頂部が見えて来たら斜度が緩み、左側のカラマツ林が雑木林に変る手前からまた急登である。

十字路に交差したところが武甲山の肩、ここから5分も登れば山頂に着く。





御嶽神社の後ろが展望台

展望台を御嶽神社の後にひかえ、真っ先に目に付いた、ただひとつ見えた白い峰が浅間山だ。

赤城山は山頂部が雲に覆われ、裾野を長く延ばしているのだけが見えた。

今日の冷たい北風では関東の北側の山々では降雪をもたらしている様子。





〔展望台からの眺め、そして武甲山の山名標も〕
谷川岳方面も眺められるらしいので二日前のような澄んだ晴天がまたとないチャンスだったのであろう。

武甲山の肩に戻ってから一般登山道で浦山口に下ることにする。 カラマツ、雑木、カラマツと樹相を変えたトラバース道で下り、杉林の中をジクザクに切ったらすぐ先で伐採地が広がる。

また杉林の中を下って出たところが長者屋敷ノ頭。 ここの標識に右側後方を指していたのがシラジクボである。




〔真っ先に目に付いた浅間山〕
どうやらシラジクボの標識で橋立を指しているのがここに導かれるようだ。

この先は気持ちの良い尾根道を辿って浦山を指す大きい表示で杉林の中をジクザクに下った。

疲れも極まってここの急坂は辛いが、今日一番の踏ん張りどころといったところ。 抜け出たら後は林道歩きを残すのみで、これも登山地図よりは大いに時間を省ける。



〔植林の中を下って、ここが長者屋敷の頭〕
--コースタイム--
  浦山口駅 8:30  取り付き口 9:00〜9:05(15分ほどの道まどいを含む)  
  城山 10:05〜10:10  785m点 10:50 伐採地 11:40〜11:50
  武士平分岐 12:30  岩上の展望台で昼食 12:55〜13:10 
  武甲山分岐 13:35〜13:40  シラジクボ 14:10 武甲山の肩 14:35
  武甲山 14:40〜14:50  長者屋敷の頭 15:15  
  長者屋敷登山口 15:50   浦山口駅 16:35    
                                 −実動時間− 7時間15分
--参考地図・図書--
  「山と高原地図  奥武蔵・秩父  昭文社」 「地形図 2.5万 秩父・武蔵日原」
  「バリエーションルートを楽しむ  新ハイキング社」


    

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