…高尾・陣馬の山…
 権現山
 〜ごんげんやま〜
 (1311.9m)      



浅川バス停〜1252m点
〜麻生山〜権現山
〜浅川峠〜浅川バス停


   
平成23年12月18日(日)
 天気  晴れ 
メンバー  単独





権現山は全国に89座もあるのだそうだ。 今日はその中で二番目に高い権現山に登る。

この界隈では扇山、百蔵山がずぬけて人気が高く、その点権現山は登山の対象にしては、いささか

地味である。

しかし、この辺りでは標高が一番高くて盟主のような存在であり、登っても分かる通りに扇山、百蔵

山などをすぐにしのぎ、山容も東西に尾根を広げて大きい。

今日の登りのコースは浅川バス停が基点。 二、三十歩先で1252m点南尾根に取り付く。

[浅川バス停に今日は4人の登山者] [1252m点尾根の登り始め]

ここから登って権現山の西側に連なる1252m点に立ち、その後の行程はその時の気分次第で。

取り付いたばかりは、ちょっとした竹林の中。

右側に堰堤のかかる沢を見下ろし、左側では下方に民家が覗く。

竹林をすぐに抜け、その先からは右側をヒノキ林、左側を雑木にして尾根を登る。

雑木と言うよりもアカマツが半々に混ざり、歩く先々の灌木の茂みが多少うざったい。

林業公社の赤いプラスチック杭が点々と足元で見られ、左右の尾根も連れ合って上に延びる。

[雑木一色にかわった頃] [登っている間の富士の眺め]

左側の樹木が雑木一色になり、樹間から遠方にカヤトが特色の白谷丸から滝子山の

山なみが眺められる。

さらに連なっているように見えるのが笹子雁ヶ腹摺山、本社ヶ丸、三ツ峠山。

いずれもすばやく見て取れるのは、それだけ見映えの良い山ということなのだろう。

そして、何といっても極めつけはやっぱり富士山。 

背後の樹木越しで常に陰になっているが、今日は青空に映えて特に冠雪姿がうつくしい。


[雑木の中の広い空間が良い]


[ましてや空は真っ青、陶然となって歩く]
片側でヒノキ林が続いていた間に784m点を越してしまい、右側の谷が浅くなってから、尾根全域に

雑木が広がった。

もっと上では今度は尾根も広がり、一層雰囲気の良くなった雑木に足取りも酩酊気分を引きずる。

それでもなおかつ尾根を爽快に闊歩、闊歩といった感じで登り、次第に尾根に岩が混ざって来た。

尾根が細くなって傾斜もきつくなり、尾根上とも思えるところの露岩を越えて行くことが難しくなる。

右側にトラバースして主稜を目指すことにし、急斜面を木にしがみつぎながら踏ん張って登って

主稜に出た。

主稜に合わさる間際には、さっきまで辿った尾根は急斜面に取りこまれて消えてしまったようだ。

[露岩状の細尾根] [主稜はもうすぐ]

1252m点は西側に行って僅かのところ。

小高いピークといったところであり、登って実感するよりも、むしろ遠目で眺めて、それと分かる

ピークである。

さて、さて、これから先をどうしよう。 このまま権現山に向かい、それからすぐに下山の途に

付くのでは呆気がなさすぎる。

西側に向かって麻生山まで行くことにしよう。

雑木の素敵な尾根が延び、新緑、紅葉の時期に是非にもと思っていたのだが、それが

いつもいつも冬枯れの時期になってしまい、奇しくも今日もまたその通りだ。

[主稜の北斜面に積雪] [麻生山を指す標識]


[麻生山の道のりの雑木もまたうつくしい]
多少のアップダウンが伴うが、いずれも軽い登り下りに終始する。

樹木も最初のうちは左側にカラマツ、アカマツが占めていたが、そこを過ぎると全てが雑木に

かわる。 コナラやミズナラなどが多く、ブナが案外と少ない。

ここばかりの印象ではなく、今日、登った当座から総体的に感じていたことだ。

右側で三頭山、御前山、大岳山が見えているが、どうしても雑木越しからの眺めであり、もっとも

期待していた富士山は麻生山まで登っても、ついにすっきり眺めることは出来なかった。

[麻生山は樹木に囲まれている] [1252m点から権現山の道すがら]
麻生山で引き返して東側鞍部でまずは昼食を済まし、これから1252m点に至っていよいよ

メインの権現山へ。

1252m点から先でしばらくカラマツ林が左側で続いていたが、それも雑木に取って代わる。

浅川峠分岐を越し、さらに登って和見峠、用竹方面を右側に見送る。

ここまで登って来たら、5分後には権現山に着くだろう。

6年振りの登頂、権現山は今回で四度目である。

ここに来てようやく富士山がすっきり眺められたが、樹木が育ち過ぎたせいなのか、扇山、百蔵山の

眺めがはかばかしくない。


[権現山に近づく頃にはこんな素敵な尾根になる]

[浅川峠分岐] [権現山の手前で和見峠、用竹を分ける]

どちらかというと東側から北側にかけての展望がすばらしい。

心行くまで展望に浸ってから浅川峠分岐の標識まで下る。

この先の雑木の中の下り坂もまた素敵である。

特に右側が緩斜面になった辺りの雑木の佇まいは、絵にでも描いているような光景だ。

直線状の登山道からジクザク道にかわり、やがてヒノキ林の中に入る。

ほんの少しの登り返しを介して緩やかに下って行けば浅川峠だ。

四方境になっており、直進の登山道で扇山へ、左側は棚頭方面だが、歩かれている様子は無く、踏

み跡もはっきりしない。

浅川バス停までは右側の登山道を進んで30分ほどで着いた。

[権現山から富士] [権現山から三頭山]


[浅川峠に向かって下る]
--コースタイム--
  浅川バス停 9:10  1252m点 11:10  麻生山 11:40〜12:00
  1252m点 12:15  権現山 12:55〜13:05  
  浅川峠分岐 13:10〜13:20  浅川峠 14:10  林道出合 14:25 
  浅川バス停 14:40
              −実動時間− 5時間50分
--参考地図・図書--
 
 「山と高原地図 高尾・陣馬 昭文社」 「地形図 2.5万 上野原・大月」
 
 (注意) 1252m南尾根に登山道は有りません
  
  


 

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