湊十二社祭礼
平20年度の祭礼風景

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湊十二社祭礼(舞鶴市神崎)(平19)

「扇踊り」でよく知られる由良川の河口東側に位置する神崎集落の湊十二社祭礼行事。本当は前日から神事はあるのだが、私はいまだそれを見る機会がない。本番日だけのものを見させてもらえたので紹介したいと思う。


 この神社は丹後風土記残欠神名帳記載の「水戸社」かあるいは「神前社」かも知れない。「室尾山観音寺神名帳」の従二位湊明神、あるいは正三位神前明神かも。
勘注系図の巻頭に、

爾に火明命其の後由良の水門に遷り坐しし時即ち其の神寶 辺津鏡是也 を香語山命に分け授け給ひ汝宜しく此の神賓を斎ひ奉りて速かに国土を造りかためよと詔り給ふ…
天香語山命の注文に、
爾に香語山命は然る后に、百八十軍神を率い退いて由良之水門に到る時に、父火明命に逢う。
などと「由良之水門」は古代史上も重要な場所のようで、湊十二社はその名を留めているだけに私は注目しているのだが、今以て何もわからない。
さらに、十二社とあるから熊野神社系統(対岸の由良にも鎮座している)か、それとも別のものか。
『丹後国加佐郡寺社町在旧起』(享保年間)に、湊十二社(N35°30′45.0″ E135°17′36.0″)
神崎村は由良に同しは塩浜なり小船余多これあり、塩を商う、金ケ崎、箱岩、立神、穴観音(ナド)と云う海辺の景地あり、永春寺大明寺曹洞の禅なり。
湊十二社権現氏神なり、水無月明神六月二十九日由良、神崎ともに祭礼なり、神楽を捧げ奉り貴賎渇仰の首を傾け礼拝す。諸証人市を立て、櫛、針、 カンザシ、紅白粉、小刀、剃刀、セッカ、毛抜、梅花香、伽羅、油、酢、酒、菓割、莨 (草冠に宕)、この外品々商う、また松原に芝居を構へ、上瑠璃、小哥、物真似、傘引、菅笠引、参詣の男女躍、相撲、賑々しき事どもなり。
 将又名物は由良神崎の塩、同じく松露、由良の竹細工、石浦の一口泉、同じく水昌石、丸田牛房、八田上東の草鞋、大川の篠簾、志高の (草冠に専)菜ジュンサイ、岡田の串柿、由里の辛子、大俣の砥、黒木の適邂紙、千原の落鮎、桑飼の麻苧、油江の筵蚕、夥しくこれを飼い糸綿を売買す、これ耕作の外、浮所務為すに依り郷民の徒世も貧しからず面色潤しきこと他に越えたり、惣高壱万二千余石由良の蔵に納所せしむるものなり。

2007(平19)年の湊十二社祭礼の様子(2007.10.7)

神輿が駆け込んでくる。











お宮入。「東西屋」と呼ばれる烏帽子に裃姿の少年を先頭にやってくる。ノッシノッシとおおまたに地を踏みしめるような独特な歩き方でやって来る。彼は6才だそうである。彼の後には御幣、繖、傘鉾、毛槍、太鼓屋台がいる。
  


  

大役ご苦労さん。しかしまだこれからが大変。あと一度がんばってもらわないと祭礼が進まない。



これ以後の様子はデジタル民間伝承の森」にあります。
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