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虫送り(舞鶴市与保呂地区)
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![]() ![]() 特に説明も不要かと思うが、 ![]() 『舞鶴市史』に、 虫送り『大江町誌』は、 虫送り『大江町風土記2』は、 稲虫おくり −毛原部落− 『北桑田郡誌』は、 …鶴ヶ岡村の上ヶ松に比すべきものに、他の村々に於て稲の虫送りあり、上ゲ松を行ふ頃松明を点じて稲田に出で、之を立て不夜城の美を現ずることあり、神吉村に於ては京都東山の大文字に擬して山に塔形の点火を爲すことあり、何れも火を聖霊に献ずるの儀を兼ねたりと見るべし。 ![]() ![]() ←氏神様の日尾池姫神社 お灯明が上げられていた。 ![]() ![]() ←手作りの松明を持って集まってくる。 松明のすごい力作はだいたい子供製である。 古い竹を束ねて松明として、それに工夫をこらした飾りが付けられる。 ![]() ←大人たちも松明を持って集まります。 ![]() ←力作はやはり子供製と思う。 ここの近くに保育園があるが、そこの園児達製が特にすごい。 十字架型で、なんぞのホラー映画の影響かと思われるようなものも多いが、すごい発想と労力がおしげもなく投入された超力作がそろう。 ![]() 末は芸術家か職人か。 それともホラー映画のプロデューサー。 ![]() ![]() ![]() 天気が良かったということもあるかも知れないが、松明が今年(2008)は多かった、と思う。 さらに予備の松明もちゃんと作られていて、松明がない人はこれをもらえばいい。興味のある方はぜひどうぞ。 私も作ろうとしたのだが、竹がない、山へ行って取ってくればいいかも知れないが、うまい具合の枯れた竹などがあるものかどうか、それよりも勝手にシッケイすれば窃盗になるかも。 大都会暮らしをしていると、こうした時に弱る。コンビニに売っている物でもない。これを一本もらうことにする。 ![]() ![]() ←良い松明は主催者より表彰していただける。 何が良いかは別に基準はない。その時の気分と本能次第とか。 だが慎重に審査選考。 ![]() ←松明名人の作品 確か昨年も表彰されました。 ![]() これキミのんか そうや 上手にできたな、ホービや ホンマぁー その他の全員には参加賞がもらえます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↑息子に隣のベッピンは誰だと問うと、「学校の先生や、名前忘れた」という。頼りないやつめ。(縁は異なものかも。息子は4年生。暗くわかりにくいが、やがて5・6年を担任してもらうことになる先生の様子。) 前年みかけたのだが、今年は国際色豊かなメンバーたちの姿はなかった。 ![]() 松明行列の沿道には暗い道を照らすための松明がすでに点々と灯されている。 ![]() ![]() ![]() カメラが超高感度になって、しかもノイズなしの上に、さらに手振れ防止装置までついている。大いに助かる。もしカネがあればの話ではあるが、よい世の中になったものと思う。 これくらいの光で昼間のようにすべて三脚なしでシャッターが切れる。少し以前まではこんな写真はまず無理だった。 ![]() 『舞鶴市史』 娯楽 村々の娯楽について、幕藩は厳しい規制を行った。その理由は、特に、芝居同様に人を集めて演じる遊芸・歌舞伎・浄瑠璃踊り類が、百姓を遊興にふけらせて惰弱にしてしまい、そのため耕作がおろそかとなって荒地が多くでき困窮、その果ては一家離散にいたるというのである。寛政十一年に幕府はこれらを禁止したが、さらに、近来は在々で神事祭礼の節や虫送り・風祭りなどと名付けて、見物人を集め芝居見世物同様の催しをしている由で不埒である。今後、芸人を決して村へ立ち入らせてはならないと、天保十一年十月、再度禁令を全国に布達している。これは同年十二月に当藩の各村でも順達されている(「御用触附帳」安久家文書)。 『定本柳田国男集』「神送りと人形」 蟲 送 り ![]() ↑平成20年の記録
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↓これは木ノ下か常の様子、 ![]() |
![]() ![]() ![]() 資料編の索引
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