
フロントミッション&フロントミッション1st
ジャンル:ドラマティックシュミレーションRPG
フロントミッション(スクウェア) 1995年発売(SF)
フロントミッション1st(スクウェアエニックス) 2003年発売(PS)
近未来。二大国家の緊張は極限に達し、ついに太平洋に浮かぶハフマン島で、紛争が勃発した。
戦火の中で必死に生きようとするOCU軍遊撃機動隊「キャニオンクロウ」の傭兵たち。
しかし彼らが幾多の戦いを通して知ったのはあまりにも冷徹な現実だった。(SF版フロントミッションより)
兵士たちは戦う、己の信ずるもののために
兵士たちは知る、戦いの果てにある現実を(フロントミッション1stオフィシャルガイドブック帯裏)
シナリオ・・・19
かなり前からやろうと思っていた作品です。そして中古屋で140円(SF版)で購入しました(汗)。
上の文章を見れて予想はしてましたが、やはり重いシナリオです。しかしただ重いだけではなく、色々な要素が入っているので、しっかりと深いシナリオとなっています。
プレイ時間の殆どは戦闘となってしまうので、シナリオ自体は非常に短いのですが、
その途中途中の一言一言が色々なものを含んでいるような気がします。考えすぎかもしれませんが。
一本道で戻ることは出来ません。やりこみ要素がなくても楽しめたのはやはりこのシナリオのお蔭だと思います。
1st(PS版)では、もう一人の主人公が追加され、シナリオが大幅に追加されています。
さらに4thへの伏線になっているので、そういうった意味でも楽しめる出来になっています。
画面関係・・・18
SFというハードで、ヴァンツァーなどかなり凝ったことをしています。
ヴァンツァーはパーツごとに見た目が違いますし、武器や盾も装備を変えるごとに変わります。
よくここまで凝ったものが作れたなと関心しました。
現在PS2で発売されているゲームの様な、ひたすら実世界に近づけることを目標としたのもいいですが、
こういうのはこういうのとして割り切ればそんなに気にならないし、好きになれます。
パーツごとに、戦闘マップ画面、攻撃画面での見た目が変わるのはファンには非常に嬉しいです。
ゼニス、フロスト最高!ヽ(´▽`)ノ
音関係・・・19
普通の戦争物ですので、効果音は、まあ、可もなく不可もなくといったところです。
特筆すべきはBGMです。SF初期作品にして、まだ音なども開発途中のはずですが、ここまでの良い音楽を出すとは・・・。恐るべき(故)スクウェアw
ちなみにこの作品のBGMを創ったのは下村陽子氏と松枝賀子氏。
お気に入りはMercenariesとWithin Living Memory。
どちらも哀愁漂う良い音楽です。機会があったら聞いてみて下さい。
システム・・・18
ゲームの流れは、街でヴァンツァーを改造、街で話を聞く、ミッションの説明を受けるetc→ミッション(実戦)→街。以下繰り返し。これだけです。
ちなみに街での行動は全て選択だけなので、殆どは戦闘に時間を費やすことになります。
この戦闘ですが、キャラクター達がヴァンツァー(ヴァンダーパンツァーの略。要は人が搭乗するロボット)を操縦し、ミッションをこなして行きます。
ターン性タクティカルバトルでキャラ成長はレベルではなく(レベル自体はありますが)、それまでの取得経験値で攻撃の威力などが上がっていきます。
大まかに言えばこれぐらいです。非常にシンプルでやりやすいゲームです。
難易度は序盤がちょっと×
1stになって難易度が調整されましたが、序盤がかなり難しいのに変わりはありません。
一本道ですので、途中でつっかかると大変なことになります。その救済処置としてあるはずのコロシアムは殆ど機能していないので、これはマイナス点。
特徴評価・・・19
「ヴァンツァー、そして一本道でも楽しめるシナリオ」
やはり何といってもヴァンツァーです。一つ一つ個性を出しながらも、その中でシリーズを作ることで、
コアなユーザーがはまり易くしてあります(かく言う私もその一人ですがw)。
敵軍(U.S.N)にも、特徴がある部隊がいて、それも物語を盛り上げてくれています。
また、近未来(もうすぐ来ますw)の舞台設定は、本当に素晴らしいというしかありません。
シナリオの良さは最上級。
総合・・・92
ゲームというものが一本1万円した時代のスクウェアの黄金時代の幕開け(と思っている)となった作品。
シナリオ、音楽、システム、難易度等最高レベルでまとめられています。
特に難易度は絶妙です。序盤はちょっと難しすぎる感があります(PS版1stも)が、
終盤は丁度良い難易度で、まさに戦略がものを言う戦闘が展開され、手に汗握るものとなっています。
ヴァンツァーについては、最初はそんなに気に入らなくても、この物語が終わるころにはヴァンツァーマニアになっていることでしょうw。
「何か、何か間違っている・・・」。
「お前、命を捨てようとしているな・・・」。
「あんたを殺しても、あたしの怒りは収まらない!」。
「俺たちはおそらく生き残ることはできないだろう。それでもついてきてくれるか?」。
「お前は・・・それを・・・全て消し去ることが・・・できるのか?」。
と、ここまで書いてみたものの、文章力不足_| ̄|○
難なくクリアするために。
このゲームはっきり言って難易度が結構あるので、RPGが苦手な人は詰まってしまうかもしれません。
特に難しいのは序盤で、ここで多くの人が止めてしまうのではないかと思います。
さて、そうならないようにここでは最終戦までのキャラの育て方の一つを提案して行きたいと思います。
「そんなもんいらねぇぞ (#゚Д゚)ゴルァ」と言った方や、少しのネタバレも許さない人は見ないで下さい。
育て方について。
このゲームで一番重要なのは攻撃部位指定スキルです。
このスキルがあると攻略がしやすくなります。
例えば、先に両腕を壊して育てたいキャラに攻撃させたり、
速攻で倒したい敵のBodyを狙い撃ちする等戦略の幅が広がります。
ちなみに、この攻撃部位指定スキルがあるのは、「shortのデュエル」と「longのガイド」です。
よって、この二つの武器系統に該当する武器中心で味方の武装を整えましょう。
それから、この攻撃部位指定スキルですが、覚えるのに必要な経験値がキャラによって違うので
早く覚えられるキャラから育てることをお勧めします。
OCU編で、Shortの攻撃部位指定スキルを覚えさせる順番は、ロイド>キース(or JJ)>JJ(or キース)>坂田がいいでしょう。
Longの攻撃部位指定スキルを覚えさせる順番は、ハンス>ナタリーで良いと思います。
USN編で、Shortの攻撃部位指定スキルを覚えさせる順番は、ケビン(or サンダース)>サンダース(or ケビン)>マシューで、
Longの攻撃部位指定スキルはウォン>ハルの順に覚えさせると効率が良いです。
ちなみにこの順番は単に覚えるまでの早さで選んでいます(USNのケビン以外)。好きなキャラがいたら、そっちを優先させてしまってかまいません。
USNのShortでケビンを優先する理由は、Agilityの上がりやすさです。詳しくはまた後程。
上の各分野の得意攻撃の経験値を9999にすれば、ラストボスにも勝てます。これを目標に育てるといいでしょう。
あと大切なのがAgility。これの経験値を高くしておくと敵からのダメージを減らす(もしくは、ダメージ0にする)ことができますし、
序盤からガンガン上げることができるので暇があったら稼ぐと良いでしょう。
防げるダメージの値は、GAURDをした時に、右下に表示されます。
確証はありませんが、防げる値は、(Agility経験値/100)+盾の威力、だと思われます。
一人くらいは9999にしておいた方がいいでしょう。
さて、具体的な方針に移って行きたいと思います。
OCUside
序盤から主人公Roidを育てます。
敵にダメージを与えるより、パーツを壊したりする方が経験値が沢山入るので、Roidに破壊を担当させます。
その際、バズーカを使わずにマシンガンやライフルを使ってください。お勧めはマシンガン。一気に複数のパーツを破壊できることがあるからです。
さてShortを稼ぎながら、RoidにはAgilityも稼いでもらわなければなりません。
盾が発売され始めたら、攻撃力の弱い敵をとっておいて、わざと攻撃させることによってAgility経験値を稼ぎます。
この時、反撃は盾ではなくてGAURDを選んで下さい。取得経験値に差が出ます。
後々敵陣を単体で突破できるぐらい強くなってもらわないと、他のキャラに稼がせることができないので、十分にAgilityを稼いでおいて下さい。
Shortを順調に稼いで行けば、MISSION6でRoidが攻撃部位指定スキルを覚えるはずです。
6、7は総力戦になるので、8からまた稼ぎを始めます。
Roidに敵のパーツの一つ(腕をお勧めします)を破壊させ、その敵が補給車に戻って帰ってきた所を育てたいキャラに攻撃させて経験値を稼ぐ方法が良いと思います。
パーツが一箇所以上壊れた敵は、補給車に戻り、高確率でパーツHP1で戻ってくるので、その習性を利用しています。
敵数が多すぎる時は、敵数を減らす為にすぐに破壊してしまってもかまいません。
その時はちゃんと弱い敵を残すようにしましょう。その方が稼ぎやすいですしね。
経験値が稼げる状態を続けることが重要です。
この様に経験値を稼いでいけば、9999キャラはすぐにできるので問題ないでしょう。
上で述べたキャラの得意分野の経験値が9999、一人もしくは二人のAgilityが9999になったら、あとはひたすら進めるだけです。
(戦略に自信があれば、Agility9999は必要ないです。ただ、9999がいた方が楽です)
経験値などを気にせずBody狙いで破壊してしまって構いません。
ですが、終盤になると、Agility9999でも防げない攻撃が出てくるので、そこからは、戦略を旨く駆使して勝ち進んで下さい。
USNside(フロントミッション1st)は、OCUsideと同じ要領で稼げば問題ありません。
序盤が中々難しいですが、OCUsideをクリアできるだけの経験者なら問題はないと思います。
上の通りにやっても勝てないぞ (#゚Д゚)ゴルァ編(大幅にネタバレ有り)
さて、ここからは上の通りにやっても勝てないぞ (#゚Д゚)ゴルァという人たちの為に攻略を。参考になれば幸いです。
おそらくクリアできないのは、MISSION6と7だと思うので、このアドバイスを。
MISSION6
絶対に制限ターン以内に勝ちたい、と思わなければそんなに難しくありませんが、
報酬はありすぎても困らないもの。敵に襲撃コースを知られる前に敵を殲滅しよう!
下準備。ここまでで手に入る仲間は全員仲間にしておきましょう。
ここでの戦力差はヴァンツァーの性能でほぼ決まるのでキャラが弱くても問題ありません。
ヴァンツァーセットアップは一番良い機体を全員に。育ててなくて特徴が出てないキャラには両肩にイーグレットランチャーを。
お金が足りないならコロシアムで稼いで下さい。
これで準備万端。さあ、OCUの反撃開始だ!
対空車両三体を早く殲滅することを最低限の目標とします。
まず、味方の両肩イーグレットランチャー(Long専門キャラを除く)三体を右上の対空車両に向かわせます。ヴァンツァーが二体来ますが
イーグレットの弾数は十分なので問題ないでしょう。この時、奥のアタッカーを動かさないように、遠距離だけで対空車両を破壊します。
さて、残りの味方ですが、画面中央の広場に集結させ、下から来る敵を撃破していきます。
この時、相手の両肩にイーグレットを装備した敵をいかにすばやく倒すかが勝負の分かれ目となります。
味方のイーグレット隊で倒せれば問題ないのですが、倒せなかった時はどのキャラでもいいので、接近戦をして下さい。
こうすると、イーグレットではなく、格闘を仕掛けてくることがあります。あくまで運ですが、イーグレットが来るのを見ているよりは良いでしょう。
また、Roidに回復アイテムを出来るだけ持たせ、Roidを盾役とする方法もあります。
何しろ、ここでは総力戦なので、容赦なく破壊して行きましょう。油断してると通路を塞がれて、あたふたしてる間に味方空爆機が撃墜されてしまいます。
イーグレットは、一発で腕を破壊でき(たぶん)、しかも1回で二発発射の強力遠距離攻撃なので、これを十分に使って攻略して下さい。
MISSION7
ついに来ました。第64機動戦隊との戦いです。弱いキャラだと攻撃したダメージの五倍以上のダメージを喰らいます。
それほど硬い敵です。通称「地獄の壁」と言われているのも頷けると言ったものです。
さて攻略を。
地獄の壁のメンバー6体と、ミサイラー6体です。地獄の壁から見たら、ミサイラーなんてかわいいものです。
いかに地獄の壁を倒すかにかかっています。まず、敵にまともなダメージを与えられるのは、Roidとイーグレットランチャーぐらいでしょう。
まず、部隊を左上に集団移動させます。鉄塔の左に、一人分しか通路がない場所があるので、そこにRoidを配置し、敵を待ちます。
そうしていると、動いてくるのは、地獄の壁の内左上にいた二体とミサイラーだけになるので、Roidは壁として地獄の壁の攻撃をを防ぎます。
敵のミサイルが怖いですが、数発喰らう前に、味方イーグレット隊でどうにかしましょう。
右下、右上のミサイラーもくるので、それも殲滅します。残っている敵が地獄の壁だけになったら、
イーグレット>Roidの順番で攻撃し、一体ずつ確実に破壊していきます。前にいた二体破壊できたら、中央に移動します。
射程範囲に入ると、右下のミサイラー二体が近づいてくるので、これもイーグレットと、Roid(余裕があったら他のキャラの攻撃も可)で破壊します。
最後に右上の二体を倒せばクリアです。
敵からの攻撃は防御をお勧めします。攻撃は下手すると一発で腕が壊れて、反撃できずに終わる可能性が高いからです。
攻撃は、プレーヤーフェーズの時に行いましょう。
フロントミッションの世界
激しくネタバレ有り。各個人の責任でご覧下さい
何のために戦うのか
始めはロイドは軍の為に戦っていました。
入隊の理由については明らかにはなってない(記憶に無い)ですが、おそらく志あっての入隊だと思います。
志というものがあったからこそ、カレンと意気投合し、婚約まで進んだのではないでしょうか。
しかし、ある任務で失敗し、カレンを失い、軍の立場さえ失った彼は何を見ていたのでしょうか。
オルソンはそんな彼をキャニオンクロウの体長に任命し、物語は進んでいきます。
途中で新たな仲間が次々に加わっていきます。
戦争を起こしたロイドの死を見る為に同行する者。
彼に助けられ、彼に命を預ける者。
強者を求める者。
取材の為、弟を探す為、守る為、殺す為。
そして、監視する為に。
次々に敵を倒していくうちに、今まで見えなかったものが見えるようになってきます。
それは哀しい欲望、黒い計画、そして踊らされていた自分達。
人間の脳を、コンピュータに使用するという事実。
そして、この戦争自体が、すでに仕組まれていた事実。
犠牲になった多くの人々。
キャニオンクロウは軍とは独立し、敵を変えました。
この哀しい戦いに終止符を打つ為に。
ドリスコルを殺す為に。
カレンと再会し、一緒に最後まで戦う事を決めたロイド。
彼はドリスコルの前でこんなことを言っています。
「馬鹿げている。この島で起こったことはみんな馬鹿げている。そして、そのために多くの人が死んだ。
今の俺にはお前を殺すことしか考えられない」。
機械化してしまったドリスコルには、もう戻ることはできませんでした。
否、二人共、この第二次ハフマン戦争が起こった時点から戻ることはできなかったでしょう。
ドリスコル「ふっ。勝ったつもりか。お前らは所詮歴史の小さな駒でしかない。
お前達のしたことが世界に与える影響など何もないのだ。」。
ロイド「俺はこの島で起こった悪夢を終わらせたかっただけだ」。
ドリスコル「悪夢は終わらない!またどこか別の場所で必ず始まる。
「お前は・・・それを・・・全て消し去ることが・・・できるのか?」
カレン「何か、何か間違っている・・・」。
アルダー「お前、命を捨てようとしているな・・・」。
モーリー「あんたを殺しても、あたしの怒りは収まらない!」。
ロイド「俺たちはおそらく生き残ることはできないだろう。それでもついてきてくれるか?」。
このゲームには、そんなに多くのことが書かれている訳ではありません。
しかし、終わった後、こんなに多くのことが残るのは一体何故でしょうか。
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