情報リテラシー演習レポート(2001年5月25日提出)

emacsのコマンド説明

C-は「コントロールキー(Ctrl)」を押しながら、他のキーを同時に押すという意味です。
例えば、C-xはコントロールキー押しながら「x」キーを押すことを意味します。

M-は「エスケープキー(Esc)」を押してから、他のキーを押すという意味です。
例えばM-xはエスケープキーを押してから、「x」キーを押すという意味です。


○起動と終了のコマンド

emacs ファイル名
emacs上のそのファイルを起動します。
例えば、emacs上のこのファイル(emacs.html)を起動するときはUNIXの画面で
emacs emacs.htmlと入力してenterを押してください。
C-x C-c
emacsを終了する時に入力します。
入力すると(上智で私の場合)画面下(ミニバッファ)に
Save file/shome/rikou/k-kazama/file? (y or n)
と表示されます。これは、「今編集したものをファイルにセーブしますか?」という意味です。
ファイルをセーブしたいときは、「y」キーを押してください。セーブしないときは「n」キーを押してください。
C-z
入力するといきなりemacsから出てしまいます。セーブのし忘れに気をつけましょう!

○入力変換のコマンド

C-バックスラッシュ
英語入力と日本語入力を切り替えます。
画面下のステータスバーが[--]のときはアルファベット、[あ]のときはひらがな。
M-k
ひらがな変換のときにカタカナに変換します。
画面下のステータスバーが[--]のときに入力すると、後記の別のコマンドと処理され
画面の文字が一気に消えます。初めてのときは相当焦りました。
もしそうなってもC-yで文字列は復活します。

○カーソル移動のコマンド

C-p
カーソルを1文字分「上」に移動します。
C-n
カーソルを1文字分「下」に移動します。
C-b
カーソルを1文字分「左」に移動します。
C-f
カーソルを1文字分「右」に移動します。
それぞれ、backward、forward、next、previousの頭文字です。カーソルキーが
効かない環境ではこれらのコマンドを使ってカーソルを移動させます。
現在の位置を中心として書くと、
C-p
C-b 現在位置 C-f
C-n
のようになります。

○その他のカーソル移動のコマンド

C-a
現在カーソルのある位置の行の先頭にカーソルが移動します。
C-e
現在カーソルのある位置の行の最後にカーソルに移動します。
C-v
現在カーソルのある位置の1画面後ろにカーソルが移動します。
M-v
現在カーソルのある位置の1画面前にカーソルを移動します。
M->
テキストの最後に移動します。
M-<
テキストの先頭に移動します。
*またテキストの先頭から何行目かに移動したいときは、まず
M-x goto-line と入力します。このときミニバッファには
Goto line:
と表示されるので、移動したい行番号を入力します。

○文字を消すコマンド

C-d
カーソルの位置にある文字を消去します。デリートやバックスペースの
効かない環境ではこのコマンドにお世話になる。
C-k
カーソルの位置からその行にある文字を全て消去します。
1文字ずつ消してるのが億劫なときにはとても便利。
コントロールキーを押したまま複数回「k」を押すことで連続してテキストを消すことが出来ます。

○取り消すコマンド

C-g
コマンドを中止します。自分が実行したかったコマンドと
違うコマンドを入力してしまったら「C-g」と入力。ミニバッファに「Quit」と表示されます。
C-_
1回分の変更を取り消します。
C-x u
1回分の変更を取り消します。実行するとミニバッファに「Undo!」と表示されます。

○ファイルに関するコマンド

C-x C-f
ファイルを読み込みます。emacsの起動時にファイル名を指定しましたが、
起動した後にファイルを読み込むこともできます。
別ディレクトリにあるファイルもきちんと指定すれば読み込めます。
例えば、現在「emacs.html」を編集していて別のファイル「index.html」を編集したいとき
まず「C-X C-f」と入力するとミニバッファに
Find file: ~/ディレクトリ名/
と表示されるので、読み込みたいファイル名を入力して (Find file: ~/ディレクトリ名/index.html) enterキーを押せばオッケーです。
C-x i
ファイルを挿入します。
C-x C-s
読み込んだファイルにカレントバッファをセーブします。編集したテキストを既存のファイルに上書きします。
C-x C-w
指定したファイルにカレントバッファをセーブします。
編集したテキストを、読み込んだファイルと別の名前のファイルにセーブします。

○マークとポイントに関するコマンド

編集中のテキストの任意の位置にマークをつけることができます。
C-スペースキー
ポイントのある位置にマークを設定します。
C-@
ポイントのある位置にマークを設定します。
C-x C-x
マークとポイントを入れ換えます。
C-k
ポイントからその行の終りまでを削除します。

○テキストの移動とコピーに関するコマンド

emacsでは、マークとポイントではさまれた領域をリージョンと呼びます。
C-y
最後に削除されたテキストを取り込みます。
テキストを「C-k」で削除した後で、移動したい箇所にカーソルを移動し、 「C-y」を入力すると、「テキストの移動」になります。
テキストを「C-k」で削除した後、その場で一度「C-y」を入力します。
その後でカーソルをコピーしたい箇所に移動し、もう一度「C-y」を入力すると、「テキストのコピー」となります。
C-w
リージョンを削除します。
M-w
リージョンを削除されたものとして記録します。

○サーチのコマンド

emacsで一般的に使われるサーチはインクリメンタルサーチと呼ばれます。これは、
サーチする文字列の文字を入力するたびに、そこまで入力された文字列をサーチしてくれるものです。
C-s
順方向にインクリメンタルサーチします。
C-r
逆方向にインクリメンタルサーチします。

○置換に関するコマンド

置換を行なう機能としては、該当する文字列を無条件に一括して置換するコマンドと、
該当する文字列が現れるたびに置換するかどうかをたずねてくるコマンドとがあります。
無条件置換
M-x replace-stringと入力します。この時、ミニバッファには
Replace string:
と表示されます。たとえば、「pen」というテキストを「book」に置換したい場合、ここでpenと入力します。次に、ミニバッファには、
replace string pen with:
と表示されるので、ここでbookと入力します。これで、ポイント以降の全ての「pen」が「book」に変わったことになります。
対話的置換
ポイント以降のある文字列を置換したいときに、1つ1つの文字列について
置換するかどうかを確認しながら実行したいときに使います。
まず、M-%と入力します。このときミニバッファには、
Query replace:
と表示されます。たとえば、「pen」を「book」に置換したい場合、ここでpenと入力します。次に、ミニバッファには、
Query replace pen with:
と表示されるので、ここでbookと入力します。すると、指定された元の文字列のサーチが実行され、
カーソルがその文字列の後ろに移動します。ここで、スペースキーを入力するとその文字列が新しい文字列に置換されます。
また、デリートキーを入力すると、その文字列は置換せずにスキップし、次の文字列をサーチします。

○バッファに関するコマンド

C-x b バッファ名
その名前をついたバッファに移動します。
たとえば、bufferという名前のバッファに移動するには、
まず、 C-x bと入力します。すると、ミニバッファに、
Switch yo buffer:(default *scratch*)
と表示されるので、移動したいバッファの名前bufferを入力します。
(default)というところに書かれているバッファに移動したいときは
バッファ名を入力する必要はありません。Enterキーだけ入力してください。
上記の例では、*scratch*というのがバッファの名前です。ファイルを
読み込んだバッファの場合は、そのファイル名がバッファの名前になります。
また、それまでにはない名前を指定すると、新しいバッファを作ります。
C-x k
不要なバッファを消去します。たとえばiranaiという名前のバッファを削除したいときは、
まずC-x kと入力します。すると、ミニバッファに
「どのバッファを削除するか」を尋ねるメッセージが表示されます。
ここで削除するバッファ名iranaiを入力してください。この時、もしそのバッファが修正されているにも関わらず、
まだセーブされていない場合には、ミニバッファに、
Buffer iranai modified: kill anyway?(yes or no)
と表示されます。ここでyesと入力するとバッファが削除され、その内容も無くなってしまいますが、
noと入力するとバッファの削除はされません。

○他のウィンドウの表示や使用に関するコマンド

C-x 4 b バッファ名
他のウィンドウで、バッファを選択します。
C-x 4 f ファイル名
他のウィンドウで、ファイルを読み込みます。
入力時に、ウィンドウが1つしか表示されていない場合は、ウィンドウを分割して2つにします。
指定されたバッファ、ファイルが存在しない場合は、新しく作られます。
C-x o
他のウィンドウを選択します。このコマンドを実行すると、他のウィンドウにカーソルが移動します。
ミニバッファがある時は、ミニバッファもウィンドウとして扱われます。
従って、ミニバッファで入力を要求されている時、「C-x o」によって他のウィンドウに移動し必要な作業をしたあと、
ミニバッファに戻って入力するということができます。
M-C-v
Escキーを押し、その後にCtrlキーを押しながら「v」を押します。
次のウィンドウをスクロールします。次のウィンドウとは、「C-x o」でカーソルが移動していくウィンドウのことです。
後述のバッファリストやヘルプ画面をスクロールするときに使います。

○ウィンドウの分割、消去のコマンド

C-x 2
ウィンドウを2つに分けます。このコマンドは、現在のウインドウを上下に分けます。
従って、2つのウインドウは同じバッファを表示します。
C-x 0
現在カーソルのあるウインドウを消去します。
そのウィンドウがあった場所は他のウインドウの一部になります。
C-x 1
現在カーソルのあるウィンドウ以外のウィンドウを全て消去します。
従って画面に表示されるウィンドウは1つだけになります。
このコマンドは、ヘルプウィンドウを消去するのによく使います。
C-x 0」、「C-x 1」の2つのコマンドとも、ウィンドウは消去されますが、バッファの内容はなくなりません。
従って、ウインドウを消去したあと再びその内容が見たくなった場合は「C-x b」 や、「C-x 4 b」で見ることができます。
C-x C-b
バッファの一覧表を出すことができます。
たくさんバッファを作ってしまい、どのようなバッファがあるかわからないというときに実行してください。

○ヘルプ機能のコマンド

C-h b
現在のキーの割り当ての一覧表を表示します。
C-h k key
keyが実行するコマンド名とその説明を表示します。
C-h m
現在の主モードについてのドキュメントを表示します。
C-h a 文字列
文字列を含むコマンド名のリストを表示します。
C-h i
Infoというドキュメントファイルを読むプログラムを実行します。emacsのマニュアルを
emacs内で読むためのコマンドです。Infoでは次のようなキーが使えます。
d … Infoの最初の画面に戻ります。
q … Infoを終了します。
? … Infoで使えるコマンドを表示します。
m … 指定されたメニューの内容を表示します。
SPCキー … 次のページを表示します。
Deleteキー … 前のページを表示します。
u … 一つ上のディレクトリへ移動します。
C-h t
emacsチュートリアル(英語)を表示します。
C-h T
muleチュートリアル(日本語)を表示します。
具体的にやってみると、まず C-h を入力した段階でミニバッファに
C-h (Type ? for further options)-
と表示されるのでここで、「T」 を入力します。するとミニバッファに、
Language:
と表示されるので、Japanese と入力します。
すると、チュートリアルの日本語バージョンがずらずらっと出てくるので、いろいろ参考にしちゃいましょう。

○主モード、副モードに関するコマンド

emacsでは、編集するテキストの種類によって、編集しやすいようにコマンドが用意されています。それらを「主モード」といいます。
「副モード」とは、その名の通り主モードの捕捉的な働きをするオプションです。
副モードは副モード同士、また主モードとも独立しています。
従って主モードによらず、また複数の副モードを同時に設定することができます。主な副モードには次のようなものがあります。
M-x C-mode
Cモードを選択します。
M-x text-mode
Textモードを選択します。
M-x auto-fill-mode
Auto Fillモードの切り替え(有効/無効)を行ないます。
Auto Fillモードとは、行末を越えてタイプすると自動的に新しい行が開始され、パラグラフが形成される機能です。
このAuto Fillモードは文章を書くときに便利です。
Auto Fillモードが無効になっている場合、行末に¥を置いて、次の行に移っていきます。
M-x overwrite
Overwriteモードの切り替え(有効/無効)を行ないます。
emacsでは通常文字を入力するとカーソルのある位置に挿入されますが、
Overwriteモード中は、文字を挿入せずに上から重ね書きします。
Auto saveモード
emacsでは一定のキーストロークごとに自動でセーブされます。コマンドではありません。
このモードを指定することによって、ファイルの編集中に何らかの事故で編集内容が全て失われるのを防ぐことができます。

○コンパイルに関するコマンド

M-x compile
emacs内でコンパイラを起動します。
M-x kill-compiler
実行中のコンパイラを止めます。
C-x '
次のエラーメッセージに移動します。

○シェルモードに関するコマンド

M-!
シェルコマンドを実行し出力を表示します。
M-x shell
シェルを起動します。
C-c C-d
end-of-fileを入力としておくります。
C-c C-c
シェルまたはそこでのジョブに割り込みをかけます。
C-c C-z
シェルまたはそこでのジョブをストップします。

○入力の補完に関するコマンド

補完機能というのはコマンド名、ファイル名、などの一部を入力しただけで、それに続く部分を特定できる場合に、
emacsが自動的にその部分を補ってくれる機能のことです。emacsではミニバッファでのコマンド名、ファイル名、バッファ名
などの入力において補完機能が働き、次のようなコマンドがあります。
Tab
Tabキーを押すことです。ミニバッファのテキストを可能な限り補完します。
SPC
スペースキーを押すことです。ミニバッファの補完を1語分行います。
Enter
Enterキーを押すことです。補完を行なった後ミニバッファから抜けます。
?
ミニバッファのテキストから補完できる候補を表示します。

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