ふるさと紹介     八ヶ岳南麓(北杜市)の湧水めぐり 
          八ヶ岳南麓の湧水 
八ヶ岳南麓のふるさとには,八ヶ岳の豊かな伏流水の恵みを受けて沢山の湧水と温泉が湧出しております。大泉町には,大泉大湧水,八衛門出口,鳥の小池,鳩川湧水。・・・隣り町の長坂町には,日本名水百選に選定された三分の一湧水,女取湧水。更に,小淵沢町には,大滝湧水(日本名水百選)延命水,勘左衛門湧水,井詰湧水・・だまだ沢山あります。何れの湧水にも,小学生の頃,遠足で訪れ,今でも帰省の折々に訪れて美味しい天然水を堪能しております。  皆様も,ぜひ,お訪ねの上,おいしい天然水を賞味しながら,湧水にまつわる伝説や歴史に思いを馳せ,合わせて明美な周囲の風景をお楽しみ下さい。  
「湧水めぐり」をしていて、少し疑問が生まれてきました。 
湧水は何箇所くらいあるのだろうか?全部見に行く事が出来るのだろうか?どんな所に湧出しているのだろうか?共通点があるのだろうか?湧水は八ヶ岳南麓には沢山あるのに、近くの南アルプス山麓には少ないのは何故なのだろう?ふるさとへの帰省を利用して長坂町にある「長坂郷土資料館」や「三分一湧水館」へ出向き,勉強しましたので,その一端を紹介致します。 
八ヶ岳南麓の湧水の数、全部見に行ける?・・・更新7(訂正)
’08,03,15"ふるさと”へ帰省した折に北杜市長坂郷土資料館を尋ねて澤谷 学芸員に教えて戴きました。(今までの記述を以下の様に訂正致します。)八ヶ岳南麓の山梨県内の湧水数は「名前のついている所」だけで,56ヶ所を数えるとの事です。その内,水質等を継続的に調査している湧水は28ヶ所だそうです。下の地図を参照下さい。
この地図は,八ヶ岳南麓の湧水調査をされた「きたむら ひろし」さんが昭文社 Super Digital Mapple を使用して作成したものを,北杜市長坂郷土資料館を通して掲載致しました。
尋ねたい「八ヶ岳南麓の湧水」一覧
私が訪れた事のある箇所や名前を知っている所,更には大泉町にある「金田一春彦記念図書館」等で調べた事を基に以下の一覧表に纏めました。編修中(未紹介)の湧水は,山深い場所が多く,土地勘のある方の案内なしには訪れる事が難しい所が多い様ですが,元気のある内に全数探訪に挑戦したいと思っております。
     下記の「湧水の名前」のお好きのものをクリック戴くと該当ページが開きます。      
No.  湧水の名前   所 在 地   一 口 メ モ  伝 説(由来)   備 考 
 大泉大湧水  北杜市大泉町  町名の由来の名水  更新6で追加  初版で紹介 
 鳥の小池  北杜市大泉町  訪れる人少なく,ひっそり佇んでいます。  掲載済  初版で紹介
三分の一湧水  北杜市長坂町  日本名水百選の一つです。  更新6で追加  初版で紹介
 大滝湧水  北杜市長坂町  日本名水百選の一つです。  更新6で追加  初版で紹介
 女取湧水  北杜市小渕沢町  深い森の中にある日本名水百選です  掲載済  初版で紹介
 弘法水  北杜市高根町  弘法大師が発掘した湧水です。  掲載済  更新1で追加
 横針湧水  北杜市長坂町  個人宅の庭先に湧く、小さな湧水です。  掲載済  更新3で追加
 谷戸城南湧水  北杜市大泉町  「城下の堤」,悪童の水浴び処  調査中  更新5で追加
 井富西口湧水  北杜市大泉町    調査中  更新5で追加
10  井富東口湧水  北杜市大泉町  別荘地近くにある閑静な湧水  調査中  更新7で追加
11  勘左衛門湧水  北杜市小淵沢町  八ヶ岳リゾートアウトレッドの中の湧水  更新7で追加 更新7で追加 
12  熊野権現湧   北杜市小淵沢町  甲六川の水源の一つでしょうか?  不詳  更新7で追加
13  いぼ水さん  北杜市大泉町    更新7で追加  更新7で追加
14  箒沢湧水  北杜市大泉町      更新9で追加
15  一本松湧水  北杜市大泉町    掲載済  更新9で追加
16  暖湯井口  北杜市長坂町町      更新9で追加
17  甲ッ原湧水  北杜市大泉町      更新9で追加
18  鳩川湧水  北杜市大泉町      更新9で追加
19  姥ヶ懐湧水  北杜市大泉町  お年寄りは「うばっそこ」湧水と言います    更新9で追加
20  お寺坂湧水  北杜市高根町      更新9で追加
21  井詰湧水  北杜市小淵沢町      更新10で追加
22  根山湧水  北杜市小淵沢町      更新10で追加
23  雁羽沢湧水  北杜市小淵沢町      更新10で追加
24  八衛門出口  北杜市大泉町      更新10で追加
25  東念場湧水  北杜市高根町      更新10で追加
26  美し森湧水  北杜市大泉町      更新10で追加
27  大井ヶ森湧水  北杜市長坂町      更新11で追加
28  兵治郎湧水  北杜市長坂町      更新16で追加
29  延命水  北杜市小淵沢町      編集中
30  深沢湧水 北杜市小淵沢町  JR中央線,小淵沢駅近くの小さな沢にあります。    編集中
31  三味線滝湧水        編集中
32  兜岩湧水         編集中
33  兵助湧水          編集中 
34  川俣川東沢湧水  北杜市大泉町        編集中
35  燕岩湧水           編集中
36  平井出湧水  北杜市小淵沢町        編集中
37  天女山北湧水
                                                                        
どんな所に湧出しているのだろう   
 八ヶ岳南麓の,不透水層と言う地層が地表に出ている,標高 1,000 〜 1,200 m 並びに 1,500 〜 1,600 m位の所に帯状に点在しているとの事です。紹介致しました湧水も此の条件を満たした場所にあります。
湧水が八ヶ岳南麓に多く、南アルプス山麓に少ない理由
 地層構成が異なることにあるようです。湧水に好都合の地層構成は、地表から「透水層→帯水層→不透水層」の順に規則正しく並んでいて、且つ緩やかな勾配の裾野が必要で、火山の噴火が繰り返されて出来た八ヶ岳はこれらの条件を満たしているが、地殻が隆起して出来た、南アルプスは条件を満たしていないとの事と理解しました。           
    
    
八ヶ岳南麓の湧水の紹介
               
大湧水(大泉町)
海抜1,080m、湧水量7,400トン/日、水温 10.1℃
 地元の人々から「いずみさん」の愛称で呼ばれて親しまれており湧水は大泉町の生活用水の他,下流域の農業用水として利用されております。又,大泉町の町名は「いずみさん」に由来していると言われております。       湧水地一帯は国有地で、東京海洋大学の淡水魚養殖の研究施設となっております。湧水源及び研究施設を見学する場合は,北杜市 大泉総合支所(電話 0551−42−1116)へ連絡しておくのが良いと思います。
     
大泉大湧水の水源
             
”大湧水”にまつわる伝説 ・・・・・更新6 で追加
 昔のある日、谷戸村(現北杜市大泉町谷戸)の清助爺様が狩りに出ました。岩角に腰を下ろし煙草を吸っていると、大きな白蛇がこちらを見ています。爺様は持っていた銃を取り、狙いを定めて、引き金を引こうとしましたが、指が動きません。そのうちに、白蛇は銃に絡みつき爺様を一呑みにしようとしました。                     爺様は驚いて、気を失ってしまいました。気を失った爺様は、夜露で我に返ると、急いで村に戻り、この事を村人に話しました。そして、村人達が大挙して爺様が腰を下ろしたと言う岩のあるところへ行って見ると、そこには清冽な水が噴水の様に湧出していたと言う事です。
       
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鳥の小池(大泉町)
     
現在は、湧水量少なく、利水はされておりませんが、深い森の中にひっそりとたたずむ小池は湧水量豊かなものとは異なった風情があります。
    
      
              ”鳥の小池”にまつわる伝説
                                                                        大泉村谷戸字鳥の池の北方の森の中に古くから池があった。集落の人々の多くはこの池の水を飲料水にしておりました。ある冬の日,氷に閉ざされた池の面にどこからともなく一羽の美しい鳥が舞い下りました。その鳥は,集落の人々に捕えられ「命ばかりは助けて下さい」との哀願もむなしく,殺されて「煮て食われる」ことに衆議一決しました。 ところが,その時,急に池の面から白い煙が立ち昇ったかと思うと,居合わせた人々は俄かに眠くなり眠ってしまいました。そうして,皆が同じ不思議な夢を見ました。それは「この池は間もなく無くなるであろう。古い井戸はよいが、新しく井戸を掘っても水は出ない。又,新しく井戸を掘るとその家は火事になって焼失してしまうであろう」一同は夢からさめて恐怖の目を見合わせて語り合いました。そうして,その鳥の死体を丁寧にに葬りました。その後,集落はだんだん繁盛して,新しい家が沢山建ちましたが,鳥を殺した時に見た夢と同様に,井戸を掘っても水は出ず、多くの家は焼失してしまったそうです。井戸のある家は旧家だそうです。   
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三分の一湧水(長坂町)
・・・・・海抜1,035m、湧水量8,500トン/日、水温 9.5 ℃
       
 日本名水百選の一つで,湧水の周りは公園として整備されており,多くの観光客でにぎわっています。この湧水は武田信玄が独自な工法を考案して下流三ヶ村に平等に水を分配したと言う伝説が伝わっております。
右の写真の中央部に見える石(三角形)が上部から流れてくる湧水を左右及び手前の三方向に等量に分水しており,名前の由来になっています。湧水量は,八ヶ岳南麓湧水群有数の8,500トン/1日を誇り,下流三ヶ村の田畑を潤しています。
 ”三分の一湧水”にまつわる伝説 ・・・・・更新6で追加                            昔、八ヶ岳南麓は、しばしば山津波に襲われました。小荒間村(現北杜市長坂町小荒間)の人々はこれを「押ん出し」(おんだし)と呼んで恐れておりました。                                            天保年代,小荒間に「押ん出し」があり,山のような濁流が押し寄せました。そして,その濁流と一緒に一匹の大きな白蛇が流れ下り,今の三分の一湧水のあたりで姿を消してしまいました。それ以来、三分の一湧水の主は「白蛇」だと言われる様になり,湧水口を壊したり,裏山の木を切ったりすると,白蛇の怒りに触れると言い伝えられております。  
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大滝湧水(小淵沢町)
        
 
   木樋からの湧水の落下        社殿裏側の湧水源             ニジマスの養殖池
   
大滝神社本殿の裏手に湧出し(上段右側の写真)、社殿向かって左手前面の木をくり抜いた樋より滝となって流れ落ちる様は圧巻です。湧出量は、八ヶ岳南麓最大の22,000トン/1日を誇り、水温は、一年を通じて12℃で、灌漑用水のほか、神社境内でのニジマスの養殖にも使用されています。(下段の写真)この湧水は日本名水百選の一つに選定されております。
   
 ”大滝湧水”にまつわる伝説・・・・・更新6で追加
昔,越後守が鉄砲を持って狩りに出ました。大滝山へ差し掛かると,山火が燃え盛る中で一匹の蛇が苦しんでおりました。越後守は,鉄砲に蛇を巻き付けて助け出しました。其の後,越後守が農業用水源を求めて大滝山中で祈願をしていると,目の前に白衣の女が現れて「私は,先日 火難から救われた山の主です。この山の西北に水源があります」と言って姿を消しました。翌日,大滝山の西北部を探すと,水源(大滝湧水)が見つかったと伝えられております。
    
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5.女取湧水(小淵沢町)
       
 八ヶ岳南麓の標高凡そ1,200m、信玄の棒道から程近いひっそりとした深い山林の中の大きな岩の下から湧く湧水です。湧水量10,000トン/日を誇り、この水はやがて女取川となり、流域に自然の恵みをもたらしています。又、長坂町の飲料水としても利用されております。標高の高い、深い山中にある湧水のため、訪れる人も少なく又、道標も十分とは言えません。道路も途中から未舗装で、乗用車は女取第一配水所近くで乗り捨て、そこから20分近く歩くことになりますが、この苦労は、女取湧水を見れば吹き飛んでしまいます。
 この湧水には次の様な悲しい恋物語が伝承されております。                                                                                                        昔,谷戸村(現北杜市大泉町)に住む八造は奉公先の一人娘と恋仲になった。家宝の巾着を実家から盗み出し、これを娘に渡そうと娘のもとへ急いだが途中、前日の雨で増水した川で溺れてしんでしまった。              この事を知った八造の母は「息子が死んだのは恋のため,娘(女)は息子の仇,川の主となり女を取り殺してやる」と川に身を投じた。それ以来,川の近くを通る若い女は川の深瀬に引き込まれる様になり,いつしか川は「女を取る川」と呼ばれる様になったと言う事です。                                              ・・・今の「女取川」(めとりかわ)はこんな恐ろしい物語があったとは想像出来ない程、優しく流れております。 安心して見に来て下さい。・・・北杜市観光課より資料を提供戴き纏めました。                           
岩下からの女取湧水 女取湧水の水神様
    
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弘法水(高根町 清里) 
      
中央高速道路を須玉ICで下り、国道141号線を清里方面へ向かい、南八ヶ岳 花の森公園から、長沢三叉路を経て間も無く大門ダム方向へ右折、大門ダム堰堤右岸から管理事務所の脇を少し登った左側の山中にあります。湧出の由来は次の様に言い伝えられております。「昔、弘法太師が八ヶ岳南麓の草原:念場ヶ原を通りかかった。3里四方もある広い野原に水がなく、旅人が難儀しているのをあわれみ、太師は持っていた杖で大地を突いた。すると、杖を突いた所から清水がコンコンと湧き出てきたので弘法水と名付けた。」(実感とはかなり異なります。)尚,此の湧水は,味噌を作るのに適しているとの事で,仕込み時期になると味噌屋の水汲馬の往来で賑わったとも伝わっております。又、百日せきに効用があるとも言われております。

                                      
 水源の上方に鎮座する弘法太師石像
     
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7.横針湧水(長坂町 横針)・・・更新3(追加)
      
中央高速道路,八ヶ岳SAのすぐ北側の北杜市長坂町横針集落の田中数彦宅の前(宅地内?)にあり,別名を弁天池湧水と言われております。集落の方々には,弁天池の方が通りが良い様です。湧水量は少なく,池のほとりから静かに湧出しております。池には,つがいのアヒル(かも?)が放たれており,のどかです。湧水は近くの農地の灌漑に利水されているだけの様です。
弁天池の由来
約330年前の寛文年間に「城 最良」と言う人によって作られたと言われております。 「城 最良」 と言う人は,天正十年 武田氏滅亡によって,甲府から横針集落の郷士の邸宅跡へ移り住み逸見西部八ヶ村を配当され,救世救民を心掛けて天寿を全うしたと伝えられております。 以来,この地の住民は,「城 最良」の作った弁天池(横針湧水)を守りつずけているとの事です。
奥の岸辺が主水源のようです。
      
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8.谷戸城南湧水(大泉町)  ・・・更新5(追加)
    
地元の方々が「城下の堤」と呼んでいる灌漑用貯水池(溜池)の北岸の池底よりの湧水です。湧水源は1年に一度の「池さらえ」の時しか見る事が出来ません この「堤」は遊泳禁止ですが、幼児の頃 悪童仲間とよく水浴びをした記憶があります。そんな時には、近くに住む「オジサン」や、上級生が見張りをしていてくれました。・・・・・今では考えられないことです。
 「城下の堤」・・・大きな石の上に水神の祠があります。湧水源は、祠の右上・・・北岸の池底です。                                                                                
    
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H.井冨西口湧水・・・ 更新5(追加)
             

 井富貯水池(溜池)の西岸の複数個所から湧出(流出?)しておりますが、一箇所当たりの湧出量はさほど多くはありません。湧水は井富貯水池にためられて田植えの時期に放流されます。八ヶ岳南麓の湧水の近くには貯水池(溜池)が点在します。湧水の水温は概ね12℃と低く、稲作の灌漑用水としては適さないため、一時貯水をして水温を高めるのが目的だそうです。この様な努力が実り八ヶ岳南麓の様な高冷地でも美味しいお米が生産出来る様になり、今では山梨県有数の「梨北米」の名でブランドが確立しております。

              
水源の様子(静かに流出しています)     主水源近く大木(ヒメバラモミ)の根元の水神の祠
     
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10.井冨東口湧水(大泉町)・・・ 更新7(追加)
     
 井富貯水池の東側にある林道(未舗装)を少し南下すると左手の林の中に見えます。湧水量は定かではありませんが、見たところかなり大量で日量 3,000 トン位はありそうです。湧水源の周りは小さな池(湧水池)を形作っており、溢れ出た湧水は「井野川」に流れ、その後、周辺の小湧水や清水を合流して「甲川」となって流れ下り、流域の農業灌漑用水として利水されております。近くには,別荘が点在しておりますが,訪れる人は少なく、野鳥の「さえずり」のみが聞こえる閑静な湧水です。
 
           
水神の石祠(文字が刻まれています)    湧水池からの流出の様子     湧水源周りの小さな湧水池
    
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11.勘左衛門湧水(小淵沢町)・・・更新7(追加)
                          
八ヶ岳リゾートアウトレッド敷地内:第三駐車場(P3)の近くにあります。場内整理をしている係員に尋ねると道順を親切に教えてくれます。商業施設の中にありますが,自然環境は保たれております。又,湧水を通って付近の森の中をめぐる遊歩道が設けられておりますが,商業施設から出る喧騒は全く聞こえず,静寂そのもので,気持ちの良い森林浴が楽しめます。湧水源は数箇所あります。総湧水量は余り多くはありません。下の中央の写真が一番奥まった所にある,主水源の様です。 
                                                                                  
お神酒が供えられている水神       木株の下から主水源?  この様な小湧水源が数箇所あります
  
湧水名の由来
湧水のある地籍が昔,中山 勘左衛門氏の土地だったことに由来しているとの事です。
     
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 12.熊野権現湧水(小淵沢町).・・・更新7(追加) 
 
 八ヶ岳リゾートアウトレッド入り口手前(甲府寄り)にあるヴィラ小淵沢(別荘地)の近くにあります。甲六川の水源の一つだと思われます。湧水源は数箇所あり,石の下から湧出してすぐに,甲六川へ流れ込んでおります。湧水域から沢を僅かに下ると熊野権現の鳥居と石祠更には,湧水を集めて落下する滝があります。足場は少々悪いですが見ごたえのある景観です。                                                       湧水名からして、湧水源は熊野権現の境内なのでしょうか?又は、近くに熊野権現があるから名付けられたのでしょうか?私の今の知識では、判断出来ません。                                                           
      
湧水量が一番多い湧水源      水神の石祠          熊野権現の素朴の鳥居
熊野権現の石祠 湧水を集めた滝
   
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13.いぼ水さん(大泉町)・・・更新7(追加)
       
中央高速道路を長坂ICで下りて,県道をJR小海線,甲斐大泉駅方面へ北上,若林交差点を過ぎて,更に500mほど北上した左側にある「おそばやさん=花泉」の駐車場に隣接した土地にあります。地名は,北杜市大泉町西井出字油川(土地の方はアブラッカワと言います)です。桜の老木があり,その下に「いぼ水さん」の石祠あります。石祠の前に,一抱えほどの石が置かれており,その石の真ん中に直径10 cm 強,深さ不詳の穴があり,中に水が溜まっています。(水面まで凡そ30cm位)この水は「いぼ」を直すのに効き目があると言われています。水量は今も昔も,又,雨季でも乾季でも変化がないと伝えられています。・・・私見;湧水と言えるのか疑問です。下の写真を参照下さい。
  
 [いぼ水さん」の言われ/効能を記した案内板         鳥居と石祠        祠の前にある「いぼ水」の溜まっている石と穴
   
”いぼ水さん”にまつわる伝説
言い伝えによると、この水は「いぼ」を治すのに効き目があると昔から言われてきました。そこで、この水を”いぼ水さん”と言って村内はもとより近隣の村々からも、「いぼ」に悩んでいる人々が参拝し、この水を持って帰って「いぼ」につけて治したと言う経験者が大勢いると言われています。又、長坂町のある古老は、幼少の頃、二里の道を歩いて来て,この水を持って帰り「いぼ」につけて完治した経験があると言い,今でも「いぼ」に悩んでいる知人に教えて、治った人が数人いる とも言い伝わっております。但し,「いぼ水」が溜まっている穴の中へ手を入れてかき回すと、その手一面に「いぼ」がでるとも言われておりますので御注意下さい。この語り継がれている「いぼ」を治す効果の科学的根拠は不詳との事です。
   
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14.箒沢湧水(大泉町)・・・更新9(追加)
    
 八ヶ岳高原道路の天女山入口交差点から約50m程入った所,左側に天女山へ登る登山道が分岐しております。この登山道を5分程登った所の左手の沢一帯が湧水地帯で、水源は沢山あります。このあたりの湿地は「九輪草」の自生地です。湧水一帯は柵でで囲われておりますが、いたる所で破損しており,柵の役目を果たしておりません。
       
箒沢湧水の水源の一つです。        水源地一帯の湿地に自生している九輪草
  
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15.一本松湧水(大泉町)・・・更新9(追加)
      
回(’08.03.20)の探訪で探し当てることが出来ませんでしたので,今回(4月20日)はJR小海線,甲斐大泉駅の近くに住んでいる、親戚の奥さんに案内をしてもらいました。静かな場所に「ひっそり」と湧き出ております。甲斐大泉駅にて「民芸品屋-”おくむら”」の近くにある湧水と言えば,間違いなく教えてもらえます。                   この湧水は以前は,湧水源の近くに松の大木が三本あったため「三本松湧水」と呼ばれていたそうですが, 今は松の大木が一本になってしまった(二本が枯死してしまった)ので「一本松湧水」と名前を変えたとの事です。
   
           
湧水名の由来の一本松          水神の石祠と水利権明示の立札           水源の池には,大きな真鯉が一匹
        
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暖湯井口(長坂町)・・・更新9(追加)
      
 実家の近所の方に、長坂町の「小泉小学校」の近くに,@&Aの二ヶ所あるよ と教えて貰って軽い気持ちで探訪に出かけました。小泉小学校の辺りは,幼少時に良く遊びに行った所だったからです。                   ところがです。教えてもらった辺りの田圃の中や里山の林の中を半日余り探し回りましたが,目指す「井口」は見つかりません。思い余って,小泉小学校の職員室を訪ねて先生方に教えを請いました。その結果,校長先生が「千野さんの所有地に湧出している二ヶ所の湧水だろう」予想され,千野さん宅へ架電し確認されました。その後,千野さん宅を尋ねて,千野さん直々の案内でに二ヶ所の湧水を無事探訪する事が出来ました。 2008.04.21 の心温まる出来事でした。小泉小学校の先生方並びに千野さん 本当にありがとうございました。
 この湧水の特徴は水温が18℃と高い事です。正に「暖湯」です。この辺りの地名も「暖湯」と言います。千野さんのお話しによると以前,この辺りには温度は低いが温泉が湧出しており,某社(大手製造会社)の保養所があったが今は某観光会社へ譲渡されてしまい閉鎖されてしまったとの事でした。
         
千野さん所有の里山に沸く暖湯井口@  千野さんの新宅の一隅に湧く暖湯井口A      暖湯井口Aから残雪の八ヶ岳を望む
尚,この湧水の水利権は下流の集落が持っておりますが,千野さんの身内の方々が水源の維持&管理に尽力され,且つ,水神の祭祀を行っていると千野さんから伺いました。
      
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17.甲ッ原湧水(長坂町)・・・更新9(追加)
     
「かぶつっぱら」湧水と読みます。大泉町西井出・甲ッ原遺跡の近くにある灌漑用貯水池の北岸,柳の大木の根元から湧出しております。この湧水は全部貯水池に貯められて、下流域の灌漑用水として使われております。     又,この貯水池は,釣りの名所としても知られております。私の幼児の頃は,鯉やフナが沢山釣れましたが,今は外来種の「ブラックバス」が沢山釣れるそうです。私がこの湧水を探訪した,2008.4.22 には九州・熊本No。の車が2台,太公望を乗せて来ておりました。
     
 貯水池北岸の水源地と柳の大木         水神を祀った石祠            水源地近くからの残雪を戴く甲斐駒ヶ岳     
         
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18.鳩川湧水(大泉町)・・・更新9(追加)
          
JR小海線 甲斐小泉駅 近くの「三分一湧水」を左手に見ながら,しばらく北上すると右手に,リゾート別荘地「泉郷」の正門が現れます。かまわず,車で2〜3分北上すると,「たかがわいのちばし」と言う小さな橋に到着します。この近くへ車を乗り捨てて,橋の手前から右側の林道に入り徒歩で北上すること,約20分で「鳩川源流」の「鳩川湧水」へ到着します。この道は「泉郷」の散歩道になっておりよく整備されております。この湧水は下流の人々の生活用水として使われているため、水源地一帯はフェンスで囲われて保護されています。フェンスも壊れて居らず中へ入る事は不可能です。
       
 鳩川水源地を示す石碑       水神石祠と湧水源(中央やや下)     鳩川湧水入り口の「たかがわいのちはし」
   
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19.姥ヶ懐湧水(大泉町)・・・更新9(追加)
     
 鳩川湧水から更に上流へ徒歩で5分程遡上すると、この湧水へたどりつきます。鳩川の最上流地点です。この湧水の本当の名前はなんと言うのでしょうか?お年寄りの方は「うばっそこ湧水」と呼ぶ人が多い様ですが、若い方々は当用漢字の読み方通り「うばがふところ湧水」と呼んでいます。人々が先史時代からこの湧水と関わりを持っていたとすれば、お年寄りの呼び方に軍配を上げる事になりますが・・・勉強中です。ここの湧水は下流域の生活用水として使われているため、湧水源全体がコンクリートで覆われ,更に土盛りされていますので湧出の状況を見ることが出来ません。取水の残り水が覆いの側面の土管から流出しております。
   
   
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20.お寺坂湧水(高根町)・・・更新9で追加
      
高根町原長沢集落から長沢集落へ下る急坂の途中,曹洞宗,高澤寺(こうたくじ)の念仏堂の脇にありました。   長沢集落へ下る急坂への道が見つからずに右往左往。田圃で農作業をしているご夫婦に教えて貰いたどり着きました。昔の土地勘が当てにならなくなって来ている様です。
道を教えて貰ったご夫婦から、お寺坂は道幅が狭く且つ,急坂なので車で行くのはかなり「勇気」がいると助言されましたのでそれなりの覚悟を決めて出発しました。しかし,下り初めて直ぐ,後悔です。登りの車の来ないことを祈りつつ何とか,高澤寺へ辿りつきました。
水源は,高澤寺念仏堂の裏手にありますが、近くの集落の生活用水として利水しているため直接目にする事は出来ません。コンクリートで覆われております。生活の安全を確保する為とは言え残念です。
   
 お寺坂湧水の水神の石祠        高澤寺の念仏堂(水源は左手奥です)          コンクリートで覆われた水源 
   
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井詰湧水(小淵沢町)・・・更新10で追加
       
中央高速道路「小淵沢IC」近くの「すずらん池」までは車で入れます。その先は徒歩ですが道路&道標はよく整備されております。道標には「湧水モミ」と記されています。湧水へ到着すると「湧水モミ」と言われている理由がはっきりします。湧水の近くには,山梨県指定の天然記念物・・・モミの大木が凛立しております。 湧水源から少し下がったところに「釣り堀」があり,案内板にはフィッシングエリアとハイカラに書かれてありました。
この湧水は小淵沢町全域の灌漑に利水されているとの事です。
湧水の近くに凛立するモミの大木  湧水源(モミの大木は右上です) 水神の石祠と小井詰神社の石碑   「湧水モミ」の道標
  
モミの大木の脇(上の写真,右側)に立つ案内板には次の様に記されております。             
 「小淵沢高原 モミの木 天然記念物   昭和41年度
樹高 50m  樹令 500年  根幹 5.7m 
小井詰神社が天仁2年正月,神社本殿創建の折,ご神木として植えられたもので,樹齢,樹高とも山梨県下にその類を見ないご神木である。   小淵沢町 
  
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根山湧水(小淵沢町)・・・更新10で追加
      
北杜市小淵沢町の「花パークフィオーレ」の北側を走っているJR小海線,を超えて,北側へ500m位行った樹林の中にあります。道標も何もなく探し当てるのに苦労しましたが、幸い田植え作業をしていた老夫婦に出会い,場所を教えてもらうことが出来ました。
車は,かなり手前で乗り捨てて,畦道を歩き,更に樹林の中は道が有りません。(踏み跡もありません)道を教えて戴いた老夫婦から,樹林へ入ったら注連縄を探せと言われた事を忠実に実行して探し当てました。
    
根山湧水水源・・・かなりの水量です。     水源の傍にある水神の石祠と案内板         目印の注連縄が見えます。 
     
JR小淵沢駅前の観光案内所の方によれば,「根山」は原始時代の古代信仰のなかで,死者を葬った場所ではないか との事でした。そう言われて見ると、なにやら薄気味悪い場所でした。
     
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23.雁羽沢湧水(小淵沢町)・・・更新10で追加
      
根山湧水の東,500m位の樹林の中にあります。樹林の入り口の田圃の畦道で小休止していると,真正面に南アルプスの峰々が広がり,花パークフィオーレの騒音が風に乗って聞こえてきます。そして時折小海線の小さな列車
(二両編成のジーゼルカー)が行き交います。長閑な田園風景ですが,湧水源付近は根山湧水同様薄気味の悪い所です。
         
中央奥が水源です。                    水神の石祠
    
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24.八衛門出口(大泉町)・・・更新10で再掲載
     
 八ヶ岳南麓のJR 小海線「甲斐大泉駅」近くから「小淵沢駅近」くまで続く広域農道 -泉ライン- (標高1,000m位の所にある高原ラインです。)の略中間地点の道端にあります。甲斐大泉駅方面から車で走ると右側です。道標も出ております。法定速度で走ると見落とすことはないと思います。
水源地の周りには栃の木の大木他,沢山の木々が茂っており,大変清楚感が漂っている湧水です。
水利権は下流域の長坂町上条及び渋沢地区が持っており,生活用水や灌漑に利水されておりますが、水源が公開されているのを嬉しく思います。 公開が長く続く様,皆んなで努力して行きたいものです。  
  
 泉ラインの道端に立つ道標        水源です。清楚です。       水神の石祠と栃の木の大木
八衛門出口の伝説 。。。 水源の近くに説明板がありました。下の写真を参照下さい。
    
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25.東念場湧水(高根町)・・・更新10で追加
      
東念場小清水とも呼ばれておりますが,湧水量はかなり多量です。水温は一年を通じて9〜11℃で大変低温です。湧水源の直ぐ傍に貯水槽があり、鯉が養殖されております。
この湧水は,川魚料理店を営んでおります,大柴さんの私有地にあり、水利権も大柴一族が持っているとの事で,山間の水田の灌漑に利水されております。
   
水神の石祠・・・右側のは?              水源と水源涵養林          貯水槽で養殖されている鯉(見えますか?)    
        
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26.美し森湧水(大泉町)・・・更新10で追加
      
八ヶ岳南麓の標高1,300〜1,400mの所を東西に横断している「八ヶ岳高原ライン」の「美し森交差点」から八ヶ岳方向へ北上すると「美し森ファーム」へ行き着きます。管理事務所前で車を乗り捨てて,更に徒歩で15分程北上すると,キャビンが点在する一帯に到着します。この辺りが水源です。大きな湧水はありませんが、小さな「清水」がいたる所にあり,幾つかの清水が集まって小さな流れとなり,更に小さな流れが何本か合流して大きな水流となっております。この水を地下の水槽に貯水し,ポンプで近くの観光施設や下流域へ送っています。
「湧水」と言うより「水源地」と言った方がふさわしいと思います。・・・地元には,「美し森水源地」と呼ぶ人が多いとも聞きました。
   
      
   水源地。小さな清水がいっぱいです。   清水が集まって出来た水流です。   コンクリートで覆われたポンプ場 
      
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27.大井ヶ森清水(長坂町)・・・更新11で追加
      
長坂町大井ヶ森地区のゲートボール場西北、田圃の土手の中にあります。
コンクリート製のマンホールの中に滲みだしております。私が探訪しました,2008,05,25は折り良く,近くの田圃で稲苗の補植をしていたお百姓さんが居り,近くまで案内して戴きました。道案内標識もなく且つ,湧水量も少ないので,ブラリと尋ねても,まず探し当てる事は無理と思います。
案内して戴いたお百姓さんのお話では,以前は湧水量も多かったが,圃場整備によって水源地一帯が掘削されたり,埋め戻されたりして様変わりしてしまい,今では,かろうじて「マンホール」の中に滲みだしているのを見ることが出来る有様になってしまったと言う事です。しかし,近くに住んでいる人々は,この様な哀れな姿になってしまった湧水(清水)を懸命に維持&管理しております。この様な努力は,水は水道の蛇口を捻れば出てくるものと思っている都会に住む方々には理解出来ないかも知れません。
  
 大井ヶ森清水の水神石祠       マンホールの中に滲みだしている清水        案内して戴いたお百姓さん
                  
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28.兵二郎湧水(長坂町)・・・更新16で追加
      
長坂町大井ヶ森集落の南,約500mくらいの田圃の土手に「兵治郎湧水」と言うのがあると,大泉町の「金田一春彦記念図書館の資料で知りました。確か2008年の3月頃の事でした。しかし実家の近くの方々にお聞きしましたが,名前を知っている方がおられず所在地の確認に難儀しました。北杜市役所,長坂総合支所の方や大井ヶ森集落の方の助けをお借りして現地を突き止めました。湧水源は土手草に埋もれたマンホールの中,水神の石祠は土手下の水路の中にありました。湧水量はかなり多量です。圃場整理の結果でこの様な姿になってしまいましたが,灌漑用水を確保するための処置だったとお聞きしました。尚,地元,大井ヶ森集落の方々は「源治郎湧水」と呼ぶ様です。
     
左:田圃の土手下に祭られている水神,      中央:マンホールの中の湧水           右:田圃の中に飼われているカモ
写真は 2008,09,04 撮影です。
    
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