ながしま事務所通信
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第29号 平成19年11月 発行
〜 知らなくてもなんとかなるかもしれないけど、知ってたらきっと役立つ情報をお届けします 〜
コラム:当職が感じたことを徒然なるままに綴ります
消防士になりたい!!!

  なりたい職業となるべき職業は必ずしも一致しません

 うちの2歳の息子は消防車が大好きです。毎日消防車のミニカーで遊んでいます。散歩で近所の消防署の前を通る度に消防車の前から動こうとしなくなってしまうため、消防士さんとは顔見知りになってしまいました。息子はまだ片言しか話せないため、はっきりと口にしてはいませんが「大きくなったら消防士になりたい!」と思っているはずです。
 当職も小さい頃はいろいろな職業に憧れました。漫画家、プロレスラー、探検家、小説家、漫才師etc…。でも現在は「司法書士」をやっています。決して小さい頃から「司法書士になりたかった」わけではありません。実を言うと司法書士という仕事を知ったのも24歳の頃、前に勤めていた会社を辞めた後だったりします。何か手に職をつけたいと思い、何でもいいから資格を取ろうと考えて本屋で買ってきた「資格・ライセンス読本」が当職と司法書士という職業との出会いでした。
 司法書士が夢だったわけではありません。でも、司法書士の資格を取ってはや6年、最近はこの仕事が天職だと思えるようになってきました。仕事自体も楽しいし、事務所経営も何とか軌道に乗ってきています。司法書士の仕事をすることによってお客様の力になれた時は本当に充実感を覚えます。司法書士になりたかったわけではありませんが、当職にとって司法書士は「なるべき職業」であったと感じる今日この頃です。
 解説:登記・相続・裁判等司法書士に関連の深い事項を解説していきます
  「法定相続分」 〜相続の基本中の基本
 当通信では今まで何度か「相続」についての話題を取り上げてきました。「遺産分割」「特別受益・寄与分」「相続放棄」etc...。相続人間の争いを解決するために様々な難しい制度が設けられているわけですが、『誰が相続人になれるの?』『各相続人はどのような割合で遺産をもらうことができるの?』といったもっと基本的な部分をご存じない方も多くみえると思います。そこで、今回は相続の基本「法定相続分」について解説したいと思います。

@ 誰が相続人になれるの?
被相続人とは亡くなった人のこと、相続人とは財産を引継ぐ人のことを言います。相続人になれる人については、下記のように民法で定められています。
被相続人の配偶者(妻又は夫)は、常に相続人となります。(なお、内縁の夫・妻、元の夫・妻は、相続人にはなれません。)
配偶者と一緒に相続人になれるのは、下記の通りです。
 ・第一順位 子  ・第二順位 父母  ・第三順位 兄弟姉妹

→簡単に言うと「子がいなければ父母が、子も父母もいなければ兄弟姉妹が配偶者と共に相続人となる」ということです
注1)子には、子が既に死亡している場合の被相続人の孫、さらにその孫が死亡している場合の被相続人の曾孫が含まれます。これを代襲相続といいます。
注2)父母には、その父母が既に死亡している場合の被相続人の祖父母が含まれます。
注3)兄弟姉妹には、その兄弟姉妹が死亡している場合の被相続人の甥姪が含まれます。(その先の代襲相続はありません。)

A 法定相続分とは?(各相続人はどのような割合で遺産をもらうことができるのか)
「法定相続分」とは民法で定められた各相続人の取り分のことを言います。相続人間同士が話し合いを行い(遺産分割協議)、この法定相続分と異なる分配方法を決めても差し支えはありません。法定相続分は次ページ(裏面)の通りです。               次ページ(裏面)へつづく
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1.配偶者と子が相続人の場合  配偶者1/2、子1/2    
2.配偶者と父母が相続人の場合  配偶者2/3、父母1/3
3.配偶者と兄弟姉妹が相続人の場合  配偶者3/4、兄弟姉妹1/4

→子、父母、兄弟姉妹が複数いる場合には、それぞれの法定相続分をそれぞれの人数で割ります。例えば、相続人が配偶者と子2人の場合には、配偶者1/2、子1/4、子1/4となります。
具体例は下記のとおり                       
遺   族 相 続 人 法定相続分
故人の配偶者と子供が健在の場合 配偶者と子供(注1) 配偶者・1/2  子供・・1/2×1/人数
故人の配偶者もすでに死亡子供だけが健在の場合 子供(注1) 子供・・1/人数
故人に子供がおらず配偶者と親が健在の場合 配偶者と親 配偶者・2/3  親・・・1/3×1/人数
故人に子供がおらず配偶者と兄弟だけが健在の場合 配偶者と兄弟(注2) 配偶者・3/4  兄弟・・1/4×1/人数
故人が独身で親が健在の場合 親・・・1/人数
故人が独身で親もすでに死亡兄弟だけが健在の場合 兄弟(注2) 兄弟・・1/人数
(注1) すでに死亡している子供がいる場合は孫が、孫が死亡している場合はひ孫が、その死亡した子供に代わって相続人となる。嫡出でない子供の相続分は、嫡出である子供の相続分の半分となる。
(注2)すでに死亡している兄弟がいる場合は、その子供が死亡した兄弟にかわって相続人となる。父母の一方のみ同じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の半分となる

B よくあるご質問(Q&A)
Q1.子には、養子も含まれますか?
A1. 含まれます。
Q2.養子の数に制限があると聞きましたが?
A2.ありません。制限があるのは、相続税を計算する時だけで、相続税法の話です。民法では、人数制限はありません。ちなみに、相続税法では、実子がある場合には1人、実子がない場合には2人までという相続税の計算上の制限があります。相続税の負担を不当に安くさせない為の制限です。

Q3.被相続人の配偶者の連れ子は、相続人になれますか?
A3.被相続人の養子になっていれば、相続人になれます。養子になっていなければ、相続人にはなれません。
Q4.養子は、実親の相続のときに、相続人になれますか?
A4.相続人になれます。養子は、養親と実親の両方の相続において相続人になれます。

Q5.非嫡出子とはなんですか?またその法定相続分は?
A5.非嫡出子とは、結婚をしていない男女の間に生まれた子のことです。父の相続時に相続人になるには、父からの認知が必要です。母の相続のときに認知は必要ありません。法定相続分は、嫡出子(結婚をしている男女の間に生まれた子)の半分です。例えば、相続人が嫡出子Aと非嫡出子Bの2人だけだったときの法定相続分は、Aが2/3、Bが1/3です。

ご不明な点は当事務所へお気軽にご相談ください。


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