吐魯番の「アスターナ古墳」で出土した
彩色した唐代の「宦官俑」と「女舞俑」

これが有名な「楼蘭の美女」
死時45歳、身長152糎米だったそうだ。

且末で出土した子供のミイラ
及び副葬品 (AC800年)

 バスで博物館に行ってみると、全面改築工事中。でも、裏手の建物で「新疆文物珍品及古尸展」というのをやっていた。中には、新疆各地で出土した数多くのミイラを始め、彩色した人形や唐三彩などが展示してあった。
以前、日本にも来たことのある、あの「楼蘭の美女」にも再会できた。館内は撮影禁止なので、ミイラなどを何点かスケッチした。

― 新疆・ウイグル自治区博物館を見学する ―

二道橋市場の界隈がバザールになっており、スイカや葡萄といった果物、ひまわりなどの種やナッツ類、ウイグルナイフ等々を売る屋台が沢山並んでいる。そして、シシカバブを焼く煙と臭いがあたり一帯に漂っていて、いかにも中央アジアの街に来たという感じがした。明日からいよいよイスラームのラマダン(断食月)が始まる。

こんがり焼いた羊肉も切り売りしている

― ウイグルのバザールをぶらつく ―

屋台のスイカは一切れ0.5元

 ツアーの帰りには、いつもの如く土産物屋(今回は薬草屋)に立ち寄ってから、ウルムチ市内に戻った。「国際大バザール」(右)に着いた所でガイドの了解をもらい、私だけツアーを離脱して近くのモスクやマーケットなどを一人でぶらついてみる。

烏魯木斉

(ウルムチ)

 10月24日。蘭州駅始発の特別快速「T295次」に乗る。切符には「09:30開・新空調軟座特快臥・08車05号下鋪」。つまりは、「朝9時半発・エアコン付1等寝台・8号車5号室・下段」ということだ。
軟臥は2段ベッド2つの個室になっていて、硬臥(2等寝台・3段ベッド2つ)に比べると料金は約1.5倍だが実に快適である。隣の硬臥車はほぼ満席だったが、軟臥車はガラガラの状態で、最後まで4人部屋を一人占めできた。部屋にはお湯の入ったポットもあり、駅で買ったカップ面を食べたり、食堂車にビールを飲みに行ったり、CDを聞いたりして時間を過ごす。
 翌朝8時半頃、トルファン近郊の山裾から真っ赤な太陽が昇った。そして、乗車から約24時間後の10時過ぎにウルムチ駅に着いた。(左はウルムチの手前の砂漠地帯を走る19両編成の特別快速列車) 

― 天山天池1日遊で遊ぶ ― 

 翌朝9時にホテルに迎えに来た新疆・天昆旅行社の人と紅山公園近くのホテルに行き、そこで待機していたマイクロバスで出発。
天池はウルムチの北東90キロにあり、高速で1時間走った後、川沿いの山道を更に1時間登る。途中、黄色く紅葉したポプラの樹が陽を浴びてとても綺麗だった。駐車場から15分程歩くと、コバルトブルーの天池があった。湖の背後には雪を被ったボゴダ峰(5445m)が白く輝いている。さすがに「中国のスイス」と言われるだけのことはある素晴らしい光景である。
まず、ツアーで一緒の4人組みに同乗してモーターボートで湖を一廻りしてから、湖畔でスケッチをする。

 丘の上に見えるゲルまで登るとカザフ族の親子がいた。時間があったので小天池まで行って見ることにするが、どこまで行っても池が現れないので引き返す。
昼飯は、ウイグルでは良く見掛ける「ポロ(抓飯)」という骨付き羊肉が載った人参ピラフを食べた。

天池とボゴダ峰

カザフ族の親子

 「砂漠のオアシス都市・ウルムチ」などというページ・タイトルを見たことがある。もし、そんなものをイメージしていたら大間違いで、幻滅すること請け合いである。中国の最奥地にありながら、立派な高層ビルが立ち並び、高速道路が走る大都会なのだ。
今までのホテルが予算よりやや高目だったので、試しに駅前の「郵政招待所」を覗いてみる。1番高いシングル個室で50元だったが、狭くてとても泊まる気がしない。次に駅の近くにある「緑通鉄路飯店」へ行く。標準房(ツイン)が80と110元。80元でも結構良い部屋だった。チェックインした後、駅に行って、クチャまでの前売り指定券(軟臥)を買う。
 ウルムチまで来た理由は、前回行けなかった「新疆ウイグル自治区博物館」と「天池」に行きたかったからだ。特に天池については、入山可能なのが10月上旬までという事前情報もあり、若干心配ではあったが、ホテルで聞くとまだ大丈夫で、ツアーも出ているとのこと。早速、明日の「天山天池1日遊」(ツアー代250元/含む昼食&入山料)をホテルに頼んで予約する。

紅山公園から見たウルムチ市街

丘の上にあったカザフ族のパオ

ハミで出土した3200年前のミイラで、
20才の女性。金髪がリアルだった。

丘の上から見下ろした天池

....ウルムチからは、天山山脈の南麓を通ってカシュガルまで、タクラマカン砂漠沿いの「天山南路」を走る南疆鉄道の旅がいよいよ始まった。

新疆・ウイグル自治区MAP」


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