1.ネパール入国:
(1)日本〜カトマンズ間の飛行機について:
・ネパール航空が関西国際空港〜カトマンズ間の運行を中止したため、現在は日本・ネパール間の直行便はなく、いずれの飛行機も各国都市の経由便となる。主な航空会社は下記の通り。
@タイ国際航空(バンコク経由・バンコク/カトマンズ間毎日運行・往路はバンコクにて要1泊)
Aキャセイ・パシフィック(香港経由・香港/カトマンズ間:週3便運行)
B大韓航空(仁川経由・仁川/カトマンズ間:週2便運行・往復ともソウルで要1泊)
Cシンガポール航空:(シンガポール経由・シンガポール/カトマンズ間:週6便運行)
D中国国際航空:(成都経由・成都/カトマンズ間:週2便運行・往復とも成都で要1泊)
*今回は名古屋(&成田)〜バンコク経由のタイ国際航空を利用(31日間FIX・@92千円)
(2)ビザの取得について:
・現在、ネパールに観光目的で入国する場合には「観光ビザ」が必要である。
・ビザの取得は日本(又は各国)のネパール大使館(又は総領事館)で予め取得するか、ネパール到着時にカトマンズ空港(陸路の場合は国境)のイミグレーション・オフィスで取得する。
・観光ビザでの滞在可能期間と現地での取得費用は以下の通り。(いずれもマルチプル・ビザ)
@15日間: US25$(日本で取得: 3000円)
A30日間: US40$( 〃 : 5000円)
B90日間:US100$( 〃 :12000円)
・なお、ネパール入国後に観光ビザを延長したい場合には、ビザの有効期間内に現地のイミグレーションオフィスで申請すれば延長(1回で30日間・通算150日間)が可能。
*今回はカトマンズ空港で30日間ビザを取得。空港のイミグレーションで「Without VISA」に並んでビザ申請書(顔写真1枚が必要)、パスポート(残存有効期間6ヶ月以上)、及び上記申請料金を提出すれば簡単に取得できる。
2.国内交通:
(1)空港〜カトマンズ市内の移動:
・空港〜カトマンズ市内までの空港リムジン・バスはなく、移動手段はタクシーを利用することになる。ただし、殆んどの車はメーターを動かさないので、基本的には交渉制となる。
(プリペイドで450Rsだが、待機中のタクシーと上手く直接交渉できれば300〜350Rs)。
*今回、バンコクからの到着時は日本で予約しておいた「カトマンズGH」の無料送迎車を利用。ポカラから戻った日は国内線出口でタクシーと直接交渉(4人利用で300Rs)。
また、帰国日の市内(タメル地区)〜カトマンズ空港までは4人利用で350Rsだった。
(2)カトマンズ〜ポカラ間の移動:
・鉄道のないネパールでは国内航空網がかなり発達しており、特に外国人旅行者の利用が多いカトマンズ〜ポカラ間は、ネパール航空、ブッダ・エアー、イエティ・エアラインなどの航空各社が毎日20便以上のフライトを運航している。(所要時間:約30分。片道料金:US70〜92$)
・両都市を結ぶバスには一般の「公共バス」と「ツーリスト・バス」がある。更にまた、「グリーンライン」と「ゴールデントラベル」の2社が外国人旅行者を対象としたデラックス・バスを運行している。
(所要時間:約7〜8時間。片道料金:US6〜18$)
・飛行機利用が早くて便利だし、天気さえ良ければヒマラヤ連山が眺められるが、時間に余裕さえあれば、途中の農村風景を楽しみながらのバスの旅もなかなか良いので、できれば片道はバス利用することをお勧めしたい。

往路に乗ったグリーンライン社のバス 復路に搭乗したブッダエアー
*今回、往路のカトマンズ〜ポカラ間は「グリーンライン」社のバス、復路のポカラ〜カトマンズ間は「ブッダ・エアー」の飛行機便を利用。なお、グリーンライン社では「Drive&Fly Package」というカトマンズ〜ポカラ間のバス(正規料金:US18$・昼食付)と飛行機(正規料金:US92$)をパックにした格安チケットを販売しており(正規料金だと合計US110$のところUS78$)、我々はそれを購入した。
・他の友人2名も復路は同じブッダエアーに乗ったが、ポカラの「Sakura Hotel」で格安航空券
(US70$)を購入。(なお、イエティ・エアラインなどはポカラ市内の旅行会社でUS85$程度で販売していた)
(3)ポカラ・カトマンズ市内&近郊での交通手段:
・両都市とも市内や近郊を走る公共バスがあるものの、行く先が分かりづらいのと混雑していることが多いので一般旅行者にとってはかなり利用しづらい。しかし、タクシー料金がそれ程高くないので、主にタクシーを使って移動するのが良い。

ポカラ近郊を走る公共バス カトマンズ近郊で乗ったミニバス
・メーターを動かさないタクシーが殆んどなので、料金は乗車前に運転手と交渉して決める。概して空港やホテルの前で客待ちしているタクシーは高目の料金を提示して来るが、何度か乗っているうちに距離に応じた適正料金が分かって来るので、早目に感覚を掴んで上手く交渉することが肝心である。
・カトマンズ市内を観光する場合、リキシャを利用するのも面白い。(料金は交渉制で100Rs程度)

カトマンズ市内のタクシー 市内の細い道を走るリキシャ
・タクシーの場合、全量輸入に頼っているガソリンの価格(100Rs/1L=126円/1Lで日本と同じかやや高い)が他の物価に比べて非常に高いので、例え短距離であっても100〜150Rsは覚悟すべきであろう。
・一方、市近郊の観光地まで行く場合、当初は高い料金を提示して来ることが多いものの、最終的には意外と安く行けるし、1〜2時間程度の待機時間は料金に反映しないと考えて良い。

カトマンズ〜パタン・バクタプル〜ナガルコットで雇ったタクシー
・ご参考までに、主な行く先別のタクシー料金は下記の通りであった。
@ポカラ空港〜レイクサイド地区:150Rs(山岳博物館経由・2時間待機で350Rs)
Aレイクサイド地区〜サランコットの丘:450Rs(往復でも500Rs程度)
Bレイクサイド地区〜デヴィス・フォール:200Rs(地元の人に交渉して貰った時は130RS)
Cカトマンズ空港〜タメル地区:300〜350Rs
Dスワヤンブナート〜タメル地区:150Rs
Eタメル地区〜パシュパトナート:往復450Rs
Fカトマンズ〜パタン・バクタプル(各2時間待機)〜ナガルコット:片道1900Rs(約40Km)
3.ネパールでの使用通貨と両替:
(1)ネパールでの使用通貨:
・ネパールの通貨単位はルピー:Rsで、紙幣の種類は1Rs〜1000Rsまで10種類ある。
(硬貨もあるが実際には余り利用されていない)
・中級以上のホテル、一部のレストラン、高額な土産物、航空券などはUSドル建てのことが多く、当然のことながらUSドルがそのまま使える。(Rsで支払う場合は一定の換算レートを適用)
・USドルが通用する場合、一定の換算レートを適用して日本円での支払いが出来ることもある。

一番良く使う100Rs紙幣(約126円)
・旅行者が町で買物をしたり、タクシーに乗った時などに使う紙幣は10〜100Rsが圧倒的に多い。
・その場合、500Rsや1000Rs札を出しても、日本のようにお釣り用の紙幣がある訳ではない。
従って、大きなレストランなどでの支払い時に高額紙幣でお釣りを貰ったりしながら、常に少額紙幣を多目に溜め込むようにしておくと便利である。
(2)現地での両替について:
・カトマンズ空港に到着したら、まず当座必要なRsを両替する必要がある。ただし、空港にある銀行の交換レートは余り良くないので、両替は最低限(精々2〜5千円程度)にしておくべきであろう。
・カトマンズやポカラ市内には両替商が沢山あって、営業時間
に制約があったり、何かと面倒な銀行にわざわざ行かなくても手軽に両替ができる。(写真・左はカトマンズの両替商)
・両替商では日本円は勿論、USドル、ユーロを始め、各国の主要通貨での両替が可能で、どこの店でも交換レートは同じ。
(また、為替相場の変動により各店一斉に改訂される)
・ホテルでも両替できるが、概して交換レートは良くない。また、両替商の中には「手数料」をとる店があるので予め確認した方が良い(通常は手数料はとられない)
・VISA/MASTERのクレジットカードや国際キャッシュカード利用の場合、主要都市には24時間利用可能な「ATM」が徐々に増えつつあるので便利になった。

なお、以前には「闇ドル屋」(もちろん違法)が沢山いて、銀行などで両替するのに比べてはるかに
有利な交換レートでRsを入手できたが、現在は闇ドル屋を全く見掛けなくなった。
(3)交換レート:(2009年11月時点)
・日本円/ネパールRs:100円=79.2Rs(1Rs=1.26円)
・USドル/ネパールRs:US1ドル=72.5Rs(100Rs=US1.38ドル)
*なお、当時の日本円/USドルの交換レートはUS1ドル=95円だったが、上記のレートで換算すると
US1ドル=91円となる。(旅行の最後の頃には更に円が強くなった)
・現地で使い残したネパール・ルピーは両替証(バンクシート)がなくても両替商やカトマンズ空港の銀行
でUSドルへの再両替が可能。(空港の銀行の場合、パスポート番号とサインが必要。また両替レートは両替時よりも
約10%程度悪くなる)
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