判定・GOEの指針と補足

2008.11.24

要素の判定(2003年度〜2008年度)

2008.11.24

ジャンプ

ジャンプコンビネーション、ジャンプシークエンス

スピン

ステップシークエンス、スパイラルシークエンス

スパイラルシークエンス

エラーに対するGOE評価のガイドライン(2007年度)

2007.11.16

ジャンプ
  • 1減〜3減 : GOEは(プラス面を評価をした後)1〜3段階下げる
  • 負 : GOEは最終的にマイナスの範囲で
  • -3 : GOEは問答無用で「-3」
  • So/Co/Sq : それぞれ単独ジャンプ、ジャンプコンビネーション、ジャンプシークエンスについて
  •     1減SoCo/Sq準備動作が長い
    -3    So 踏切で転倒 ※ただし、回転数がなく無効に
      2減 SoCo/Sq1つのジャンプの 踏切が両足
    -3     Co/Sq両方のジャンプの 踏切が両足
     3減2減1減SoCo/Sq1つまたは両方のジャンプの 踏切のエッジが不正(程度による)
        1減SoCo/Sqトウや不正なエッジでの着氷
        1減SoCo/Sq片手またはフリーフットが氷に触れる
      2減 SoCo/Sq両手を着く
      2減 SoCo/Sq1つのジャンプが 両足着氷
    -3     Co/Sq両方のジャンプが 両足着氷
      2減 So ステップアウト
      2減  Co/Sq第1ジャンプで ステップアウト
    判定は「第1ジャンプ+SEQ」、第2ジャンプのGOEは考えない
      2減  Co/Sq第2ジャンプで ステップアウト
     3減  So 着氷で転倒
      2減  Co/Sq第2ジャンプの 着氷で転倒
       2減  Coジャンプの間に流れがない
       2減  Coジャンプの間に2つのスリーターン(氷に触れたのも含む)
    氷に触れるだけでなく体重移動を伴った場合、SPは「第1ジャンプ+COMBO」、
     FSは「第1ジャンプ+SEQ」と判定、第2ジャンプのGOEは考えない
       2減 So 1/4回転以内の不足
       2減1減 Co/Sq1つまたは両方のジャンプが 1/4回転以内の不足
     3減2減1減SoCo/Sq1つまたは両方のジャンプが 回転不足によりダウングレード
    -3    SoCo[SPで]1つまたは両方のジャンプが 要求より少ない回転数
    -3     Co[SPで]第2ジャンプがない
     3減  So [SPのステップからのジャンプで]ステップ・動作がない
       2減 So [SPのステップからのジャンプで]ステップ・動作が1つだけ
       2減1減So [SPのステップからのジャンプで]ステップ・動作から間がある
    スピン
  • 1減〜3減 : GOEは(プラス面を評価をした後)1〜3段階下げる
  • 負 : GOEは最終的にマイナスの範囲で
  • -3 : GOEは問答無用で「-3」
  • F/Sp/Co : それぞれフライングエントランス、スピン全般、特にコンビネーションスピンについて
  • -3    FSp 入り・踏切・着氷で転倒
    ただし無効要素に。なお、直後に続けて行ったスピンは判定しない
     3減2減 F  空中姿勢がとれていない
       2減1減F  踏切または着氷が不正
        1減FSp 片手またはフリーフットが氷に触れる
      2減 FSp 両手を着く
     3減   Sp スピン中に転倒
      3減2減1減 Sp トラベリング
      3減2減1減 Sp ポジションが悪い
        1減 Sp 回転速度が落ちている
      3減2減1減 Sp 回転軸の取り直し
      3減2減1減 Sp 足換えが悪い
      3減2減1減 Sp 要求より少ない回転数
    中間姿勢は数えるが、最後のアプライトは3回転を超えない限り数に入れない。
      3減2減  SpCo[SPで]両足が 要求より少ない回転数 ※中間姿勢も数える
      2減  SpCo[SPで]要求より少ない基本姿勢(各姿勢2回転以上必須)
    SP・FS、単独・コンボを問わず、2回転以上した基本姿勢がない場合は無効要素に
    ステップ・スパイラル
  • 1減〜3減 : GOEは(プラス面を評価をした後)1〜3段階下げる
  • 負 : GOEは最終的にマイナスの範囲で
  • -3 : GOEは問答無用で「-3」
  • St/Sq : それぞれステップシークエンス、スパイラルシークエンスについて
  •  3減  StSq転倒
       2減1減StSqスタンブル(つまずき)
      3減2減1減StSqパターンの不正
      3減2減1減StSqスピードがない、または減速している
        1減StSq[SPで]半回転を超えるジャンプ
        1減St ステップやターンをしている時間が全体の50%
       2減 St ステップやターンをしている時間が全体の40〜50%
      3減  St ステップやターンをしている時間が全体の40%未満
    -3     Sq[SPで]足換えが無い
    足換えはしたけれど、片方の足で3秒キープされたスパイラルポジションがない場合、
     レベルは高くても1、GOEは下を参照
    -3     Sq3秒キープされたスパイラルポジションがない ※ただし無効要素に
     3減2減  Sq[SPで]3秒キープされたスパイラルポジションが1つだけ
       2減  Sq[SPで]3秒キープされたスパイラルポジションが2つだけ
        1減 Sq[FSで]3秒キープされたスパイラルポジションが1つだけ
        1減 Sqスパイラルポジションをキープしている時間が全体の50%
       2減  Sqスパイラルポジションをキープしている時間が全体の40〜50%
      3減   Sqスパイラルポジションをキープしている時間が全体の40%未満

    スピンの必要回転数に関するまとめ(2007年度)

    2007.11.16

    回転しなくても認定されるもの
    • 入りで転倒しても1つの要素(無効要素)に数える。直後に続けて行ったスピンは判定しない。
    3回転で認定されるもの
    • 片足での回転動作が3回転に達すれば、1つのスピンとみなして判定し始める。
    • 同様に、足換えを含むスピンで左右の足とも3回転あれば、足換えスピンと判定する。 ・・・【注1】
      またSPで、足換え(コンボ)スピンを試みたけれど片足が3回転未満のものは、レベルが無い(無効要素)。
    • 同様に、両回転のスピンでは、どちらの回転も3回転あればレベルの上がる要件として認定する。
    • レイバックの後ろまたは横のポジションは、共に3回転あればレベルの上がる要件として認定する。
    • 最後のアプライトは3回転を超えれば1つの姿勢と認定する。
      3回転以下の場合姿勢としては無視され、またジャッジもこれを除いてGOEを評価する。 ・・・【注2】
    2回転で認定されるもの
    • バックエントランスは、(フォアインのスリーターンの後)バックアウトでスピンを始め、
      それが2回転に達すれば、レベルの上がる要件として認定する。
    • チェンジエッジは、1つの基本姿勢の間に、片方のエッジで2回転し、続けてもう片方のエッジで2回転すれば、
      レベルの上がる要件として認定する。中間姿勢で行われたものは数えない。
    • 姿勢の難しいバリエーションは、2回転すればレベルの上がる要件として認定する。
      ただし、単一姿勢のスピンでは中間姿勢で行われたものは数えない。
      コンビネーションでも、中間姿勢の難しいバリエーションが認定されるのは1つだけ。
    • 基本姿勢は、最後のアプライトを除き、2回転すれば1つの姿勢と認定する。ただし、注1参照。
      異なる姿勢が2つ以上認定されれば、コンビネーションスピンと判定する。
      SPのコンビネーションスピンで、認定された姿勢が2つまたは1つの場合はレベル1。
      SP・FS、単一姿勢・コンビネーションを問わず、認定された姿勢が1つもない場合はレベルが無い(無効要素)。
      SPのレイバックスピンで、レイバックを2回転することなくビールマンに移った場合もレベルが無い(無効要素)。
    8回転が必要なもの
    • SPのレイバックスピンで、ビールマンポジションがレベルの上がる要件として認定されるためには、
      それ自体で2回転あるだけでなく、事前に後ろまたは横のポジションで8回転(規定数)をクリアする必要がある。
    • キャメル、シット、レイバック、またはアプライトでも難しいバリエーションのものであれば、
      ポジションやエッジを変えずに8回転することでレベルの上がる要件として認定する。
    GOEの評価に関わるもの
    規定にある下記の回転数には中間姿勢を含めて数え、不足すればジャッジはGOEを下げる。ただし、注2参照。
    • [SPで]フライングスピン 8回転
    • [SPで]レイバックスピン 8回転
    • [SPで]足換えスピン 左右各6回転
    • [SPで]足換えコンビネーションスピン 左右各6回転
    • [FSで]コンビネーションスピン 10回転
    • [FSで]フライングエントランスのスピン 6回転
    • [FSで]単一姿勢のスピン 6回転

    難しいバリエーションの例

    2007.12.23

    キャメルスピン
    • 仰向け・・・上体をひねって体の正面を天井の方へ向けたもの。肩のラインが垂直になる辺りが認定される・されないの境目。
    • ドーナツ・・・頭とフリーレッグがつくぐらい体を反らせ、ブレードを手でつかんだ状態のもの。
    • キャッチフット・・・上体を水平にしたまま、ブレードをつかんだ状態のもの。上体を起こすとアプライト。
    • ウィンドミル(イリュージョン)・・・上体からフリーレッグが一直線のまま斜めに回転しているもの。(2004年度まで)
    • (その他)・・・手を後ろで組んだもの(ただし微妙)。
    シットスピン
    • ひねり・・・肩のラインが垂直になるぐらい上体をひねったもの。
    • 前屈・・・水平に伸ばしたフリーレッグに上体を倒したもの。足の先をつかむだけでは不充分。
    • キャノンボール・・・フリーレッグを軸足のひざの上に載せてあぐらをかくようにし、上体を前に倒して小さくなったもの。
    • (足の位置)・・・フリーレッグを横の方へ伸ばしたり、軸足の後ろに持ってくるもの。
    アプライトスピン
    • キャッチフット・・・背後でフリーレッグのブレードをつかんだもの。
    • ビールマン・・・キャッチフットのうち、ブレードを頭の真上にまで引き上げたもの。
    • Y字・・・フリーレッグを横に持ち上げ伸ばした状態のもの。
    • I字・・・フリーレッグを前に持ち上げ伸ばした状態のもの。
    • Aライン・・・フリーレッグを下に伸ばしたまま上体を下へ倒したもの。
    • 前屈・・・水平に伸ばしたフリーレッグに上体を倒したもの。
    • クロスフット・・・クロスさせた両足に均等に体重を乗せているもの。
    レイバックスピン(コンビネーションスピンではアプライトに含まれる)
    • キャッチフット・・・フリーレッグのブレードをつかみ、頭の側にまで引き上げたもの。
    • ビールマン・・・キャッチフットのうち、ブレードを頭の真上にまで引き上げたもの。
    • スピードアップ・・・回転速度が1.5倍くらいになるもの。一見では倍速ぐらいのインパクトがないと恐らく認められない。
    • (その他)・・・手を後ろの高い位置で組んだもの(ただし微妙)。
    • (その他)・・・横にひねりつつ後ろに倒し、両腕を上下に伸ばして両腕と肩のラインが鉛直に一直線になるもの(ただし微妙)。
    フライングスピン(空中姿勢や着氷での難しいバリエーション)
    • デスドロップ・・・通常のフライングキャメルのように空中で水平姿勢をとった後、シットスピンに続けるもの。
    • バタフライ・・・前かがみの姿勢から、右足を後ろに大きく振り上げる反動を利用して左足で跳び上がり、空中で水平姿勢を
       とった後、右足で着氷するもの(左回りの場合)。キャメル、シット、アプライトの各スピンへ続けられる。
    スパイラルシークエンス
    • キャッチフット・・・(横ではなく)背後で、フリーレッグのブレードを(反対の手で)つかんで高い位置に引き上げたもの。
    • ビールマン・・・キャッチフットのうち、ブレードを頭の真上にまで引き上げたもの。
    • Y字・・・フリーレッグを横に持ち上げ伸ばした状態のもの。
    • 支持なし・・・フリーレッグを支持せず、横や前に上げているもの(フリーレッグが曲がっている場合は微妙)。
    • シャーロット・・・上体を下へ倒し、フリーレッグが真上を向いたもの。

    ミスの扱い(2005年度)

    2006.6.4

    ジャンプ
    GOE 1減
  • 長い準備動作
  • トウや正しくないエッジでの着氷
  • 片手またはフリーフットを着く
  • [SPのステップからのジャンプで]
      1つのステップ・動作しかない
  • [SPのステップからのジャンプで]
      ステップ・動作から間がある(1〜2減)
  • 踏み切りのエッジが不正(1〜3減)
  • 回転不足によるダウングレード(1〜3減)
  • 【2004年度】片手または両手を着く(1〜3減)
  • 【2004年度】フリーフットを着く(1〜3減)
  • GOE 2減
  • 1/4回転以内の不足
  • 踏み切りまたは着氷が両足
  • ステップアウト
  • 両手を着く
  • GOE 3減
  • 着氷で転倒
  • [SPのステップからのジャンプで]
      ステップ・動作がない
  • GOE
    「-1」〜「-3」
  • 上での付いているもの
  • 【2003年度】[SPで]要求より少ない回転数
  • GOE「-3」
  • 踏み切りで転倒
  • [SPで]要求より少ない回転数
  • ジャンプコンビネーション・シークエンス
    GOE 1減
  • 片手またはフリーフットを着く
  • ジャンプの間に流れがない
  • [SPで]ジャンプの間にスリーターン、
      ただしフリーフットは着いていない
  • 第1ジャンプでステップアウト(2〜3減)
  • 1つまたは両方のジャンプが
      1/4回転以内の不足(1〜2減)
  • 1つまたは両方のジャンプが
      回転不足によるダウングレード(1〜3減)
  • 1つまたは両方のジャンプが
      踏み切りのエッジが不正(1〜3減)
  • 【2004年度】両方のジャンプの踏み切りが両足(1〜2減)
  • 【2004年度】片手または両手を着く(1〜3減)
  • 【2004年度】フリーフットを着く(1〜3減)
  • GOE 2減
  • 両手を着く
  • 1つのジャンプの
      踏み切りまたは着氷が両足
  • 第2ジャンプで転倒
  • 第2ジャンプでステップアウト
  • [SPで]ジャンプの間に3つ以上のスリー
      ターン、ただしフリーフットは着いていない
  • GOE 3減 
    GOE
    「-1」〜「-3」
  • 上での付いているもの
  • [FSで]ジャンプの間にスリーターンをし、さらにフリーフットが着いている(シークエンス判定)
  • [FSで]ジャンプの間に3つ以上のスリーターンをし、さらにフリーフットが着いている(別個に判定)
  • 【2004年度】1つまたは両方のジャンプが回転不足によるダウングレード
  • 【2003年度】[SPで]要求より少ない回転数
  • GOE「-2」
  • 【2004年度】[SPで]ジャンプの間にスリーターンをし、さらにフリーフットが着いている
  • GOE「-3」
  • 両方のジャンプの踏み切りまたは着氷が両足
  • 【2004年度】両方のジャンプの着氷が両足
  • [SPで]第1ジャンプの踏み切りで転倒
  • [SPで]第1ジャンプの着氷で転倒
  • [SPで]第2ジャンプがない
  • [SPで]要求より少ない回転数
  • [SPで]ジャンプの間にスリーターンをし、さらにフリーフットが着いている
  • スピン
    GOE 1減
  • 片手またはフリーフットを着く
  • 回転速度が落ちている
  • フライングスピンで踏み切りまたは着氷が不正(1〜2減)
  • フライングスピンで空中姿勢がない(2〜3減)
  • 足換えのないスピンで要求より少ない回転数(1〜3減)
  • 足換えスピンで片足が要求より少ない回転数(1〜3減)
  • 足換えスピンで両足が要求より少ない回転数(2〜3減)
  • ポジションが悪い(1〜2減)
  • トラベリング(1〜3減)
  • 回転軸の取り直し(1〜3減)
  • 【2004年度】片手/両手またはフリーフットを着く(1〜3減)
  • 【2004年度】[SPのコンビネーションスピンで]
      要求より少ないポジション(1〜3減)
  • GOE 2減
  • 両手を着く
  • [SPのコンビネーションスピンで]
      要求より少ないポジション
  • [SPの足換えスピンで]2度目の足換え
  • GOE 3減
  • スピン中に転倒
  • GOE
    「-1」〜「-3」
  • 上での付いているもの
  • GOE「-3」
  • 入りで転倒
  • フライングスピンの踏み切りまたは着氷で転倒
  • ステップ・スパイラル
    GOE 1減
  • [SPで]半回転を超えるジャンプ
  • スタンブル(1〜2減)
  • 逆行(1〜2減)
  • スピードがない、または減速(1〜2減)
  • パターンの不正(1〜3減)
  • ステップやターン、またはスパイラルポジションが
      全体の50%/50〜40%/40%未満(1〜3減)
  • 3秒キープされたスパイラルポジションが
      [SP]3つ未満/[FS]2つ未満(2〜3減)
  • 【2004年度】[SPで]半回転を超えるジャンプ(2〜3減)
  • GOE 2減
  • [SPのスパイラルで]足換えがない
  • GOE 3減
  • 転倒
  • 【2004年度】スパイラルポジションが
      全体の40%未満
  • GOE
    「-1」〜「-3」
  • 上での付いているもの
  • 参考文献

    判定GOE文書
     Question & Answers(2008.10.8追加分 日本語版・原文付き)
     Question & Answers(2008.9.9 日本語版・原文付き)
    First Aid for Technical Controllers and Technical Specialists - Single Skating(2008.8.8)
     Communication No.1505(2008.6.30)、同日本語版
    Communication No.1504(2008.6.30)、同日本語版
    Communication No.1494(2008.4.28)、同日本語版
    First Aid for Technical Controllers and Technical Specialists - Single Skating(2007.8.14)
    Communication No.1459(2007.8.6)、同日本語版
    Communication No.1445(2007.5.7)、同日本語版
     Communication No. 1396 (2006.7.12)
     Communication No. 1384 (2006.4.20)
    Communication No. 1342 (2005.8.22)
     Communication No. 1284 (2004.8.23)
     JS 22 Singles-Pairs Guideline for ShortPrograms (2005.7.11)
     JS 15 Singles - Instructions for Specialists (2005.7.11)
     JS 15 Singles - Instructions for Specialists (2004.7.7)
    Additional Q & A - Figure Skating (2003.9.22)