要素のレベル(2007年度)

2008.11.24

参考 : Communication No.1449(2007.5.30)、同日本語版
参考 : Communication No.1462(2007.8.13)、同日本語版

表中、各レベルの条件として、
【 】は必ず満たさなければならないもの
( )はその中で1つを満たせばよいもの を表しています。

ダンススピン

スピン
レベル4  【1】両者とも6回転以上。
 【2】3つの基本姿勢で難しいポーズ(1人が2つと、もう1人が1つ、うち最低1つは両者同時に。または1人で3つとも)。
レベル3  【1】両者とも5回転以上。
 【2】2つの基本姿勢で難しいポーズ(両者同時に1つずつ。または1人で2つとも)。
レベル2  【1】両者とも4回転以上。
 【2】1つの基本姿勢で難しいポーズ。
レベル1  【1】両者とも1回転。
コンビネーションスピン
レベル4  【1】両者とも左右の足で3回転ずつ以上。
 【2】次の2つのうちどちらかの条件を満たす。
    (2a)3つの基本姿勢で合計4つの異なる難しいポーズ(両者が2つずつ。または1人が3つと、もう1人が1つ)。
    (2b)3つの基本姿勢で難しいポーズと、両方向の回転。
レベル3  【1】両者とも左右の足で3回転ずつ以上。
 【2】次の2つのうちどちらかの条件を満たす。
    (2a)2つの基本姿勢で合計3つの異なる難しいポーズ(1人が2つと、もう1人が1つ。または1人で3つとも)。
    (2b)2つの基本姿勢で難しいポーズと、両方向の回転。
レベル2  【1】両者とも左右の足で3回転ずつ以上。
 【2】2つの基本姿勢で難しいポーズ(両者が1つずつ、または1人で2つとも)。
レベル1  【1】両者とも左右の足で1回転ずつ。
補注:
  • スピン動作が始まってから1/2回転を超えても1人が両足の場合1レベル減、両者ともなら2レベル減。
  • スピン中にフリーフットを着いた場合1レベル減。
      またその際、スピン維持のための両足滑走が1/2回転を超えた場合レベル1。
  • シットは軸足のひざの角度が120度まで。120度以上はアプライト。
  • キャメルは上体の角度が水平から45度まで。45度以上はアプライト。
  • アプライトの難しいポーズ:
      (a)ビールマン
      (b)完全なレイバックまたはサイドウェイズ
      (c)スプリット(スケート靴を頭の高さまで上げる。パートナーがサポートしてもよい。※いわゆるY字、I字
      (d)ドーナツ(スケート靴が頭に付くぐらいのもの。※ビールマンの出来損ないのキャッチフット
  • シットの難しいポーズ:
      (a)フリーレッグを前に向ける
      (b)フリーレッグを後ろに向ける
      (c)フリーレッグを横に向ける
      (d)フリーレッグを軸足の後ろから反対側へ伸ばす
      (e)フリーレッグを軸足の後ろで交差させる
      (f)フリーレッグを前にして、上体を水平になるぐらいまで倒す
  • キャメルの難しいポーズ:
      (a)仰向け
      (b)ドーナツ
      (c)キャッチフット(スケート靴を頭より高い位置に持ち上げる)
      (d)上体を前に倒してフリーレッグを真上に伸ばす(※いわゆるシャーロット
      (e)男性のキャメル
  • ドーナツ(上記アプライトa とキャメルc )は1つのスピンにつき1度まで。
  • 上記アプライトd とキャメルb は1人1つまで。
  • ダンスリフト(ショートリフト/6秒リフト)

    ステーショナリーリフト、ストレートラインリフト、カーブリフト
    レベル4  【1】リフトする側が、難しいポーズを3秒以上キープする。
     【2】リフトされる側が、難しいポーズを3秒以上キープするか、ポーズを変える。
    レベル3  (1)リフトする側が、難しいポーズを3秒以上キープする。
     (2)リフトされる側が、難しいポーズを3秒以上キープするか、ポーズを変える。
    レベル2  リフトされる側が、簡単なポーズを3秒以上キープする。
    レベル1  1人がリフトされた状態で、リフトの特徴がはっきりと表れている。
       ・その場で静止(ステーショナリーリフト)
       ・直線を移動(ストレートラインリフト)
       ・カーブを移動(カーブリフト)
    ローテーショナルリフト
    レベル4  (1)次の2つの条件を満たす。
        【1a】リフトする側が、5回転以上する。
        【1b】リフトされる側が、難しいポーズを4回転される間キープするか、回転の最中にポーズを変える。
     (2)リフトする側が、次の2つの条件を満たす。
        【2a】片手でリフトする。
        【2b】片手でホールドしたまま3回転以上する。
    レベル3  (1)次の2つの条件を満たす。
        【1a】リフトする側が、4回転以上する。
        【1b】リフトされる側が、難しいポーズを3回転される間キープするか、回転の最中にポーズを変える。
     (2)リフトする側が、次の2つの条件を満たす。
        【2a】片手でリフトする。
        【2b】片手でホールドしたまま2回転以上する。
    レベル2  【1】リフトする側が、3回転以上する。
     【2】リフトされる側が、簡単なポーズをキープする。
    レベル1  1人がリフトされた状態で1回転半以上している。
    補注:
  • ポーズを変えるとは、リフトする側のホールドと、リフトされる側のホールド・全身のポーズが、同時に変わること。
      腕や足を少し動かすだけのものや、体の前後の向きを変えるだけのものは充分でない。
      変更前後のポーズがはっきりと保持されない場合も、変更は認められない。
  • リフトされる側の難しいポーズ:
      (a)完全なスプリット
      (b)完全なビールマン
      (c)ドーナツ
      (d)難しいホールドでの逆さま
      (e)両手だけを支持されて、胴体が天井へ向かって伸びている
      (f)1点だけで支持されて、水平な状態でバランスをとっている
      (g)ひざから下だけを支持されて、身を乗り出している
      (h)太ものから下だけを支持されて、完全なレイバック
      (i)背中や肩だけを支持されて、胴から足が水平な状態になっている
  • リフトする側の難しいポーズ:
      (a)片足(※以下の例を見ると立った状態か
      (b)シュートザダック
      (c)イーグル(イン)
      (d)イーグル(アウト)
      (e)イーグル(ストレート)  ※(c)〜(e)は異なる2つまで行ってもよい
      (f)イナバウア
      (g)シット(両膝とも曲げる)
      (h)シット(片足は横に伸ばす)
      (i)full lunge / drag (thigh at least parallel to the ice) with any position of free leg
        (※フェンシングの突きのように片足を前に深く踏み込み、もう片足は後ろで引きずるイメージか
      (j)片手
  • リフトする側・される側どちらについても、同じ難しいポーズが繰り返された場合、それは簡単なものとみなす。
  • リフトされる側の逆さまかつスプリットのポーズは、両ももの角度が45度を超えた場合、違反要素(減点2)となる。
      ただし、ポーズをとるまでや、ポーズを変える際のものは認められる。
  • リフトする側の支持している位置が頭より高い場合、違反要素となる。
  • リフトした状態からプログラムを始める場合、どちらか1人が動いた時点で制限時間を計り始める。
  • リフトした状態でプログラムを終える場合、完全に止まった時点まで制限時間を計る。
  • ローテーショナルリフトでの片手のリフトは、肩など体の他の部分を使ってはいけない。
  • ダンスリフト(ロングリフト/12秒リフト)

    リバースローテーショナルリフト
    レベル4  (1)リフトする側が、次の2つの条件を満たす。
        【1a】リフトする側が、それぞれの方向を2回転以上、合計で5回転以上する。
        【1b】リフトする側が、両方の回転を片手でホールドしたまま2回転以上。
     (2)次の3つの条件を満たす。
        【2a】リフトする側が、それぞれの方向を3回転以上、合計で6回転以上する。
        【2b】リフトする側が、一方の回転を片手でホールドしたまま3回転以上する。
        【2c】リフトされる側が、2b と反対の回転で難しいポーズを3回転される間キープする。
     (3)次の3つの条件を満たす。
        【3a】リフトする側が、それぞれの方向を3回転以上、合計で6回転以上する。
        【3b】リフトされる側が、一方の回転で難しいポーズを3回転される間キープする。
        【3c】リフトされる側が、3b と反対の回転でも、
           難しいポーズを3回転される間キープするか、回転の最中にポーズを変える。
    レベル3  (1)次の2つの条件を満たす。
        【1a】リフトする側が、それぞれの方向を2回転以上、合計で5回転以上する。
        【1b】リフトする側が、一方の回転を片手でホールドしたまま2回転以上。
     (2)次の2つの条件を満たす。
        【2a】リフトする側が、それぞれの方向を2回転以上、合計で5回転以上する。
        【2b】リフトされる側が、一方の回転で
           難しいポーズを2回転される間キープするか、回転での最中にポーズを変える。
    レベル2  【1】リフトする側が、それぞれの方向を2回転以上、合計で4回転以上する。
     【2】リフトされる側が、簡単なポーズをキープする。
    レベル1  1人がリフトされた状態で1回転半以上、方向を変えてさらに1回転以上している。
    サーペンタインリフト
    レベル4  【1】リフトする側が、両方のカーブで難しいポーズを3秒以上キープする。
     【2】リフトされる側が、両方のカーブで、難しいポーズを3秒以上キープするかポーズを変えるかする。
    レベル3  (1)次の2つの条件を満たす。
        【1a】リフトする側が、一つのカーブで難しいポーズを3秒以上キープする。
        【1b】リフトされる側が、両方のカーブで、難しいポーズを3秒以上キープするかポーズを変えるかする。
     (2)次の2つの条件を満たす。
        【1a】リフトする側が、両方のカーブで難しいポーズを3秒以上キープする。
        【1b】リフトされる側が、一つのカーブで、難しいポーズを3秒以上キープするかポーズを変えるかする。
    レベル2  (1)次の2つの条件を満たす。【1a】【1b】が同じカーブである必要はない。
        【1a】リフトする側が、一つのカーブで難しいポーズを3秒以上キープする。
        【1b】リフトされる側が、一つのカーブで、難しいポーズを3秒以上キープするかポーズを変えるかする。
     (2)次の2つの条件を満たす。
        【2a】リフトする側が、両方のカーブで難しいポーズを3秒以上キープする。
        【2b】リフトされる側が、両方のカーブで簡単なポーズをキープする。
     (3)リフトされる側が、両方のカーブで、難しいポーズを3秒以上キープするかポーズを変えるかする。
    レベル1  1人がリフトされた状態で、はっきりと2つのカーブを移動している。
    コンビネーションリフト
     ショートリフト参照。
     組み合わせた2つのバランスが悪ければ、大部分を占める方の1つのリフトとみなす。
     2つのリフトの後にさらにカーブや回転を加えても良いが、これらはカウントしない。
    補注:
  • リバースローテーショナルリフトでの片手のリフトは、回転の方向を変える間を除き、
      肩など体の他の部分を使ってはいけない。
  • サーペンタインリフトでは、はっきりとした2つのカーブがない場合、カーブリフトと判定する。
  • サーペンタインリフトでカーブの方向を変える際、半回転まではしてもよい。
  • その他、ショートリフト参照。
  • シンクロナイズドツイズル

    レベル4  【1】両方のツイズルを4回転以上。
     【2】両者とも追加的な特徴が2つ(各グループから1つずつ)あるか、
        足換えなしで2つのツイズルを行っている。
    レベル3  【1】両方のツイズルを3回転以上。
     【2】両者とも追加的な特徴が2つ(同じグループでもよい)あるか、
        足換えなしで2つのツイズルを行っている。
    レベル2  【1】両方のツイズルを2回転以上。
     【2】両者とも追加的な特徴が1つあるか、足換えなしで2つのツイズルを行っている。
    レベル1  1人が両方のツイズルを1回転以上。
    補注:
  • 入りのエッジは、フォアイン、フォアアウト、バックイン、バックアウトの4種類。
  • レベル2以上では、2つのツイズルの入りのエッジと回転方向が異なることが必要。
  • 追加的な特徴のグループAは上体と腕に関して。
      (a)ひじを肩と同じ高さまで上げている(手は頭より上でも下でも構わない)
      (b)回転中、連続的に腕を動かしている
      (c)体の中心が垂直軸から離れている=上体を傾けている
      (d)手を後ろで組んでいるか、腕を体から離して伸ばしている
  • 追加的な特徴のグループBは足に関して。
      (a)フリーレッグを後ろで軸足にクロスさせて伸ばしている
      (b)フリーレッグを後ろか横に、垂直方向から45度以上開いて伸ばしている
      (c)シットポジション(軸足の太ももとすねの角度は90度以下)で行っている
      (d)回転中、軸足の膝の高さを連続的に変えている
      (e)Couple in front or behind with free foot at least at the top of the calf and hip in fully open position.
        ※(日本語版)少なくともふくらはぎの上部で前または後にクペし、かつ完全なオープン・ヒップ・ポジションをとる
      (f)前か後ろか横に45度以上のアティチュード(フリーレッグは曲げても伸ばしてもよい)
      (g)フリーレッグの靴かブレードを持っている
  • レベル2の追加的な特徴は、両者が同じツイズルで同じ特徴を行うこと。
  • レベル3、4の追加的な特徴は、1つのツイズルで一度に行っても、2つのツイズルで分けて行ってもよい。
  • 足換えなしのツイズルで、入りのエッジと回転方向を変えるために2つの間で使えるのは、
      チェンジエッジ、ロッカー、カウンター、スリー、ブラケットのうち2つまで。
  • 判定の対象は初めの2つのツイズルだけ。それ以上行ってもカウントしない。
  • ツイズルに入る前や、2つのツイズルの間に止まってはならない。
  • 2つのツイズルの間に行ってもよいステップは、ODは1つまで、FDは3つまで。
      1人が超えた場合は1レベル減、2人とも超えれば2レベル減。
  • 両者ともツイズルが1つしかない場合はレベルなし。
  • 途中でフリーフットを着いた場合、そこまでの回転数で判定する。
  • スリーターンは回転数に含まない。
  • ステップシークエンス

    サーキュラー、サーペンタイン、ダイアゴナル、ミッドライン(下記以外)
    レベル4  【1】ブラケット、ロッカー、カウンター、チョクトー、アウトサイドモホーク、ダブルツイズルのうち5つがある。
     【2】多方向へのターン。
     【3】ブラケット、ロッカー、カウンター、ツイズルの4つがある片足セクション。
     【4】余分な特徴は1つ以下。
     【5】3度以上のホールドの変化。(ホールドのないミッドラインは除く)
    レベル3  【1】ブラケット、ロッカー、カウンター、チョクトー、アウトサイドモホーク、ダブルツイズルのうち4つがある。
     【2】多方向へのターン。
     【3】ブラケット、ロッカー、カウンター、ツイズルのうち3つがある片足セクション。
     【4】余分な特徴は1つ以下。
     【5】2度以上のホールドの変化。(ホールドのないミッドラインは除く)
    レベル2  【1】ブラケット、ロッカー、カウンター、チョクトー、アウトサイドモホーク、ツイズルのうち3つがある。
     【2】ブラケット、ロッカー、カウンター、ツイズルのうち2つがある片足セクション。
     【3】余分な特徴は1つ以下。
     【4】1度以上のホールドの変化。(ホールドのないミッドラインは除く)
    レベル1  両者ともシークエンスの50%以上でステップやターンが行われている。
    シンクロナイズドツイズルを含み、ホールドのないミッドライン
    レベル4  【1】ブラケット、ロッカー、カウンター、チョクトー、アウトサイドモホーク、ツイズルのうち5つがある。
     【2】多方向へのターン。
     【3】ブラケット、ロッカー、カウンター、ツイズルのうち3つがある片足セクション(両者同時)。
     【4】余分な特徴は1つ以下。
    レベル3  【1】ブラケット、ロッカー、カウンター、チョクトー、アウトサイドモホーク、ツイズルのうち4つがある。
     【2】多方向へのターン。
     【3】ブラケット、ロッカー、カウンター、ツイズルのうち2つがある片足セクション(両者同時)。
     【4】余分な特徴は1つ以下。
    レベル2  【1】ブラケット、ロッカー、カウンター、チョクトー、アウトサイドモホーク、ツイズルのうち3つがある。
     【2】余分な特徴は1つ以下。
    レベル1  両者ともシークエンスの50%以上でステップやターンが行われている。
    補注:
  • レベル2以上では、(シンクロナイズドツイズルを除いた)パターンの75%以上で上記の複雑さが必要。
  • 余分な特徴とは、ダブルスリー、イーグル、Drag※、シュートザダック、イナバウア、トウステップ、半回転までのジャンプ。
      ※もう1人がステップやターンをしている間、何もしてなければこれに該当する?
  • 余分な特徴が2つ以上行われた場合、簡単なステップとみなされて複雑さの割合が減少する。
  • 余分な特徴が曲の1小節分を超えて行われた場合、簡単なステップとみなされて複雑さの割合が減少する。
  • ホールドのないミッドラインでは、1つめのダブルスリーも簡単なステップとみなされて複雑さの割合が減少する。
      その他のシークエンスでも、ホールドをして同時に行ったものでなければ同様。
  • ブラケット、ロッカー、カウンターが片足セクションで行われた場合、【1】でもカウントするので繰り返す必要はない。
  • ホールドの変化は、明瞭なものでなければカウントしない。
      例:ワルツホールド〜フォックストロット、ワルツ〜キリアン、キリアン〜ハンドトゥハンド、フォックストロット〜タンゴなど
  • 両者のレベルが異なる場合は、低い方で判定する。
  • ODのミッドラインで両者の位置の入れ替えがない場合は1レベル減。
  • 1回転を超えるジャンプなど禁止されている動作はレベルがなく、さらに減点2。