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オルグにおいて、相手側から攻撃を仕掛けられた場合の対処法
Archives08 村田宏雄:『オルグ学入門(村田宏雄 勁草書房)』より

(概要)
  皆さんは『オルグ』とは何か御存知でしょうか?
 まぁ、ある年代の人は知っている人が多いと思いますが。

 オルグとはorganizerの略。本来の意味は「大衆や労働者の中に入って、政党や組合の組織を作ったり、その強化や拡大をはかったりすることや人」を指します。
 まぁ、特にに日本においては「共産主義」を掲げる人達が一般の人達を組織に入れ、共に活動するように説得する事を『オルグ』と呼ぶようです。

 ぶっちゃけ、そもそも思想というものは正誤・優劣が付きにくいものです。
 それなのに、無理矢理にでも自論を押し付け、外面的に勝ったと思わせる、もしくは勝ったと自己満足するものがオルグだと思った方がいいかもしれない。
 なにせ、そのオルグのテクニックとやらはすごく酷いものなのだから。

 そのテクニックとやらが書かれた『オルグ学入門(村田宏雄 勁草書房)』の内容の一部をご紹介しようと思うのであるが、これを紹介していたHPの方の文章が教訓的なため、まずそれを紹介する。

 理論闘争の技術でも、相手の理論を打ち破るときには「推論を構成する各段階の妥当性をつく」、「推論全体の論理的不整合性をつく」とまともなのだが、こちらが攻撃されたときの方法として推奨しているのは、卑怯な手口ばかりだ。しかしこれを読むと、今でもネットでの議論でよく見られる手口ばかり。反面教師として役に立つと思うので紹介しておこう。

サイコドクターあばれ旅より)


オルグにおいて、相手側から攻撃を仕掛けられた場合の対処法

a.認識操作
事実認識が違うから答えられないとつっぱねる。

b.争点操作
質問の意味を勝手にすりかえて長々と答え、聞く相手があきれ疲労退屈し、再度質問する意欲を失わせる。

c.前提操作
その質問の前に前提として○○の事実や理論を勉強してからにしろと突き放す。

d.次元操作
「あなたは現在(一部、現象、たてまえ)のみを問題にしている。私は将来(全体、本質、本音)を問題にしているのだ」といい、次元の違う質問には答えられぬ、とつっぱねる。

e.立場操作
質問者は少数のリーダーの立場に立っているが、自分は大衆の立場に立っているのだ。

f.戻し質問
あなただったらどう考えますか?答えられなかったら、質問者自身もわからない質問には答えられない、と突き放す。

g.本心操作
そのような質問をする人の心の中はだいたい見当がついている。そのような否定的態度をとる人に対しては何を答えても無駄である、と質問を封殺する。

『オルグ学入門』より(サイコドクターあばれ旅の紹介抜粋)


(解説)
  ネタ元HPの方もおっしゃってましたが、れっきとした大学の先生が『この方法がいい』と思って書いているようで、それはそれでかなりヤバイ話です...

 見れば分かるように、これらのテクニックは
 『自分にとって都合の悪い質問・批判に対し、正面から答えずにかわすテクニック』
で しかありません。

 ...んで、なんで『オルグ』の話を出したかというと、"裸の王様達"は往々にしてこのテクニックを駆使する事があります(マジで、あんたら『オルグ学入門』の愛読者?って勘ぐってしまうぐらい)。

 もし"裸の王様達"がこのテクニックを使い始めたら覚悟を決めましょう。
 あなたは"裸の王様達"と『議論』して何かを作り出そうとしているつもりでも、実は、"裸の王様達"にしてみれば、自分の都合の悪い事にはほっかむりして、なんとか誤魔化す事ができないかと頑張っている、といった不毛な状態を示す明確なサインなのです。



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