我が家の馬の飼育〜飼育編〜

我が家で馬を飼い始めて、3年がたとうとしています。
ここではこれまでの出来事と、我が家の飼い方の良い点、悪い点を
紹介したいと思います。

 

我が家の馬の飼育方法
 
馬を飼う当初は、2人とも働いていたので、細かく馬の面倒を見ることは
出来ないことがわかっていました。したがって、厩舎を造り馬房で飼う事は
あきらめました。
馬房で飼うと、「ぼろだし」「餌やり」など作業が多くなり、日中にその時間
はとれないからです。それでシェルターという雨風をしのげる程度のものを
建てるだけで、餌は乾草ロールを置いて勝手に食べてもらうスタイルを採る
事にしました。シェルターは放牧地兼乗用馬場のスペース内に建てて、
好きに出入りする様にしてます。(簡単に言えば放し飼い)

 

放し飼いの利点(とにかく楽して飼おう!)
 自然の状態でほったらかしなので、暑さ寒さにある程度の耐性ができる
様です。(それと精神面でも図太くなるみたいです)
それよりも、あまり手がかからない。この一点につきます。水の確保さえ
きちんとしてやれば(ちょっとお金がかかりますが、自動給水機があった方
が楽です。)ほとんど管理は必要ありません。それに厩舎を建てるより費用
の面でも楽です。

 

欠点@
 餌の摂取量の管理ができないので、食べ過ぎる傾向にある。
家の場合、毎日乗ったりしていないので、運動不足もあり、肥満傾向にあり
ます。(^_^;)
馬房で飼っていれば、決まった量を与える事になり、馬が勝手に餌を食べに
行く事ができないので体重の管理などが放し飼いより十分にできると思い
ます。
それと馬房⇔放牧場の往復が行われるので生活にメリハリができ、放牧場
との往復の時には引き馬の調教もできます。
もし十分に運動させ、週に1回は必ず馬に乗る事ができれば放し飼いも
十分に有効だとおもうのですが・・・。

 

欠点A(我が家限定)
 
放牧地が十分な広さではない。^^;
我が家で馬を飼うためのスペースとして確保出来た広さは250坪ほどです。
この広さは調教用角馬場一つ分(20m×40m)のスペースしかありません。
このスペースに馬を放すと、草が全く生えてきません。(馬場を作る前は雑草
がすごかったのに、2ヶ月ほどで草の姿がなくなった。)
夏場に青草を食べさせる放牧はできないのです。本来馬を飼うのには最低
1町歩(=10反=3000坪)の土地というのが理想的と言われるらしいので
250坪では不足しているわけです。
家の場合、青草を食べようとして、馬場の外に生えている草を何とか食べ
ようとして、牧柵から首を伸ばしています。
放し飼いをするにはひろ〜い土地が必要だと思います。

 

欠点B
 
脱走の危険性
馬が放牧地を抜け出してしまわないように、牧柵は通常より高く作り、杭も板
も丈夫な物をつかっていますが、家の馬は前科3犯の脱走者です。
ちょっとした油断や施設管理の怠りで思わぬ時に脱走されてしまいます。
馬房で飼っているのであれば、飼い主が見張っていられない時(夜とか外出
している時)は馬房に入れておけば脱走の心配は無いのですが、我が家の
飼い方だと常に脱走の可能性があるわけです。
脱走されて困るのは、周りの畑や交通に迷惑をかける事です。
冬の間の脱走ならさほど畑への迷惑にはならないのですが、周りに草の
無い冬に脱走することはほとんど無いでしょう。

〜脱走遍歴の紹介〜
@知り合いの牧場まで馬で行ったときの事です。その日はその牧場に泊め
 ていただく事になり、馬はそこの放牧地に放しておくことにしました。
 牧草がしっかり生えているところなので安心してたのですが、柵の出入り
 口の棒をはずして脱走してしまいました。(棒はロックされていなかった)
 朝5時頃馬の足音が聞こえたので飛び起きて見に行くと、隣接する畑を我
 が物顔で走り回ってました。その後30分くらいかけてやっと捕まえる事が
 できました。農家の方にあやまりにいったり、畑の修復をしたり大変な1日
 でした。

A我が家の馬場は出入り口のゲートと杭をチェーンで巻き、ねじ式のロック
 をかけるようになっています。
 その日は馬の調教のあと、馬場に入れてゲートのチェーンを引っかける所
 にチェーンをかけただけで、ロックをしない状態のままにしておきました。(
 大丈夫とたかをくくっていたのです。(^_^;))
 翌朝やはり6時頃(なぜか馬は早朝に逃げる事が多い様です)たまたま家
 の前を通りかかった人に馬が逃げてると教えてもらい、外へ飛び出ると、家
 の前の道路を横切って、別の畑に行こうとしています。あわてて追いかける
 と、畑の中に逃げ出しまめが植えてある中を全力で走って行きます。これも
 何とか30分後には畑のはじに追いつめて捕まえる事ができました。
 この時は、引っかけてあったチェーンを外し、内開きのゲートを開けて逃げ
 た様です。この日以来必ずゲートにはロックをしてます。(馬は結構器用
 だということを思い知らされた一件でした。)

B今年の出来事です。
 夜中の3時頃ネットサーフィンを終えた私が床についてちょっとすると、馬が
 走り回っている音が馬場から聞こえます。放牧地ですから、馬が走ってても
 不思議はないのですが、夜中に走り回るのは初めてです。なんとなく不安
 になって見に行くと、馬が1頭しかいません。顔から血の気が引きました。
 馬場に残された馬(この馬は外にでれなかった。)が1頭だけ残されたので
 騒いだのです。
 どこから逃げたのかと思い、懐中電灯で照らして見ると、牧柵の角の板が
 2枚(下と真ん中)壊れています。どうやら、青草を食べようとして、首を伸ば
 し、その時に板が割れた様です。残された1頭は、上の板に阻まれて外に
 出られなかった様なのです。私は焦りました。夜中の真っ暗な中を黒っぽい
 馬を探すのは容易ではありません。とりあえず、柵を修復して、家の周りを
 探すと、姿は見えないのですが、馬の鼻息が聞こえます(ブルルルという音
 です)。音のする方をライトで照らすと隣の家の雑木林の中に逃げた馬が
 たたずんでいました。私が雑木林に入って行くと逃げはじめましたが、行く
 てに待ちかまえていたSiouxに御用となりました。(-_-;)
 柵を作って3年になりますから、そろそろ板とかが弱くなっている部分があっ
 たのですが、改修がなかなか出来ずにいたときの出来事でした。

現在、何とか脱走出来ない手段は無いかと模索中ですが、なかなか見つか
りません。たぶん最も効果的なのは一部バラ線(有刺鉄線)を張るか、電柵
(馬用の電柵があります)を張るかのどちらかと思いますが、バラ線はあまり
やりたくないし(馬や、人がけがをする可能性がある)、電柵はお金がかかる
のでこれも厳しいし・・。どうしようかな〜。

 

3年ほど馬を飼ってみて、得た結論として、「きちんと世話ができるので
あれば、馬房で飼った方が良いのではないか」です。
家は、どうしても手をかける事が出来ないので、放牧飼いを選びましたが
欠点が多すぎます。特に脱走の危険性については、けっこうストレスに
なります。ただ、放牧飼いでも餌を決まった時間に小分けにして与える事
ができれば、体重管理はできると思います。

 

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