温泉名 |
田代元湯温泉 |
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場所 |
青森県青森市駒込
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泉質 |
含硫化水素芒硝泉 |
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料金 |
無料 |
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評価 |
★★★★★
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入湯日 |
2007年7月14日 |
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いずれダムに沈んでしまう温泉。地元の方が有志で清掃をしてくれ、何とか入ることができる秘湯の温泉。1902年1月23日。陸軍青森第五連隊は青森を出発して八甲田縦走の雪中行軍を開始した。その後の展開は小説や映画などであまりにも有名だから割愛するけど、総勢210名のうち199名が死亡するという大惨事となった。私も高倉健さん、北大路欣也さんが出演した映画『八甲田山』を借りて見たけど、白い雪、吹雪の恐怖というのがまざまざと伝わってくる映画だった。雪中行軍ではないけど、吹雪の八甲田を車で通過したことがあるけど、雪用ワイパーを装備し忘れていたせいもあるのだけど、雪が付着したら即凍るといった繰り返しで、前は見えない、後ろも見えない、横も見ないで本当に怖かったことがあった。暖房が効いている車でも怖くて怖くてたまらなかったのに、あの吹雪の八甲田を道なき道を歩いていったのが、本当に信じられなかった。 その青森第五連隊が初日の宿として目指したといわれているのが田代元湯温泉である。今から4年前、ここを目指して行ったことがあった。カーナビ身田代元湯温泉とあったのでセットして行ったのだけど、たどり着いたのは田代新湯温泉だった。結局、場所がわからないまま訪ねるのを断念した。そのとき思ったのは、事前学習の大切さだった。そういうわけで、今回はばっちり事前学習して行った。 黒石市から国道394号線を青森方面に行く。途中、右に曲がると酸ヶ湯温泉のT字路を左に曲がり、国道103号線を走る。八甲田スキー場を通過するとしばらくすると今度は県道40号を右に曲がる。さらに進むとT字路にぶつかると、後藤伍長の銅像があり、そこを右に曲がり田代高原方面に向かう。左側にダム工事をしている現場に向かう林道がある。かつては獣道のような感じだったらしいのだが、ダム工事もだいぶすすみ、道幅も広がり、走りやすくなっている。何台か駐車できるスペースがあり、そこに車を止める。工事している側を注意して歩く。私みたいな温泉ファンがよく訪ねるのだろう、工事の邪魔になっているのだが、工事現場の方々は親切に道を教えてくれる。 ![]() 工事現場から脇にそれる道、本当の獣道のような、を約20分ほど歩く。川を2箇所通過するのだが、大雨が降ると沈みそうな橋と、今にも壊れそうな吊り橋を渡るとお目当ての田代元湯があった。途中、すれ違った方が、「掃除したばかりだからきれいには入れるよ」と言ってくれた。離れなのか、物置に使用したのかわからないが、今にも崩れそうな2階建ての建物があり、その脇に2つ露天がある。源泉は注ぎ込まれているが、苔むし、藻が生えてとても入れなかった。さらにその奥に露天があり、ここが入れる。地元の方のご好意できれいに掃除してあり、湯置けなども装備されている。当然、石鹸やシャンプーは使用してはならない。ここまで来ると工事の音は聞こえず、川のせせらぎしか聞こえない。服を脱ぎ、入る。貸切だ。やや熱めの源泉が常に注ぎ込まれている。そこは多少ヌルッとするが、木の浴槽は気持いい。肌にピリピリとした刺激、川のせせらぎ、鳥の声。この温泉がやがて地上から消えてしまうとは、本当に信じられず、もったいない。浴槽の側からは源泉が湧き出していて、それが注ぎ込まれている。まさに源泉掛け流し、というか垂れ流し。雪中行軍の兵隊さんもこの温泉に入りたかったんだろうな。冷えて疲れた体に、この温泉は…、などと考えながらゆっくりと小一時間も入ってしまった。 この露天の奥にかつては山田旅館という一軒宿があったのだが、その建物もすでに倒壊して基礎しか残っていない。ダムが完成してもこの露天だけは何とかして残してほしい。でも、しょうがないのかな。自然保護と開発のバランス。公共事業がないと生き残れない地方。自然が売り物なのが八甲田なんだけどね。 |
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鳴沢第二露営地跡 すぐ側に舗装されたいい上体の道路が通っているけど、当然100年前にこんな道はないわけで、吹雪の中、不安な状態で露営しただろうね。 これの数百メートル先にも露営地跡があり、その先が田代元湯の入り口。今思うと、近場をウロウロしていたんだろうね。雪がなければ迷うところじゃないのに…。 ![]() |
田代元湯に通じる道。 数年前まではこんもりと木々が生えていたらしいが、今ではダンプカーによって踏み固められた広い道がある。 ![]() |
かつてはこの看板に沿って、草生す道を歩いたが、この脇に左写真のような道があり、歩くのも楽になった。![]() |
ネットで有名だったこの看板も、地べたに落ちていた。![]() |
工事現場に向かう道路の法面の下に、元湯に行く看板が。獣道のような道を約20分ばかし、下ってゆく。 ![]() |
ところどころに目印のための布が巻かれてある。 ![]() |
| 1ヶ所目の橋。 岩に打ち付けてあるアルミ板。 上にあるワイヤーにつかまって歩く。 大して高くはないけど、雨上がりなどは危ない。 ![]() |
2ヶ所目の橋。これは吊橋。 渡れませんと書いているけど、無視して渡る。 大して怖くないけど、今にも壊れそう。 ![]() |
吊り橋の向こうにかつての山田旅館の建物が見える。 ![]() |
吊橋からの景色。 駒込川が美しい。 この美しい川もダムに沈んでしまうのか。 ![]() |
背丈ほどの草むらを抜けるとかつての山田旅館。 この建物はかつての離れか。でも、今にも崩れそう。 ![]() |
1つ目の露天。 湯が張られているが、とても入れる状態ではない。 ![]() |
2つ目の露天。 こちらはもっと入れる状態ではない。 ![]() |
お目当ての露天にたどり着く。 有志の方のご好意により、いつも清潔に入れる。 ちょっと熱めのお湯が気持いい。 ![]() |
常に源泉が注ぎ込まれている掛け流し。 というか、垂れ流し。 ![]() |
露天の側から源泉が湧き出している。 有効利用できないものかな、この温泉。 ![]() |
完全に倒壊している母屋。 こうして徐々に朽ち果てていくのだろうか。 ![]() |
気持ちよかった! 残してほしいなあ、この温泉。 ![]() |
だいぶダム工事が進んでいます…![]() |