花火動画帳

このページの閲覧数がとても多いので、近々加筆予定です(2015.07.23)。

よくYoutubeで花火動画巡りをするんですが音質がイマイチなものが多い気がするので 高音質で録音する方法について説明します。初心者向けの内容になります。 ここに書いてある事を実行すれば僕の動画程度のレベルにはなると思います。 それ以上を目指す方は録音専門のサイトでも覗いてみてください。

良いマイクを使う

まず良いマイクを使うこと、これが最も重要です。 安いマイクはまず周波数レンジからして「なってない」ので、 安いマイクで高音質に録ることは不可能です。特に低音が録れません。 何を工夫しても無駄です。

僕が勧めるのはAudioTechnicaのAT9943。 これは僕が使っているAudioTechnicaのAT822(廃番)というマイクの後継モデルにあたるもので、 18000円くらいで買えます(公式では33000円となってますが検索すれば安く販売してる店が すぐ見つかります)。値段分の価値は十分にあると思います。 もっと高価で高音質なマイクもありますけど、アマチュアが趣味で撮影するぶんには このクラスで十分かと思います(AT822は昔は業務用として使われていたこともあるそうで)。 なお、このAT9943は単3電池で駆動できますが、他のコンデンサーマイクには別電源が 必要なモノもありますので注意してください。

録音レベルを低く設定する

これは僕の経験則なので原理はよくわかってないんですが、 ビデオカメラやICレコーダーの録音レベル(音量)は低く設定して、 後で、例えばYoutubeにアップロードするためにエンコードする際に 音量を上げる方が良い結果になるようです。

花火の爆発音はクリップしやすいので、それを考慮すると録音レベルを下げてるのは 自然なことかと思います。しかし音楽付きスターマインの音楽部分も、 なぜか録音レベルを下げた方が良い音になる気がします。 音楽部分は波形的にはクリップからは程遠いんですけどね。 なんでだろう? 気のせいかな? まあ理由はよくわかりませんが、 とにかく録音レベルは低めにした方が良さそうです。

マイクは専用の三脚を使う

これはミュージックスターマインを撮影する際にはかなり重要です。 マイクはカメラのシューに載せず、専用の三脚(簡易三脚で十分)に載せて、 まっすぐスピーカーに向けます。理由は、音はマイクにもスピーカーにも指向性があるためです。 指向性については次の節で説明します。

豊田や酒田のように、音響にかなりこだわった花火大会では前方にスピーカーが ありますが、長岡のようにやや無頓着な大会では後方にスピーカーが設置されてたりします。 そのような場合には背後から音楽が聞こえることになります。 もしカメラのシューにマイクを載せていると、 自分(撮影者)が壁になって音を拾いにくくなったり、 マウント方法によってはマイクを回転させることができずスピーカーとは全く違う方向にしか向けられなかったり、 という問題が発生します。そのような事態を避けるためにマイクには専用の三脚を使った方がいいです。 簡易なもので構いません。僕はkingの1000円の軽量簡易三脚を使っています。

またカメラを動かした際、マイクがカメラに載っている状態だと 一緒に動いてしまうので、それを避けるためにも専用三脚を使ったほうがいいです。 動くとスピーカーの正面から外れるのでマイクをスピーカーの方に向け直さないといけなくなります。 マイクは人間の耳ほど自然で広い指向性をもってはいません。 マイクをカメラに載せてよいのは、拾いたい音源が常にカメラの前方に ある場合だけです(まあ「だけ」と言いつつ大抵のシチュエーションはそうですが)。 ミュージックスターマインの場合はスピーカーの音を最優先で拾う方が良い結果が出るので、 スピーカーに向けて固定です。

音の指向性を考慮して位置取りする

これはオーディオマニアや録音好きには常識ですが、 花火動画の撮影をしている方はあまり知らないようです(もしくは知ってはいるが気にしない?)。 基本的な知識として音には指向性というものがあります。 これはなにかというと、音の高低によって進み方が異なる現象のことです。 簡単に言えば高い音ほど真っすぐ進みやすく、低い音ほど四方八方あらゆる方向に進みます。 試しにスピーカーの背面で音楽を聞いてみると、高音は正面と違って聞こえづらいのに、 低音は正面とあまり変わらずよく聞こえることが分かります。

では実際にどうすればよいかというと、できるだけ「スピーカーの正面」で撮影してください。 スピーカーのユニットタイプにもよりますが(普通は野外ではホーン+ウーファーだと思いますが)、 正面からのズレが大きいほど高音が聞こえなくなり、その分、音質は悪くなります。 また、スピーカーだけでなく当然マイクにも指向性はあります。 マイクはスピーカーの方向に真っ直ぐ向けてください。スピーカー正面からズレた場所にしか 位置取りできなくても、気にせずマイクはスピーカーに向けます。 花火自体の音を最重視するならマイクを花火に向けてもいいんですが、 花火の爆発音は低音主体のためマイクの正面でも背面でも大して変わりません。 少なくとも音楽に比べれば、マイクの背面方向で録ったとしても劣化はかなり小さいです。 なので基本的にマイクはスピーカーに向けた方が良い結果が得られます。

ただ花火が正面・背面以外に入る場合は注意が必要です。 地形にもよりますが花火の音が左右どちらかに偏りすぎて変な感じになることがあります。 その辺はメリット・デメリット考慮して臨機応変に対応してください。

フォーマットにこだわる必要はない

最近はICレコーダーなんかでもリニアPCM録音ができたりしますが、 音声の形式(フォーマット)は音質にほとんど影響しません。 音質にもっとも影響するのはマイクの品質であり、それに比べるとフォーマットの違いなど微々たるものです。 僕の場合ビデオカメラとは別に、ICレコーダーにも録音していますが、 形式は常にMP3/320kbpsにしています。これで十分、高音質です。 音楽CDを作ったり音楽配信するために録音するのでもなければ フォーマットにこだわるのはほぼ無意味です。 ただしMP3等の圧縮形式の場合は余裕があればビットレートは高めにしてください。 例えばMP3の場合、ビットレートが低すぎると周波数レンジに影響がでて、 高音が記録できなかったりします。