自転車用語 (続き5)自転車探険!

スポークプロテクター (spoke protector)

概要
  スポーク保護版のこと。外径200mm前後、質量20g前後(樹脂製の場合)の、樹脂製または金属製の薄い円盤。樹脂製は透明および不透明がある。
型式
  ハブに固定する形およびスポークに固定する形がある。スプロケットの最大歯数およびスポーク本数に対応するものを選ぶ。
機能
  保護板は後輪の右側スポークの外側に付けて、ディレイラーの何らかの故障またはオフロードなどでの事故によって、外れたチェーンがスポークとぶつかってスポークを破損すること又はチェーンの噛み込みによる急激な停止に基づく転倒を防止する。
規則
  米国の消費者製品安全委員会(CPSC)は取り付けを義務付けている。
リコール
Cannondale Bicycle社は2008〜2009年に販売した約1,300台に取付けを忘れ、リコールを勧告されたことがある。
メーカー
  シマノYung Fang Plastic 、など。

スポークルーラー (spoke ruler)

  スポーク尺 のこと。

ボルト (bolt)

  丸棒の外周にねじを切った部品で、部品などを固定するために使われる。工具でボルトを回すための頭の付いたボルトと付いてないボルト(スタッドボルト)がある。 頭の形状が六角形のボルトは、六角ボルトと言う。頭の形状が円筒状で、中心に六角レンチを入れるための六角穴の付いたボルトは、六角穴付きボルトと言う。 このボルトは頭を穴に埋め込み突出部を無くす場合などに使われる。
取付部品の盗難防止のためのセキュリティボルトがある。
材質は炭素鋼、クロムモリブデン鋼、チタン合金及び炭素繊維強化樹脂など。

チェーン ホイール (chain wheel)

  クランクスプロケットに対する俗語。チェーンリングとも言う。一般に、スプロケットクランクスプロケットボルトで固定されている。
  多段のクランクスプロケットは、内から外へ、小スプロケット、中間スプロケット及び大スプロケットの順に並んでいる。
左右のチェーンステイポトムブラケット シェルから「ハ」の字状に広がって出ているので、スプロケットの歯がチェーンステイと当たらないよう、小スプロケットが最内側に来ている。チェーンホイールカバーがある。

引張り強さ (tensile strength)

  材料が破断するまでに加えられる最大の引張応力。
試験片を引張り試験機にかけて引張り、破断するまでに加えた最大荷重を試験片の元の断面積で割って求める。
引張り強さ [N/mm2] = 引張り荷重 [N]/断面積 [mm2
  上式の単位 N/mm2 を Pa (パスカル)と言う。
すなわち、1 Pa = 1 N/mm2 。Pa の100万倍を MPa(メガパスカル)という。
右図は引張り試験機の2例。





ラチェット (ratchet)

  爪車と爪の組合せにより、一方向の回転のみに力が加わるようにした機構。
歯の形状が前後で異なるため、ばねによって、一方向は爪車の歯に爪が引っかかるが、他方向は歯によって爪がばねに抗して持上げられ滑る(ラチェット音がする)。 写真のフリーホイールは4個の爪が付いている。
  後輪のフリーホイール、ラチェットレンチおよびラチェットハンドルなどに利用されている。
特殊なラチェットとして、スターラチェットがある。

発電機 (dynamo、generator、electrical generator)

概要
  回転力などの機械力を電力に変換する装置。走行速度によって、発電電力が変わる。
電気エネルギーをキャパシターに蓄えておき、交差点などで自転車走行停止時も数分間点滅するものがある。
種類
  ローラ発電機
    ローラ発電機発電機は、ローラをタイヤ側面に当てて、タイヤの回転によってローラを回して発電する。走行速度が同じなら、車輪径が異なっても発電機回転数は変らない。
  ハブ発電機
    ハブ発電機は、前輪ハブの中に組み込んで、ハブの回転によって発電する。走行速度が同じでも、車輪径が異なると発電機回転数は変る。
  スポーク磁石発電機
    スポーク磁石発電機は、スポークに複数の磁石を取り付け、車輪の回転で磁石がコイルの入った発電機の前を通過することによって発電する。
   参考資料  「発電機

ブレース角 (bracing angle)

   ホイールにおけるスポーク支持角。車輪を後から見た時、リム中心線(図の緑色)とスポーク(図の灰色)が作る角度。3〜8度。
前輪は左右の支持角が等しい。後輪はハブ右側にスプロケットが付いて、オフセットが生じる(ハブ中心線がリム中心線に対して左にずれる)ため、右スポークの支持角は左スポークの支持角より小さい。支持角が大きいほど、横方向荷重に対する車輪の強度が大きい。

シフター (shifter)

  ディレイラーを含む変速機を手で遠隔操作するために、ハンドルなどに付ける操作器。シフターと変速機はロープ(ケーブル)で連結する。次のような種類がある。
  •  ブリフター
      シフトレバーおよびブレーキレバーが一体となった形式(ブリフター)。 シマノのSTI、カンパニョーロのエルゴパワー及びレトロシフトなどがある。
  •  バーエンドシフター
      ハンドル端に付けるバーエンドシフター
  •  グリップシフター
      ハンドルの握りの根元に付け、親指と人差し指で握って回転させるグリップシフター
  •  下管シフター
      フレームの下管に取付ける下管シフター (ダウンチューブシフター)。
  •  電気シフター
      スイッチ操作でシフトさせる電気シフトがある。ディレイラーにサーボモーターが付いている。
  •  オートマティックシフター
      自動変速のこと。

スリックセンタータイヤ (slick center tire)

  タイヤ中央部はスリック(滑らか)で、肩の部分は溝または突起などの模様のあるタイヤ。
舗装路の直線走行においては走行抵抗の小さいスリック部を主体にして走り、オフロードの泥道では肩部の突起が働くようにしたタイヤ。
舗装路の曲がりにおいては自転車が傾き、突起部が路面に当たるので肩部もスリック(スリックタイヤ)の方が滑りにくい。

動き比 (actuation ratio)

  ディレイラーにおいて、ディレイラーを動かすロープ(ケーブル)の動き距離とディレイラーの動き距離の比。
動き比 = (ロープ動き距離) : (ディレイラー動き距離)
  動き比は 1:2 (シマノなど)と 1:1 (SRAM)の2種類がある。SRAMはグリップシフターの動き比も1:1となっていた。

チューブライナー (tube liner)

  蚊刺しパンクを防止するために、タイヤ内面に敷く帯。材質はゴムより針が貫通しにくいポリエチレンまたはポリウレタンなど。
幅はタイヤ幅に応じて各種ある。一般にはタイヤライナーと言う。

ルック車 (look)

  主に、マウンテンバイクに外観を似せて作った自転車。外観は似ているが、フレーム及び車輪などの強度が弱くかつギア比も適切でないので、
本来の用途(丘や山のオフロードを走る)に使うと、使い勝手および耐久性などに問題があり、かつ破損や事故の可能性がある安価な自転車。
  マウンテンバイクは走行抵抗および走行安定性などの観点から、舗装路の走行には向かないので、ルック車は子供の遊び用以外は適切な用途がほとんどない自転車。

ステム角 (stem angle)

  ハンドルステム角には次の3種類がある。
  •  ()   直角となす角度。具体的には、直角三角形の一辺をステム芯線に合せた時、他辺が突き出し中心線となす角度。
    ステムの上がり(ライズ)とも呼ばれる。ステムの仕様では、この角度を指している。
  •  ()   自転車を水平路面に置いたとき、突き出し中心線が水平となす角度。同一ステムでもヘッド角(頭管角)によって変わる。
  •  ()   クイルステム芯線と突き出し中心線のなす角度。

シミー (shimmy、bike shimmy、speed wobble)

  坂や丘を(ペダルを漕がずに)高速(30km/h以上)で下るときなどに、前輪の接地点に対し前輪(およびその上の頭管)が横振動を起こすこと。
  人間/自転車系の横振動数5〜10Hzの共振現象。影響する要因は速度、人と自転車の質量(自転車の質量が小さいほうが起こしやすい)、フレームの横弾性(自転車は縦方向の剛性は大きいが、横方向の剛性は小さい、 剛性が大きいと起こしにくい)および路面の粗さ(路面が粗いほど共振のかく乱要因となりシミーは起きにくく、舗装の良い路面は起こしやすい)など。シミーを誘発する要因としては、フォークの左右の非対称及び前輪のジャイロ効果がある。
  片足を上管に乗せるか、またはサドルから腰を浮かすと、振動系が変りシミーが止まることがある。ハンドルをきつく握るとかえってシミーは大きくなる。ハンドルを軽く握っているとシミーを起しにくい。

スキン壁 (skin wall、skin sidewall)

  タイヤ側壁にゴムの被覆層がほとんど無く、タイヤの本体である繊維(コード)が露出に近い形式。
スキンサイド(スキンサイド壁の略語)またはオープンサイド(和製英語)とも言われる。
ゴム壁より軽量かつ転がり抵抗がやや小さいので競技用の自転車などに使われる。
スキン壁は荷重による側壁の変形で生じるエネルギー損失がゴム壁より少ない。
欠点は耐久性に劣り、日光(特に紫外線)や空気中の微量のオゾンによって劣化しやすいこと。
右図のリムに装着したタイヤの茶色の部分がスキン壁。
黒色のスキン壁もある。スキンは(ゴムの被覆層のない)皮膚のこと。

スタック高さ (stack height)

  •  ヘッドセット
      ヘッドセット(ヘッド小物、頭管の上下の軸受)が操縦管において占拠する高さ。
  •  ペダル
      ペダル上面とペダル軸芯の垂直距離(高さ)。ロードバイク用ペダルでは、8〜16mm。スタック高さが小さいと、効率がよい。
  •  
      底(または足裏)とペダル軸芯の垂直距離(高さ)。スタック高さが小さいと、動力の伝達効率が幾分良い。
  •  サドル
      サドルレールの中心線からサドル上面までの垂直距離(高さ)。

バークランプ (bar clamp、handlebar clamp)

  ハンドルを取付けるため、又は部品をハンドルに取付けるためにハンドル棒(バー)をつかむ(クランプ)部分を指す。 次のようなクランプがある。
  •  ステム
    ハンドルステムにおいて、ハンドルをつかむ(クランプ)部分。クランプ内径はハンドルの中央(つかむ部分)外径に合わせる。
    ハンドル径のISO及びJISの標準は25.4mm(1インチ)。規格外の寸法として、26.0mmおよび31.8mm(1 1/4インチ)がある。  
  •  レバー
    ブレーキレバーおよびシフターのハンドルに固定する部分(クランプ)。
  •  ハンドル
    ハンドルに付ける付属品(前照灯及びサイクルコンピュータなど)のハンドルに固定するつかみ(クランプ)。

リム打ち (rim pinch、rim cut)

  リム打ちパンクのこと。横断歩道の段差およびオフロードの石、岩又は倒木などにぶつかりタイヤ内側のチューブリムに衝撃的に当って生じるパンク。
天然ゴムのチューブはブチルゴムのチューブより伸びが大きいので、相対的にリム打ちを起こしにくい。ただし、平常時の空気抜けは大きい。 蛇噛みとも言う。

ティアドロップ (tear drop、teardrop、teardrop shaped tube )

  涙滴。断面が涙滴形。断面が涙滴形の管(涙滴管、ティアドロップチューブ)。涙滴管はフレーム剛性を大きくするために、前三角、特に上管(トップチューブ)および
下管(ダウンチューブ)に使われる。涙滴形の膨らんだ部分を応力の大きい側(上管は上側そして下管は下側)に向ける。
大きな応力の働く、上管および下管と頭管の結合部のみを涙滴形とした管もある。

ハブブレーキ(hub brake)

  ハブに取り付けたブレーキの総称。リムブレーキに対峙する用語。ハブブレーキには、バンドブレーキローラーブレーキディスクブレーキおよびコースターブレーキがある。
  ディスクブレーキ以外は雨の影響を受けない利点があり、バンドブレーキおよびローラーブレーキはシティ車に使われている。
ブレーキをかけた時はスポークへの負担は大きい。 またリムブレーキよりは質量が大きい。
   参考資料  「ブレーキ

リーチアジャスター (reach adjuster)

  ブレーキレバーリーチを調節する機構。2mmの六角レンチで調整ねじを回して調節する。カムを回して調節する形式もあった。
リーチを大きく変更したときは、ロープアジャスターを回してブレーキロープ(ケーブル)長さの調整も必要。
ブレーキパッドリムに接触したとき、レバーは全開位置とにぎりの中間にあるのが一つの標準。
  ショートリーチレバーもある。

低ノーマル  (low-normal)

  ディレイラーの動きの一方向はシフターを指で引いた時のロープ(ケーブル)の力そして他方向はデイレイラーに付いた戻しばねの力で作り出すようになっている。
ばねで動かす方向に着目した時、ばねが低速方向に動かすのを低ノーマルと言う。一方、ばねが高速方向に動かすのは高ノーマルと言う。
言い換えると、ばねの力で落ち着く(ノーマル)方向が低速なら低ノーマルそして高速なら高ノーマルとなる。それぞれ一長一短がある。
マウンテンバイク用の後ディレイラーの中には、低ノーマルとなっているものがある。
   参考資料  「高ノーマルと低ノーマル

クロスバー (crossbar)

  上がりハンドルの左右の上がり部を連結する管。 マウンテンバイクによる丘の登り下りにおいて、アルミ製などのハンドルの中央固定部の曲げ応力を減少させ、金属疲労などによる破損を防止する。

すべり (sliding、skidding、slippage)

  タイヤと路面の間で滑ること。タイヤと路面間に働く力が摩擦力より大きくなると滑る。すべりには、前方向、横方向および斜め方向のすべりがある。
すべりの原因となる前方向の力は、急ブレーキまたは急加速によって生じる。 横方向の力は曲がり(コーナリング)において自転車が自ずと傾くことによって生じる。
自転車の傾き角(リーンアングル)が大きいほど、横方向の力は大きい。
斜め方向の力はコーナリングにおいて急ブレーキをかけるかまたは急加速することによって、横方向力との合力として生じる。すべりによりタイヤは磨耗する。
   参考資料  「コーナリングの傾き

フード (hood、jacket food、brake lever hood、brake hood、lever hood)

  •  ジャケットフード
      ジャケット に付いていることのあるフード(頭及び首の覆い)及び単独のフード。
      メーカーは、Polaris Apparel 、など。

  •  ブレーキフード
      ドロップハンドル用のブレーキレバー支持部にかぶせるゴム製等のカバー。
    ブレーキレバーフード、ブレーキフードまたはレバーフードとも言う。
    ドロップハンドルにおいて握手するように、フードを握ることにより1つの乗車姿勢が得られる。 フードの形状および大きさは、メーカーによって少し異なる。ハンドルステムにおけるハンドルの取付角によって向きが少し変わる。
    メーカーは、シマノCampagnoloCane CreekHudzSRAMTektro TechnologyToken Products 、など。

インデックスシフト (index shifting、indexed shifting)

  ディレイラーがそれぞれのスプロケット位置に動くよう、シフターが不連続的に位置決め固定される変速シフト方式。変速位置が指示器に表示が出る形もある。
1949年に英国のHercules Herailleur がインデックスシフトレバーを付けた後ディレイラーを5年間販売したのが最初。
シマノのインデックスシフト方式はSISと呼ばれ1985年に市販された。 シフターが連続的に動く方式は摩擦シフトと呼ばれる。

ラテックス (latex)

  ゴムの木の乳液(樹液)。ゴムの木の樹皮を斜め下方に削ると、白い樹液(ラテックス)が出てくる。天然ゴムの原料。合成ゴムの原料液もラテックスと呼ばれる。
天然ゴム製のチューブラテックスチューブと呼ばれることがある。天然ゴムの比重は約0.92で、合成ゴムであるブチルゴムの比重とほぼ等しい。
反発弾性は良いが、耐寒よび耐候性は良くない。天然ゴムチューブとしての利点はパンクしにくいこと及び走行抵抗が幾分小さいこと。
欠点は気体透過率が大きいため、空気抜けが早いこと及び高価なこと。

高ノーマル (high-normal)

  ディレイラーの動きの一方向はシフターを指で引いた時のロープ(ケーブル)の力そして他方向はデイレイラーに付いた戻しばね の力で作り出すようになっている。
ばねで動かす方向に着目した時、ばねが高速方向に動かすのを高ノーマルと言う。一方、ばねが低速方向に動かすのは低ノーマルと言う。
言い換えると、ばねの力で落ち着く(ノーマル)方向が高速なら高ノーマルそして低速なら低ノーマルとなる。それぞれ一長一短がある。
全てのロードバイク用および多くのマウンテンバイク用の後ディレイラーは、高ノーマルとなっている。
   参考資料  「高ノーマルと低ノーマル

エアレスタイヤ (airless tire)

概要
  チューブが無く空気を入れる必要のないタイヤ。やや弾みやすい。
外観は空気タイヤと変わらないが質感は異なる。
利点
  空気を定期的に入れる必要のないこと及びパンクしないこと。
構造
  (A)  多くは、ポリウレタンに微小な独立気泡を無数に入れて、タイヤに成形している。
          気泡の容積割合は約80%としている。
          空気タイヤのリム(クリンチャーリム)が使える形状に作られている。
          タイヤのビード部はフック状となっており、その中にナイロンなどのビード線が入っている。
          このフックがリムのフックとかみ合い、タイヤがリムから外れないようにしている。
          タイヤをリムに装着するには、専用のタイヤレバーが必要。
  (B)  タイヤのチューブの代わりに微小な独立気泡を無数に入れたポリウレタンを使う。
  (C)  一般のタイヤのコード(ケーシング)の代わりに、全周両側に渡って鍵穴状の穴を空けて弾力性を持たせたゴムまたは合金のケーシングを使っている。
          穴から異物が入らないように、薄い側壁で覆っている。チューブは使わない。
踏面模様
  トレッドパターンは各種ある。
質量
  空気タイヤ(タイヤ+チューブ+ふんどし)と同等または空気タイヤよりやや重い。 ただし、携帯空気入れを装備している場合と比較すると全体として軽くなる。
用途
  ごく一部の自転車、子供自転車および車椅子には、エアレスタイヤを使っているものがある。
メーカー
  型善マステックAir Free TiresAmerityreGreen TyreNu-Teck 、など。

経済速度 (economical speed)

  任意の距離を走るのに対し、区間エネルギー消費量が最小となる速度。体力などの個人差や自転車の種類にもよるが、自転車走行の経済速度は25〜30km/h。
区間エネルギー消費量は低速でも高速でも大きい。
  なお、歩行の経済速度は5〜7km/hそしてジョギングの経済速度は9〜11km/h。
  船および航空機などの経済速度(燃料を最も節約できる速度)は巡航速度とも呼ばれる。

尾灯 (rear lamp、rear light、tail lamp、tail light)

概要
  自転車の後部に付けて、夜間に後方の自動車などに存在を知らせる灯火(ランプ、ライト)。防水構造となっている。
特徴
  反射器(リフレクター)は反射する方向からしか見えないのに対し、尾灯はより広い範囲から見える。また、反射のための光源(自動車のライトなど)を必要としない。
取付位置
  付属のブラケットなどにより、サドル支柱シートステイ後荷台後部、後泥よけまたはサドルレールなど。
取り付け角度を変えられる形がある。
電球
  LEDが使われる。
電源
  乾電池、蓄電池、前照灯の発電機または自己発電など。
後輪のスポークに2個の磁石を付けて、それが後輪軸に付けた尾灯を通過時に発電する形がある。
点灯
  (1) 電源スイッチの付いた形、並びに光及び動きのセンサーを備えていて、暗くなって動くと自動的に点灯する形もある。自動消灯もする。
  (2) 常時点灯しているものと点滅するものがある。点灯モードを選択できる形もある。
  (3) 大減速するとハブダイナモの信号を受けて、ブレーキ灯として明るく光る形がある。
  (4) 反射器の上部又は下部がライトとなった形がある。
  (5) サドル支柱への磁石による着脱式となっており、取付けると点灯し外すと消灯する形がある。
明るさ
  明るいものは、35ルーメン
特殊仕様
  (1) 三角形とした形がある。
  (2) ベルクロ帯でサドル支柱に付けるが、ヘルメット後部にも取付けできる形がある。
  (3) ブレーキライトとなる形がある。
  (4) 追い越し間隔を確保するための尾灯がある。
  (5) シートステイの下部後方に内蔵した形がある。シートステイの幅は広くなっている。
  (6) ズボンの足首部にバンドで取付できる形がある。
ペダルを漕ぐと動くので尾灯よりもよく分る。
  (7) 周囲の明るさを内蔵のセンサーで検知して、自動的に点灯する形がある。
トンネル内にも適応している。
  (8) 内蔵の磁石で取付ける形がある。
  (9) 面発光する形がある。
規則
  公安委員会規則に拠れば、反射器材を備えているときは、尾灯をつけることを要しない。
尾灯は橙色又は赤色で、夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができる光度を有すること。
  英国及びドイツなどでは赤色の尾灯が義務付けられている。
メーカー
  キャットアイパナソニックA.L.L. InnovationsBike AliveBlackburnBlink SteadyBusch & MüllerCopenhagen PartsCo-Union IndustryCygoLite
DiNotte LightingElectronElta AutomotiveFilzerGiant ManufacturingGueeHaoli Precision Hostettler(ixs)Light and MotionMagnumNiteRiderOwleyePlanet BikePortland Design WorksPRORaleighReelight ApSSee SenseSerfasSigma SportSpanningaS-SunSungo
Supernova Lighting SystemsUlitmate Sports Engineering(Exposure Lights)TopeakTout TerrainX Fire 、など。

ロウ付け (brazing)

  部品間(ラグフレーム管など)のすき間に、その鋼材より融点の低い黄銅などのロウ付けワイヤーをバーナーで溶かして流し込んで結合する加工。
異種金属が接合できる利点がある。
なお、接合部の強度を確保するために、部品間のすき間は、軽くたたいて入る程度とする。
その程度のすき間でも、ロウ(溶かした金属)は、毛細管現象で流れ込む。
ロウ付け箇所にはフラックスを塗布しておくと、流れ込み易く結合しやすい。
  ラグフレーム溶接フレームより歴史が古い。溶接フレームはコストダウンのために導入された。

ミキスト (mixte、mixte frame、mixte bike)

  上管(トップチューブ)が後下がりの2本の細い管でできており、頭管(ヘッドチューブ)の上部に連結して、さらに立管(シートチューブ)中間の両横に連結後、 チェーンステイ後端の後つめまで達しているフレーム構造又はその自転車。 一般の自転車のステイ(ステー)は、シートステイおよびチェーンステイであるが、 ミキストは上管と一体になった第3のステイが追加された形となっているので強度はある。上管高さ(スタンドオーバー)はやや低い。 外装変速機の付いた形もある。
米国では主にシティ車として使われる女性用の自転車とされているが、仏語のmixte(ミクストと発音する)は、男女共用という意味。 自転車は男性が乗るものとして作られていたので、男女共用とは女性用という意味でもある。欧州では男女共に使っている。日本では女性が町中で乗っているのを稀に見かける。
  メーカーは、Charge BikesKonaLinusPublic BikesVelo Orange 、など。

陽極酸化 (anodize、anodizing)

概要
  耐食性や耐磨耗性の向上または着色を目的として、アルミなどの表面に酸化皮膜を作る方法。
皮膜厚さ
  用途に応じ0.01〜0.1mm。
処理方法
  アルミを電解液に入れて、アルミを陽極(アノード)とし電解槽を陰極とすると、液が電気分解されて酸素が発生する。
この酸素がアルミと化学反応して硬い酸化皮膜(Al23 )を作る。

  銀、黄金、黄、青、紫、白、緑、赤及び黒などがある。
使用する電解液の種類(硫酸、クロム酸、燐酸、蓚酸およびほう酸など)や電解条件(時間、温度、電流および電圧など)によって、酸化皮膜の性状や望む色が得られる。
利点・欠点
  リムの陽極酸化処理により、リムブレーキリムブレーキパッドに対する耐摩耗性は向上するが雨天時の摩擦係数は、処理をしていないリムより減少する(滑りやすくなる)。
  厚い陽極酸化膜は熱絶縁性があり、ブレーキパッドからリムへの熱伝導を悪くするので、リムからの放熱が妨げられパッド温度が上昇してブレーキの効きを減少させる。
高価となる。疲労には悪影響を与える。

溶接 (welding)

  溶接機(写真は一例)を使って、溶接棒(またはワイヤ)と母材(溶接する金属)の間でアークを発生させ、その熱で溶接棒と母材を溶かし、金属と金属を接合すること。
溶接箇所に盛り上がっている金属は、溶かした溶接棒。
  なお、溶接箇所の金属も十分に溶かさないと、十分な強度が得られない。
また、十分な肉盛り(溶けた溶接棒の盛り上がり)がないと、強度が弱い。
フレームなどの破損は、管と管を接合した溶接箇所で起こることが多い。
  目の保護などのために遮光溶接面を着用して溶接作業を行う。
手の保護に溶接手袋を着用する。
足の保護に革靴を履く。
TIG溶接もある。TIG溶接には不活性ガスのガスボンベが必要。


疲労限度 (fatigue limit)

  疲労を起こさない繰返し最大応力。疲れ限度とも言う。疲労限度未満の繰返し応力であれば、無限に加えても疲労しない。
多くの鋼材の疲労限度は、引張強さの50〜60%の繰返し応力。一般には、スポークやチェーンなどの、繰返し応力の働く部品は、繰返し応力が疲労限度(疲れ限度)を超えないように設計する。 アルミには疲労限度が存在しないので、108 回の繰返しにおける疲労強度を、疲労限度とすることがある。

プロフィールマップ (profile map)

  標高距離図。プロファイル図。グラフの縦軸に標高[m]をとり、横軸に距離[km](地図上の水平距離)をとつて、坂の状況を断面図としたもの。 国土地理院発行の2万5千分の1の地形図および地図上で距離の測れる地図距離計(キルビメータ)を使って作る。画面の地図上でルートをたどると、
標高距離図が自動的に作成されるソフトもある。峠越えのサイクリングなどで、坂の状況を把握するのに使われる。
    参考資料  道路勾配

蛇噛み (snake bite、snake bites)

  パンクの一形態。タイヤチューブが、横断歩道の段差オフロードの岩又は倒木などにより、リム両端に強く押し付けられてできる小さな2つの穴(パンク)。 蛇が2つの牙で噛んだような感じになることから名づけられている。タイヤ圧力が十分でなく、タイヤが柔らかいと起こす可能性がある。 後輪は前輪より荷重が大きいので、後輪タイヤが起こしやすい。
スネークバイトまたはリム打ちとも言う。チューブラータイヤ(丸タイヤ)はそのリムの構造上、蛇噛みを起こしにくい。

ボトルケージ (bottle cage、water bottle cage)

概要
  水筒受け。ボトルホルダーとも言う。
水筒(ボトル)を自転車などに保持するかご(ケージ)またはバンドなどの保持具。
取付位置
  フレームの下管の上()、立管の前方()及び下管の下()に取り付ける(右図)。
  2個(デュアルケージ)の場合は()及び()そして3個の場合は()、()及び()であることが多い。
取付方法
 (1) 多くの自転車は、フレームに取付用のボトルケージボス(ダボ)が付いているので、M5(六角穴付き)ボルトで固定する。
      リベットナットを取り付けているものがある。
 (2) ボスがない場合は、バンドで固定する形がある。
 (3) サドルレールに取付ける形もある。
 (4) サドル支柱に取付けるためのアダプターがある。
      ケージの角度調整ができるようになっている。
固定方法
  自転車の振動による水筒の振動音が出ないよう、ケージのばね作用で水筒を固定するようになっている形が多い。
容量
  受け入れるボトルの容量は、500ml、750ml など各種。
材質
  炭素鋼、ステンレス鋼、アルミ合金又はチタン合金などの4〜6mmの丸棒(軽量化のために中空丸棒を使っている形もある)を曲げて作ったもの、 並びに炭素繊維強化樹脂(俗にいうカーボン)、ナイロン、ガラス繊維強化ポリアミドなど、竹製もある。
アルミ合金の板をCNC加工して作ったものもある。 陽極酸化によって着色したものもある。
質量
  構造、形状及び材質に応じて、20〜120g。軽いと価格が高い。
特殊例
 (1) 下管と立管は傾き角が異なるために、下管用の形がある。
 (2) ハンドルステムを固定しているヘッドセットのトップキャップに取り付けるためのマウントがある。
 (3) ハンドルに付けるクランプの付いた形がある。
 (4) 磁石の付いたマウントをケージを付けるダボにねじで固定し、それに磁石の付いたボトルを吸着させる方式がある。ケージより軽く、ボトルを取り出す動きは短い。
 (5) フレームに固定する鋼帯と一体にしたケージもある。ダボのないフレーム用。
 (6) フレームに固定するベルクロ帯と一体にしたケージもある。ダボのないフレーム用。
 (7) ステンレス鋼製鋼帯でボトルを固定する形がある。
      これは大きなサイズのボトル(魔法瓶など)も保持できるのが特徴。
 (8) フレームとボトルケージの間に取り付けるポーチケージがある。
 (9) ケージに丁度入るように作られた、予備品および工具などを入れるためのツールボトルがある。
(10) 鳥の形状としたものがある。
(11) ケージ上部に半円弧の磁石が付いており、ボトルには円環の金属が付いていて、360°どの位置でも装着できる形がある。
(12) ケージをサドル後方に取付けるためのラックがある。
(13) ケージとフレームの間に、細長いバッグを入れられるようにした形がある。
      バッグには品物を入れやすいように、縦方向のジッパーが付いている。
アダプター
    ケージを自転車に取り付けることができるようにするための部品として、
      ボトルケージアダプターがある。
腰ベルト
  ボトルを腰に付けるためのベルトとして、ハイドレーションベルトがある。
UCI規則
  UCIの規則によれば、競技用自転車に付けるボトルは下管(ダウンチューブ)または立管(シートチューブ)以外の場所に取付けてはならない。
従って、サドル後方またはステムなどに取付けてはならない。
メーカー
  オージーケーカブトオージーケー技研グラファイトデザイン日東みどり製作所箕浦Arundel BicycleAX-LightnessBBB Bike PartsBikebuddyBikeHardBirzmanBoardman BikesBontragerBornel EngineeringBor YuehColnago Emesto & CComtatCulprit BicyclesCyfacElement TechnicElite
Enigma TitaniumExustar EnterpriseFree Parable DesignGiant ManufacturingHostettler(ixs)HydrapakKing CageKoala BottleLezyneLook CycleMarwiMeridaMootsOriginal Bike EngineeringOrtlieb SportartikelOxford ProductsPlanet BikePortland Design WorksProfile DesignPro-LitePZ racingRatio Bike DesignRavxScott SportsSelcofSerfasSilcaSKSSpecialites T.A.Storck BicycleSyntek Carbon Fiber TechnologyTacxTallacThorn CyclesToken ProductsTopeakTrue Temper SportsUltimate Sports EngineeringVan Nicholas BicyclesVCRC Bike Velocite TechVelomannVincero DesignWilhelm HumpertWilliams CyclingWoodman ComponentsXi'an Changda Titanium ProductsZéfal 、など。

後輪 (rear wheel)

  後方の車輪。チェーンステイの後端つめに付いている車輪。ハブスポークリムチューブおよびタイヤなどで構成されている。 ハブにはフリーホイールおよびスプロケットが付いている。 クイックリリースの付いたものもある。
後輪のタイヤは前輪のタイヤより荷重が大きくかつ駆動しているので、前輪のタイヤの1/3〜1/2しか長持ちしない(磨耗が早い)。
前輪ブレーキを掛けず、後輪ブレーキしか掛けない人はよけい磨耗が早い。 前輪を構成する部品の質量割合を円グラフにして右図に示す。ハブはクイックリリース及びスプロケットを含まず、スポークは32本そしてタイヤは700x25Cである。
  チューブ及びタイヤが付いていない車輪は、ホイールと言う。これは「ホイール」と「チューブ及びタイヤ」はメーカーが異なるため。
CPSCスポークプロテクター の取り付けを義務付けている。

前輪 (front wheel)

  前方の車輪。フォークに付いている車輪。ハブスポークリムチューブおよびタイヤなどで構成されている。
クイックリリースの付いたものもある。
前輪がパンクすると操縦が効かなくなるので危険。しかし、前輪は後輪よりパンクしにくい。
前輪のタイヤは後輪より磨耗が少なく、後輪のタイヤの2〜3倍長持ちする。
前輪を構成する部品の質量割合を円グラフにして右図に示す。ハブはクイックリリースを含まず、スポークは32本そしてタイヤは700x25Cである。
  チューブ及びタイヤが付いていない車輪は、ホイールと言う。これは「ホイール」と「チューブ及びタイヤ」はメーカーが異なるため。

ジェネレーター (generator)

  主に米国用語で 発電機 のこと。英国では主にダイナモと呼ばれる。

ビンディングペダル (clipless pedal、binding type pedal)

  結合ペダルのこと。バインディングペダルという和製英語の誤発音のため意味不明の用語となっている。文具のバインダー(binder)と同じ語源。
ペダルに付けた金具と靴底に付けた金具(クリートと呼ばれる)を結合することによってペダルと靴を結合するようにした結合ペダル。
靴とペダルの位置が確定する他、クランク角360度に渡って、ペダルに脚力が伝達できる。
欧米ではクリップレスペダルと呼ばれている。欧米ではバインディングペダル(ビンディングペダル)という用語は使われていない。
   参考資料  「ペダル

ケブラー (KEVLAR ®)

  デュポン社が1965年に開発したアラミド繊維の商品名(登録商標)。
軽くて強いというのが触れ込み。
同一質量で比較すると、ケブラーは鋼線の7倍の引張強度がある。
タイヤの鋼製ビードワイヤーに替えて使うと、タイヤ1本あたり約50g軽くかつ折りたたみやすくなる。
当初はタイヤが折りたたみの出来るようにするために採用された。
タイヤ用などに日本のメーカーもアラミド繊維を生産し、自社商品名で輸出もしている。
デュポン社製品と確定できない場合は、アラミド繊維と一般名で呼ぶのが無難。
左図は糸そして右図は布。

フレームサイズ (frame size)

C-C
C-T
  クランク軸芯(ポトムブラケット芯)から立管上端までの距離(C-T)。 フレーム(骨組み)を代表する基本寸法。身体に対応した自転車の大きさを表している。フレームサイズが大きくなると、それに比例して上管等のフレームを構成する他の部分も長くなる。メーカーによっては、クランク軸芯から立管と上管の中心線の交点までの距離(C-C)をフレームサイズと言っている。C-C よりもC-T の方が上管高さを良く表している。
  メーカーは1つの形の自転車に対し、4〜7種類のフレームサイズをそろえている。そして、平均身長の人がほぼ中央のフレームサイズとなるようにしている。 サイズの刻みは、ロードバイクでは20mm、25mmまたは30mmそしてマウンテンバイクでは25mm、30mmまたは50mmとなっている。
  日本人の青年の平均身長は、男子が約171cmそして女子が約158cm。一方、欧米人の平均身長は男性が約178cmそして女性が約163cm。
上管長と合わせると、自転車の大きさがほぼ決まる。 自分に合うフレームサイズを知ること又は決めることをフレームサイジングという。
   参考資料  「フレーム」 、「フレームサイズ」。

トレッド (tread)

  •  タイヤ
      タイヤの接地面(踏面 )。トレッドは踏むという意味。トレッドは側壁に比べて、かなり厚くなっている。摩擦係数が大きく、耐摩耗性があることが望ましい。
    側壁は路面の衝撃に対応できるよう、薄く柔らかくなっている。硬軟2種類のゴムで構成したデュアルコンパウンドもある。
  •  
      の接地面(靴底)。マウンテンバイク用の靴は、突起の付いたトレッドとなっている。ソールとも呼ばれる。
  •  ペダル
      左右のペダルの中心間水平距離。トレッド幅(踏み幅)とも言う。 大腿骨取付け関節間距離より小さいことが望ましい。
  •  クランク
      左右のクランクのペダル取付面間の水平距離。Qファクターとも言う。

スプロケット (sprocket)

概要
  スプロケットは、円盤の外周に、チェーンローラとかみ合う歯の付いた鎖車。
歯数はT(ティー)、丁(ちょう)又は歯を付けて表す。例えば、歯数が14の場合は、14T、14丁または14歯と表す。
歯形
  歯形は、歯車同どうしでかみ合う歯車(ギア)の歯形と全く異なる。歯形はISOJISでは微妙に異なる。
クランクスプロケット
  チェーンリングとも言う。クランクとスプロケットをスプロケットボルトで連結して一体とした形は、クランクセットと言う。 楕円スプロケットがある。
歯数の異なるスプロケットと交換する場合は、ボルトのピッチ円直径(PCD)が合っていることが必要。 PCDは、110、130及び135mmなどがある。
後輪スプロケット
  後輪スプロケット群(カセットスプロケット)が9段および10段のスプロケットは、カセット幅を抑えるために、スプロケットの歯厚が薄くなっており、その分磨耗が早い。
製法
  機械加工又は鍛造焼入れによって歯を硬くすることがある。
メーカー
   シマノスギノテクノFac MichelinFull Speed Ahead(FSA)Fac MichelinGebhardtKen Chang Ind.LLSLondon FixieMiddleburn Components
Praxis WorksRace Face Performance ProductsRenthalRotor ComponentesSalsa CyclesSpecialitesTree BicycleVistadeal 、 など。
   参考資料  「スプロケット」、

バルブ (valve)

概要
  弁。タイヤのチューブバルブステム先端に付いていて、空気入れホース口金と接続して、チューブに空気を入れる部品。
一般に、流体の流れを調節する部品を弁(バルブ)と言う。家庭の蛇口も一種の弁。タイヤの弁(バルブ)は、空気の逆流防止の機能を持つ逆止弁(ぎゃくしべん)。
構成
  チューブに付いているバルブステム、それに入っているバルブ本体であるバルブコア及びバルブキャップなどによって構成されている。
種類
  自転車の種類に応じて、次の3種類がある。
  (1) シティ車に使われる英式バルブ
  (2) ロードバイクに使われる仏式バルブ
  (3) マウンテンバイクに使われる米式バルブ
空気漏れ点検
  バルブから空気が漏れていないか調べるには、車輪を回してバルブが下を向くよう、0°位置へ上げる。水を入れたコップなどの小さい容器をバルブの下から入れて、バルブを水に入れる。漏っているとバルブ先端から気泡が出る。
照明
  視認性を良くするためにバルブに付ける照明として、バルブライトがある。
メーカー
  Alligator Ventilfabrik 、など。
   参考資料  「チューブ」    バルブ

ギア比 (gear ratio)

概要
  入力軸と出力軸のスプロケットまたは歯車の歯数の比。本来は歯車(ギア)の用語。スプロケットの場合は、スプロケット比ともいう。
ギア比はクランク(またはペダル)1回転で、後輪が何回転するかを表しているので、回転比とも言う。
外装変速機
  クランクスプロケット歯数(a)と後輪スプロケット歯数(b)の歯数比(a/b)。
内装変速機
  内装変速機の場合は、入力軸と出力軸の歯車の歯数の比。
競技者のギア比
  ツール・ド・フランスの競技者は、ペダル回転数ケイデンス)と平均走行速度から逆算すると、ギア比=4.5〜5の高ギア比で走っている。
ギア比が大きいほどペダルは重くなるので、大きな脚力を必要とする。
   参考資料  「ギア比計算器」  、 「多段ギア比 計算器」 、 「ギア比表

ツール・ド・フランス (Tour de France)

概要
  1903年から毎年7月に、フランス(大部分のステージ)及び周辺国(数ステージ)を走路として行われるプロによる自転車競技。
世界中から選抜された約22チームの選手が3週間以上、およそ21ステージからなる毎年ルートが変わる全長約3,500kmの走路で争う。
1日に1ステージ走行とし、1つのステージの終点と次のステージの始点は別の町にすることが多い。 ステージ間が離れてる場所の移動の為に2日間の休日が用意されている。 ステージには平地、山、個人タイムトライアルおよびチームタイムトライアルなどが含まれる。

   



























観客数
  ツール・ド・フランスをテレビなどで見る人は、世界中で推定1億7千万人と言われる。
主催者
  フランスのAmaury Sport Organisation(ASO)が主催している。
速度
  最大平均速度は、41.7km/h
(2005年、ランス・アームストロング)
国別優勝者
  2009年までの優勝者数は、
フランス36名、ベルギー18名、スペイン13名、米国10名、イタリア9名、ルクセンブルグ5名、
ポーランド及びスイス2名、
アイルランド、デンマーク、ドイツ及びオーストラリア1名。
使用自転車
  1991年から優勝者が使用した自転車のメーカーは、
1991〜1997年: Pinarello
1998年: Bianchi
1999〜2005年: Trek
2006年: Pinarello、
2007年: Trek、
2008年: Cervelo、
2009年: Trek、
2010年: Specialized
食事
  フィードゾーンで食物及び飲料の入ったフードバッグを走行しながら受け取り、走りながら食事をする。
バス
  チームバスを所有しているチームがある。
ホームページ
   Tour de France ホームページ
参考資料
   「UCI 規則

サドルポジション (saddle position)

  サドル位置のこと。

ホイールベース (wheel base)

概要
  輪間距離のこと。前輪タイヤの接地面と後輪タイヤの接地面間の距離。
前輪と後輪の大きさが等しい場合は、前輪軸芯と後輪軸芯の距離(軸間距離)に等しい。
特徴
  ホイールベースが大きい方が、乗り心地および走行安定性が良い。一方、ホイールベースが短いと、運転操作性が良い他、軽量となる。
フレームサイズとホイールベース
  各メーカーの寸法図のホイールベースを打点したグラフを右図に示す。同一フレームサイズでもホイールベースはメーカーによって異なっている。 フレームサイズが大きいほどホイールベースも大きい傾向にある。
車種とホイールベース
  右図において、赤色の点はマウンテンバイク(MTB)、黄色の点は旅行車、茶色の点はシティ車、緑色の点はクロスバイクそして黒色の点はロード車を示す。 ロード車よりもマウンテンバイク、旅行車、クロスバイクおよびシティ車のホイールベースが大きくなっている。 これらのメーカーの範囲に限れば、平均的なホイールベースは、マウンテンバイクでは約1,100mm、旅行車では約1,080mm、シティ車では約1,060mm、クロスバイクでは約1,050mmそしてロード車では約980mmとなっている。
目的
  マウンテンバイクのホイールベースが長いのは、オフロードの地面からくる外乱に対し走行安定性を確保するため。特に、丘下りマウンテンバイクのホイールベースは長い。
ロード車のホイールベースが短いのは主に軽量化のため。 クロスバイクはマウンテンバイクとロード車の特徴をあわせ持つ自転車であるが、ホイールベースもそれぞれの値を足して2で割ったような値になっている。

有酸素運動 (aerobics、aerobic exercise)

  呼吸数および心拍数(従って酸素消費量)を適度に増加させる強度の低い運動を長時間行うこと。運動例としては、サイクリング、歩行、ジョギング、水泳およびエアロビックダンスなど。 その効果は心肺機能(心臓の酸素利用効率および肺の酸素吸収効率)の向上、持久力の向上、記憶力の向上、ストレスの減少、コレステロールの低下および脂肪の燃焼など。
   参考資料  「有酸素運動と心拍数

リカベント(recumbent、recumbent bicycle)

  空気抵抗を減らすために、後方へ傾いた背もたれにもたれて、ペダルを漕ぐ自転車。リカンベントとも呼ばれる。
ペダルはハンドルの近くまたは前方にあり、足を押し出すようにして漕ぐ。リカンベントは、横たわる、もたれかかる、の意味。
  1895年に水平自転車としてジュネーブに展示されたのが世に出た最初。1914年にフランスのPeugeotが商業生産をした。
   参考資料  「自転車の種類」    リカンベント

エアロレバー (aero lever、aero brake lever)

  メーカーは、シマノTektro Technology 、など。

放射組み (radial racing、radial spoking、radial spoke pattern、radial spoke racing、radial pattern、radial wheel)

  ハブから放射状にスポークを出すホイールの組み方。スポーク公差数は零で、スポーク長が最も短い。
ホイールの横剛性がやや高くなることおよびスポークが短いので幾分軽くなるのが利点。
スポークによるトルク伝達の無い前輪に主に使われる。スポークによるトルク伝達が必要な後輪には弱く、トルク伝達力の大きい接線組みが有利。
接線組と対峙する用語。接線組みより構造が簡単で、歴史的には接線組みが考案される(1874年)以前からあった。

テフロン (Teflon、polytetrafluoroethylene、PTFE)

  ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂に対するデュポン社の商品名。1938年にデュポン社のロイ・プランケットが別の物質を研究中に、偶然発見した白い樹脂。 1946年にテフロンという商品名で初めて市販された。
特性は非付着性、低摩擦係数、自己潤滑性、耐候性および耐薬品性など。
物性は比重2.12〜2.17、最高使用温度250℃そして引張強さ26MPaなど。
  テフロンを使用した製品には次のようなものがある。
  (1) 薄いテフロン製のシールテープ
  (2) テフロンを入れたグリース
  (3) テフロンを分散させたドライルーブ
  (4) テフロンコーティングをしたチェーン
  (5) テフロンチューブを使ったアウター
  (6) テフロンコーティングをしたロープ