自転車用語 (1〜8、A〜Z)自転車探険!

ISマウント (IS mount)

  IS(インターナショナルスタンダード)によるディスクブレーキのキャリパーまたはローターの取り付け方式。

IS (International Standard)

  インターナショナルスタンダードの英文の頭文字。

CTC (center to center)

  (1) 立管(シートチューブ)の長さ(フレームサイズ)であり、ボトムブラケット(BB)芯から立管中心線と上管(トップチューブ)中心線の交点までの距離。
        C−Cと表すことが多い。
  (2) イギリスのサイクリングクラブであるCTC(Cyclists' Touring Club)。

CTT (center to top)

  立管(シートチューブ)の長さ(フレームサイズ)であり、ボトムブラケット(BB)芯から立管(シートチューブ)の上端までの距離。
C−Tと表すことが多い。


700C

タイヤおよびリムのサイズで、リム呼び径(ビード座直径)は622mm。
タイヤ幅は18〜47mm。ただし、700Cが700 x 28Cを表している場合のタイヤ幅は、28mm。
700というサイズは、ISOなどの規格ができる前からあり、およそのタイヤ外径を表していた。
ロードバイククロスバイクおよびサイクロクロスバイクに使われる。
   参考資料  「タイヤ及びリム寸法

SPD (shimano pedaling dymamics)

概要
  ペダルを結合するシマノの方式。ペダルはSPDペダルそして靴はSPD靴と言う。 ペダルと靴を結合することにより、ペダルのどのような回転位置においても力を加える事ができる。 ペダルへ伝達する力は、トウクリップより1割ほど大きい。
結合・離脱
  結合する時は靴を前に押すが、離す時はかかとをねじる。ただし、走行時に足を傷めないよう、7度前後は自由に水平回転できる(フロート)ようになっている。
ペダルと靴の位置関係が確定すれば、フロートは必ずしも必要ではない。 一方向(水平外)へのみねじったときに結合が外れる標準の形はシングルリリース、そして多方向にねじっても外れる形はマルチリリースと呼ばれる。
種類
  ロードバイク用とマウンテンバイク用(オフロード用)がある。マウンテンバイクは地面に立つことがあり、靴に泥が付着するなどがロードと異なる。 連結具がペダルの片面のみに付いたもの(シングル)及び両面に付いたもの(デュアル)がある。シングルの片面は普通の靴に使える。 シングルは主にマウンテンバイク用で靴を地面に付けることの多い用途および歩くことの多い用途に向いている。デュアルは連結部が常に上面に来る(両面に連結具が付いているため)。 普通の靴でも使えるように、回りにケージが付いたものもある。
取付
  SPDペダルのクランクへの取り付けは、15mmスパナを使うものと8mm六角レンチを使うものがある。締付トルクはいずれも35Nm。
   参考資料  「ペダル

sus (SUS、suspension)

  •  SUS
       ステンレス鋼を表すJIS(日本工業規格)の記号。
  •  sus
       サスペンションの略語(俗語)。

OSS (over seat steering)

  オーバーシートステアリング。リカンベントにおいて、ハンドルが座よりも上(具体的にはほぼ肩の高さ)にある操縦方式。ハンドルはひざが当たらない程度に高くする。 ロープ(ケーブル)は長くなる。USS(アンダーシートステアリング)よりも、自転車を押してあるきやすい。
  シフターは握りシフターまたはラピッドファイアーなどが使われる。

crr (coefficient of rolling resistance)

  転がり抵抗係数。タイヤに加わっている垂直荷重(F)に対する転がり抵抗(R)の比率(C)。式にすると、 C = R/F または R = C x F。
  タイヤと路面の転がり抵抗係数は0.002〜0.02。この値が小さいほど軽く走ることができる。

OSB (offset spoke bed)

  偏心スポーク壁。左右のスポーク張力を等しく大きくして車輪の剛性を上げるために、スポークの付く内壁(ベッド)を左に偏心させた(リム)。
  一般には、オフセットリムと呼ばれる。 スプロケット群の存在によって小さくなった右スポークの傾き角(プレース角)を大きくすることにより、車輪の横剛性の低下を少なくする。 車輪の左右(駆動してない側及び駆動側)のスポーク張力も近づく。マウンテンバイクのリムなどに使われることがある。

OS (oversized、oversized handlebar、operating system)

  オーバーサイズ(特大)。クランプ径がオーバーサイズ(31.8mmなど)のハンドル。一般な意味は、パソコンなどのオペレーティングシステム(基本ソフト)のこと。

USTタイヤ (UST tire、UST tubeless tire)

  チューブを使わない(チューブレス)UST方式のタイヤ。主にマウンテンバイクに使われる。

1本スタンド (single stand、side stand)

スタンド長 (JIS  D9453)
 車輪径の呼び   スタンド長L[mm] 
20 265
24 325
26 355
27 370
概要
  駐車時に自転車が倒れないよう路面で支持する1本の支持脚。1本足スタンド又はサイドスタンドとも言う。
型式
  チェーンステイに付ける形および後輪ハブ軸に付ける形がある(右図)。
長さ
  JIS D9453(自転車-リヤキャリヤ及びスタンド)のスタンド長Lを右表に示す。
材質
  アルミ合金及び炭素繊維強化樹脂など。
規格(JIS D9453)
  「1本スタンドをロックした状態で、スタンド下端部に10Nの力をばねばかりなどではね上げ方向に加えたとき、ロックが外れてはならない」   「スタンドを走行状態にして、前車輪を地面に固定し、後車輪を地面から200mm持上げ、自然落下させたとき、スタンド先端が地面と接触してはならない」
メーカー
  箕浦Gebr.PletscherGreenfield IndustriesPletscherUpstanding BicycleWaldWeber Technik 、など。

3本ローラー (rollers、bike roller)

  3本のローラーで構成されているローラー台

Capreo (Capreo)

  カプレオと同じ。

3スポークホイール (3spoke wheel)

  空気抵抗を減らすために、スポークを3本にしたホイール。前輪用及び後輪用がある。ディスクホイールに比べて横風に強いが、ワイヤースポークホイールに比べと横風の影響を受ける。 スポークは回転方向に対して後方に傾けることにより、回転による空気圧変化を軽減している形もある。 材質は炭素繊維強化樹脂が多い。質量の一例は、前輪用が850gそして後輪用が1020g。 タイヤはチューブラータイヤ用およびクリンチャータイヤ用がある。
  メーカーは、CorimaFast ForwardHed Cycling ProductsPZracing 、など。

18−8ステンレス (18-8 stainless steel、18/8 stainless steel)

  クロム18%そしてニッケル8%を含む、最も一般的なステンレス鋼。JISの記号はSUS304。

Q角 (Q angle、quadriceps angle、quadriceps femoral angle)

  医学用語で、膝蓋靱帯と大腿骨の角度。大腿骨と垂直線の角度に近い。右の絵は大腿骨を横向きにしたもの。ひざの皿の中心を通る二本の直線の角度がQ角。女性は骨盤が大きいためQ角が大きい。男性のQ角は13°〜18°、女性のQ角は21°〜26°。自転車では、ペダル間距離およびペダルにおける足の位置がQ角と関係する。

1スピード (1 speed、one speesd)

  単速と同じ。

KOPS (Knee Over Pedal Spindle)

  クランクが水平のとき、ひざがペダル軸上に来るようにする、サドル前後位置の設定方法。
   参考資料  「自転車合わせ」  サドル位置


4バーリンケージ (four-bar linkage、4-bar linkage)

  4バーリンクと同じ。

UST (Universal System Tubeless、Universal System for Tubeless)

装着時加圧後
専用仏式バルブ ニップル回し
概要
  1999年からフランスのMavic社がマウンテンバイク用に市販しているチューブレスタイヤチューブレスリムの統合方式の名称。業界標準となっている。 リムは二重壁になっていて、スポークは内壁の揺動式のニップルに取付ける。
利点
  オフロードでは異物が刺さるパンク(蚊刺し)よりも岩または倒木などによるリム打ちパンク(蛇噛み)が多く、チューブレスタイヤはチューブが無いためリム打ちパンクを起こさない。
ニップル回し
  ニップル回しは専用のもの(右写真の2例)を使う。
バルブ
  バルブは専用仏式バルブ(左写真)が使われ、内壁に取付けてOリングでシールする。
タイヤ
  タイヤはタイヤレバーを使わずに取付けできる。リム外壁の中央に環状の溝があり、タイヤビードを入れ空気を入れるとリム側壁に広がるようになっている。
Mavic社はりムを作っているがタイヤは作っていない。 チューブレスタイヤはタイヤメーカーが作っている。

1速 (1 speed)

  単速と同じ。

4バーリンク (four bar link、4-bar link、four bar linkage、4 bar linkage)

  マウンテンバイクの後輪サスペンション機構において、(1)立管(静止バー、衝撃から開放しようとしているフレーム)、(2)チェーンステイ、(3)シートステイおよび(4)緩衝器を連結したリンク(制御バー、三角形もある)を4つのリンクと見なしたもの。 これらのリンクは4個のピボットで連結されている。後輪の上下動においても、前後スプロケット軸間距離を一定にする意図がある。ホルストリンクも4バーリンクとなっている。

1本足スタンド (single stand、side stand、kickstand)

  駐輪時に自転車が倒れないよう路面で支持する1本の支持脚。車輪寸法に合ったものを使う。材質は鋼、アルミ合金又はチタンなど。1本スタンドともいう。

ASS (above seat steering)

  リカンベントにおいて、ハンドルが座よりも上(具体的にはほぼ肩の高さ)にある操縦方式。OSS と同じ。

USS (under seat steering)

  リカンベントにおいて、ハンドルが座(シート)よりも下(具体的には座のすぐ下)にある操縦方式。
  ただし、握り(操縦桿)は座よりも高い位置に出ている。シフターは主にバーエンドシフターが使われる。


FRP (Fiber Reinforced Plastics)

  繊維強化樹脂。繊維(炭素繊維、ガラス繊維またはケプラー繊維)を入れることにより強度を向上させた合成樹脂(プラスチック)。炭素繊維を入れたものはCFRPそしてガラス繊維を入れたものはGFRPと呼ばれる。

WSB (women's specific bicycle、women specific bicycle)

  女性用自転車 のこと。

Vブレーキ (V-Brake)

概要
  カンティブレーキよりブレーキアーム(キャリパー)のてアーム比を大きくし、かつロープ(ケーブル)でアームを引く方向をアームと直角にして力の伝達効率を高め、ブレーキの効きを良くしたブレーキ。 1996年にシマノが最初に市販した。V字に見えることから名づけられた。
それまではカンチブレーキが使われていた。
丘下り(ダウンヒル)において効きの良いブレーキを必要としたマウンテンバイク用に作られた。
構造
  左右のアーム(キャリパー)は、その下部にそれぞれ独立の支点(取付ボルト)を持つ。
フォークおよびシートステイに付けたブレーキボスに取付ボルトで固定する。 キャリパー内部の取付ボルト外部には、ねじりコイルばねが入っており、パッドがリムから離れる方向のばね力が働いている。片方のキャリパーにアウターの端をロープ固定ボルトで固定し、そこから出たロープが他方のキャリパーを引く。 ロープの向きを水平から上へ向けるためにヌードル(インナーリードユニット)と呼ばれる管が左上に付いている。
ブレーキパッドをリムに平行移動させる平行四辺形のリンク機構の付いた形もある。
寸法
  アーム長さ(芯間)は100mmそして支点・シュー間距離は25±5mm、従ってアーム比は4。 ブレーキ固定用のポスト間の距離は80mmが標準的な芯間距離。
調整
  ロープを固定するロープ固定ボルトによって、左右のパッドすき間の合計を2mmに設定する。左右のパッドすき間調整ねじ(芯出しねじ)によって、左右のパッドすき間をそれぞれ1mmに調整する。 左右のパッド上下ボルトによって、パッド端位置をタイヤ側のリム端から1mmの位置に調整する。そのためリムの左右の振れは±0.2mm以下であることが望ましい。
パッド
  パッド(ブレーキパッド)は薄くすることによって、弾性を小さくして利きを良くし、かつ弾性によるブレーキ鳴きを少なくしている。パッドは交換できる。 パッドが磨耗してくると、パッドはリムのスポーク側へ移動してくるので、パッドとタイヤ側のリム端との距離は大きくなる。
パッドの開放
  チューブ交換などでタイヤを外すときは、手でキャリパー(アーム)を内側に押した状態でヌードルを持上げてホルダーから外す(又はホルダーを下げてヌードルを開放する)とパッド間隔が広くなる。
アーム比の変更
  アーム比を変えることにより、一般のブレーキレバーでVブレーキを操作できるようにする部品として、トラベルエージェントがある。
メーカー
  シマノHostettler(ixs)Miranda & Irmao 、など。
   参考資料  「ブレーキ

IFP (internal floating piston)

  サスペンションのダンパーにおいて、作動油と気体(窒素)を隔てているピストン。

OCLV (Optimum Compaction, Low Void)

  米国のトレック社(Trek Bicycle Corporation)が1922年に始めた炭素繊維強化樹脂(CFRP)製品(フレームなど)に対する製法(最適圧縮、低気泡)の頭文字(商標にしている)。 炭素繊維とエポキシ樹脂の配合割合を最適(60/40程度)として圧縮することにより剛性/質量比を最大とし、かつ気泡を1%以下とすることにより気泡による亀裂をなくす。 炭素繊維は向きにより強度が異なるので、荷重に対して必要な強度が得られる向きに積層する。

tlimvVO2max (tlimvVO2max)

  インターバル訓練(期間訓練)において、vVO2maxの速度で走行する時間。

vVO2max (vVO2max)

  最大酸素消費量(VO2max)となる最小走行速度(v)。インターバル訓練(期間訓練)に対する速度の基準となる。

bpm (beats per minute)

  鼓動または拍子の1分間の数[拍/分]。心拍数または楽曲の速さ(テンポ)の単位として使われる。

B張力調整ねじ (B-tension adjustment screw、B screw)

概要
  後輪スプロケットと案内プーリの上下間隔を調整するための、後ディレーラーの小ねじ(写真の矢印)。Bはボディの頭文字。
調整方法
  上下間隔はねじを右に回すと広がり、左に回すと狭まる。チェーンをクランクスプロケットの最小スプロケットおよび後輪の
カセットスプロケットの最大スプロケットに掛け、クランクを逆回ししてチェーン詰まりしない位置まで、案内プーリをスプロケットに近づけることにより、変速が迅速になる。 最大スプロケットで接触しなければ、他のスプロケットでも問題はない。
構造
  ディレイラー全体が前後に旋回する軸部には、ねじりコイルばねが付いている(外からは見えない)。このばねの張力をB張力調整ねじによって調整して、ディレイラーの振れ角を変える。前方へ振れると、案内プーリはスプロケットに近づく。
調整時期
  スプロケットの歯数を変えた時およびチェーンの長さを変えた時などには、調整が特に必要。シティサイクルのディレイラーには、この調整ねじは付いていない。

bar (bar)

  圧力の単位。1bar=100kPa。

GPS (Global Positioning System)

  全地球測位システム。6つの円軌道(高度20,200km、軌道半径26,600km)にそれぞれ4つずつ(合計24個)配置された、米国国防総省が管理するGPS衛星の電波を利用し、緯度、経度、高度などを数10mの精度で割り出すことができるシステム。 一般に使われている電波は、米国防総省が他国に利用されないようにわざと精度を落としており、軍事上の精度は数cmと言われる。
近くの3つの衛星からの電波(衛星を中心とする球面)の交点として、自分の位置が決まる。
地図情報と組み合わせると、地図上に現在位置を表示できる。GPS受信機を指すこともある。
  日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は準天頂衛星「みちびき」(右端図)を2010年に打ち上げた。
この信号をGPSと組み合わせると測位誤差は約3cmとなる。

km/h (kilometer per hour)

  速さの単位で、毎時キロメートルを表す。1h(時間)で走る距離km(キロメートル)により、速さを表した単位。
  秒速に換算すると、1km/h = 0.278m/s(毎秒メートル)。

LED (light emitting diode)

  発光ダイオード。発光ダイオードで作ったLED灯は、白熱灯に比べ電力消費量は1/10そして寿命は10倍といわれる。
カリフォルニア州は電力不足の年に全ての信号機の電球(白熱灯)をLED灯に取り替えた。
横断歩道の白熱灯の信号機は、直射日光が当たるとどちらが点灯しているの分からないが、LED灯は明確に分かる。
前照灯尾灯、サイクルコンピュータのバックライト及びバルブライトなどに使われている。
  メーカーは、日亜化学工業 、など。

BMX (bicycle motocross)

   バイシクルモトクロス のこと。

N (Newton)

  ニュートンに敬意を表して与えられた力の単位。質量1kgの物体に1m/s2の加速度を作る力。1N = 1kg・m/s2
ニュートンはイギリスの物理学者・天文学者・数学者(1642−1727)。万有引力の発見および微積分法の発明などの業績がある。

inch (inch)

  インチ。主に米英で使われる、ヤードポンド法の長さの単位。1フート(複数形はフィート)の1/12の長さ。1インチ=25.4ミリメートル。   ISOは認めていないので、徐々にミリメートル(mm)に置き換わっている。計量法は商取引にインチを使うことを禁じている。

Nm (Newton meter)

  ニュートンメートル。トルクに対する計量単位。N(ニュートン)は万有引力を発見したニュートンに敬意を表して作られた力の単位。m(メートル)は長さ又は距離の単位。

kmph (kilometer per hour)

  毎時キロメートル[km/h]。例えば、mile/h=mph、rev/min=rpmなどのように、/の代わりにpが使われることがあるが、正式の単位記号ではない。

RD (Rear Derailleur)

  シマノの後ディレイラーの形番の頭に付けている記号。 例: RD−7700。

rpm (revolutions per minute)

  毎分回転数の記号。rev/min と書くこともある。

tpi (threads per inch)

  TPIと同じ。ボトムブラケットなどのねじ山の25.4mm(1インチ)当たりの数。日本では山で表す。例えば、24tpiは24山と表す。

CG (center of gravity)

  重心の略語。重力およびブレーキを掛けたときの慣性力は重心に働く。

MIG溶接 (metal inert gas welding)

  溶接ワイヤーと溶接部材の間にアーク放電を作り、ワイヤーおよび部材を溶融させて溶接ビードを作る。溶接箇所は不活性ガス(アルゴン、ヘリウムなど)で覆い、酸素などによる溶接品質の劣化を防止する。溶接ワイヤーの材質は、一般に溶接部材の材質と同じとする。
  TIG溶接 は消耗しない電極を使い、溶接ワイヤーを溶融させるのに対し、MIG溶接は溶融して消耗する溶接ワイヤーを電極として使う。
  MIG溶接の特徴はワイヤの溶融速度が大きく溶け込みが深く高能率であること、溶接技能の習得が比較的容易であること、および自動化し易いこと。フレームの溶接などに使われる。

2フィンガー (two finger、two finger lever)

  2指レバー

3フィンガー (three finger、three finger lever)

  3指レバー

4フィンガー (four finger、four finger lever)

  4指レバー

VO2max (maximum Volume of Oxygen)

概要
  最大酸素消費量。心臓が筋肉に供給できる最大の酸素量。単位は[ml/kg/min](体重1kg当たり1分間の酸素ミリリットル)。有酸素運動に対する心臓の最大能力を表す。
実例
  訓練をしていない人のVO2maxは25〜35ml/kg/minそしてよく訓練をした人のVO2maxは60〜70ml/kg/min。
測定方法
  測定は、特殊マスク又はパイプを着け吸った空気及び吐いた空気の容積及び酸素濃度を測定することによって行う(右図)。
給排気装置には、吸気と排気を自動的に切り替えるバルブが付いている。 排気は蛇腹ホースで測定器に接続する。テストは10〜15分間行う。
VO2max
  酸素消費量は運動強度と比例して増加する。運動強度を増しても酸素消費量が増えない(平坦となる)点がある(上図)。
この点がVO2maxとなる。そしてやがて筋肉疲労によって運動が続けられなくなる。

SRAM (SRAM Corporation)

  1987年に創立の本社を米国イリノイ州シカゴに置く自転車部品のメーカー。
社名SRAMは創立者3名の頭文字(S、RおよびAM)より作った。
製品はスプロケット、クランク、ディレイラー、ハブ、シフター、ブレーキ、チェーンなど。
  マウンテンバイク用の部品群はX11など。ロードバイク用の部品群はRed。 左図は本社・工場の建屋。右図は電話で応答しているサービス部門。
  世界最大の自転車部品メーカーはシマノ、2番目はカンパニョーロそして大きく離されて3番目がSRAM。
Rockshox 、Truative 、Avid 、Quarq 及び Zipp を買収した。フランスSachs の自転車部品部門を1997年に買収しチェーンなどを商品に加えた。
    SRAMホームページ

ISIS (International Spline Interface Standard)

  クランクと連結するクランク軸のスプラインに対するメーカー規格。オクタリンクはシマノの特許のため無償で使えないので、メーカー数社が対抗して作った規格。 国際規格であるかの如き紛らわしい名称となっているがメーカー(Race Face Performance Products社およびSRAM社 など、なお、Race Face Performance Products社は2011年に18年の歴史を閉じた)の規格。 スプラインの歯は10歯で、その断面形状はスプロケットと似ている。スプライン長さは16mmで片側1°のテーパーが付いている。クランクはM15のボルトで固定する。軸の強度および軸受などの構造などは、メーカーによって異なる。
  オクタリンクは8歯で断面形状も異なるため互換性はない。

UV (ultraviolet、ultraviolet rays、ultraviolet radiation)

  紫外線。太陽の放射で、X線と可視光の間の波長(40〜400nm)のもの。タイヤはUVやオゾンなどによって劣化する。
タイヤのゴムに混練されているカーボンはゴムに代わってUVを吸収し、ゴムを保護する働きがあるが、完全ではない。
  人体の皮膚もUVによって、日焼け、皮膚の劣化、しわの発生および皮膚がんの発生などの悪影響を受ける。
  腕に付けてUVのレベルがどの程度であるかを段階的にLED光で指示するバンドがある。
  (注) nm:ナノメートル

FQA (Frequently Asked Questions)

  よくある質問。

DT (DT Swiss、Drahtwerke Treflerie)

  スポークメーカーとして有名なスイスのDT Swiss社またはそのスポーク。スポークはすべてステンレス製。

cd (candela)

  光度の単位であるカンデラの記号。

R (radius)

  半径を表す記号。例えば、R125は半径が125mmであることを表している。。

BAA (Bicycle Association(Japan) Approved)

  自転車協会認証。
BAAマークは自転車協会が定めた自転車安全基準に基づく型式検査に合格した自転車に貼ることができる。
フレームの立管(シートチューブ)の前方に貼られている。
  1台毎に固有の番号(車体番号)が付いおり、製造または輸入事業者が分かる。
製造上の欠陥で事故が発生した場合は、製造または輸入事業者の責任で補償する。
   一般社団法人 自転車協会 ホームページ

CVT (Continuously Variable Transmission、Continuous Variable Transmission)

  無段変速機。自転車用の無段変速機は重くなりすぎるので実用化されていなかったが、2007年に米国のFallbrook 社が実用化した。

spec (specification)

  仕様。スペシフィケイションの略語または口語。

SPD−SL (SPD-SL)

概要
  シマノのロード用および競技用の結合ペダルSPD−Rの後継品。
特徴
  (1) クリートが大きくペダルとの接触幅が大きいため、足が安定する。
  (2) 靴底からペダル芯までの距離が短いため、足が安定する。
  (3) フローティングは左右各3°。
  (4) 質量が小さいので加速性が良い。
  (5) クリート受入幅が大きく、かつ、結合前にはペダルはほぼ垂直となっているので、結合しやすい。
  (6) クリートの材質はナイロン樹脂で、前と左右にゴムパッドが付いているので、滑りにくく歩きやすい。
  (7) 着脱のコイルばね力は六角穴付きボルトで調整できて、窓に指示が出る。
  (8) ペダル軸の材質はクロムモリブデン鋼。
  (9) クリートはルック社と同じ三角3点固定であるが、互換性はない。

CRC (CRC Indastries,Inc.)

  保守および修理用特殊化学品のメーカー。1958年に米国ペンシルベニアの車庫で設立された。設立時の社名はCorrosion Reaction Consultants,Inc.であった。
  社名が示すように、腐食防止剤のメーカーとして出発したが、1963年以降、腐食防止剤の他、洗剤、潤滑油、表面保護剤、グリースおよびディグリーサーなどの開発および生産を行っている。自転車用の商品はなく、自動車用および産業用などの商品が自転車用にも使われている。

Bテンションアジャストボルト (B-tension adjustment screw)

  B張力調整ねじ

lm (lumen)

  ルーメン(光束の単位)。光束は単位時間当たりに伝播される可視光線のエネルギー量(単位はワット)を、標準観測者の視感度で測定したもの。
  1 lm(ルーメン)の光束が1m2の面積に照射されているときの照度は1 lx(ルクス)になる。
   参考資料  「明るさ換算器

CrMo鋼 (chrome molybdenum steel)

  クロムモリブデン鋼

4本取り (two cross、two cross pattern)

  2交差組。各スポークが他のスポークと2箇所で交差する組み方。ハブフランジに通したスポークを、1本目と4本目、3本目と6本目というように中2本おきに交差させて組む組み方。 スポーク数20、24、28、32および36本に使われる。

6本取り (three cross、three cross pattern)

  3交差組。各スポークが他のスポークと3箇所で交差する組み方。ハブフランジに通したスポークを、1本目と6本目、3本目と8本目というように中4本おきに交差させて組む組み方。 スポーク数28、32、36および40本に使われる。

8本取り (four cross、four cross pattern)

  4交差組。各スポークが他のスポークと4箇所で交差する組み方。ハブフランジに通したスポークを、1本目と8本目、3本目と10本目というように中6本おきに交差させて組む組み方。 スポーク数36および40本に使われる。

GD (gear development)

  歯数比距離。ペダル一回転で走る距離。
   参考資料  「ペダル一回転で走る距離

lbs (pounds)

  lb(ポンド)の複数形。

BSD (bead seat diameter)

  ビード座直径のこと。

BSC (British Standard Cycle、bead seat circumference)

  •  規格
      自転車に関連する英国規格。多くはISOに採用されている。
  •  リム
      リムのビード座円周長。

LSD (long slow distance、LSD)

  •  運動
      低速で長距離を走ること。低速とは主に有酸素運動の速さ。長距離とは時間にして90分以上の距離。薬品のLSDと区別するために、LSD走行と言うのが一般的。
    自転車走行の基本訓練(主に持久力の向上。併せ瞬発力の向上も見られる。)として使われる。マラソンおよびスキーなどのスポーツにおいても使われる用語。
       参考資料 有酸素運動と心拍数」   「脂肪消費率計算器
  •  薬品
      リゼルギン酸ジエチルアミド。精神分裂症状のもとに強い幻覚を起こす薬品。独語Lyserg Säure Diäthylamidの頭文字。

PRB (puncture resistant belt)

  耐パンクベルト

RR (rolling resistance、rear rim)

  タイヤの転がり抵抗または後ろリム。

TPI (threads per inch)

  •  ねじ
     ボルトおよびボトムブラケットなどのねじ山の1インチ(25.4mm)当たりの数。日本では「山」で表す。例えば、24TPIは24山と表す。
  •  タイヤ
      タイヤの構成要素である繊維(コード)を構成する糸の1層1インチ(25.4mm)当たりの本数。
    例えば220TPIの場合の糸の太さは、およそ 25.4mm/220TPY = 0.12mmとなる。
    一層当たりの本数を表示すべきであるが、多層の合計本数を表示しているメーカーがある。
    一般に、26〜320TPI。本数が多いほど強度および耐パンク性が向上する他、ゴムを薄く出来るので軽くなると同時に柔軟性が出る。柔軟性があると、転がり変形によるエネルギー損失が少ないので、転がり抵抗が小さくなる。
    本数の多いものは高TPIと呼ばれることがある。 糸の材質はナイロン、ポリエステル、アラミドおよび木綿など。
  •  
     弓のこなどの刃(ブレード)の1インチ(25.4mm)当たりの歯数。一般に、32TPIは細目。

XCレース (XC race)

  クロスカントリー(XC)競技。

SBR (Styrene Butadiene Rubber)

  スチレンブタジエンゴム。スチレンとブタジエンを共重合させた合成ゴム。天然ゴムの代用品として開発された。タイヤなどに使われる。耐油性はないが耐摩耗性および耐衝撃性がある。密度は0.93〜0.94、引張強さは5〜20MPaそして最高使用温度は120℃。

Dura-Ace (Dura-Ace)

  1984年に市販した、シマノのロード系自転車部品の最上位レベル部品のグループ名。ロード系部品は、最上位から最下位まで次のようにレベル分けしている。
  Dura-Ace(デュラエース ) → Ultegra(アルテグラ) → 105 → Tiagra(ティアグラ) → Sora(ソラ)

SS (single speed、straight side rim、structural steel)

  •  変速
      シングルスピード(単速)。
  •  リム
      平リム
  •  鋼材
      一般構造用圧延鋼材のJIS記号。
  •  ディレイラー
      後ディレイラーケージ の長さを表すシマノの記号。例: RD-7800-SS。

DHバー (DH bar)

  ダウンヒル(DH)に使うダウンヒルバイクの上がりハンドル。
ハンドルを弓状等に曲げて握る位置を高くすることによって、丘の傾斜によって前傾姿勢がきつくなるのを相殺する。
一例は、アップスイープ 5°そしてバックスイープ 9°など。
メーカーは、Deity ComponentsEnve Composites 、など。

lb (pound)

  ポンドの記号。1 lb = 0.453592 kg。語源はギリシャ語libra。

SLR (Shimano Linear Response)

  シマノ リニアリスポンス。1980年代に105群に導入された、ブレーキレバーの操作を軽くする機構を取り入れた方式。ピボットに玉軸受の取付け、ブレーキレバーに戻しばねの取付け及び低摩擦ロープの使用などによる。

CO2カートリッジ (CO2 cartridge)

  CO2 (二酸化炭素)を圧縮充填した(手に平に乗るほど)小さい容器。CO2インフレーターを接続して使う。
タイヤをほとんど瞬間的に加圧することができる。主に、携帯用として使用するのが一般的。
カートリッジ1本で、1本のタイヤを加圧できる容量を持っている。CO2容量は、12g、16gおよび25gがある。
注入口に接続用のねじの付いた形およびねじなし形がある。加圧できる最高圧力は、メーカーにもよるが、300kPa、500kPaおよび1000kPaなど。
炭酸ガスはゴムの透過率が大きい(チューブからのガス抜けが比較的早い)のが欠点。
  メーカーは、Axiom Performance GearGenuine InnovationsHostettler(ixs)LezynePlanet BikeRavxSerfasSilcaTacxTopeakZéfal 、など。

1本スタンド (single stand、side stand)

  駐車時に自転車が倒れないよう路面で支持する1本の支持脚。サイドスタンドとも言う。

Record (Record)

  リコードと同じ。

Deore (Deore)

  シマノのマウンテンバイク用の部品群の内、オフロード走行のための基本性能を備えた機種。その後、その上位機種のDeore LX及びその上位のDeore XTが世に出た。

XTR (XTR)

  シマノのマウンテンバイク(MTB)の部品群(グループ)の内、最上位の機種名。
主にクロスカントリー競技用。
Rはracing(競技)の頭文字。
1994年に導入した。









WSD (Women's Specific Design)

  女性用設計。自転車、サドル(WSDサドル)及び靴(WSD靴)などに使われる。自転車は、(一般に男性より小さい)女性の身長、胴長、腕の長さおよび肩幅などに合わせて、フレームサイズ、上管長、ステム長、ハンドル幅および車輪外径(650Cであることが多い)などの各部の寸法を決めた設計。欧米の女性の平均身長は約163cm。
  女性用に設計された女性仕様の自転車は女性仕様車(WSB)と呼ばれる。

TA (TA、Traction Avant)

  第二次世界大戦後にGeorges Navetが設立したフランスの自転車用スプロケットのメーカー。1947年に合金製のスプロケットを最初に世に出した。1960年代にクランクセットも作るようになった。 クランク長は150mmから185mmまであり、超短足から超長足まで対応している。シマノの130mmPCDのクランクに取り付けできるスプロケットも作っている。 社名は設立者が開発したトラクションアバーント(前輪駆動)の頭文字に由来しているが、商品としては市販されなかった。

FSA (Full Speed Ahead)

  自転車部品のメーカー。クランクセット、ボトムブラケット、ヘッドセット、ステム、サドルおよび車輪などを作っている。
本部は米国そして工場は台湾。開発、設計および生産は工場でおこなっている。

USAT (USA Triathlon)

  USAトライアスロン。トライアスロンデュアスロン、アクアスロンおよび冬季トライアスロンに対する米国の団体。本部はコロラド スプリングにあり、会員数は約6万人。米国オリンピック委員会および国際トライアスロン連盟(ITU)の会員でもある。オリンピックなどの国際競技において、米国を代表するチームを選び、訓練する責任がある。

KMC 社(KMC Chain Industrial Co.)

  1977年設立の台湾のチェーンメーカー。自転車、オートバイおよび産業用のチェーンを製造している。OEMも行っている。1986年からシマノにチェーンを供給している。
台湾に2工場そして中国に4工場ある他、インドネシア、ベトナム、タイ、オランダおよび米国にも工場がある。

CNC (Computerized Numerical Control、Computer Numeric Control、Computer Numerically Controlled)

  コンピューター数値制御(NC)。
コンピューターのプログラムによって数値制御して
(部品を加工する工作機械)。
左図は工作機械メーカーが販売しているCNC旋盤。
右図は、ハブシェルをCNC旋盤で加工している工場。
アルミ合金製の円柱を装着すると自動的に加工される。

lx (lux)

  ルクスの記号。

psi (pounds per square inch)

  英米の昔の圧力単位。pounds/in² のこと。言い換えれば、ポンド毎平方インチ。日本では計量法第8条が使用を禁じている。1psi = 6.895kPa(キロパスカル)。
   圧力単位の換算表

TIG溶接 (tungsten inert gas welding)

  タングステン電極を使い、アルゴン又はヘリウムなどの不活性ガスを保護ガスとして溶接部に吹き付けて行う溶接
電極と工作物の間でアークを発生させて工作物及び溶接棒を溶かす。
電極の直径は0.5〜6.4mm。
  不活性ガスはガスボンベからホースで不活性ガスノズルへ供給する。
保護ガスで溶接部をおおうため、不純物の混入しない高品質の溶接ができる。
右図はTIG溶接機の一例。電極及びガスノズルが溶接トーチを構成している。

kPa (kilo Pascal)

  圧力の単位。Pa(パスカル)の千倍。1m²の面積に1N(ニュートン)の力が加わった状態。1Pa=1N/m²。 ⇒ 圧力単位換算表

T (tooth)

  Tooth(歯の単数形)または Teeth(歯の複数形)の頭文字で、スプロケットの歯数を表す記号として使われる。
例えば、歯数が15の場合は15Tと表す。Tの代わりに丁(ちょう)も使われる。

WOタイヤ (wired on tire、wire-on tire)

  タイヤの円周両端部(ビード)にワイヤと呼ぶ鋼線またはアラミド繊維製のロープを埋め込んで、リムのビード座と結合するようにしたタイヤ。クリンチャータイヤとも言う。

BB (bottom bracket)

  イギリス用語で、ボトムブラケットの略。クランク軸が入っている部分。ボトムは底の意味。ブラケットは支持器のこと。ハンガーとも言う。伝統的なカップアンドコーン形およびカートリッジ形(カートリッジBB)がある。

PCD (pitch circle diameter)

  ピッチ円直径を表す英語の頭文字。

ETRTO (European Tyre and Rim Technical Organisation )

  欧州タイヤ及びリム技術機構の英文の頭文字。自動車、オートバイおよび自転車などの、タイヤ、リムおよびバルブの標準化などを行っている機構。1964年設立。
ETRTOの規格は1970年にISO 5775(自転車タイヤ及びリム)に採用された。
    ETRTOホームページ

HEタイヤ (hooked edge tire、hook edged tire)

  HEリムの両フランジ内端の引っかかり(突起)でタイヤビードを保持するタイヤ。元々はマウンテンバイクの幅広のタイヤを膨らませたとき、リムから外れないよう設計されたもの。WOタイヤの幅は分数で表示する(例えば26 x 1 3/8)のに対し、HEタイヤは小数点で表示する(例えば26 x 1.75)。数値上、同じであってもビード径が異なるため互換性は無い。

CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastic)

  炭素繊維強化樹脂を表す英語用語の頭文字。俗にカーボン製と言われるフレームやフォークの素材の正式名の記号。CFRPの利点は、高張力、低密度(軽さ)、耐疲労性、耐蝕性および振動吸収性など。身近なものでは、釣竿、ゴルフクラブおよびテニスのラケットなどに普及している。

SIS (Shimano Indexing System)

概要
  変速機のシフトレバー位置を、人の感覚でなく機械的に決めるシマノのインデックスシフト方式名。インデックス(index)は、位置決めするという意味。
摩擦式は、シフトレバーがどのような位置でも止まるので、チェーンがスプロケット間を移動したという人の感覚で、シフトレバー位置を設定する。
引き距離
  後輪スプロケット(カセットスプロケット)のSISはロード用もマウンテンバイク用も同じであるが、クランクスプロケットのSISはシフターの引き距離が異なる。
3段に対して、ロードバイクはロープ(ケーブル)を13.5mm引くのに対し、マウンテンバイクは19.5mm引く。
摩擦式
  SISと摩擦式を切り替えできるものもある。SISが作動不良になった時は、摩擦(フリクション)に切り替えて使う。
歴史
  デュラエースの部品として、1985年に市販された。SISの導入には、傾き平行四辺形が必要であったので、1984年にサンツアー(前田工業)の特許が切れるのを待たなければならなかった。サンツアーはインデックスシフトを重視せず、アキュシフトを市販したのは1987年であった。

UCI (Union Cycliste Internationale)

  仏語で、国際サイクリング連合。
1900年にフランスのパリで創立。
1992年に本部はスイスのエーグル(Aigle)に移転。
サイクリングの多面的(スポーツ競技、リクリエーションおよび輸送手段)推進を目的としている。
ツール・ド・フランスなどのUCI公認の競技は、UCI規則に準拠して行われる。
写真はスイスの本部。
   参考資料  「UCI 規則
       UCIホームページ




M (mega、em)

  •  単位
     メガと言い、単位の接頭語。単位の百万倍を表す。例えばMPaは、百万Paのこと。
  •  ねじ
     エムと言い、メートルねじの記号。ねじの「呼び」は、ねじの外径にM(メートルねじ)またはW(ウィットねじ)の記号を付けて表す。 例えば、外径5mmのメートルねじは、M5と表す。ねじがM5のボルトは、M5ボルトと表す。外径3/8 inchのウィットねじはW3/8と表す。 ウイットねじはインチ系のねじで、現在はほとんど使われていない。

TT (time trial、top tube)

mph (miles per hour)

 mph =  km/h     
  毎時マイル。1 mph = 1.61 km/h。
mphを半角数字で入れて、計算を押してください    km/h に変換されます。
  英国の首都ロンドンは自転車通勤者などの安全に配慮して、幅の狭い道では自動車に対して20mph(32.2km/h)の速度制限を設けている。

JIS (Japanese Industrial Standards)

  日本工業規格。工業標準化の促進を目的とする工業標準化法(昭和24年)に基づき制定される国家規格。約9千件が制定されている。
  制定・改正は日本工業標準調査会(JISC)で行われている。
  自転車関連の規格は次の通り。
   JIS B0225  自転車ねじ
   JIS C7510  自転車発電ランプ用電球 (Incandescent lamps for bicycle dynamo lamps)
   JIS C9502  自自転車用灯火装置 (Lighting equipment for bicycles)
   JIS D9101  自転車用語 (Cycles−Terminology)
   JIS D9111  自転車−分類及び諸元 (Cycles-Classification and essential characteristics)
   JIS D9115  電動アシスト自転車−設計指針 (Guidelines for electric power assisted cycles)
   JIS D9201  自転車−制動試験方法 (Bicycles−Method of braking test)
   JIS D9203  自転車操縦安定性能試験方法 (Method of stability test for bicycles)
   JIS D9207  電動アシスト自転車−一充電当たりの走行距離測定方法 (Electric power assist bicycles−Test method of travelling distance per full charging)
   JIS D9301  一般用自転車 (Bicycles for general use)
   JIS D9302  幼児用自転車 法 (Assembling of bicycles)
   JIS D9401  自転車−フレーム (Frame-Assembly for bicycles)
   JIS D9402  自転車−前ホーク (Bicycles-Front forks)
   JIS D9411  自転車−どろよけ (Bicycles-Mudgards)
   JIS D9412  自転車−ハンドル (Bicycles-Handlebars and stems)
   JIS D9413  自転車−にぎり (Bicycles-Handle glips)
   JIS D9414  自転車−ブレーキ (Bicycles-Brakes)
   JIS D9415  自転車−ギヤクランク (Bicycles-Chainwheels and cranks)
   JIS D9416  自転車−ペダル (Bicycles-Pedals)
   JIS D9417  自転車用チェーン (Bicycles-Chains)
   JIS D9418  自転車−フリーホイール及び小ギヤ (Bicycles-Free wheels and hub cogs)
   JIS D9419  自転車−ハブ (Bicycles-Hubs)
   JIS D9420  自転車−スポーク及びニップル (Bicycles-Spokes and nipples)
   JIS D9421  自転車−リム (Bicycles-Rims)
   JIS D9422  自転車用タイヤバルブ (Tire valves for bicycles)
   JIS D9428  自転車用ディレーラ (Derailleur for bicycles)
   JIS D9431  自転車−サドル (Bicycles-Saddles)
   JIS D9432  自転車−チェーン引き及びクランクピン (Bicycles-Chain adjusters and crank cotter pins)
   JIS D9451  自転車−ベル (Bicycles-Bells)
   JIS D9452  自転車−リフレックスリフレクタ (Bicycles-Reflex reflectors)
   JIS D9453  自転車−リヤキャリヤ及びスタンド (Bicycles--Luggage carriers and stands)
   JIS D9454  自転車−チェーンケース (Bicycles-Chain cases)
   JIS D9455  自転車用空気ポンプ (Air pumps for bicycles)
   JIS D9456  自転車−錠 (Bicycles-Locks)
   JIS K3302  自転車−タイヤ (Cycles-Tyres)
   JIS K6304  自転車タイヤ用チューブ (Inner tubes for bicycle tyres)
   JIS T8134  自転車用ヘルメット (Protective helmets for bicycle users)

ISO (International Organization for Standardization)

概要
  国際標準化機構。本部はスイスのジュネーブ。右図は本部の建物。
146ヶ国の標準化機関が参加して、国際的な標準化を行っている機構。
日本はJIS委員会(JISC)が参加している。
1947年から今までに約1万9千の国際標準を作っている。
分野は農業、建設、機械工学、機械部品及びITなど多岐にわたっている。
先進国は自国の規格を国際標準(ISO)とすることが、民生品及び工業品などの輸出につながるので、重要な国際戦略となっている。
自転車の標準化
  自転車の標準化委員会のメンバー国は、日本、ブラジル、中国、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、イタリア、韓国、オランダ、ポルトガル、ロシア、スエーデン、米国及び英国の15ヶ国。
  標準(ISO 4210)の項目は:
1.用語及び定義、2.必要条件、3.共通試験方法、4.ブレーキ試験方法、5.操縦試験方法、6.フレーム及びフォーク試験方法、7.ホイール及びリム試験方法、8.ペダル及びクランク試験方法、9.サドル及びシートポスト試験方法。
  標準を適用する自転車は、ロードバイク、マウンテンバイク、シティバイク、トレッキングバイク及び子供バイク。適用されない自転車は、ワークバイク、リカンベント及びタンデムなどの特殊自転車。
    ISOホームページ

VG (viscosity grade)

  ISOの粘度グレードを表す記号。VGに続く数値はその中点動粘度を mm²/s の単位で表したもの。動粘度の単位 mm²/s は St (センチストーク)に等しい。なおストークは人名。
   参考資料  「ISOの粘度グレード

Pa (Pascal)

  パスカル。圧力または応力の単位。1m2の面積に1N(ニュートン)の力が働く圧力または応力。すなわち、1 Pa = 1 N/m2 。パスカルはフランスの哲学者・数学者・物理学者。大気圧および液体圧に関する業績がある。

S−N線図 (S-N diagram)

  疲労強度と繰返し数の関係線図。
両対数のグラフの縦軸に疲労を起こす応力Sを取り、横軸にその応力の繰返し数Nを取って、その関係を描いた線図。
この線の下の領域では、疲労を起こさない。
右図の両対数のグラフは、炭素鋼及びアルミのS−N線図の一例。
炭素鋼は、繰返し数が106付近から水平の直線となっている。
この水平の直線の応力は、疲労限界または疲れ限界と呼ばれる。
アルミは疲労を起こす応力が下がり続けており疲労限界が見られない。
   参考資料  「金属疲労」    S−N線図


BB高さ (BB height、bottom bracket height)

  ポトムブラケット高さ のこと。

ERD (effective rim diameter)

  有効リム径。リムに取り付けた全てのニップルの外端のマイナス溝底または外端が接する円の直径。スポーク長の計算に使う。どちらを使うかによってスポーク長は変わる。 チューブラーリムの場合は、ニップル端を有効リム径としてもよいが、クリンチャーリムの場合は、チューブの保護上、ニップルのマイナス溝底を有効リム径とすることが望ましい。

OLD (over locknut distance)

  ロックナット間距離

SPD−R 

  競技およびロード用SPDペダル(樹脂製)の商品記号。ペダル軸芯と足底までの距離を短くして、ペダリング時の足首の安定感および力の伝達効率を高めている。 対応する靴のクリートは3本のねじで固定しているため、他の2本止めのクリートと互換性は無い。上位機種はSPD−SL(アルミ製)。

HGチェーン (Hyper gride chain)

  HGスプロケット用のチェーン。1991年に導入されたが1995年にIGスプロケットに対応するIGチェーンに置き換わった。 現在のHGチェーンは昔のものと異なっている。いずれも変速時にスプロケットの歯に入りやすいよう内リンク板が面取りされている。

HGスプロケット (Hyper gride sprocket)

  変速時に、チェーンが後輪スプロケット(カセットスプロケット)の歯を通る点を設定し、歯先形状を決めたもの。 歯先形状は1つ1つ違う。変速時にトルクのかかった状況でも、スムーズに変速できる。HGスプロケットに合わせて設計した専用のHGチェーンがあるが、使用段数によって幅が違う。

Qファクター (Q-factor、quack factor、Q-facor distance)

  左右のクランクペダル取付部外面間距離(右図のQ)。距離を要因(ファクター)と表現している不適切な用語。
一般に、Qファクターは、マウンテンバイクが170mm前後、ロードバイクが140mm前後そしてトラックレーサーが130mm前後。
   参考資料  「Qファクター

BMI (body mass index)

  肥満指数。身長と体重に基づいて太り具合を指数化した値。肥満指数=22が標準。標準とは統計上、病気になる確率が最も少なかった値。 肥満指数が大きいほど太っており、小さいほど痩せている。太っていても痩せていても成人病などの病気の確立は大きくなる。BMIが30以上は肥満とされる。
   参考資料  「肥満指数 計算器

PBP (Paris-Brest-Paris)

  パリ-ブレスト-パリ間
1200km(往復)ブルベの略語。
2003年
(第15回)の参加者は約3,500人(内1,500人はフランス国外の人)。
1891年に始まり10年ごとに行われていたが(1941年は戦争で中断)、1971年以降は4年毎に開催されている。
1951年を最後にプロの参加は認められなくなった。
18才以上、健康診断書が必要、エアロバーを認めない及び前後灯が必要などの規則がある。
パリを出るまでは先導車あり。
右の2011年のルート図において水色はパリ→ブレスト、黒色は共通そして赤色はブレスト→パリ。
   公式ホームページ
   パリ-ブレスト-パリの動画


BMB (Boston-Montreal-Boston)

  ボストン−モントリオール−ボストン間1200km(往復)ブルベの略語。
PBP(パリ−ブレスト−パリ)を真似て北米で行われている。PBPが開催される年を除いて、1988年から毎年行われている。
高い所は標高約700m。カナダと米国にまたがっているのでパスポートが必要。参加者は大部分が米国人。

bar (bar)

  バール。圧力のcgs(centimeter-gram-second)単位。以前は気圧などの単位として使われたが、現在はPa(パスカル)が使われる。
  1 bar = 106dyne/cm2 = 100 kPa