自転車用語 (続き1) 自転車探険!

トレーラー (trailer、bicycle/bike trailer、cycle trailer)







概要
  一般の荷物、旅行用の荷物または子供を乗せて牽引する車。
旅行、キャンプおよび買物などにパニアの代わりに使われる。1輪車および2輪車がある。
安全のために安全旗を付けて走る。 自転車トレーラーまたはサイクルトレーラーとも呼ばれる。
連結
  後輪軸、後輪つめまたはサドル支柱などに連結する。後輪軸の片方に連結する形が多いが、両側に連結する形もある。
大きさ
  トレーラーの幅は一般にハンドル幅より小さくなっている。
車輪
   小径車の車輪が使われる。車輪サイズは、12型、16型、20型または24型など。特に16型が多い。
大きいほうが軽く走れる。泥よけが付いた形もある。
1輪車
  1輪車トレーラーは車輪が荷台の後にあり、荷重は自転車の後輪と分担して受ける。
1輪車は曲がる時などに車輪が道を占有する幅が小さい。高速で曲がっても転倒しない。
26型または700Cの一輪車の両側にパニアを付けて、荷重はこの一輪車で受ける形もある。
2輪車
   2輪車トレーラーは荷台の左右に車輪があり、荷重の大部分はこの車輪で受ける。
荷物の容量及び最大積載荷重が大きく、かつ荷物の出し入れ時に安定している。
自転車から外して、手で引いて運搬できる。
幼児2人を並んで乗せることができる。シートベルトが付いた形がある。
駆動
  トレーラーに座った子供がペダルを漕ぐことができる形として、トレーラーバイクがある。
特殊仕様
  (1) 保管及び運搬のために折りたたみできる形がある。
  (2) キャスター付きの小さい前輪を付けると、ベビーカー(乳母車)となる形がある。
  (3) サスペンションが付いた形がある。
  (5) 自転車から外すと、カートとして使える形がある。
  (4) 乗用車のトランクに入らない大きさの荷物も運搬できる形がある。
  (6) 車輪を駆動する電動機及び蓄電池を搭載しており、 自転車を押して走るので電動自転車のようになる形がある。 最高速度は30km/h。
  (7) リヤカーをトレーラーとして使っている例がある。
積載荷重
   最大積載荷重は1輪車が35kgそして2輪車が45kg。
材質
   フレームの材質は、アルミ合金など。
質量
   トレーラーの質量は、1輪車、2輪車共に6〜12kg。
リコール
 (1) Chariot Carriersは、2010〜2012年に販売したトレーラーの連結機構に破裂が入り破損しトレーラーが自転車から分離する可能性があるとしてリコールした。
 (2) Burley Designは、2013年にトレーラーを牽引する後荷台11台が破損してトレーラーが離れたとして、4,150台をリコールした。
メーカー
   大渡工業所トーホー工業AvenirBicycleR EvolutionBikes and TrailersBikes At WorkBOB TrailersBurley DesignBykabooseCaboose
Carry FreedomChina Mascot ProductsChariot CarriersCroozer DesignsCycle TectonicsCycleToteDutch Dog DesignEquinox TrailersExtrawheelGiant BicycleInStepKid CarKool-StopLeggeroMaya CycleMiklinkMontare LLCOxtail bicycle trailersPaddleboy DesignsPi Manufacturing
Radical Design ManufacturingRaleighRidekickSchwinnSunliteTony's TrailersTopeakTout TerrainTrail-A-BikeTrailerOnTrek BikesUdi RimonWeber TechnikWeehooWeeRideZwei plus zwei Marketing など。

ビードシート径 (bead seat diameter)

  ビードシート直径。ビード座直径と同じ。

六角レンチ (hexagonal wrench、hex wrench)





  六角穴付きボルトを回すために、ボルト頭の六角穴に入れて回す六角形断面を持つレンチ。
手でトルクが加えられるようL字形に曲げた型およびT型の取っ手の付いた型などがある。
単品または各種の寸法の六角レンチのセットとして売られている。
六角レンチの呼び (JISB 4648)
ねじの呼び M4  M5  M6  M8  M10 
 六角レンチ呼び 34568
JISの名称は、六角棒スパナ(JISB 4648)。サイズは六角形の対辺間寸法(右図のA寸法)で表す。
自転車には呼びが(3mm)、4mm、5mm、6mm及び(8mm)の六角レンチがあれば間に合う。
右表にボルトのねじの呼びと 六角レンチの呼びの関係を示す。
  メーカーは、エイト若穂囲製作所 、など。

アウター (outer、outer cable、cable housing、outer housing)

概要
  ブレーキまたは変速機のケーブル(ロープ)を、中に通し案内する特殊チューブの和名。
ケーブルハウジング、アウターケーブル、アウターワイヤーまたはアウターケーシングとも呼ばれる。ケーブルハウジング以外は和製英語。
  ケーブルと合わせて、自転車のライフラインと言う人がいる。
発明者
  アウターとその中に入れたケーブル(ロープ)で力を伝達するという機構は英国のRaleigh Bicycle Company の創立者のFrank Bowden(1848−1921年)によって発明されたもので、 エンジンの燃料スロットルの操作用などとしても使われている。発明者の名からボーデンケーブルと呼ばれることもある。
用途
  ブレーキ用および変速機用がある。ロープを引いた張力とほぼ同じ大きさの圧縮力がアウターに働く。構造等はメーカーによって異なる。
変速機用はブレーキ用より圧縮強度が小さいので、ブレーキ用として使用してはならない。言い換えるとブレーキ用と変速機用は互換性はない。
  •  ブレーキ用
      テフロン樹脂チューブの外面に長方形断面の鋼帯をらせん状に巻き、その上に樹脂製の外装チューブをかぶせてある(シマノ製)。
    鋼帯を密着巻きにすることにより、ブレーキ操作による圧縮力に耐えると同時に自由に曲げることができる。曲げる曲率半径に応じて
    長さがいくらか変わるが、ブレーキとして問題はない。写真は外装チューブを部分的に剥がし、らせん鋼帯を出した状態。
      ナイロンをコーティングしたプラスチック製(質量18g/m)もある。
  •  変速機用
      テフロン樹脂チューブ外面に複数(18本程)の直径0.5mmの丸鋼線(ワイヤー)を、ピッチ100mm程の大変ゆるい螺旋状に巻き、
    その上を樹脂製の外装チューブで覆っている(シマノ製)。このような構造にすると、圧縮力による変形が少なく、かつ、アウターを曲げてもロープの通る中心線の長さは変わらない。 この特性はディレイラーの正確な移動のために重要。正確なSISを可能にした。
    ブレーキ用アウターほど圧縮力には強くないが、大きな圧縮力は働かない。写真は外装チューブを部分的に剥がし、鋼線を出した状態。
外径
  4 、4.5 、5及び6mmなど。
カラーアウター
  アウターの色は黒が一般的であるが、白などの色の付いたものもある。
右図の色は一例。
メーカー
  シマノAD- EngineeringAlligatorCampagnoloChia Cherne Company(Jagwire)Clarks Cycle SystemsFibraxNokonPower Cordzwethepeople bikeYokozunaW. L. Gore & Associates 、など。
セラミックアウター
  一端に球面のへこみそして他端に球面の出っ張りのある長さ約4mmの数多くのセラミック円筒(右図)をテフロンチューブに数珠のように通し、その外に熱収縮性のプラスチックを被せて熱収縮させたアウター。 アウターは圧縮変形しないことが求められるが、セラミックは圧縮変形しない。ブレーキ用と変速機用は共通。
  そのメーカーは、Vertebrae 、など。

コネクトピン (connecting pin)

  連結ピンのこと。

操縦管 (steering column、steering tube、steer tube、fork steerer tube、fork steerer)

概要
操縦管の寸法表
外径 内径 肉厚 主用途 記事
mm inch mm inch mm
 25.0    22.0    1.5   旧仏  
 25.4   1  22.2   7/8  1.6   ロード車  ISO 
 28.6   1-1/8  25.4   1  1.6   MTB  
 31.8   1-1/4   28.6  1-1/8   1.6   特殊MTB   
  フォークの回転軸。前輪フォークの(クラウン)上部に付いている操縦用の支柱(コラム)管。 ハンドルステムと連結して、フォーク(従って前輪)の操縦に使われる。ステアラーとも言う。
直径
  操縦管は管で作られているため、外径と内径がある。その例を右表に示す。マウンテンバイク(MTB)は
オフロード(外道)を走るので、操縦管への衝撃が大きく、太い管が使われる。 ねじ付きヘッドセットは操縦管の中に入れるので内径に適合する。ねじ無しヘッドセットは操縦管の外に付けるので外径に適合する。
長さ
  新品のフォークの操縦管は、どのような頭管等にも合うように長めとなっているので、取り付けるときは頭管、ヘッドセット及びステムに合わせて切断する。 切断するには、弓のこ案内で操縦管を挟んで弓のこで切断する。
操縦管を長くする部品として、操縦管伸長器(ステアラーチューブイクステンダー)がある。
テーパー管
  操縦管にテーパーを付けたテーパー操縦管(テーパーステアラー)がある。
リコール
 (1) Cervéloは、2005〜2008年に販売したカーボンフォークの操縦管に亀裂が入り破損することがあるとの理由でリコールをした。
 (2) Mirracoは2006〜2007年に販売したBMXバイクのフォークの操縦管の溶接不良によりフォークが外れる可能性があるとして約1,1000台をリコールした。
 (3) Felt Bicyclesは、2006〜2009年に販売した自転車のカーボンフォークのアルミ合金操縦管が破損する事故があったとして、約1500台をリコールした。
 (4) Wilier Triestinaは、2012年にアルミ合金製の操縦管が破損する可能性があるとして200台のIzoard XP自転車をリコールした。
 (5) Specialized Bicycle Componentsは、2012年及び2013年モデルのTarmac SL4、Crux及びSecteur Discのロードバイク 及びサイクロクロスバイクのフォークのカーボン製の操縦管に亀裂が入る可能性があるとして、約12,200台をリコールした。
材質
  アルミ合金またはCFRP(俗にいうカーボン)など。
   参考資料  「 フォーク

リム磨耗 (rim wear)

  リムブレーキのブレーキ掛けにより、ブレーキパッドとリム壁の間に摩擦が生じ、リムが磨耗すること。磨耗でリムが薄くなりすぎると、リム破裂を起こす。

クイックリリース (quick release)

  工具を使わずに、レバー又は手によって速やかに(クイック)開放(リリース)する機構。
  (1)ハブのクイックリリース、 (2)サドル支柱のクイックリリース、 (3)ブレーキロープのクイックリリース及び (4)チェーンのクイックリリースなどがある。
  •  (1) ハブ(車輪)のクイックリリース
    概要
      輪行またはパンク修理に役立つ。クイックリリースレバーまたはスキュアーとも言う。 前輪と後輪ではロックナット間距離(OLD)が異なるので、それに合った長さのスキュアー(串、軸)を使う。軽量化のために中空にしたスキュアーもある。
    種類
      密閉カムと開放カムの2つの形がある。密閉カムはカンパニョーロの時代からある形で、カムがキャップの中にあり注油してもカム部が粉塵の付着で汚れない。
    密閉カム 開放カム
    開放カムは1980年代に出現した形であり、カムとレバーが一体となっているため生産原価は少し安く質量はやや小さい。
    機構
      レバーの180度回転によって、カムで押し付けて固定する。
    ナットのように、ねじで固定するのではないので、レンチを回すようにレバーを車軸に対して不必要に回してはならない。
    使い方
      開か閉が一目で分かるよう、レバーは人差指を少し曲げたように曲がっている。レバーはその軸に対して180度回転し、回転端において指先(レバー端)が車輪に向いていれば閉(CLOSEの文字が外に向く)そして指先(レバー端)が外に向いていれば開(OPENの文字が外を向く)。中間位置で止めてはならない。
      開→閉または閉→開のレバー操作の終始端近くにおいて、カム作動によるかなりの抵抗を感じるのが正常。 この抵抗すなわち固定力の調整は、ハブに対してレバーと反対側にある調整ナットを指で回して行う。右に回すと強くなり、左に回すと弱くなる。
    レバー位置
      伝統的には反駆動側である自転車の左側が多い。後ディレイラーと干渉しにくい。前ハブブレーキローターが付いている場合は、万一加熱したローターに手が触れると熱いということでローターと反対側とする人がいる。
    レバー向き
      車軸に対してどのような回転位置に持って行ってもよいが、レバーが前後に向くように付ける。一例は、前輪ではレバーが後方を向くように、後輪ではチェーンステイと一緒に握れるようまた邪魔にならないよう、閉でチェーンステイに沿って前方を向く位置とする。
    軸径
      9mm及び15mmなど。
    空気抵抗
      フォークブレードをレバーの形状にへこませて、そのへこみにレバーを入れることにより空気抵抗が減るようにした形がある(下右図)。
    材質
      軸はクロモリ鋼及びチタン合金など。レバーはアルミ合金及び炭素繊維強化樹脂(俗に言うカーボン)など。
    質量
      43〜95g。中空軸もある。
    歴史
      サイクリストのカンパニョーロが1930年に発明した。発明した動機は次のようなことであった。
    当時、後輪の両側に歯数の異なるスプロケットが付いていて、後輪を外して左右の向きを変えて変速(2速)していた(フリップフロップハブ)。 競技では、この変速の時間も含まれるので、時間短縮のためにクイックリリースを発明した。
    競技には長距離の坂があり、変速が必要であった。カンパニョーロが変速機(ディレイラー)を発明したのは、その後の1933年であった。
    リコール
      シマノは2005年に販売した前ホイールのシルバー色のスキュアー(串)が破損することがあるとしてリコールした。
    メーカー
      シマノAmerican ClassicBBB Bike PartsCampagnoloCarbon-TiCLIX SystemsControl TechDimensionDT SwissEdco EngineeringExtraliteHaloHostettler(ixs)KOREQuad TechnologiesRatio Bike DesignSalsa CyclesTisoTuneWilliams CyclingXi'an Changda Titanium Products
    Zipp Speed Weaponry など。

  •  (2) サドル支柱のクイックリリース
    フレームの立管にクイックリリースクランプで固定したサドル支柱を、クランプのレバーで開放する。

  •  (3) ブレーキロープのクイックリリース
    ブレーキのキャリパーに結合したロープをレバーで開放することにより、パッドすき間を大きくしてタイヤ(車輪)を外す。具体例 デュアルピボット ブレーキ

  •  (4) チェーンのクイックリリース
      工具を使わずにチェーンの内リンク同士を比較的容易に連結および取外しができるようにしたマスターリンク。メーカーは、独自の商品名を付けて販売しいる。 チェーンを外して清掃および洗浄をしたい場合などに使われる。外装変速機のチェーンに使う場合は、多段のスプロケットをこすらないリンク幅であること。 汚れおよび腐食などでマスターリンクを手で外すことが難しくなったときは、マスターリンクプライヤーという工具で外すことができる。

スピンアウト (spin out)

  旋回時に後輪が外に滑って、自転車(特にオフロードのマウンテンバイクなど)が180°旋回して後方を向くこと。

ヘルメット (protective helmet、bicycle helmet)

概要
  自転車に乗るとき使用し、乗員を頭のけがから保護、又は傷害の程度を軽減するために着用する安全帽。 JIS T8134は「自転車用安全帽」であったが、その後通称に合わせて「自転車用ヘルメット」に変えている。
視野は左右水平それぞれ105度以上であることが望ましい。 付属品としてバイザー(ひさし)の付いた形もある。
大きさ
  ヘルメットの大きさは、眉の上25mm位置における頭の周囲長で表すのが一般的。小、中及び大がある。
小さくして持ち運びし易くするために、折りたたむことのできる折りたたみヘルメットがある。
種類
  大人用および子供用(子供ヘルメット )がある。女性用の女性ヘルメットがある。ロード用およびオフロード用がある。
タイムトライアル競技にはタイムトライアルメットが使われる。 BMX用にはBMXヘルメットがある。
マウンテンバイクによる丘下りおよびフリーライドなどにはフルフェースヘルメット(全顔ヘルメット)が使われることがある。
街乗りにはアーバンヘルメットが使われることがある。
構造
  衝突時にも脱げないようあごひも(チンストラップ)が付いている。車などとの衝突の一次衝撃および路面とぶつかる二次衝撃においても、ヘルメットが脱げてはならない。 外殻の中に衝撃吸収材(発泡ポリスチレン)が入っている。一度衝撃を受けると、発泡ポリスチレンは変形して回復しないので、ヘルメットは再使用できない。 頭から出る熱および湿気を逃がすための通気孔がある(ヘルメット通気)。通気孔に防虫ネットを付けた形がある。
バイザー
  付属品として着脱式のバイザーがある。稀に、バイザーがヘルメットと一体になった形がある。
形状
  空気抵抗を減らすため、形状は流線型となっている。1%程度空気抵抗が減少する。ヘルメットの後部が尖った ものは、転倒時の頭の打ちようによっては保護効果がなく、空気力学的に特に優れているということもない。
かぶり方
  ヘルメットは水平にかぶるのが良い。事故時に額を保護するために、かつ脱げないように水平にかぶる。 後ろに傾いている場合は、横バックルを緩めて前ストラップを 短くし後ろストラップを長くすると水平になる。 ストラップ全体のたるみはあごストラップで取る。横バックルは耳たぶの下とする。

  同一のヘルメットに対して、赤、青、白、銀および黒などの色違いのものを用意しているメーカーもある。
ヘルメットの色は、昼も夜も車の運転手に目立つものが望ましい。交通安全のために、高可視性又は高反射性の黄色にしている形がある。
特殊仕様
 (1) 冬の防寒のために
通気孔を薄いプラスチックの4枚の板で塞ぐようにした形がある。夏などには外すことができる。
 (2) 前方眼前にレンズを付けた形がある。レンズはヘルメットの中に引き込ませることができる。
 (3) 前後にスライドするカバーを上部に付けた形がある。後方にスライドすると換気孔が開く。前ににスライドすると換気孔が閉じて空気抵抗が減る。
 (4) 蛍光性とし、後部にLEDランプを付けた形がある。
 (5) 胸帯の替わりに、額に接触する心拍センサーを取り付けた形がある。心拍数は無線でサイクルコンピュータへ送る。
3Dモデル
  木材でヘルメットの3Dモデルを作って、360°の美観、安全性、空気抵抗、換気、質量及び生産性などを検討する。
図はGiroの3Dモデル。
外殻材質
  ABS樹脂ポリカーボネイト、ガラス繊維強化樹脂、炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)及び木材など。
段ボールを骨組みにした形がある。
衝撃吸収材
  発泡ポリスチレン(EPS)が外殻の下に使われる。稀に、ハニカムを使った形がある。EPSよりも軽く、耐衝撃性も良いとメーカーは言う。
  赤色でひとで状のパッドを洗濯のために交換できる形がある。
質量
  170〜340g。平均質量はロードバイク用は270gそしてマウンテンバイク用は300g。ストラップ及びバックルを含まない質量を表示しているメーカーもある。
規格
  あごひもの幅は、15mm以上であること(JIS T8134、自転車用ヘルメット)。
ヘルメットに関する米国の安全規格はCPSCが制定している。
欧州の規格はEN1087(ペダルサイクリスト、スケートボード及びローラースケートの使用者用ヘルメット)。
試験
  ヘルメットの衝撃吸収性試験は衝撃吸収性試験装置で行う。
試験にあっては、ヘルメットを所定の質量(ヘルメットの大きさによって、4〜6kg)の
人頭模型(低反響性マグネシウム合金製)に装着し、あごひもを固く締める。
衝撃時の落下速度4.57m/s(落下高さ1.06mに相当)で鋼製アンプルピンに落下させ、衝突したときのヘルメットを介して伝達される衝撃を、加速度計によって測定する。
  次の規定(JIS T8134、自転車用ヘルメット)を満足しなければならない。
    2,940m/s2 以上の衝撃加速度を生じないこと。
    1,470m/s2 以上の衝撃加速度を生じた場合は、その継続時間は4ms(ミリ秒、1ms=0.001s)以下であること。
エアーバッグ
  ヘルメットとなるエアーバッグがある。
リコール
  Little Trickyのヘルメットを輸入したTriple Eight Distributionは、2006〜2011年に販売した約30,400個が衝撃抵抗に対するCPSCの安全基準に合致しないとしてリコールした。
緊急連絡
  ヘルメットに付けたセンサーで衝撃の大きさを検知し、乗員から反応がない場合は、アプリ(ICEdot)を入れた乗員の持つスマートフォンを起動して
GPS位置情報を送ると同時に助けを求めるサービスがある。
風の音
  走行に伴い空気が耳を通過することによって生じる風の音を低減するために、耳の前のストラップに付ける軟毛がある(右図、メーカーはCat Ears)。
関連用品
  ヘルメットと関連する用品としては、ヘルメットの下にかぶるスカルキャップ 、ヘルメットにかぶせるヘルメットカバー 、後写鏡のヘルメットミラー
前照灯のヘルメットライト 、ヘルメットに装着するビデオカメラであるヘルメットカメラ、ヘルメットを持ち運ぶためのヘルメットケース及びヘルメットバッグがある。
メーカー
  オージーケーカブトアライヘルメットAbusAerogoAGUAlpina SportsBBB Bike PartsBell SportsBern UnlimitedBoardman BikesBrikob'Twin
Cratoni HelmetsCarnac SportCarrera SportCascoCatlikeC OriginalsCo-Union IndustryCratoni helmetsDux OutdoorsEnduraEtto
Exustar EnterpriseFujiGiant ManufacturingGiroGolexHaloluxHardnutZHopus TechnologyHostettler(ixs)kali ProtectivesKaskKED helmsystemeLAS HelmetsLazer HelmetsLazer SportLimarLouis GarneauMace GearManby International SportswearMa.Ro Group(SH+)MavicMeridaMET SpaOrbea SPOCPolisportPotenza Cycling GearPro TecProvizProwell HelmetsPrymegearRockwellRudy ProjectScott SportsSelev srlShain
Shanghai Hehui Safety Products ManufactureSmith OpticsSouth Shore BicyclesSpecialized Bicycle ComponentsSpiukSportAtlasSports Plus
The IndustriesTroy Lee DesignsUrgeUvex SportsVigor HelmetsYakkayZero Industry 、など。
   参考資料  「ヘルメット

ポンプ (pump)

  空気入れ。タイヤのチューブに空気を入れる器具。胴(シリンダー)の直径が小さいほど高圧を入れることができる(高圧用のポンプは胴が細くなっている)。圧力計が付いたものもある。フロアポンプおよびフレームポンプなどがある。 一般に、流体を移送する装置をポンプと言う。人力によらない空気入れは、インフレーターという。
    参考資料  「空気入れ

ホローテック II (Hollowtech II)

アダプター間距離 [mm]
 シェル幅  スペーサー厚さ  ブラケット厚さ 合計
  左   右 
682.52.5 x 275.5 
2.52.52.5
732.5
2.5
  右クランクとクランク軸を一体にすることにより、部品点数を減らして軽量化すると同時に剛性も向上させたホローテック(中空)のクランクに対するシマノの商品名。
  クランク軸の左端はスプラインとなっており、クランク穴のスプラインとかみ合ってトルクを伝達する。クランク端は2つ割りとなっており、5mm六角レンチを使って2本のボルトで締める(締付トルク12〜25Nm)。
  右クランクはクランク軸と一体にすることにより、オクタリンクの構造においては右クランク固定ボルトが弛む可能性があることに対する対策としている。
  ボトムブラケットシェル(BBシェル)に対して外部軸受け(左写真)となっているため、軸が太く、軸受が大きくそして軸受間距離が長くなっている。 BBシェル両端面の平行度が必要。
異なるBBシェル幅に対してはスペーサーで調節する。BBシェル幅は68mmおよび73mmに対応しており、スペーサー(3個付属している)の厚さおよびブラケット厚さによって左右のアダプター(軸受部)間距離は75.5mmとなるようにしている(右表)。 ブラケット厚さはE形ディレイラーのブラケット並びにチェーンガイドおよびチェーンガードのブラケットに対応する。軸受部および左クランクの取付けに専用工具(外部ボトムブラケット工具およびキャップ締付工具)が必要。 軸受部はBBシェルの内ねじにねじ込む。
取付けは容易となっている。Qファクターは少し大きい。2003年にXTRそして2004年にXTおよびデュラエースのクランクとして導入された。

コグ (cog)

  スプロケットの俗称。
コグは歯車の歯のことであるが、コグホイール(歯車の俗称)の略語として使われ、さらに後輪のスプロケットとして使われる。
後輪スプロケット群(クラスターまたはカセットスプロケット)として誤用されることもある。
  固定スプロケット自転車などに使われる。
  メーカーは、Endless Bike 、など。

ホローテック (Hollowtech)

  軽量化のために中空にしたクランクに対するシマノの名称。
剛性も50%程向上している。
溝形の鍛造アルミ合金を2つ向き合わせ、接合部を溶接して作る。
溶接箇所は一体に見えるよう仕上げる。
右図ではクランクを部分的に切断して、中空の部分を見せている。
  右クランクとクランク軸を一体にした中空クランクはホローテックと名づけられて、2003年にXTRのクランクとして最初に導入された。

リムハイト (rim height)

  リム高さのこと。

リム高さ (rim height、rim depth)

  リム断面の高さ(右図)。一般のリム高さは16〜45mmそしてエアロリム は24〜90mm。
前輪よりも荷重のかかる後輪は、リム高さを前輪よりも高くすることがある。リム高さとリム幅の比率で形状が決まる。
UCI規則の1.3.018項によれば、競技用自転車のリム高さは25mm以下でなければならない。

ルックペダル (Look pedal、Look style pedal)

  フランスのルック社(LOOK Cycle International)製のペダル、ルック社製のペダルと互換のペダルまたはロード車用のペダル。

サドル支柱 (seat post、seat pillar)

概要
  サドルを支持している支柱管。米国ではシートポスト、英国ではシートピラーと呼ばれる。
サドル支柱はボトムブラケットより後方にやや傾いて立ち上がった立管(シートチューブ)に差し込まれている。
高さ調整
  立管へのサドル支柱の差込長さを変えることによって、サドル高さを調節できる。安全上、はめ合わせ限界標識が刻印されているので、その限界以上にサドル支柱を立管より出してはならない。 限界標識が無い場合は、支柱外径の2.5倍以上差し込む。
レール中心線から限界標識までの距離は有効サドル支柱長となる。
有効サドル支柱長は200〜420mm。マウンテンバイク(MTB)のサドル支柱はロード車のそれよりも長い。 長さ目盛りを付けた形もある。中には螺旋(スパイラル)状の目盛りを付けた形がある(右図)。
サドルクランプ
  (1) サドルクランプサドルレールを固定する。クランプと支柱が一体となった形およびクランプが独立の形(シティ車など)がある。
  (2) サドルレール間隔は、クランプのレール間隔と同じであること。
  (3) サドルレールを安定して支持するために、クランプ幅は35mm以上あることが望ましい。
  (4) サドルの左右のレールを、1本のボルトで締める 1ボルトシートポスト 及び2本ボルトで締める 2ボルトシートポスト がある。
  (5) 前後の傾き角を−15〜+15°の範囲で調節できるようにした形がある。サドルの角度を調節できる。
サドル支柱クランプ
  サドル支柱はサドル支柱クランプで立管に固定する。 クイックリリースのクランプで固定する部品として、クイックリリースクランプがある。
オフセット
  一般に、サドル支柱とクランプとの間にオフセットがある。 オフセットは0(オフセットなし)〜50mm(例えば、25mmまたは40mmなど)で、実質立管角(有効立管角)および コクピット長に影響する。 2本のボルトを緩めてオフセットを18〜30mm調節できる形もある(右図)。
  前方にオフセットさせたフォワードシートポスト(フォワードサドル支柱)がある。
支柱外径
  サドル支柱の外径は、立管の内径に対応していなければならない。
サドル支柱外径は標準化されておらず、21.2〜31.8mmまで、ほぼ0.2mm間隔であり混乱している。
支柱外径に対する相対的個数をグラフにして右図に示す。27.2mmが多い。次に27.0mm、26.8mm及び26.6mmが多い。
この外径は、はめ合わせ限界標識の下に刻印されている。
支柱外径が立管の内径より小さい場合に、そのすき間を埋める円筒状の適合部品として、サドル支柱シムがある。
支柱肉厚
  軽量化のめに内径を楕円形にした形もある。例えば、前後の肉厚は3mmそして左右の肉厚は1mmとしている。
支柱材質
  サドル支柱の材質は、鋼(ニッケルクロムめっき)、アルミ合金、チタン合金、炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にいうカーボン)又は
スカンジウムアルミ合金など。 アルミ合金製は陽極酸化によって、銀色または黒色などに着色している。
腐食
  アルミ合金製のサドル支柱は、鋼製の立管(シートチューブ)に入れると雨水によって電解腐食を起こして膨らみ抜けなくなるので、腐食による固着防止のためグリースを塗布して差し込む。
ただし、CFRP(カーボン)製のサドル支柱は一般のグリースを塗布してはならない。カーボングリースを塗布するのはよい。
長さ、質量
  外径27.2mmのサドル支柱の長さおよび質量を打点して右のグラフに示す。ほとんどのサドル支柱の質量は150〜350gの範囲に分布している。 質量の違いは、長さのほか、材質、肉厚、頭部の大きさ及びオフセット距離によって生じている。 軽量にするために、
トリプルバテッド管を使った形もある。支柱の剛性は、材質のほか、短い長さ、大きい外径および大きい肉厚によって大きくなる。

  陽極酸化により、銀、黄、青、紫、白、緑、赤及び黒などに着色した形がある。
特殊サドル支柱
  (1) 緩衝器が付いた、
サスペンションサドル支柱
  (2) レバーにより、走りながら数秒でサドル高さを変えられる、可変サドル支柱
  (3) サドル支柱上部に付けたヒンジ機構により、サドル前後位置をロード用及びトライアスロン用に一瞬で変えられるデュアルポジション形がある。
  (4) 立管とサドル支柱が一体となった、一体サドル支柱(インテグレーティッド サドル支柱)がある。
  (5) 一輪車に使う、一輪車サドル支柱がある。
  (6) 断面形状がD形のものがある。
  (7) 椅子として使った形がある。
バッグ
  サドル支柱に取付けるバッグとして、サドル支柱バッグ がある。予備品及び工具等を入れる。
リコール
  (1) Look Cycle社は、2000〜2002年に販売したErgopost3のサドルクランプが破損する可能性があるとしてリコールした。
  (2) Cannondale Bicycle社は2004年に販売した自転車約1,480台のサドル支柱(Lee Chi社製1-X型)は製造不良により亀裂が入る可能性があるとしてリコールした。
メーカー
   日東3T DesignAdvanced Bike ResearchAerozine BikeAerus CompositesAmbrosioAmerican ClassicAvenirAX-LightnessAzonic(O'Neal)BBBBikeHardBlackspire DesignsBlackwell ResearchBontragerBrunn Bike PartsBurgtecCinelliControltech BikesCulprit BicyclesDa Bomb
Dash CyclesDean Ultimate BicyclesDeda ElementiEaston SportsElement TechnicEnigma TitaniumEnve CompositesExtraliteFac Michelin
FireEye BikesForzaFull Speed AheadFUNNGass ProjectGiant BicycleGrammo Factory OutletHostettler(ixs)Hsin LungInterloc Racing Design
ITM Bike ComponentsJD ComponentsJinn Yeh IndustrialKalloyKarbona PartsKcnc BikesKen Chang Ind.Kona BikesKore Bicycle ComponentsKuotaLee ChiL.H. ThomsonLoaded PrecisionLook CycleLynskey Performance DesignsMiranda & IrmaoModerne TechNC-17Neuvation CyclingNuke ProofOctane OneOrigin8Original Bike EngineeringOval ConceptsPaul Component EngineeringPedal ForceProProfile DesignPro-Lite
PZ RacingRace FaceRagley BikesRatio Bike DesignRavxReal DesignRitchey DesignRotor Bike ComponentsSampson SportsSchmolke CarbonScott SportsSelcofSetteSeven CyclesSibex SportsSpeed Defies GravitySRAM(Truvativ)Starley BikesStella AzzurraStorck BicycleSyncrosSyntaceSyntek Carbon Fiber TechnologyTitecToken productsTrigon BicyclesTrigon Exotic Material TechnologyTrue Temper Sports
Twofortythree ComponentsUltimate Sports Engineering(USE)Van Nicholas BicyclesVCRC Bike Velocite TechVSI Products(SINZ)Williams CyclingWinwoodWoodman ComponentsXi'an Changda Titanium ProductsZipp Speed Weaponry 、 など。
   参考資料  「サドル支柱

ブレーキトラック (brake track)

  リム左右壁のブレーキパッドの当たる左右並行の平坦な環状部。ディスクブレーキ用のリムでは、平坦部はなく緩やかな曲面となっている。

タイムペダル (Time pedal)

  フランスのタイム社(Time Sport)製のペダル。結合ペダルは最初にフランスのルック社(Look Cycle)が市販し、続いてタイム社が出した。
その後、シマノがSPDで参入した。フロートの付いたペダルはタイム社が始めて出した。それまではフロートはなかった。

フリーライドバイク (freeride bike、free ride bike)

  フリーライドに使うマウンテンバイク。一般に、長トラベル(150mm以上)のサスペンションが付いている。
ハードテイルおよびフルサスペンションがある。
強度と耐久性を確保するために、フレーム、ハンドル、ステム、リムおよびタイヤなどが頑丈になっているため、
自転車質量は13kg以上と重くなっている。
  部品群としてはシマノのSaint などが使われる。
  メーカーは、Mondraker Bicycles 、など。

フリーライド (freeride、free ride)

  フリーライドバイクによる、オフロードなどにおける規則およびゴールなどのない自由な乗り方。
丘下り、丘上り、凹凸部のジャンプによる飛び越え及び低い崖からの飛び降りなど曲芸に近い乗り方をする。
一般に、フリーライドシューズを履く。
フリーライドをする人をフリーライダーと言うことがある。






ミッシングリンク (MissingLink)

  チェーンの工具使わずチェーンを連結できる、台湾のチェーンメーカーであるKMC社のチェーンの連結リンク(外リンク)。
連結する2つの内リンクのブッシュ穴にミッシングリンクのピンをそれぞれ差し込み、ブッシュを出たピンの溝に外リンクの穴を入れて、ピンと外リンクをペダルを踏んだ力で結合する。ただし、結合および解体を容易に行うために、KMC社製のミッシングリンク プライヤーという工具もある(右図、プライヤーの柄は省略)。
リンク(ピン)幅は、7.4mm(6,7速用)、7.1mm(8速用)、6.6mm(9速用)及び6.2mm(10速用)の4種類ある。

粘着テープ (gluing tape)

  丸(チューブラー)タイヤをチューブラーリムに接着するための、両面に粘着剤の付いたテープ。タイヤに空気を入れ時の圧力で粘着が有効になるものもある。 テープ幅は17〜19mm(ロード車用)および25mm(MTB用)など。接着剤(リムセメント)の代用品として使われる。タイヤ取付け後に直ぐ乗れる。

ビードフック (bead hook)

フック  フック    
  クリンチャーリム(WOリム)において、タイヤのビードを引っ掛けるために、左右壁端の内側にある環状フック(引っ掛け)。



転がり抵抗係数 (coefficient of rolling resistance)

  タイヤに加わっている垂直荷重(F)に対する転がり抵抗(R)の比率()。式にすると、 = R/F または R = x F。 crr、Crr又はCrという記号で表すこともある。
  タイヤと路面(ロード)の転がり抵抗係数は0.002〜0.008。この値が小さいほど軽く走ることができる。
  一般に次の場合は転がり抵抗係数が小さい。
    (1) タイヤの材質が天然ゴム
    (2) ゴムの添加剤がシリカ。
    (3) タイヤ模様のないスリックタイヤ
    (4) チューブラータイヤ(丸タイヤ)。
    (5) タイヤ圧力が大きい。
    (6) 路面がなめらか。
    (7) タイヤ温度が高い(夏)。
    (8) タイヤ外径が大きい。

スモールフランジハブ (small flange hub)

  小フランジハブ。軽量化のために、スポーク頭を付けるスペースは確保して、フランジ外径を小さくしたハブ。大フランジハブに比べ、プレース角が小さくなるため車輪の横方向強度は幾分低下する。 現在は小フランジハブが主流となっている。フランジの高さが低いことから、低フランジハブとも呼ばれる。

側壁 (side wall)

  リムまたはタイヤの横の部分。一般に、タイヤ右側の側壁にはメーカー名、タイヤサイズおよび推奨空気圧が記されている。アルミ合金リムの側壁厚さは、1.4〜1.8mm。

サイクルトレイン (cycle train)

  欧米と日本では次のように意味が異なる。
  •  欧米
      学校へ行く子供の自転車の列。
    自転車に乗って通学する子供が列を作って決まったルートを走り、自転車と共に各人の停車場で待っている子供が合流して走る。大人が先導していることが多い。











      欧州の国、例えば、ベルギー、デンマーク、ドイツ、オランダおよびスイスなどでは、電車に自転車を載せることができる。そのため特別な名称はない。
      自転車メッセンジャーが電車を利用することがある。

  •  日本
      輪行袋に入れなくとも、自転車をそのままの形で持ち込める電車。
    この意味でのサイクルトレインは日本独特の和製英語。
    サイクルトレインのある鉄道は、
      上信電鉄(群馬県) 、 小湊鉄道 (千葉県) 、静岡鉄道(静岡県) 、養老鉄道(岐阜県) 、近江鉄道(滋賀県)、水間鉄道(大阪府) 、えちぜん鉄道(福井県) 、
    北陸鉄道(石川県) 、松本電鉄(長野県) 、 三岐鉄道(長野県) 、土佐くろしお鉄道(高知県) 及び海洋堂ホビートレイン(愛媛県)など。

      自転車を手で運ぶためのバンドとして、フレームハンドルがある。


















サイクリングコンピュータ (cycling computer)

  サイクルコンピュータと同じ。

片はとめ (single eyelet)

  はとめと同じ。両はとめと対峙して使われる。内壁と外壁をつなぐチューブ状のはめ輪(フェルール)が付いていない。

ダブルウオールリム (double wall rim)

  二重壁リム。左右の側壁を結ぶ内壁および外壁の2つの壁のあるリム。内壁にスポークのニップルが付く。箱形リムとも言う。
単壁リムよりも強度が大きい。空力リムは二重壁リムとなっている。

リム磨耗インジケーター (rim wear indicator)

  リム磨耗指示器のこと。

シングルウオールリム (single wall rim)

  単壁リム。左右の側壁を結ぶ壁が内壁のみのリム。内壁にスポークのニップルが付く。側壁と内壁の交点の補強はないものもある。シティ車などに使われる。

スリップストリーム (slipstream、slip stream )

  高速で動いている物体の直後にできる圧力の低下した領域。 快速で走る自動車などのすぐ後方にできる低圧域(空気圧力が低くなった区域)を指すこともある。自動車は空気を押しのけて走るので、その背後の空気は希薄となり空気圧は低くなる。 この区域を利用することはスリップストリーミング(自転車ではドラフティング)と呼ばれる。この区域に入って走る(前車の後方を走る)と、空気抵抗が少なくなり燃料の節約となる。ただし、前車のブレーキなどによる追突の危険がある。

両はとめ (double eyelet)

  片はとめ及び筒状のはめ輪でできており、はめ輪は片はとめで固定される。断面が箱形のリムの内壁と外壁を片はとめとはめ輪で連結しスポーク張力を両壁に分散する。 空力(エアロ)リムに対しては一般的でない。左から1番目および2番目の図はクリンチャーリムの両はとめそして3番目の図はチューブラーリムの両はとめ。リムを薄くして軽量にできる。

ダブルアイレット (double eyelet)

  両はとめと同じ。

はとめ (eyelet)

概要
  アルミ合金製リムスポーク穴に入れて、穴の縁を補強するはとめ(鳩目)状(フランジの付いた円筒状)の金具。
両はとめ(ダブルアイレット)と対比させるために、片はとめ(シングルアイレット)と呼ばれることがある。片はとめが多い。
特徴
 (1) スポークの張力によって、ニップルがスポーク穴を広げて通り抜けないようにニップルを受け止める。
 (2) 走行中の衝撃等によるニップル座部のへこみを防止する効果もある。へこみはリム張力の減少をもたらす。
 (3) スポーク張力をはとめ周囲のリムに分散する働きがある。
 (4) 車輪組みなどでニップルを回すときの、滑らかな面となり均一なスポーク張力を得やすい。
 (5) はとめを付けない場合は、スポークの穴部のリムの肉厚を厚くする必要がある。鋼製リムはニップルを支持する強度が大きいのではとめは必要ない。
材質
ステンレス鋼又はニッケルメッキ又はクロムメッキした黄銅など。

勾配計 (inclinometer、gradiometer)

  傾斜計 と同じ。

キルビ メータ (curvi meter、curvimeter)

  地図距離計。マップメータ及びマップメジャーとも言う。
地図上で動かして直線及び曲線の距離などを測る計器。
指針で距離を表すアナログ式及び数値で距離を表すデジタル式がある。キルビ(curvi)はフランス語で曲線の意味。
  メーカーは、小泉測機製作所 、など。

道路勾配 (road gradient)

  道路の水平に対する傾き。一般にパーセント[%]で表される。水平100mに対して、垂直に何メートル上がるかで表し、1m上がれば1%となる。 自転車のハンドルに付ける勾配計および道路勾配を表示するサイクルコンピュータもある。立山黒部アルペンルートの平均勾配は6.6%。
  山岳地帯での道路勾配を適切にする方法として、ヘアピンターンの配置がある。
   参考資料   「道路勾配

口金 (pump adaptor、pump head、chuck)

  A   B   C   D   E
  空気入れのホースの先端に付けて、タイヤ(チューブ)の
バルブ(弁)と接続するための金具。
又はCO2カートリッジとバルブを接続するための金具。
  右図のAは仏式弁用、Bは米式弁用、Cは米式弁用と仏式弁用を合体させたもの、Eは仏式弁用と米式弁用が共用となったもの4種、そしてFはCOカートリッジ用。何れも一例。

トルクスドライバー (Torx driver、Torx screwdriver)

  トルクスねじ回しのこと。

トルクスねじ回し (Torx driver、Torx screwdriver)

  トルクスねじを回すためのねじ回し。ハンドルは、棒ハンドルおよびTハンドルがある。
  メーカーは、BBB Bike PartsLupine Lighting SystemsWiha 、など。

電磁波 (electromagnetic radiation)

  無線のサイクルコンピュータの信号送信手段として使われている。電波は電磁波の一種。電磁波一般の身体への影響については議論がある。

タイヤ (tire、tyre)

概要
  路面との摩擦力を得るため、また路面の衝撃を吸収するために、車輪(リム)の外周に付けるゴム製の輪。空気を入れるチューブを含めてタイヤと言うことが多い。
構造
  タイヤの本体(骨格)はコードと言い繊維層で出来ている。タイヤの受ける荷重、衝撃およびタイヤ圧力に耐える役割を持っている。
コードの層(プライ)数は2〜5層であるが3層が多い。繊維の材質としてはナイロンが多いがポリエステルおよびケブラー(アラミド)も使われる。チューブラータイヤ(丸タイヤ)には木綿および絹(シルクタイヤ)も使われる。
ケブラーおよび木綿は耐パンク性が良好。木綿は転がり抵抗が比較的小さい。ケプラーは損失が大きいため転がり抵抗が大きくなる。繊維の本数は30〜220 TPI 。 本数が多いほど強度および耐パンク性が向上する他、ゴムを薄く出来るので軽くなると同時に柔軟性が出る。柔軟性があると、転がり変形によるエネルギー損失が少ないので、転がり抵抗が小さくなる。
軽いタイヤはゴムの厚みが薄いので磨耗によるタイヤ寿命は短い。繊維を構成する糸の太さは120 デニール前後が多い。
工場
  右写真は、Schwalbe社のインドネシア工場。タイヤメーカーはチューブも作っていることが多い。
種類
  クリンチャータイヤ(WOタイヤ)、チューブラータイヤチューブレスタイヤおよびエアレスタイヤがある。
用途から分けると、ロード車用およびマウンテンバイク用がある。
自動車のライトで光る反射タイヤ がある。
性能
   タイヤの性能としては、転がり抵抗、路面のグリップ性、耐環境性(酸素、光、オゾンおよび温度など)、耐摩耗性および横剛性などがある。
タイヤが路面と接する外周部はトレッド(踏面)と言い、側壁よりも厚く、彫刻模様が付いているものが多い。
全く模様のないスリックタイヤは転がり抵抗が小さい。乗車時に、実際に路面と接する面積は、ロード形のタイヤで5cm2前後。
デュアルコンパウンド
  トレッドを二種類(デュアル)の材質で構成した次のようなタイヤがある。
  (左右軟) タイヤのトレッドにおいて、直線走行時に使われる中心部は硬くして耐摩耗性を持たせ、そして曲がり時に使われる肩部は軟らかくして滑りにくくした構成。
  (上部軟) タイヤのトレッドにおいて、 下部構造を硬いゴムとして突起の補強骨格とし且つ耐パンク性を持たせ、そして表層部は軟らかくしてグリップを良くした構成。

  カーボンブラックの添加で黒いタイヤが大部分であるが、着色したカラータイヤもある。
安全対策として、夜間に自動車の前照灯などの光によって、側面が環状に光る反射タイヤがある。
質量
   各社のタイヤ質量を打点したグラフを右に示す。赤点はロード車用700Cそして黒点はマウンテンバイク用26インチ。
タイヤ幅が大きいほど質量は大きくなっている。 タイヤ幅が小さいと軽いので、軽く走れる傾向となる。加速性もよい。乗り心地はよくない。
寿命
   トレッド(踏面)のゴムの厚みを薄くして軽くしたタイヤは磨耗によるタイヤ寿命は短い。
パンク対策
   耐パンク性を向上させるために、パンク保護ベルトを入れたタイヤがある。
ベルト
  廃タイヤで作ったタイヤベルトがある。
リコール
  Schwalbe社は、2009年に販売したUltremo Rタイヤのコード層が剥離する可能性があるとしてリコールした。
メーカー
  パナソニック ポリテクノロジー(パナレーサー) 、井上ゴム工業(IRC) 、共和大和紡績A.dugastAmbrosio SpAApollo VredesteinArrow RacingAvocet
BBB Bike PartsBontragerChallengeCheng Shin RubberClementContinentalDedaTreDuro Tire & WheelForzaFyxationGeaxGreentyreHutchinsonInnova RubberIntense Tire SystemsKendaMaxxisMichelinRubenaSchwalbeSerfasSpecializedSyncrosTiogaTufoVee RubberVeloflexVittoriaVredesteinWTB など。
   参考資料  「自転車タイヤ

タップレンチ (tap wrench)

  タップ回しのこと。

タップ回し (tap handle)

  雌ねじを切るタップを回すための工具。棒形(左写真)およびT形(右写真)がある。棒形をタップハンドルそしてT形をタップレンチと呼ぶこともあるが、いずれもタップハンドルまたはタップレンチと呼ぶこともある。 棒形の一方の柄には移動用のねじが付いており、柄を回すとタップの頭を締め付けるようになっている。T形は移動用のねじの付いたキャップのなかに複数の爪があり、キャップを回すと爪がタップの頭を締め付けるようになっている。
  ねじをきるとき切り屑はつながっているので、タップを約半回転(180度)し、次に約60度だけ逆回転して後刃で切りくずを切断してタップの中に詰まらないようにする。
  メーカーは、トラスコ中山 、など。

タップハンドル (tap handle)

  タップ回しのこと。

タップ (tap)

  雌ねじを切る工具。ドリルで下穴を開けた後に、タップでねじを切る。タップの頭の四角部をタップ回し(タップハンドルまたはタップレンチ)に取付けて回してねじを切る。刃先かつ切りくずのを出すための溝が縦方向に複数付いている。 タップでねじを切ることを、タップを立てるという。自転車のねじは5とM6が多い。 左写真はM6以下用そして右写真はM8以上用。
  メーカーは、オーエスジー大見工業岡崎精工日立ツール 、など。

シュレーダーバルブ (Schrader valve)

概要
  米式バルブとも言う。米国発祥のマウンテンバイクのチューブに使われる。写真にはないが、キャップを付けて使う。シュレーダーが考案した。
構造
  バルブの本体である弁体(芯またはコア、右写真は一例)は外筒(ステム)にねじ込まれており、取り出すことができる。コアは空気を入れるとき及び圧力測定のときの逆止弁の働きをする。 コアの弁棒に付いている弁体をコイルばねで弁座に押し付けて空気の逆流を防止している。弁棒を押し下げると、弁が開くので圧力計でタイヤ内の空気圧力の測定ができる。
空気入れ
  空気入れに弁棒下げ(ディプレッサー)が付いていないと、空気の圧力でばねの力に打ち勝って弁棒を押し下げ、空気を入れなければならない。
取付
  プレスタバルブ(仏式バルブ)およびウッズバルブ(英式バルブ)はロックナットで弁をリムに固定するが、シュレーダーバルブ は固定しない(固定用のねじが付いていない)。
汎用性
  一般のタイヤ(自動車、オートバイ及びフォークリフトなど)に使われているバルブと同じ型式なので、ガソリンスタンドでの空気入れが可能。
ただし、容量の大きい自動車タイヤ用の吐出量となって入るので、入れすぎによるパンクに注意が必要。
欠点
  自転車のリムに対してはバルブ穴が大きいこと(リムの強度低下)。ロード車の幅の狭いリムにはリム穴が大きすぎて、強度上使えない。

オドメーター (odometer)

  自転車に限らず、走行距離計。自動車の走行距離計について言うことが多い。オドの語源はギリシャ語の道。

ウッズバルブ (Woods valve)

  英式バルブとも言う。シティサイクルに使われている。プランジャーの空気注入穴に虫ゴムをかぶせて、空気の逆流を防止する簡易バルブ。ウッズは人名。

フレンチバルブ (French valve、Presta valve)

  タイヤの中のチューブに付いていて、空気を入れるための弁の1つの形式。本体はリム穴から外に出ている。仏式バルブまたはプレスタバルブとも呼ばれている。

仏式バルブ (French valve、Presta valve)

概要
  チューブに付いていて、空気を入れるための弁の1つの形式。フレンチバルブまたはプレスタバルブとも言う。
用途
  ロードレーサーに使われるチューブラータイヤおよびランドナーに使われる700C WOタイヤなどに使われる。
小径車及び折りたたみ自転車の中には、仏式バルブを使っているものがある。
特徴
  他の形式のバルブに比べて本体が細いためリムのバルブ穴が小さくでき、リムの断面欠損が小さいため ホイールの強度低下が小さい。幅の狭い競技用のリムに向いている。弁棒を押し下げると弁が開くので、タイヤ内の空気圧力を圧力計で測定できる。
米式バルブのように弁を押すばねが付いていない。
形式
  バルブの本体である弁体(コアまたは芯)がステムと一体となってをステムから取出すことができない形(コア 一体形)および 取出しできる形がある。コア一体形が多い。
取り出しできる形は、ねじに二面の平坦部(レンチフラット)がある。
構造
  逆流防止のばねはないが、ねじを切った弁棒にねじ込んだ丸ナット(ロックナット)を回して締めると、弁棒の弁体が弁座に押し付けられて、空気の逆流を防止する。
空気の入れ方
  空気入れで空気を入れるときは、丸ナットを指で上端まで緩めて、丸ナットの上端を押すことにより弁棒に付いている弁体を下げて空気が弁座を通過できるようにする。
空気を入れた後、この丸ナットを指で締めることにより弁棒を引き上げて弁体を弁座に押し付ける。そうしないと、少しずつ空気が漏れることがある。
空気の抜き方
  丸ナットを左に回してゆるめて指で押すと、弁体が弁座から離れて空気が抜ける。
コアのメーカー
  Vittoria 、など。