チェーンの長さは、リンク数で表す。最大クランクスプロケットおよび最大後輪スプロケットの歯数が多く、前後スプロケットの芯間距離が長いと、チェーンリンク数は多くなる。
市販のチェーンは、多くが116リンクで売られているが、114リンクまたは112リンクで売られているものもある。単速用は、96リンクまたは98リンクで売られている。
次の「リンク数 計算器」で単速のチェーンのリンク数を計算するときに入力するクランク軸と後輪軸の芯間距離(右図のC寸法)は、後輪軸がつめ(爪)のほぼ中間にある位置(右図で a = b の位置)で測る。
a 寸法はチェーンの張りのために必要であり、b 寸法は後輪軸を前にずらしてチェーンを緩めて、チェーンをスプロケットから外すために必要。
なお、チェーンはピンの所でしか曲がれないのでスプロケットに於いて多角形運動をするため、単速のチェーンにはたるみが必要。上側のチェーンの中央を押し上げたとき、約1cm上がるたるみが適当。
ディレイラー付きは、そのばねでチェーンの張りを自動調整するようになっている。
チェーンの必要リンク数を求める計算器を次に示す。この計算器は、自転車のチェーンのピッチ(12.7mm)と異なるピッチのチェーン(例えばオートバイ用)の計算には使えません。
複速(デイレイラー付き)または単速を選択後、前スプロケット軸(クランク軸)と後スプロケット軸(後輪軸)の芯間距離、前スプロケット最大歯数
および後スプロケット最大歯数を半角数字で入れて、[計算]を押して下さい
チェーンリンク数が出ます。
[ 計算例 1(複速) ] 複速(ディレイラー付き)で芯間距離480mm、前スプロケット最大歯数44Tそして後スプロケット最大歯数25Tの場合
チェーンリンク数は113リンクとなる。
リンク数が奇数だと、内プレート同士または外プレート同士が当たり連結できないので、偶数の114リンクとする。
[ 計算例 2(単速) ] 単速で芯間距離(チェーンステイ長)405mm、前スプロケット歯数48Tそして後スプロケット歯数16Tの場合
チェーンリンク数は97リンクとなる。
リンク数が奇数なので、半こま(半リンク)を使う。ただし、チェーンの張り調整が10mm以上できる場合は、偶数リンクの98リンクとする。
複速においてリンク数の増減(2リンク程度)が必要かは、チェーンを実装して、次の3点を勘案して決める。
- 前後とも最大スプロケットにチェーンを掛けたとき、後ディレイラーの張りに余裕があること(余裕がなければ2リンク増やす)。
- 前後とも最小スプロケットにチェーンを掛けたとき、ガイドプーリのチェーンがその下を走っているチェーンと接触しないこと(接触すれば2リンク減らす)。
- 前は最大スプロケットそして後ろは最小スプロケットにチェーンを掛けたとき、案内プーリと張りプーリは、ほぼ上下に並ぶ(右図)。
参考資料 「チェーン」
クランク軸スプロケットの最大歯数差と後輪軸スプロケットの最大歯数差の合計をキャパシティと言い、後ディレイラーの必要キャパシティとなる。 チェーンのたるみを吸収するため、後ディレイラーは必要キャパシティを満足する型式を選定する。
参考資料 「ディレイラーのキャパシティ」
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