直線上に配置


「ロミオとジュリエット」と「野外劇場」の街 ヴェローナ 第2日目午後


バルコニー


ジュリエットの像

ジュリエットの家のバルコニーというと、映画かどこかで見たことあるってひとが多いのではないかと思いますが、これがそう。ただし、これは、そのイメージにあわせて後から作ったものらしいです。ちょっと残念ですが、しかし、救いなのはここがジュリエットの家であること自体はまず間違いないんじゃないかということ。

 このすぐ下のところには、ジュリエットの金色に光る像があります。ジュリエットの「右胸」は、ほんとうに金ピカに光っています。というのも、右胸をさわると幸せになるということで、みんなさわっていくからです。私は、ちょっと恥ずかしくてさわらなかったのですが、しかし、「金運に恵まれるといわれる左肘」に当たっていました、「私の肩」が。この像を中心に、二人がならんで記念撮影すると、必然的に、左肘に肩が当たるようになっているようです。片方が幸せになり、もう片方が金運に恵まれる。その二人が、仲が良いうちは言うこと無し???

 私が訪れたその日、たまたまジュリエットの誕生日だったので、このように綺麗に?レースで飾りつけがしてありました。もっとも、最初、これを見たとき、何か修理でもしていて覆っているのかと思いました。というのも、イタリアの街の古い建物は、どこもかしこも修理中のものが多いからです。ミラノの大聖堂もそうでした。スカラ座の前面が覆ってあったのは、さすがにがっかりでしたが。この旅行に出かける前に、イタリアの古い建物の上からガレキが落ちてきて危なかったというニュースも聞いてました。そんなものが落ちてきて死ぬのもイヤだし、どんどん修理してくれればいいのですが…、歴史的遺産ばっかりだからしょうがないのでしょうねえ…。

 「小さい紙切れ」がいっぱい壁に張ってあるのがわかるでしょうか。これには、愛のメッセージとか、名前とか書いて張ってありました。最初は壁に、じかに書いてたのですが、書ききれなくなり、こんどは張るようになったそうです。この紙は、本当にいっぱい張ってあって、ある意味、圧巻でした。ゆっくり読んでみたい気もしたのですが、なにせ、忙しいツアー、あっという間に、次へ移動の時間。お土産屋もあるのですが、一瞬入って、すぐ出て次に移動しました。お土産屋で何を見たかも忘れてしまうくらい、なんだか気ぜわしい感じの忙しいツアーでした。慣れた人は、そうでもないのかもしれませんが、なんだか、気持ちがあせって…。こんな忙しいツアーは初めてだったのです。ただ、全然、不満はないです。というのも、今までは、割とゆったりした旅行ばっかりだったのですが、その一方で、「忙しいツアー」に参加した人の話を聞き、「やっぱりゆったりした滞在型のツアーがいいよ」なんていうのを聞かされており、逆に、じゃあ、どんなもんか自分もそんな忙しいのに参加してみたいと思っていたからです。これって、へそ曲がり?。
 ともかく、この後もこのあわただしさは続くツアーであろうから、その場その場で、「一瞬でも集中して見て、心に留めていかねばならないな」と、思いました。
 


左から、リュート、リコーダー、歌、そして、ハーディー・ガーディーヴィエル)らしき楽器とタンバリンの大型。机にもスシ桶のようなタンバリンが…。後ろに「CLUB DI GIULIETTA」と書いてあります。


 ここ、ヴェローナはずっと歩いてまわったのですが、その途中のちょっとした広場のようなところで、こんな古楽器を演奏してました。左から、リュート、リコーダー、歌、そして、ハーディー・ガーディーヴィエル)らしき楽器とタンバリンの大型のをもった人。以前、ウイーンでも街角で小さいハープを弾いている人を見かけたりしました。日本ではもっぱらギターですが、さすがヨーロッパって感じですね。ちなみに、岡山は、駅前の地下とかあちこちでギターを演奏してて、それはそれでなかなかいい雰囲気です。たいてい、ファンの女の子がじっと食い入るように演奏者を見つめています。

 それはそうと、これまたゆっくり聴いてる間もなく、添乗員さん始め、みんなはスタスタ歩いていくので、写真だけとって、あわててみんなを追っかけました。でもまあ、30名程度の行列ですから、列の後ろになっては、また少し前に行って取り返すって感じでした。
 私の他に、もっと写真好きの方がいらっしゃって、本格的なカメラ…望遠のようなレンズ…それが通常のものとしてくっついているカメラを持っている女性もいました。勝手に、この人は、元写真部かなんかかな?なんて想像してしまいました。というのも、私が旅行に出ている間、同時期に、同僚の元写真部の女性がイギリス・オランダの一人旅に出かけていたので、それで、ついそれを思い出したのです。後日談ですが、同僚の女性は本格的なカメラは持っていかなかったと言ってました。

 ちなみに、この広場の建物の壁には、ライオンが彫られて、さらにそれが壊された跡っていうのが生々しく残っています。このライオンはヴェネチアの支配者がここヴェローナを征服したさいに作ったものですが、その後、ナポレオンがここを征服したときに、壊したのをそのまま残しているということらしいです。
 今まで、まるで縁の無かった歴史の息吹を身近に感じた瞬間でした。なお、ナポレオンが来た跡っていうのは、イタリアのあちこちに残っています。





 ヴェローナの野外劇場アレーナのオペラは、大変な人気でチケットが取りにくいくらいらしいです。全くもって不勉強な私は、こちらに来る前は、「野外劇場!?なんだそりゃ」くらいにしか思っていなかったのですが。

 オペラは、夏はオフシーズンで、やってないのですが、ここは、その夏に行われるありがたい劇場です。今年は6−8月開催。ところがどっこい、私はいよいよもって、本当のオフシーズンにこちらに来てしまいました。はざかい期の9月に来てしまったのです。通常のオペラ劇場では、10月からスタートし、6月まで行われます。

 それでも、私は、出発前、なんとかして、どこかで、なんらかのコンサートに行きたいと思い、JAL ワールドプレイガイドで探してみましたが、ちょうど日程にあうのがない。そんなわけで、今回は、コンサートに行くのはあきらめました。旅行って、行けるときにいかないと、本当に行けませんしね、いいんです。だから、ここで見れませんでしたが、すでにあきらめがついていたので、サバサバしたもんです。

 まあ、そんなわけで、ここの劇場も外から見るだけ。ここで行われたトゥーランドットのビデオを見た人が、激ボメしていました。せめて、そのビデオかDVDを見てみたくなりました。

 アレーナは、野外劇場としては、みなさんよくご存じのコロッセオ(ローマ)に次ぐ規模で、こっちのアレーナは現役で活躍してます。上演されるときの、2万人のお客さんがろうそくを持って見るさまは、なんとも幻想的だとか。近くにバール(喫茶店のようなもの)やジェラート(アイスクリーム)屋がならんでおり、そこで、オペラの感想などを語り合うそうです。私も、オペラは観てないけど、その人たちの気分を少しでも味わいたく、ジェラートを食べました。本場イタリアのジェラートは、いろんな意味で格別なものでした。


  ヴェローナを観光したのち、一路、ヴェネチアに向かい、ヴェネチアに泊りました。なお、夕食は、ドライブインのようなところでトマトソースのペンネ、魚フライ、ジェラート、そしてローマのビールを飲みました。
 この日は、ミラノ 朝8時半出発→バス2時間→ヴェローナ→バス2時間→ヴェネチア(英語ではベニス) 20時半頃到着という12時間観光コースでした。
 この日も、グッタリ、おかげで、ぐっすり眠れました。(2004.11.7記)


 


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