●21世紀 神楽ほら日記●三遊亭神楽の嘘と誠を見極められられるか?!


<2002.3月 水戸梅祭り>

§水戸梅旅行§

春の便り間近かな日、
歪んだ現代を笑いで世直し、神楽一行は上野の駅舎から旅立った。

行き先は神楽一行最大のライバル
水戸のご老公のお膝元、旧水戸藩である。


<登場人物>
神楽ご隠居…ちょっとボケ気味な年寄り
ズケさん…男前で剣の達人
ガクさん…正義漢で豪腕
パチ…美味しいものに目がなく、おっちょこちょい
お金…お色気満点のくのいち


パチ:「やー、お腹空きましたね」
ズケさん:「水戸といえば納豆か?」
ガクさん:「も有名だな」
ご隠居:「ガクさんや、印籠(インロウ)が落ちておる」
ガクさん:「ご隠居、あれは印籠型の駅弁ですよ。」
パチ:「さっそく手に入れてきました!」
ズケさん:「まだ昼時には少し早い。もう少し我慢しろ。」
パチ:「それなら、もう一つないと、お腹が一杯にならないですよ、、、と」
ガクさん:「早いな、納豆弁当か」
お金:「バチさんたら、無駄遣いなんだから」

ご隠居:「何やら人だかりが、、、」
ガクさん:「やぁ、大きなだ」
ズケさん:「酒の蔵元のようですね」
お金:「梅の香りがするわ」
パチ:「梅酒ですよ!」
ご隠居:「ご挨拶させて頂きましょう」

男:「困った困った、、、」
パチ:「どうしたんです?」
男:「来るお客様、来るお客様、みなお試しばかりでなかなか売れないのです」
ガクさん:「それはお困りでしょう」
パチ:「それでもちょっと一杯お試し!」
お金:「バチさんっ!」
パチ:「あれ?もう無いぞ??」
ご隠居:「美味い美味い、、、
ズケさん:「ご隠居がみんな飲んでしまいましたよ!」
男:「ヒドイッ!!」
ズケさん:「もう梅酒は一滴も無いのですか?」
男:「大きな樽に漬けたままのが有りますが、お客さんに売るにはどーして良いのか、、、(泣)」
パチ:「飲んだら一杯いくらって、お金を貰うようにしたらどうです?」
男:「そんなんでいちいち払ってくれませんよ、、、」

一同しばし考え込む・・・

ご隠居:「お金脱ぎなさい
一同:「?????
ご隠居:「脱いだら樽の中に入っていなさい」
パチ:「分かった!ワカメ酒みたいなものですね!!」
男:「なるほど、良いかもしれませんね!」
お金:「バチさんたらっ」
ガクさん:「女性のお客はどうするんです?」
ご隠居:「ズケさんガクさんも脱ぎなさい」
ズケさん:「我々もですか?!」
ご隠居:「(ふんどし)で肉体美をアピールです」
男:「確かにオバサン連中の好きそうな、、、」
ご隠居:「さぁさぁ、お客さんを呼び込みますよ」

・・・半時後・・・

パチ:「しかし、すごかったですねっ、全部売れちゃいましたからね。」
お金:「何だかお肌がツルツルになっちゃったわ」
パチ:「ズケさんガクさんも大人気でしたね、ヨッ後家泣かせ!」
ガクさん:「パチっ、いい加減にしろ!」
パチ:「そんなこと言っても、最後には褌(フンドシ)にお札挟んでたじゃないですか(笑)」
ご隠居:「あれは全部渡すんですよ」
ズケさん:「どーゆーことです?」
ご隠居:「考えを出したのは私です」
お金:「ご隠居様、頭がしっかりなさったのかしら?」
パチ:「欲ボケですよ」

一行、偕楽園に着く
お金:「まぁ、きれい」
ズケさん:「水戸のご老公の時代から続く庭園で、3千本もあるそうだ」
パチ:「これ全部梅の実になったら、どれくらい梅酒ができるんですかね」
ガクさん:「梅酒の話はよせ」
ご隠居:「ご飯はまだですかな」
お金:「ご隠居さまの催促が始まったわ」
ガクさん:「頃合いだな」
パチ:「では梅の下で弁当遣うといたしましょ」

で、お弁当。

水戸納豆弁当
納豆弁当
黄門印籠弁当
黄門弁当