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2004年ドラフトニュース    横浜ベイスターズ

2004.10.19    横浜が横浜高・石川獲得へ
横浜が今秋ドラフトで横浜高・石川雄洋内野手(18)の獲得を目指していることが18日、分かった。球団では地元出身のスター候補生として、大きな期
待を寄せている。明大・一場、日大・那須野と大学屈指の両腕の獲得を確実にした横浜。次なる一手が、将来性豊かな内野手の補強だ。球団関係者は「ウチ
は内野手の世代交代の時期にさしかかっている。石川選手は地元でもあるし、楽しみな存在」と明言。既に同校サイドへのあいさつも済ませた。関係者による
と石川自身も進路をプロ一本に絞っているという。石川は50メートル走5秒9の俊足と強打が自慢。強豪の横浜高で1年夏の大会からベンチ入りを果たしてい
る不動の三塁手。24日から始まる埼玉国体高校野球にも出場予定で、大会終了後にプロ志望届を提出する。 
 
 ◆石川 雄洋(いしかわ・たけひろ)1986年7月10日、静岡県生まれ。18歳。小学3年から投手で野球を始め、中学時代は静岡・裾野シニアで「2番・二塁
手」としてプレー。横浜では2年のセンバツ、3年夏の甲子園大会に出場。家族は両親と祖母、妹。180センチ、71キロ。右投左打。 



2004.10.18    明大一場、横浜入り24日表明へ
明大・別府隆彦元総監督は17日、一場靖弘投手(22=桐生一)が秋季リーグ戦の明大最終戦となる24日にも横浜入りを表明すると発表した。16日
に別府元総監督が阪神星野SDに電話で謝罪し、横浜荒井スカウト部長と松岡スカウトから正式に指名あいさつを受けた。


一場 リーグ終了後に進路正式表明
自由獲得枠での横浜入りが決まった明大・一場が今リーグ戦終了後に進路を正式表明することになった。明大・別府元総監督が「本人はリーグ戦
が終わってから話をすることになる」と話した。一場は巨人スカウトとの金銭授受問題で明大 野球部を退部しているが 、野球部のグラウンドを 使って練習を続
けていることもあり、他の大学選手と足並みをそろえリーグ戦後の発表となる。




一場の横浜入り確定
巨人との金銭授受問題の責任をとって明大野球部を退部した一場靖弘投手(22)の進路が17日、横浜で確定した。別府隆彦前総監督(78)が神宮球
場を訪れ、報道陣に経過を説明。横浜の幹部が、阪神・星野仙一オーナー付シニアディレクター(SD)らに事情を説明し、横浜入りでまとまったことを明かし
た。正式なプロ入り表明など今後のスケジュールについて、別府前総監督は「横浜に任せたい」としている。



2004.10.17    星野SD 一場"ハマに任せた"
横浜の荒井信久スカウト部長(50)は16日、阪神の星野仙一SD(57)から大学球界屈指の右腕、明大・一場靖弘投手(22)の獲得を断念する意向
を伝えられたことを明らかにした。これにより、あとは一場の入団表明を待つばかりとなった。荒井部長は15日夜、山中正竹球団専務(57)とともに、大阪市内
で星野SDと会談。その場で星野SDから「任せた。しっかり育ててやってくれ」と一場の将来を託されたという。一場の明大野球部退部後、明大OBでもある星
野SDが直接出馬した阪神と同じく、明大OBの荒井部長がスカウト部門を統括する横浜が獲得を表明。横浜は一度は明大サイドから断られたが、一場の在
京志向が強いことから、再度アタック。荒井部長は大阪へ出向いて、一場獲得に動いていた阪神・星野SDと直接会談し、理解を求めた。同部長は一夜明け
たこの日、別府元総監督に報告した。横浜は日大・那須野巧投手(22)の獲得も濃厚な状況。来季は牛島新監督を迎え、課題だった投手力が急激にアップ
することは確実だ。「一場君も那須野君も間違いなくチームの柱になれる投手。いずれは横浜から日本を代表する選手になってほしい」と荒井部長。星野SD
から託された一場を日本一の投手に育てることを約束した。



一場の横浜入りが正式決定
巨人スカウトからの金銭授受問題が発覚して明大野球部を退
部したMAX154キロ右腕、一場靖弘投手(22)の横浜入りが16日、正式に決まった。
9月10日に阪神・星野SDが直接出馬するなど当初は阪神入りが濃厚と見られたが、
一場本人が在京球団を希望。15日に横浜の山中球団専務、荒井スカウト部長が阪
神側に一場獲得について説明し、星野SDからも「(横浜に)任せた。育ててやってく
れ」との回答を得た。この日、都内で荒井スカウト部長からあらためてあいさつを受け
た一場の後見人である明大・別府元総監督は「阪神側からも了解をいただきましたの
で」と話した。
 
 
一場の横浜入り、明大サイド了承
巨人との金銭授受が発覚し、8月に明大野球部を退部した一場靖
弘投手(22)の進路について、自由獲得枠での横浜入団を明大サイドが了承したこと
が16日、分かった。一場は巨人の獲得断念後、明大OBの星野仙一オーナー付シニ
アディレクターの強力な勧誘もあり、阪神入りが濃厚と見られていた。だが、本人が強
い在京志向を崩さず、横浜入りを熱望していた。15日夜、大阪市内で横浜・山中正
竹専務取締役編成担当、荒井スカウト部長が星野SDと会談し状況説明。この日には
荒井スカウト部長と松岡スカウトが東京・調布市内の明大合宿所を訪問し、一場の後
見人である別府隆彦前総監督(78)に事情説明を行った。明大側も一場の意思を尊
重し、横浜入りを認めることになった。 



2004.10.16    横浜 一場&那須野のW獲りだ!
横浜が、明大・一場靖弘投手(22)と、日大・那須野巧投手(2
2)の大学球界屈指の左右の好投手獲得が15日、濃厚となった。一場については、
横浜の荒井スカウト部長が近日中に明大にあいさつに訪れ、星野SDにも連絡を入れ
る予定となっている。荒井部長は「そういう流れになると思います」と話した。ダイエー
と争奪戦となった那須野も在京志向が強く、日大の全日程終了後にも、横浜入りを表
明する見込みだ。


一場に続き…那須野も横浜有力
日大の左腕エース、那須野巧投手(4年)の自由獲得枠での横
浜入りが15日、有力になった。那須野はこの日の東洋大との3回戦で5安打7奪三
振で今季初完封。今季6勝目を挙げ、勝ち点3奪取に貢献、日大は単独首位となり2
季連続の優勝に向け大きく前進した。これで横浜は明大・一場靖弘投手(4年)に続き、
大学屈指の大物投手を獲得することになった。大学No.1左腕が進路を絞り込んだ。
複数の球界関係者が「那須野は東京出身で在京志向が強い。熱心に足を運んでくれ
た横浜に誠意を感じているようだ」と話しており、横浜入りが有力となった。横浜は1月
上旬から千葉・習志野市の日大グラウンドに中塚スカウトらが頻繁に足を運んでおり、
その熱意が通じたようだ。那須野は1メートル92の長身から繰り出す最速149キロ
の直球が武器で、今春のリーグ戦では5勝を挙げ防御率0.39と抜群の安定感を見せ
付けた。今季も、この日までに10試合中8試合に登板するなどフル回転。13日の東
洋大1回戦ではリーグ新記録となる10連勝を記録している。那須野には春先から横
浜のほかにダイエーなど6球団が獲得の意思を示していたが、8月に阪神、オリックス、
西武、今月上旬には中日にも断りを入れ、横浜、ダイエーの2球団に絞り込んだ。6
日には巨人があいさつに訪れ、再び3球団での争いとなっていたが、大学関係者は
「最終週(26、27日)の中大戦までには正式に決断したいようだ」と話している。来季
から牛島新監督が指揮を執る横浜は、巨人からの金銭授受問題で明大を退部した
一場の獲得も濃厚で、これで左右の大学No.1投手を獲得する見込みとなった。



2004.10.7    日大・那須野、横浜有力
今秋ドラフト自由獲得枠の目玉、日大・那須野巧投手(22)が進路
をダイエー、横浜に絞ったことが6日、明らかになった。獲得を目指していた中日に、
この日までに断りを入れたもの。中日・中田宗男スカウト部長は「(那須野獲得は)非
常に厳しい状況にあるということを、認めざるを得ない」と話した。192センチの長身
から繰り出す直球は、最速149キロ。アマ球界ナンバーワン左腕をめぐって繰り広げ
られた争奪戦はいよいよ最終局面を迎えた。阪神、ロッテ、オリックス、西武、中日、
ダイエー、横浜の7球団が参戦していた。まず困難な状況を察知したロッテが撤退。
秋季リーグ戦前には阪神、西武、オリックスにも断りが入り、ダイエー、中日、横浜の
3球団に絞られていた。関係者によると、那須野サイドの在京志向が強いため、横浜
が一歩リードしている状況だ。これまで那須野は進路に関して「監督さんと相談して、
リーグ戦が終わるまでには決めたい」と話していた。近日中にも、進路球団を絞り込
むことになる。 
 
 ◆那須野 巧(なすの・たくみ)1982年10月4日、東京・豊島区生まれ。22歳。千
早小2年からスポーツ少年団で野球を始め、主に外野手と投手。日大では今春に最
高殊勲選手賞など3冠。日米大学野球、第2回世界大学野球選手権の日本代表にも
選出された。家族は両親と姉。192センチ、87キロ。左投左打。 






2004.10.4    今秋ドラフト東北の隠し玉だ中村
みちのくの"隠し玉"は畳職人! 今秋ドラフトで日本ハム、横浜、
ロッテがクラブチーム・三菱製紙八戸クラブの最速145キロ左腕、中村渉投手(25)
をリストアップしていることが4日、分かった。無名左腕の実家は江戸時代創業の由緒
ある畳店。職人気質のサウスポーには今後、東北への地域密着を掲げる新球団も獲
得へ向け、関心を寄せることになりそうだ。新球団で話題の東北にドラフトの隠し玉が
いた。三菱製紙八戸クラブの左腕・中村だ。最速145キロの直球と落差のあるフォー
クボールが武器のサウスポーに対し、日本ハム、横浜、ロッテが獲得に興味を示して
いる。青森大では現西武の細川と同期だったが、一度もベンチ入りすることなく3年夏
に退部した。だが野球への情熱は捨てきれず、クラブチームに入団。そこから頭角を
現した。プロが注目したのは、JTの補強選手として出場した今年の都市対抗だった。
準々決勝でV候補の東芝戦に先発すると、5安打の完封劇。シダックスなど強豪チー
ムから移籍の誘いが来るなど、一気に評価は高まっていった。金の卵は昼間、別の
顔を持つ。実家は江戸時代に創業した老舗「中村畳工店」で、父・勇さん(60)で7代
目。左腕も父にならい、職人修行に没頭し、新築の家に出向いて寸法をとって畳を作
り上げる。「新しい畳をお客様に手渡した時、喜んで頂けるのが何よりうれしい」野球
も畳仕事も"全力投球"だ。地域密着を掲げる新球団は地元優先のドラフトを示唆して
おり、今後は中村の獲得に乗り出す可能性もある。職人左腕は「プロに行ってやりた
い気持ちが一番です」無欲を貫き、指名を待つ。 
 
 ◆中村 渉(なかむら・わたる)1979年8月19日、青森・三戸郡生まれ。25歳。小
学4年から野球を始め、八戸西高では2年秋からエース。3年夏は初戦敗退。青森大
ではベンチ入り経験なく、3年春に退部。その後クラブチームの三菱製紙八戸クラブ
に入部し、今年はJTの補強選手として都市対抗初出場。2勝した。家族は祖父、祖母、
両親と姉。183センチ、85キロ。左投左打。 




2004.9.24    日大・那須野が節目20勝まであと1
横浜、ダイエー、中日が今秋ドラフトの自由枠で獲得を狙う日
大・那須野は、3連投の疲れもみせず1失点完投。節目の20勝まであと1とした。チ
ームは前日に敗れ、春のリーグ戦から続いた連勝は13で止まったが、那須野は今年
負けなしの8連勝。走者を出してもけん制で2度のアウトをとるなど冴えていた。「春の
成績(防御率0.39)が、たまたまだと言われるのがイヤなので、意識して投げてま
す」と充実の表情だった。 



2004.9.23    横浜 一場の獲得へあいさつ
横浜の荒井スカウト部長は22日、今週末に明大野球部を退部した
一場靖弘投手(4年)に獲得のあいさつにいくことを明かした。横浜は今秋のドラフトで
一場獲得を目指していたが、巨人入りが濃厚になったことで断念。松下電器の右腕・
久保に方向転換したが、久保がロッテ入りの意思を固めたため一場獲りに再参戦す
ることになった。一場のもとには既に阪神があいさつ。明大の大先輩である星野シニ
アディレクターが直々に足を運んでいるが、荒井部長は「勝ち目がなかったら(あいさ
つには)行きません」と話している。 


2004.9.18    横浜 一場獲りに本腰
横浜が明大野球部を退部した一場靖弘投手(22)を自由獲得
枠で獲得に乗り出すことが17日分かった。日大・那須野巧投手(21)とともに松下電
器・久保康友投手(24)の獲得を目指していた横浜だが、ロッテ入りの意思を固めた
久保を断念。巨人入りが白紙になった一場に再び自由獲得枠でアタックをかけること
になった。一場には退部後、すでに阪神があいさつしているが、前明大監督の荒井信
久スカウト部長(50)は「久保を獲れなかったのは残念だが、今後は那須野と一場の
獲得に全力を注ぎたい」と話し、来週中にもあいさつしたい考えを示した。
 
2004.9.18    横浜 ドラフト情報 明大・一場獲り全力
久保を自由獲得枠候補としていた横浜は正式に断りが入り
次第、明大一場どりへ方針転換する。この日、荒井スカウト部長は「断りは入っていな
い。断わられた時? 一場は既定路線というか、考えにはあるでしょう」と話した。巨人
の一場獲得断念を受けた時点では、自由獲得枠は那須野(日大)久保に使用する方
針であったため、山中球団専務も獲得しない意向を示していた。現在、阪神が有力で
厳しい状況だが、第2ラウンドで全力を注ぐことになる。



2004.9.15    横浜 編成会議
横浜は14日、横浜市内の球団事務所で編成会議を行い、外国人
4投手に対する来季の方針を固めた。ギャラードの退団に続き、マレンの契約につい
て山中球団専務は「1年目で5、6勝した投手は翌年も同じような成績しか残せない」
とし、戦力外とする見込み。セドリックの残留は濃厚で、けいついヘルニアの手術で米
国へ帰国していたウォーカーについては16日に再来日することもあり「意欲や紳士的
な姿勢は評価できる」と秋季キャンプを残留テストにすることを決めた。また、新人獲
得については「力のある選手を確実に獲りにいく必要がある」と自由獲得枠2枠を使う
ことを再確認。評価の高かった地元横浜・涌井の獲得を事実上断念した。
 
2004.9.15    YB編成会議
横浜が横浜市内の球団事務所で編成会議を行い、エディ・ギャラード
投手(34)の解雇を決めた。セドリック・バワーズ投手(26)は残留が決定。スコット・
マレン(29)、ピート・ウォーカー(34)両投手の残留は今後の投球次第。タイロン・ウ
ッズ内野手(35)は残留を前提に交渉を進める。また、小川博文内野手(37)を戦力
外とすることも決まった。ドラフトでは日大・那須野、松下電器・久保の両投手を自由
枠で獲得することに全力を注ぐ方針を固めた。
 
2004.9.15    横浜 ドラフト情報 横浜創学館・高橋投手、指名前向き
横浜が今秋ドラフトで、地元神奈川の145キロ右腕、高橋徹
投手(横浜創学館)の指名に積極的であることが14日、明らかとなった。自由枠で那
須野(日大)久保(松下電器)の獲得を目指し、4巡目で藤田(近大)を指名する方針。
5巡目以降の指名となるが、山中正竹球団専務(57)は「涌井クラスの投手だと思っ
ています」と今夏の甲子園で活躍した横浜・涌井と同等の高評価をしている。高橋は
昨秋関東大会にも出場し、1回戦敗退を喫したが、県大会ではチームを優勝に導い
ており、今夏は県大会ベスト8。指名されれば松坂を抽選で外した97年ドラフトで小池
(横浜)を獲得して以来、7年ぶりの地元高校生指名となる。同専務は「神奈川県の選
手は取りたい。地元ということで、ウチが指名できれば」と横浜が獲得し、地元の星と
なってくれることを期待していた。



2004.9.4    日大・那須野が横、中、ダに絞った
今秋の自由獲得枠候補の日大・那須野巧投手(21)が希望球
団を横浜、中日、ダイエーの3球団に絞り込んだことが3日、分かった。那須野に対し
てはこれまで8球団が獲得に乗り出し、6球団まで絞り込んでいたが、那須野に近い
関係者は「すでに阪神、西武、オリックスには断りを入れたようだ」と説明。8月中旬の
オープン戦には集結していたスカウト陣もこの日は横浜とダイエーしかいなかった。那
須野はきょう4日に開幕する東都大学野球秋季リーグの青学大戦に向け、ブルペン
で56球を投げ込み最終調整。プロ注目の右腕、青学大・山岸との投げ合いが濃厚で
「今まで1勝3敗と負け越しているので、もう1回勝ちたい」と闘志を燃やし、進路につ
いては「リーグ戦に集中したいし、監督にお任せしてあります」と話した。今後はリーグ
戦終了までに最終決断する考えで、鈴木監督は「プロ野球も(再編で)どうなるか分か
らない状況だし、決めるのは9月下旬以降になるだろう」と長期戦を示唆していた。



2004.9.3    那須野決断は秋季リーグ戦後
横浜、中日、ダイエーに絞った日大の那須野だが、決断は秋季
リーグ戦終了後まで長引く可能性が出てきた。那須野はこの日、神宮の室内練習場
で4日開幕の東都大学秋季リーグ戦に備えて調整。鈴木監督は那須野の進路につい
て「合併や1リーグ問題など球界の再編問題を見ながら急がずに那須野にはアドバイ
スしていきたい」と語った。



2004.8.28    松下電器・久保、初戦敗退
第75回都市対抗野球大会は27日、東京ドームで32チームが参
加して開幕し、1回戦3試合が行われた。今秋のドラフト自由獲得枠でヤクルト、横浜
などが狙う松下電器(門真市)・久保康友投手(23)がヤマハ(浜松市)戦に先発。同
点で迎えた8回に2ランを被弾して初戦で敗退した。開幕試合では三菱重工神戸(神
戸市)がJFE東日本(千葉市)を退け、7年ぶりの初戦突破。第2試合では七十七銀
行(仙台市)が延長12回の末、NTT東日本(東京都)を下して都市対抗初勝利を挙げ
た。2度も天を仰いだ。同点で迎えた8回2死一塁。久保が良知(らち)純平に投じたフ
ォークは、鋭い弾道でバックスクリーンに跳ね返された。続く9回にも先頭の松尾知之
に被弾。「情けない結果になってしまった」"松坂世代最後の大物"が、入社6年目で
初となる都市対抗のマウンドで一発攻勢に沈んだ。この日の最速は147キロ。フォー
クも織り交ぜ、丁寧にコーナーをついたが終盤、微妙な制球が乱れたところを狙い打
ちされた。9回12安打6失点。「ずっといくつもりだった」最後まで心は折れなかった。
ネット裏ではヤクルト、横浜のほか、獲得を狙うオリックス、ロッテのスカウトが熱視線
を送った。横浜・荒井スカウト部長は「最後まで自信をもって投げていた」と敗戦にも高
評価を強調した。「負けてしまい、チームに申し訳ない」進路について明言を避けた右
腕。このままでは終われない。秋の日本選手権で借りは必ず返す。



2004.8.25    横浜・峰岸社長"オ近"ドラフト参加反対
横浜の峰岸進球団社長(62)は24日、今秋のドラフト会議に、オリ
ックスと近鉄の合併球団は参加すべきでないとの考えを示した。峰岸社長は「合併自
体がすでに補強。それにドラフトまでというのは虫が良すぎる」と強い口調で話した。
合併による選手救済の問題で、各球団ともドラフト戦略の大幅な見直しを余儀なくされ
ている。当初は10人の指名を予定していた横浜も、「救済選手が4人、それもどのポ
ジションの選手が取れるかも分からないのでは、ドラフト戦略も立てられない」(峰岸社
長)という状況。さらに、オリックスが自由獲得枠で狙っている日大の左腕・那須野と、
松下電器の本格派右腕・久保の2人は、横浜も自由枠での獲得を目指しているだけ
に"いいとこ取り"は許せない、という側面もあるようだ。23日に行われた12球団代表
者会議では、合併球団にドラフトの不参加を促す意見がセ側から噴出。オリックス・近
鉄が反論し、30日の実行委員会で継続審議となっているが、峰岸社長は「他の球団
がいいと言っても、うちは最後まで『NO』です」と"オリ・近"のドラフト辞退を強硬に主
張していく考えだ。



2004.8.19    横浜が明大訪問 別府前総監督と会談
明大・一場獲得を視野に入れている横浜は18日、荒井信久スカウト部
長と松岡功祐スカウトが、東京・調布市の明大野球部寮で、明大の別府隆彦前総監
督(78)と1時間近く会談した。両スカウトは一場への金銭授受問題に絡む不祥事を
起こした巨人が、同投手の獲得を白紙撤回したかどうかを確認。会談後、無言で去っ
た両スカウトに代わり、別府前総監督は「(自由獲得)枠を使うかは分からないが、巨
人が白紙ならば(一場獲得に)乗り出すと言っていた」と、横浜が再び一場争奪戦に参
入することを明かした。



2004.8.18    横浜 条件付きで一場獲得へ
横浜が金銭授受問題で巨人入りが消滅した明大の一場靖弘元
投手を条件付きで獲得する方針を固めたことが17日、分かった。横浜は自由獲得枠
を使って那須野巧(日大)久保康友(松下電器)両投手を獲得する意向。しかし、どち
らかの交渉がうまくいかなかった場合は一場元投手の獲得に乗り出す。6月中旬に一
度は入団を断られたが、当初から自由獲得枠の最有力候補だっただけに、山中正竹
球団専務は「前々から評価していたわけですから」と話した。
 



2004.8.18    横浜自由獲得枠で一場獲り視野に
横浜・山中正竹球団専務(57)は17日、明大・一場靖弘投手につ
いて、条件付きで自由獲得枠での獲得に踏み切る可能性を示唆した。横浜は現在、
日大・那須野、松下電器・久保の2投手の自由獲得枠での獲得を目指している。同専
務は「ドラフトは投手力強化が最優先。那須野君、久保君に全力を注いでいます」と話
した上で、どちらか一方の選手の獲得が困難となった場合は、一場を自由枠で獲得
する考えを示した。




2004.8.16    横浜、一場獲り消極的
横浜は15日、現段階で明大・一場靖弘投手(22)を自由枠
候補とすることに消極的な姿勢を見せた。金銭授受問題で、巨人内定が消えた一場
に関して峰岸球団社長は「ウチは断りを入れられてから、別の人を(自由枠で)考えて
いる。道義上の問題として自由枠でというのはどうかな」。現在の候補の日大・那須野、
松下電器・久保の2人を押し退けてまで、一場を獲得する意向はないようだ。



2004.8.14    明大一場、巨人入団撤回 横浜とヤクルトが獲得に乗り出す可能性も!?
明大一場靖弘投手(4年)は13日、東京・調布の明大野球部
合宿所で会見し、巨人から約200万円を受け取っていたことを認め、謝罪した。一場
によると、今春のリーグ戦終盤の5〜6月ごろに初めて封筒入りの金銭を差し出され
た。学生野球のルールに違反することは分かっており、最初は断ったが、押しつけら
れてしまったという。「断り切れなかった自分も悪い。申し訳ない気持ちでいっぱいで
す」と神妙に話した。名目は「栄養費」。200万円を現金でそろえて返金することがで
きなかったため、明大の別府総監督が立て替えて小切手を作り、13日午前に巨人吉
田編成部長に手渡したという。明大野球部は一場を謹慎処分にし、今日14日からの
練習にも参加させないことを決めた。日本学生野球憲章によれば、秋季リーグ戦に出
場できないだけでなく、退部に追い込まれる可能性が高い。一場は「チームに迷惑を
かけて申し訳ない。裁定については、自分が決められる立場じゃないですから」と、連
盟からどんな裁定が下されても、受け入れる姿勢を見せた。夕方5時過ぎから報道陣
が合宿所に集まり始め、一時は40人以上に。応接室には入りきれず、急きょ玄関前
に会見場が移された。「巨人入りは撤回? そうですね。プロには行きたい? はい」。
自分の未来に不安を感じている様子で、力のない返答が続いた。退部となれば、野
球選手として実戦から遠ざかるブランクや体力面はもちろん、精神的ダメージも懸念
される。別府総監督には前日12日夜に一報が入り、一場に事実を確認。巨人への
怒りをあらわにした。「今後、巨人は出入り禁止だ。吉田君(編成部長)にも怒ったよ。
巨人の内部では前々からこういう話があった。巨人の誰がやめても構わないが、一場
の野球生命がなくなるのが一番困る」と力を込めた。今後は連盟に顛末(てんまつ)書
を提出。裁定が下されるのを待つ。明大合宿所では選手とスカウトとの接触を避ける
ため、スカウト専用の部屋を設けるなどの対応をしていたが、選手のプライベートな時
間までは管理できなかった。現場のスカウト陣も突然の一報に、パニック状態に陥っ
た。甲子園での全国高校野球選手権に上田チーフスカウト以下、全スカウトが派遣さ
れているが、事前に何も知らされていなかったもようだ。この日の3試合目で今大会
出場全49校のチェックを終えたところで、各スカウトは帰宿。その後ニュースなどで事
実を知った。関係者によると各スカウトが自ら球団に電話連絡をするなどし、事実確
認に奔走したという。今日14日は今大会の選手を総括するスカウト会議が予定通り
行われることになりそうだ。関係者は「(巨人の)スカウトたちは現時点で編成部長が
誰になるのかも分からないと言っていたし、混乱していました。どうするか指示さえもき
ていないと言っていた」と迷走ぶりを明かした。巨人内定が白紙に戻った明大一場に
ついて、横浜とヤクルトが獲得に乗り出す可能性が出てきた。以前から積極的に動い
ていた横浜の峰岸社長は「うちはそういう(金銭問題)のはないと思う」としたうえで、
「(獲得に)行くかもしれない」と付け加えた。また、ヤクルト伊東投手コーチは、一場の
プロ入りの道が絶たれてしまうことを憂慮。実力を高く評価していることもあり「獲得に
名乗りを上げてくれるよう球団上層部に言いたい」と、今日14日にもフロントに働きか
ける意向だ。一方、中日の西川球団社長は「とりにはいかないでしょう。これまでリスト
アップした選手の獲得を目指していくということです」と話した。



2004.8.9    横浜 編成トップで結果出ず、涌井(横浜高)に方向転換も
「いないっていうことは・・・。いま東京?」と横浜の中塚スカウト
が複雑な表情を浮かべた。日大の即戦力左腕・那須野の自由獲得枠バトルをめぐっ
て、中日と横浜がマッチレースの展開。その那須野を担当している中日・豊田スカウト
の姿が甲子園球場にない。中塚スカウトにとってはライバルにあたる。その動きはか
なり気になる。横浜は一番手で狙いをつけていた明大の右腕・一場の争いで巨人
に "敗退"し、ここで那須野を逃せば、ピンチに立たされる。そこで浮上したのが、地
元・横浜高の涌井秀章投手(3年)。「第2の松坂」と評判の高い本格派右腕は、8日
の報徳学園戦で最速145`をマークした。「体のしなりが素晴らしい。3年生になって
伸びたね」と荒井スカウト部長は褒めるが、高校生のトップ指名ではチーム強化の即
効性はない。松下電器・久保、同志社大・染田の両右腕、近大・藤田遊撃手らにも、
横浜は自由枠でアプローチしているが、どの選手も他球団とバッティングしているから
だ。しかも、新人補強の資金が決して潤沢な球団ではないから "決定打"を打てない。
「新人はそんなに要らない年。ウチは3人ほど、それもトップの選手だけになるのか
な」と宮本スカウト。1リーグ再編によって余剰戦力があふれることを想定しての新人
補強方針のようだが、肝心のトップ級選手と相思相愛の仲になれない。法大監督だっ
た山中球団専務、明大監督だった荒井スカウト部長のアマ出身コンビで新人補強の
陣頭指揮をしているが、横浜は好結果がまだ出せないでいる。「東京六大学の監督だ
からといって、編成は素人。獲る方に回ると難しいと」とパ球団スカウトが厳しい見方
をした。
 

2004.8.9    涌井の完投&V弾で横浜順調発進
横浜が、今秋ドラフト注目右腕・涌井秀章の投打にわたる活躍で報徳
学園を圧倒した。2回に先制2ランを放つと、投げては10三振を奪い8安打2失点完
投。体調不良の渡辺元智監督(59)もベンチ最前列から元気に指揮を執った。また
東海大翔洋が史上初のバッテリーによる2者連続弾などで尽誠学園に快勝。1999
年の優勝校、桐生一は当時の決勝戦で対決した岡山理大付に敗れた。怪物・松坂が
成し遂げて以来の"報徳切り"だ。春夏通算3度の優勝を誇る報徳学園との初戦。地
元の強豪への大歓声が、一気に聖地を覆っていく。だが涌井には聞こえない。己を信
じて、強気に腕を振り続けた。8安打、2失点の完投劇。「厳しかった? そんなことな
い。県大会に比べれば、甲子園はそうでもなかった」"松坂2世"は強気に言い切った。
風格あるマウンドを見せつけた。最速146キロの直球が、右打者の外角低めに鋭く
決まっていく。左打者にはシンカーだ。カーブ、スライダーを巧みに投げ分け10奪三
振。「力を抜いて投げられた」と笑顔で自画自賛した。エースは打ってもすごい。2回の
攻撃だ。真ん中高めの直球を振り抜くと、白球は浜風に乗って左翼席に飛び込んだ。
公式戦初となる先制の2ランは、神奈川県勢春夏通算50号のメモリアルアーチとなっ
た。6回2死二、三塁の好機でも、二塁への飛球が強風でポテンヒットになる幸運に恵
まれた。2打数2安打2犠打、4打点の活躍で自ら勝利を呼び込んだ。白星は指揮官
にささげる。渡辺元智監督(59)は5月下旬に脳梗塞(こうそく)で倒れ、ベンチ入りす
る今でも体調がすぐれない。この日も、氷で頭を冷やしながらの指揮となった。一番の
良薬は白星、とエースは信じる。「だから昨夜、絶対監督を胴上げしようとみんなで確
認したんです」勝ち取った1勝は、渡辺監督にとって歴代単独6位となる甲子園通算3
6勝、横浜にとっても甲子園通算40勝の白星となった。「過去4回優勝しているけど、
今日の勝利は格別です」名将も孝行息子の奮投を手放しでたたえた。「監督にいいプ
レゼントができました」まずは1勝。6年前の再現となる全国制覇が達成された時、
松坂2世の異名は"涌井1世"に変ぼうを遂げる。 
 
<涌井秀章>(わくい・ひであき)1986年6月21日、千葉・松戸市生まれ。18歳。中
学1年から松戸シニアで投手を始め、3年夏に日本代表として世界大会に出場。横浜
入学後は2番手投手として、03年センバツ準優勝。2年秋からエースナンバーを背負
い、今春の関東大会優勝に貢献した。家族は両親と祖母、姉。184センチ、78キロ。
右投右打。 
 
[プロが熱視線] 
ロッテ・飯塚スカウト「投球のコツを知っている。高校時代の松坂もそうだったが、変化
球の制球でうまく打者をかわしている」 
 
巨人・吉田編成部長「ひじの使い方がうまく、そして柔らかいね。野球センスがある。
(ドラフトの)上位で消える投手」 
 
横浜・今久留主スカウト「直球、カーブ、シュート、フォーク、スライダー、シンカー。6種
類のボールにそれぞれ強弱をつけて投げられるので、実質的に十数種類のボールが
あるようなもの。大会に合わせてコンディションもきっちり整えてきた」
打者の反応を見て投げられる投手はそうはいない。指先でスピードも変えられるし、
センスの良さを感じる。
 
日本ハム・田中スカウト 
県大会よりスピードが出てきた。変化球でストライクを取れるし右打者のインコース
にも投げられる。センスもいいし、将来性がある。
 
オリックス・酒井スカウト
「練習で見て一目ぼれ、この日のピッ
チングで二目ぼれです。体の軸がぶれないから、捕手が構えたところに投球が決まる。現時点での完成度も高いし、これからの
伸び率も期待できる。高校生ではナンバーワンの選手」と語った。

ヤクルト・宮本スカウト
「これからの成長を考えても、上位候補」
「プロで2、3年のうちに1軍に上がれるものを持っている」と断言。

ロッテ坂巻スカウト
「本塁打を見ても、上半身の強さがわかる」と素材のよさにほれ込んでいた。
 

阪神・北村スカウト
「これから伸びる部分もあるし、楽しみな素材」

広島・苑田スカウト
「1巡目指名予定の佐藤(秋田商)に次いで2番目の評価」と絶賛。


2004.8.15    明大・一場獲得へ、
あらためて前向きな姿勢をみせた。金銭授受の発覚でプロ入りの道が閉ざされる可能性もある一場について、峰岸球団社長は「彼1人が悪者になって、この
まま葬り去られてしまうようなことがあってはいけない。球界で救済する必要がある」。学生野球憲章に照らしての「処分の行方を見てから」と前置きした上で
「球団として獲得する可能性はゼロではない」と話した。


2004.7.30    横浜、日大・那須野&松下電器・久保両獲り
横浜市内の球団事務所でスカウト会議を行い、自由獲得枠2枠を行使することを確認した。獲得の意向を表明している日大・那須野、松下電器・久保の両投
手に対し「全力で獲りにいくということです」と荒井スカウト部長。また合併による選手救済によって、10人前後の補強予定を「5、6人に変更せざるを得ない」
(荒井部長)とドラフト戦略見直しについても言及した。

横浜ドラフト困惑、救済選手何人?
横浜は29日、横浜市内の球団事務所でスカウト会議を開き、山中球団専務が球界再編問題について、基本的な流れを説明した。同専務は「救済選手は何
人になるのか、合併球団のドラフトはどうなるのか。彼ら(スカウト)はそれを知った上で対応できないといけない」と話した。また、今秋のドラフト会議での指名人
数に関して松岡スカウトは「まだ決まらない。救済選手の人数など決まっていないことが多いから」と話した。当初予定していた10人程度の指名よりは少なくな
る見込みだ。

横浜が横浜高の涌井獲りへ
横浜が29日、横浜市内の球団事務所でスカウト会議を開き、横浜高・涌井秀章投手(18)の獲得を目指す方針を固めた。荒井スカウト部長は「体のしなりが
素晴らしい。3年生になってさらに伸びた。地元の選手でもあるし、ぜひ獲得したい」と明かした。涌井はMAX148キロの直球にカーブ、シンカー、スライダ
ー、カットボールの多彩な変化球を操り、“第2の松坂”との呼び声も高い本格派右腕。28日に3年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。横浜は日大・那須野と、
松下電器の右腕・久保を自由獲得枠で獲得する方針で、近大の遊撃手・藤田も4巡目以降での指名を狙っており、並行して涌井獲りにも全力を注ぐ。 


2004.7.22    日大・那須野、自由獲得枠で横浜入り確定
プロ7球団が注目する大学NO・1左腕の日大・那須野巧投手(4年=駒場学園)が、今秋ドラフトの自由獲得枠で横浜入りすることが21日、確実となった。この
日、プロ球界関係者が「(横浜が)那須野サイドに(横浜を希望するという)確認を何度も取っているようだ。横浜入り? そうなるだろう」と明かしたもので、複数の
アマチュア関係者も確定情報を明かした。横浜は昨秋から自由獲得枠で明大・一場、那須野という大学球界屈指の左右の本格派の獲得を目指していた。今
年4月には元明大監督の荒井氏をスカウト部長として招へいし、編成部門を強化。一場は巨人入りが確実な状況となったが、7球団が狙う那須野の心を射止
める形となった。日大が春季リーグ優勝を決めた時点で山中正竹球団専務(57)は「これまでの那須野、3月の那須野、4月の那須野と評価は違う。一場と同
等の評価」と高評価。さらに「ウチは言われている通り投手力が劣っている。3年間で投手王国を築く。そのためにも那須野君にはぜひ来てほしい」と熱烈なラ
ブコールを送っていた。投手王国の構築を担うべく、那須野が横浜のユニホームに袖を通すことになる。


2004.7.1 横浜が近大・藤田を指名へ
荒井信久スカウト部長(50)と宮本好宣スカウト(53)は、奈良・生駒市内の近大グラウンドに榎本保監督(48)を訪ね、藤田一也遊撃手(21)=175センチ、7
1キロ、右投左打=を、野手NO1と評価していることをあらためて伝えた。自由獲得枠で日大・那須野巧投手(21)、松下電器・久保康友投手(23)の獲得を
めざしており、4巡目以内での指名を予定している。藤田の指名は中日も検討している。


2004.7.14    横浜創学館・高橋に日米11球団が熱視線
(第86回全国野球選手権、8月7日開幕)12日、18大会で試合が行われ、神奈川では今秋ドラフト候補のMAX145キロ右腕、横浜創学館・高橋徹投手(3
年)が県立屈指の好投手・岩佐輝則投手(3年)率いる横浜清陵総合との1回戦に先発。米大リーグ、ドジャースを始め、日米11球団のスカウトが見守る中、8
−4で完投勝利を飾った。栃木では、今春の選抜大会に出場した作新学院が栃木工に0−3で初戦(2回戦)敗退した。神奈川屈指の好投手目当てに、ネット
裏がにぎわった。横浜創学館・高橋が、この日最速142キロの直球を武器に、四回までパーフェクトピッチを展開。結果的には4点を失ったが、10奪三振で完
投し、ドラフト候補の片鱗(へんりん)をのぞかせた。 「もう少しいいピッチングをしたかったですけど、勝てたということに関してはよかったです」 1回戦のこの
日は、直球&スライダーの限定投球をテーマに掲げた。一回先頭・片野の空振り三振に始まり、完全ペースの四回まで外野への飛球はゼロ。五回二死、5
番・岩佐に初めての安打を許すと「緊張の糸が途切れました」(高橋)と4連打で3点を失ったが、最後までスプリットやカーブ、フォークなど多彩な変化球は“封
印したままだった。 シード校ですら最低7回勝たなければ甲子園に届かない神奈川大会。先を見据えて本領を隠す、激戦区ならではの“煙幕作戦”だった。
 スタンドではドジャースをはじめ巨人、横浜、ヤクルトなど日米11球団の計13人が熱視線を送っていた。巨人・上田スカウトは「腕も長くピッチャーらしい体格
をしているし、将来性がある。(ドラフト)上位で消えるしょう」と絶賛。地元・横浜の今久留主スカウトも「順調に成長していますね」と目を細めた。 試合後、「目
標は甲子園です」と力を込めた高橋。昨秋の神奈川大会を制した右腕は、夢舞台はもちろん、全国最多195校の頂点も見つめている。

■高橋 徹(たかはし・とおる)
昭和62年2月23日、神奈川県横浜市生まれ、17歳。横浜・並木小1年のとき『並木ジャイアンツ』で野球を始め、外野手や捕手を経験。横須賀・大津中時代
に『横須賀スターズ』で投手に転向し、3年時に全国大会8強。遠投100メートル。1メートル83、73キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。血液型は0。好
きなタレントは小野真弓。 


2004.7.9    上野好投!ノーシード帝京 快発進
第86回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会は18大会で計181試合が行われた。東東京大会では22年ぶりのノーシードとなっ
た帝京が今秋のドラフト候補・上野大樹投手(3年)の活躍などで7―0で快勝、初戦を突破した。14日は雨天順延となった宮城大会、石川大会などが開幕、
27大会で計224試合が行われる。 笑顔はなかった。試合終了後、口元を引き締めた帝京ナインがロッカールームに入る。厳しい表情で続いた前田監督。
「苦しいスタートだね。苦しいよ。でもいくら弱いと言っても、このまま終わらせられないでしょう」。22年ぶりのノーシードでのスタート。七回コールド発進も危機感
が口をついた。 悲壮感の漂ったチームを引っ張ったのはエース上野だ。初回は1死一、二塁のピンチを招いたが二回以降は本領を発揮。「プレッシャーは
あった。立ち上がりは硬くなったけど、自分でリズムをつくれた」と自身最速タイのMAX143キロの直球と変化球を駆使して6回3安打無失点に抑えた。ヤクル
ト、ロッテ、阪神の3球団のスカウト、さらには同じく今秋のドラフト候補で東洋大のエースである兄・貴久の前での力投だった。 攻撃陣は安打5本だけと物足り
なかったが、8盗塁を絡ませるソツのない攻撃で7得点。「初戦で硬かったので動かしていった。セオリー通りだと堅苦しくなるからね」と前田監督。シードを取れ
ず弱いと言われ続けたチームの夏初戦で、甲子園歴代4位の38勝を挙げている名将が見せた勝利への執念でもあった。 試合後、ナインは練習を行うため
に足早に球場を後にした。「常勝だったころとは違う弱いチームだから」とチームを引っ張ったエース上野。ノーシードでも、ひたむきさは先輩たちに負けてい
ない。



2004.6.18    横浜が松下電器・久保獲り参戦  明大・一場あきらめて方向転換
横浜が今秋ドラフトの自由獲得枠で松下電器・久保康友投手(23)=181センチ、81キロ、右投右打=の争奪戦に参戦することが17日、明らかになった。獲
得を目指していた明大・一場靖弘投手(21)の巨人入りが決定的になったことを受け、方向転換したものだ。 センバツ準優勝投手の久保は関大一高(大阪)
卒業後は伸び悩んだが、昨年後半から急成長。5月の社会人野球京都大会で自己最速の149キロを計測し、自由獲得枠候補に浮上した。球団関係者は
「一場がだめでも、自由獲得枠で投手を獲る方針に変わりはない」と明かしており、149キロ右腕に狙いを定めた。 久保にはロッテ、オリックスが自由獲得枠
での獲得方針を明言。すでに横浜も宮本好宣、宮本四郎両スカウトが密着マークを続けている。同じく自由獲得枠での獲得を狙うアマNO1左腕の日大・那
須野巧投手(21)、上位指名予定の近大・藤田一也内野手(21)とともに、久保の獲得に全力を注ぐ。 


2004.6.16    大学No・1右腕 一場が巨人入りへ
明大・一場靖弘投手(21)の巨人入りが15日、確実になった。この日、今春の公式戦が終了したことで、別府隆彦総監督(79)と進路について相談。一場から
巨人入りの意向を伝えられた同総監督は「あまり時間をかけると断る球団に迷惑がかかる」と同日夜、阪神と横浜に電話で連絡を入れた。複数の関係者も「在
京志向が強く、強いチームで自分の力を発揮してみたいようだ」と話しており、秋のリーグ戦終了後に正式発表される。 激しい争奪戦だった。今年1月には巨
人をはじめ、阪神、横浜、オリックス、西武、さらにはメジャーのメッツ、ドジャースなども視察に訪れた。一場も「自分をどれだけ見てくれているかは気になる」と
話していた。群馬県出身の一場は幼い頃から巨人ファン。冷静沈着な投球をする桑田にあこがれており、今季の開幕戦も東京ドームで観戦した。巨人は高
校時代から一場をマーク、三山球団代表が何度も球場に訪れるなど、球団トップの直接視察という熱意も一場には伝わったようだ。 最速154キロに完全試
合。神宮をわかせたスピードスターは来年、少年時代からの夢をかなえ、東京ドームで日本最速の160キロを目指すことになる。 一場 靖弘(いちば・やすひ
ろ)1982年(昭57)7月5日、群馬県生まれの21歳。太田小3年で野球を始め投手兼内野手、桐生一では99年夏に背番号11で正田(現日本ハム)らとともに全
国制覇。明大では1年春からベンチ入りし通算26勝。03年秋の早大2回戦で自己最速の154キロを記録した。04年春には8勝を挙げリーグ優勝に貢献、ベス
トナインも獲得した。家族は両親と兄。1メートル83、84キロ。右投げ右打ち。

 ≪横、神は方向転換≫
一場の巨人入りを受け、横浜、阪神は方向転換を余儀なくされた。横浜の山中球団専務は「何の話も聞いていないし、断りも受けていない。こちらとしてはこ
れ以上話をすることはない」と複雑な表情を見せたが、今後は日大・那須野の獲得に全力を注ぐ。また、一場、シダックス・野間口と2人にふられた形になった
阪神は編成会議を開き、那須野や日本新薬・橋本らをリストアップ。さらに黒田編成部長が「高校生にもいい選手がいる」と話し、自由獲得枠を使わずに東北・
ダルビッシュの指名も視野に入れている。


2004.6.14    明大・一場 103球!完全試合達成
一場、28年ぶりパーフェクト。第53回全日本大学野球選手権大会第6日は13日、神宮で2回戦3試合を行い第3試合で自由獲得枠候補の明大・一場靖弘投
手(4年)が完全試合を達成した。外野への飛球はゼロ。まさに圧巻の103球だ。そのほか東海大、九州東海大が勝ち進み、ベスト8が出そろった。14日は午前
9時から準々決勝4試合が行われる。 アウトを1つ取るたびに、1球投げるごとにスタンドがざわめく。最後はフォークのサインに首を振って148キロの直球。27
人目の打者・西山を見逃しの三振に仕留め完全試合達成、一場は右拳を突き上げた。 「研究されていないから楽に投げられた」。わずか103球。1球たりとも
外野に打球を飛ばさせなかった。「ベンチに戻ってくるたびにゼロだゼロだと言われていた。一生に1回はやってみたいと思っていた」と心地よい汗をぬぐいな
がら快挙の余韻に浸る。この日も父・隆志さんと母・京子さんが観戦。これまでウイニングボールは自室に並べていた一場だが、特別な1球は「両親にあげま
す」と感謝の意を表した。 スカウト陣の評価はさらに上昇。自らスコアブックをつけていた巨人・三山球団代表は「感激した。打たせて取る投球での達成は凄
い。凄いよ」とスタンディング・オベーションで称賛。“一場伝説”の幕開けを告げる快挙が、巨人、阪神、横浜の3つどもえの争奪戦をさらに激化させる。


明大・一場完全試合  全日本大学野球選手権〈第6日〉
今秋ドラフト自由獲得枠の目玉、明大・一場靖弘投手(21)が、広島経大を相手に完全試合の快挙を成し遂げた。大学選手権での完全試合は1976年、駒
大・森繁和(現中日投手コーチ)が近大工学部戦で達成して以来28年ぶり4度目。また、東海大がプロ注目の強打者・大松尚逸(しょういつ)の2ランなどで札
幌大を下した。九州東海大は北九州市大を下し、ベスト8が出そろった。最後の打者を三振に仕留め完全試合を達成した一場はガッツポーズ(カメラ・近田 
瑞樹)  ウイニングボールは“女房”のミットにおさめる。それが一場流だ。9回2死。フォークのサインに首を振り、こん身の148キロを外角に決めた。見逃し三
振でゲームセット。選手権史上4人目、28年ぶりとなる完全試合達成だ。「一生で一度は完全試合をやりたいと思っていた」一場の喜びが爆発した。 会心の
出来だ。初対決の広島経大打線は、バットに当てるのにも苦労した。初回に2Kで立ち上がると、最速151キロの直球、110キロ台のチェンジアップ、フォー
ク、カットボールなどでほんろうし計13奪三振。外野には1球も打球が飛ばず、内野飛球もひとつだけ。13あった内野ゴロの多くは“ボテボテ”だ。「ずっと0―0
の気持ちで投げました。リーグ戦のように相手にあまり研究されていない分、無心で投げられた」と一場。リーグ戦と違い、指名打者制だったことも「ベンチでゆ
っくり休めた」とプラスになった。 ネット裏に陣取ったプロのスカウト陣からも「スタンドとも一体化していた。リーグ戦で頑張ったごほうびでしょう」(横浜・荒井信
久スカウト部長)など、ため息しか出ない。 

★一場 靖弘(いちば・やすひろ)
昭和57年7月5日、群馬県生まれ。21歳。桐生一高から明大に進学。高校2年時の夏の甲子園で正田樹投手(現・日本ハム)の控え投手ながら全国制覇を
経験。エースとなった3年時は夏の甲子園に出場も初戦敗退。大学では東京六大学の春季リーグ戦で初先発初勝利を挙げるなど1年から活躍。六大通算成
績は52試合26勝15敗、防御率2.02。1メートル83、82キロ。右投げ右打ち。  


2004.6.3    松下電器・久保に5球団熱視線
オリックス、ロッテが今秋ドラフトの自由獲得枠での獲得を狙う松下電器・久保康友投手(23)=181センチ、81キロ、右投右打、関大一高出=は2日、阪神と
のプロアマ交流戦(鳴尾浜)に7回から登板。9回に失策がらみで1点を失ったが、3イニングを4安打1失点(自責点0)に抑えた。 珍しい光景だった。プロ相手
を意識したのか、立ち上がりから力んで6球続けてボール球。だが、無死一塁から後続を退けると、立ち直った。自己最速タイの149キロを計測し、3奪三振。
「なかなか修正できず、迷惑をかけた。点差が開いて気の緩みがあったかも」と反省した。 ネット裏には阪神、ヤクルト、横浜も加えた5球団のスカウトが集
結。ロッテ・宮田編成部長代行、オリックス・酒井チーフスカウトは「評価は変わらない」と口をそろえた。進路表明は都市対抗が終了する9月上旬まで封印す
るが、アマNO1右腕の周辺が騒がしくなってきた。

松下電器・久保、力で虎2軍圧倒 オリックス&ロッテが争奪戦 
◆ 阪神プロ・アマ交流戦 ◆ <松下電器9−1阪神>松下電器と阪神のプロ・アマ交流戦が2日、西宮市の鳴尾浜球場で行われ、松下電器が2本塁打を
含む10安打で9点を奪うなど、投打に阪神を圧倒。自由獲得枠候補・久保康友投手(23)は、自己最速タイの149キロをマークするなど3回1失点(自責0)だ
った。 また凄さを見せた。オリックスとロッテが自由獲得枠で狙う松下電器・久保が七回から登板。九回に失策絡みで1点こそ失ったが全51球中、40球がスト
レートと阪神打線を力で圧倒した。 「フォークを投げれば空振りが取れることは分かっていた。ただ力んでしまい、修正するのに時間がかかった。今季では最
悪の出来」 七回、先頭打者から6球続けてボール球と珍しく制球を乱した。それでも力勝負にこだわり、自己最速タイの149キロをマークするなど、常時140
キロ台中盤を計時した。 この日はロッテなど5球団12人のスカウトが視察。オリックス・酒井チーフスカウトが「今年のアマ球界で、力で打者をねじ伏せるのは
久保だけ」と話せば、上位候補にあげるヤクルト・羅本スカウトも「安定感など野間口よりも総て上」と絶賛。「進路は都市対抗が終わってから」と雑音を封印し
た久保だが、人気は高まるばかりだ。


2004.5.26    近大藤田が首位打者
近大・藤田一也内野手(4年=鳴門一)が4割1分1厘の打率を残し、3年春以来の首位打者を獲得した。前日24日に82年の新リーグ発足後の1季最多安打記
録となる23本目の安打を放ち全日程を終了。リーグ優勝は逃がしたが大学2度目のタイトルを得た。横浜が石井の後継者として獲得候補に挙げているほか、
中日もアマNO・1遊撃手として高く評価していることが明らかに。藤田は「秋はもっと打てるように頑張ります」と誓った。


2004.5.9    明大・一場、歴代9位315K
巨人、阪神、横浜が獲得を目指している明大のエース・一場靖弘投手(21)が8日、東京六大学リーグ・立大戦に先発し自己最多の17三振を奪った。リーグ
歴代9位となる通算315Kに達しただけでなく、早大・和田(現ダイエー)に次ぐ史上2位の奪三振率9・25もマーク。奪三振王ぶりを見せつけたが、試合は失
投を痛打されて逆転負け。「反省しないと…」とがっくり肩を落とした。これだけ三振を奪っても勝てない。一場に残ったのは、やるせない思いだけだ。「2点もも
らったのに、5点も取られた。三振の数じゃないですよ」とひたすら自分を責めた。 自己通算300三振まで“マジック2”で迎えた一戦。初回に3番・多幡、4番・
比嘉を低めいっぱいの直球で連続見逃し三振。あっさり300Kに達すると、3、4回には5者連続Kをマーク。最速150キロの直球とカットボールを主体に4回ま
では仁王立ちだった。 順調すぎる序盤にこそ、落とし穴があった。敵主砲の比嘉が「球数を多く投げさせてミートを心がけた」と話すように、ファウルで粘られ
球威を徐々にそがれた。5回、加藤に失投のカットボールを2ランされ、6回には球数が100球を超える。そして7回、四球と味方の失策、連打で勝ち越され、1
71球完投で今季2敗目を喫した。 三振ショーは記録ずくめだ。通算315Kは、チームの先輩・川上憲伸(現中日)の311Kを抜いて歴代9位。奪三振率(9・2
5)でも、早大・和田毅(現ダイエー)の11・72に次ぐ堂々の2位だ。一方、17奪三振して負けるのは、法大・松本祥平が2001年9月22日の慶大戦で記録した
「18K敗戦」に次ぐ不本意な記録となった。 「いかに低めにボールを集めるか。自分も(投球の)攻め方を反省しないと」と謙虚に振り返った神宮の奪三振王。
屈辱を吸収して、成長するしかない。

巨人・藤本茂喜スカウト
「ボール一球一球はいい。フォームのバランスもいいが、コースが甘い球もあったかな。それとエラー(計3失策)は、失点にからむよね」

阪神・菊地敏幸スカウト
「決め球がたまたま高めへ行った。17Kでしょ。高評価は変わりません」

横浜・松岡功祐スカウト
「一球一球はいいんじゃないですか。300三振はすごいこと。それで負けるなんて、うまくいかないもんですね」  


2004.5.4    近大・三木田が完封
関西学生野球春季リーグは3日、甲子園で近大―京大、関大―関学の各1回戦を行い、近大と関学が先勝した。近大のエース三木田敬二(4年=明徳義塾)
は京大打線を2安打11三振無得点に抑え、自身2度目の完封。関学の加藤学投手(3年=清教学園)も関大を3安打に抑え、初完投初完封勝利を挙げた。
プロ注目の右腕、近大・三木田が完封勝利を挙げた。ストレートは最速147キロをマークしたが「真っすぐは今一つ。変化球でストライクを取れたので助かりま
した」と明かす。調子が悪いなりに、6回終了まで無安打無得点。明徳義塾(高知)2年の時、中村(高知)との練習試合で無安打無得点試合を達成しており
「終盤に入って意識しましたが」と、風の影響で左翼手が捕りきれなかった初安打を悔んだ。横浜が獲得候補に挙げる藤田一也内野手(4年=鳴門一)は、今
季5度目のマルチ安打も「チームが勝つためにももっと固め打ちしたい」と語った。


2004.5.1    三菱ふそう川崎・五嶋貴幸が2回無失点
今秋のドラフト候補左腕・五嶋貴幸投手(23)が6回からリリーフ登板。2イニングを無失点で3三振を奪いながらも3安打を浴びたことに「今日は全部ダメでし
た」と苦笑い。この日のMAXは137キロだったが、阪神・池之上スカウトは「右打者の内角へのスライダーが素晴らしい」と高評価。昨夏の都市対抗で若獅子
賞を受賞した左腕は「目標は都市対抗2連覇」とさらなる飛躍を誓っていた。

三菱ふそう川崎五島、2回無失点の好投
三菱ふそう川崎(関東)のドラフト候補左腕、五島貴幸投手(24=常磐大)が2回無失点の好投でネット裏のスカウト陣にアピールした。打線も13得点と爆発
し、甲賀健康医療専門学校(近畿)に13−0と7回コールド勝ちした。日産自動車(関東)とJR西日本(中国)もそれぞれクラブチームに順当勝ちした。三菱ふ
そう川崎の五島が6回から登板し、2回無失点と好投した。直球は最速137キロながら要所でスライダー、チェンジアップを織り交ぜて3奪三振。2年前にプロ入
りした久保田(阪神)小野寺(西武)とは常磐大の同期生で「自分も上でやってみたい。もっと気持ちを前面に出して安定感のある投手を目指します」と話した。
ネット裏には巨人、阪神、横浜など9球団が集結。横浜宮本スカウトは「左で投球術がたけているので今後が楽しみ」とリストアップした。


2004.4.29    横浜スカウト 近大監督にあいさつ
横浜の宮本好宣、宮本四郎両スカウトが奈良・生駒市の近大グラウンドを訪れ、榎本保監督(47)にあいさつ。今秋ドラフトの指名候補として近大・藤田一也
内野手(4年=鳴門一)をリストアップしている。


2004.4.27    [04キミが主役]明大・一場靖弘
明大エースの一場靖弘投手(21)が26日、東京六大学リーグ・慶大戦で10三振を奪い完投勝ち。チームでは川上憲伸(現中日)以来となる通算20勝を達成
し、2ケタ奪三振10度は法大・江川卓(元巨人)に並んだ。大学日本一を決める第53回全日本大学野球選手権大会(報知新聞社後援、6月8日から神宮球
場)まで1か月あまり。スポーツ報知では、大会での活躍が期待されそうな一場らドラフト注目選手を毎週1人、ピックアップする。ダイナミックなフォームから14
8キロが低めに決まった。一場は、最後の打者・池辺を見逃し三振に仕留め、10Kで締めた。2ケタ奪三振通算10試合は法大・江川卓と並ぶ歴代4位タイ。勝
ち星でも、チームでは川上(28勝)以来となる20勝到達だ。「目標は30勝なので通過点です」と笑った。明大の大先輩・星野仙一(現阪神オーナー付シニア
ディレクター=SD)は、学生時代に23勝を挙げている。「(23勝を)抜きます」と宣言した。24日の慶大初戦で1年ぶりの黒星を喫した。この日も中盤は苦しん
だが、覚えたてのフォークを武器に踏ん張った。チームは勝ち点2で早大と並び首位タイ。一場のMAXは150キロだった。球速アップが成長の足跡だ。中学
時代に軟式で130キロ台を連発した少年は、高校を経て大学1年で145キロ、3年秋の早大戦で154キロを3度投げた。魅力はスピードだけじゃない。終盤で
も140キロ台後半を投げる肩の強さとスタミナがある。「地肩の強さで投げる投手はそうはいない」(巨人・藤本スカウト)、「大学では持てる力の7割くらいしか出
ない」(阪神・菊地東日本統括スカウト)とプロは強じんな肉体にほれている。年明けから巨人、阪神、横浜が専属スカウトを派遣し徹底マークしてきた。横浜
は、元明大監督の荒井信久氏(50)がスカウト部長に就任。阪神には星野SDという切り札がいる。在京の人気球団である巨人も、若手投手陣の整備は今や
最重要課題となった。獲得合戦で3球団以外にツケ入るスキはない。三つどもえの獲得合戦はまだまだ続く。

横浜・松岡功祐スカウト(明大OB)「直球が速く、スライダーのキレもいい。フォーク、チェンジアップと球種があり、しかも投げるスタミナは群を抜いている。タイ
プ的に似てる投手はプロでは見つからない。速球を何球も投げるところは松坂(西武)似かな。顔もいいし、スターになる要素も持っている」

<一場靖弘>(いちば・やすひろ)
1982年7月5日、群馬・吾妻町生まれ。21歳。小学3年から野球を始めて5年から投手。桐生一高2年の夏に正田(現日本ハム)の控えとして全国優勝。3年
夏はエースとして甲子園出場。明大進学後、1年春のリーグ戦初登板初勝利。昨秋のリーグ戦早大戦では神宮球場の大学生最速となる154キロを計測した。
リーグ通算20勝13敗。183センチ、84キロ。右投右打。


2004.4.27    巨人、阪神、横浜が専属スカウトを派遣し徹底マーク
ダイナミックなフォームから148キロが低めに決まった。一場は、最後の打者・池辺を見逃し三振に仕留め、10Kで締めた。2ケタ奪三振通算10試合は法大・
江川卓と並ぶ歴代4位タイ。勝ち星でも、チームでは川上(28勝)以来となる20勝到達だ。「明治のエースとして、先に点はやれない。目標は30勝なので通過
点です」と笑った。明大の大先輩・星野仙一(現阪神オーナー付シニアディレクター=SD)は、学生時代に23勝を挙げている。「(23勝を)抜きます」と“燃え
る男”超えも宣言した。 24日の慶大初戦で1年ぶりの黒星を喫した。この日も4回無死満塁から3失点するなど中盤は苦しんだがチェンジアップ、覚えたての
フォークを武器に踏ん張った。チームは勝ち点2で早大と並び首位タイ。一場のMAXは150キロだった。球速アップが成長の足跡だ。中学時代に軟式球で1
30キロ台を連発した少年は、高校を経て大学1年で145キロ、2年で148キロ。3年秋の早大戦で154キロを3度投げた。一場の魅力はスピードだけじゃない。
終盤でも140キロ台後半を投げる肩の強さとスタミナがある。「地肩の強さで投げる投手はそうはいない」(巨人・藤本スカウト)、「大学(の試合)では持てる力
の7割くらいしか出ない。プロに行ってまだまだ伸びる」(阪神・菊地東日本統括スカウト)とプロは強じんな肉体にほれている。 年明けから巨人、阪神、横浜が
専属スカウトを派遣し徹底マークしてきた。横浜は、元明大監督の荒井信久氏(50)がスカウト部長に就任。阪神には星野SDという切り札がいる。在京の人気
球団である巨人も、若手投手陣の整備は今や最重要課題となった。獲得合戦で3球団以外にツケ入るスキはない。三つどもえの獲得合戦はまだまだ続く。


2004.4.25    大松 原さんに並ぶ3戦連発
東海大が開幕3連勝。今秋ドラフト候補の主砲・大松尚逸(しょういつ、金沢)がチーム記録に並ぶ3試合連続アーチを放ち、打ち勝った。日体大は投打に1年
生が活躍し、昨秋Vの城西大に先勝した。偉大なる先輩、原さんに並ぶ一発だ。8回2死一塁。大松は帝京大の左腕・上地のスライダーを振り切った。打球は
右翼ポール左に弾丸ライナーで一直線。チーム記録としては、78年秋の原辰徳(元巨人、スポーツ報知評論家)ら4人がマークした3試合連続に並ぶアー
チ。72年秋に明学大・森山正義、96年春に帝京大・里崎智也(現ロッテ)が成し遂げたリーグ記録、4試合連続に王手をかけた。 苦難のオフだった。昨年11
月、オーバーワークから左ひざを故障。手術を余儀なくされた。退院後は3か月間練習を止められ、バットを振れない焦りに襲われた。だが、気持ちを切り替
えウエートトレに没頭。災い転じて福となし、強じんな上半身がさらに強い打球を生み出した。 ネット裏では巨人、横浜、広島、近鉄、ロッテのスカウトが目を
見張った。「明日ですか? 狙います」4試合連続を宣言した大松。自らのバットで、東海大に通算50度目のVを引き寄せる。


2004.4.21    [シ烈・自由獲得枠戦線]野球/3 日大・那須野巧投手
大学生と社会人選手に対して行使できる自由獲得枠。各球団とも現場が望む即戦力を獲得するために早い時期から争奪戦を繰り広げている。しかし、将来
性を見込んで即戦力ではない選手を自由獲得枠で“確保”するのも1つの戦略だ。今年でいえば日大・那須野がそれに当たる。1メートル92の長身左腕、14
0キロ台後半の直球と角度のある変化球に、スカウト陣は「大学No・1左腕」と口をそろえる。だが、まだ粗削り。プロにとっては、その未完成な部分が将来的な
伸びしろであり魅力でもある。那須野は千早中ではサッカー部に所属。本格的に野球を始めた駒場学園でも背番号10の2番手投手だった。素質が開花した
のは日大入学後だ。昨季までは好不調の波が激しく、自由獲得枠候補となるかは微妙だった。そんな中、オリックスが中村GM、スカウト総動員で2月下旬か
らオープン戦を視察。他球団に先駆けて3月上旬に自由獲得枠で獲得に動くことを表明し、古屋スカウトは「まだまだよくなる。2、3年後には10勝くらいできる
素質」と将来性の高さを強調した。このオリックスの動きに慌てたのが他球団。ロッテ・永野スカウトが「自由獲得枠を使わないと獲れない」と話す通り、オリックス
が自由獲得枠で来るならドラフトでの指名までは待てない。ダイエーも獲得に興味を示し、那須野の周辺は一気に過熱。そしてこの日、駒大戦で7回1/3を2
失点に抑え今季2勝目を挙げた那須野を視察した横浜・荒井スカウト部長は「自由獲得枠を2つ使うことになるでしょう」と語った。明大・一場の獲得にも動いて
いる横浜にとって、この荒井部長の言葉が自由獲得枠での参戦表明となる。シーズンごとに成長を遂げる左腕。今春のリーグ戦で早くも2勝目を挙げて「将来
性」という評価はさらに高まり、シダックス・野間口、明大・一場ら即戦力投手に負けない争奪戦へ発展しつつある。「自由獲得枠で(獲りに)来てくれるならうれ
しい」と那須野。春から夏へ、その成長がスカウトを熱くさせる。

◇那須野巧(なすの・たくみ)
1982年(昭57)10月4日、東京都生まれの21歳。千早小2年で野球を始め、千早中ではサッカー部に所属してFW。駒場学園で再び野球部に入って投手。
3年春に都大会ベスト4、夏は都大会4回戦で敗退した。日大では1年秋からリーグ戦に登板し、34試合で13勝8敗。家族は両親と姉。1メートル92、87キロ。
左投げ左打ち。


2004.4.20    [シ烈・自由獲得枠戦線]野球/2 明大・一場靖弘投手
ライバルであり続けるのか、それとも同じチームで投げるか。明大・一場にとって、それが大きなポイントになる。ライバルとはシダックス・野間口。1学年下の社
会人選手とはいえ、自由獲得枠の目玉と騒がれている同じ右の本格派投手を意識しないはずはない。「意識しても仕方ないけど、負けたくはないですね」。
負けず嫌いの一場の言葉に、獲得に乗り出している阪神、巨人、横浜のセ3球団は敏感な反応を示している。神宮の杜を沸かせるスピードスター。17日の今
季初戦でも東大を6安打完封した。ネット裏で目を光らせた3球団のうち阪神と巨人が野間口との両獲りを狙っている。巨人・吉田編成部長は「将来は巨人の
投手陣の柱になってくれる存在」と野間口とともに最大の評価を送る。もちろん阪神も同じ評価だ。ただ、どんなに高く評価しても野間口の動向が一場の球団
選択に影響してくる。97年のドラフトでは一場の先輩、明大・川上がライバルの慶大・高橋由との両獲りを狙った巨人の誘いを断り、中日の逆指名を決めた。
強烈なライバル心をパワーの源にするのは偉大な先輩、星野仙一氏の時代から受け継がれる“明治魂”でもある。その星野氏は現在、阪神のシニア・ディレ
クター。それも一場の決断に大きな影響を及ぼすことは間違いない。1メートル83の長身から投げ下ろす一場の速球は最速154キロ。神宮球場にスピードガ
ンが導入されて以降、大学生では最速の数字だ。阪神・菊地東日本統括スカウトは「緩急をうまく使えるようになった」と評価する。大学1年春から主戦投手と
してリーグ戦に登板し、2年時には和田(ダイエー)長田(西武)多田野(インディアンス3A)ら「松坂世代」と投げ合ってきた。ライバルと競ったから今がある。ど
んな環境がプロで一場を成功させるか、それが球団選択の決め手となる。「自由獲得枠という評価は光栄。でも今はリーグ戦に集中したい」。一場の最終決断
は早くても春季リーグ戦後。野間口の動向とも複雑に絡み合い3球団の争奪戦はこれから激化する。

■一場靖弘(いちば・やすひろ)
1982年(昭和57)7月5日、群馬県生まれの21歳。太田小3年で野球を始め投手兼内野手。桐生一では99年夏に背番号11で正田(現日本ハム)らとともに
全国制覇。明大では1年春からベンチ入りし通算19勝12敗。03年秋の早大2回戦で自己最速の154キロを記録した。家族は両親と兄。1メートル83、84キ
ロ。右投げ右打ち。


2004.4.20    日大・那須野自己最速147キロ
日大が駒大に先勝した。今秋ドラフトの自由獲得枠候補・那須野巧(4年)が自己最速となる147キロの直球を軸に、駒大打線を8回途中まで2失点に抑えこん
だ。第1試合は東洋大が青学大をサヨナラで下し、95年春以来、18季ぶりの開幕3連勝を飾った。6回2死一、三塁。マウンドで那須野は自らに言い聞かせ
た。「絶対、力で抑え込む」駒大の主砲・新井にすべて直球勝負。カウント2―1からの4球目が自己最速更新となる147キロを計測。低めに外れたが、続く球
も147キロ。完全に詰まらせ、右飛で危機を切り抜けた。7回1/3を2失点の力投で、自身初の駒大戦勝利に「相手の揺さぶり攻撃も、全部、無視しました」合
言葉の「無」でつかんだ勝利に笑顔を見せた。この日も大挙押しかけた日米のスカウト陣。8人が足を運んだ横浜の中塚スカウトは「球を前で離せるから、のし
かかってくるような感じを受ける」と改めて高評価。チームは開幕3連勝と絶好調。「今は投打がかみ合っている」と手応えもある。エースがつけた勢いは止まら
ない。

自由獲得枠で明大・一場と那須野の両獲りを目指す方針
那須野が駒大から初めて勝ち星を挙げた。「ピンチには真っすぐでいこうと決めていた」と六回2死一、三塁の場面では自己最速となる147キロを連発し新井
を右飛に打ち取るなど、強気の投球で7回1/3を2失点。「後半バテ気味だったけど、やっと駒大に勝てた」と笑顔を見せた。また、7人のスカウトと試合を見守
った横浜・荒井スカウト部長が、自由獲得枠で明大・一場と那須野の両獲りを目指す方針を明らかにした。那須野は「選べるチームが増えるのは光栄。でも、
今は優勝することだけを考えています」と話した。


2004.4.18    明大・一場投手を各球団スカウトが絶賛
今秋ドラフト注目の右腕、明大・一場靖弘投手(4年)が東大戦で今季初先発初登板。要所を締める投球で6安打完封勝ちを収め、チーム12季ぶりのリーグ
優勝へ好発進した。また立大は、エース格に成長した小林太志投手(3年)が法大を下し、2勝目をマークした。内容の悪さに思わず舌を出す明大・一場  た
だ勝つだけでは満足できない。一場は「四球が多いし、直球があまりキレていなかった」と反省点をあげた。2、3回とも長打と死球を許した。圧倒的にねじ伏せ
ることが出来ず不満を漏らした。 昨年10月19日の早大戦で大学生の球場最速となる154キロをマークした剛腕。ネット裏には、獲得を狙う巨人、阪神、横浜
それぞれ複数のスカウトが陣取った。この日の最速は3回の151キロ。制球にやや苦しんだが、カットボールやチェンジアップを駆使。被安打6、奪三振8にま
とめ、通算8度目の完封勝利だ。 「きょうは緩急をつけて打ち取っていた。投球のバランスはいいよ」という横浜・松岡スカウトはじめ各球団の高評価は変わら
ない。「勝ちは勝ち。自分は全試合負けないつもりで投げます」大学NO1右腕は、4連覇中の早大を倒してのリーグ優勝に全力を注ぐだけだ。


2004.4.11    TDK津口が名門ヤマハ撃破
TDK(秋田)が2−1でヤマハ(静岡)に競り勝った。左腕・津口竜一(24)がMAX141キロのストレートを駆使し、7回まで無失点7奪三振の好投でプロスカウト
をうならせ、2年目で公式戦初勝利をもぎとった。今日11日の2回戦で強豪NTT東日本(東京)に挑む。JT(宮城)はトヨタ自動車(愛知)に5−4でサヨナラ勝
ちし、12日に準々決勝でシダックス(東京)と対戦する。140キロを超える速球、右打者の胸元をえぐるクロスボールで名門ヤマハ打線を沈黙させた。津口
は、初回にMAX141キロをマーク。この後も141キロを連発し、ブレーキの利いたカーブを織り交ぜて、7回を無失点7奪三振。「(5回以降は)コーチから体の
軸がずれていると注意されて、セーブした」と余裕の投球をみせた。スタンドに陣取ったオリックス、横浜など3球団スカウトは「くせのないフォーム。140キロ以
上を安定して投げられることが才能」と、うなった。まさに無名の素材だ。大阪の進学校・北野高時代は夏の予選も登板チャンスはなかった。1浪後に千葉大法
学部に入学。「このレベルならば、自分でもやれるかも」(津口)が野球部入部の理由。5季連続でリーグ奪三振王のタイトルをものにしたが、TDKでは「甲子
園出場経験がある人ばかりで今も不安です」と真顔で本音を漏らす。8回裏2死から三塁打を許し、1点を失った。9回裏も逆転サヨナラ負けのピンチを招いた
が、2年目で待望の公式戦初勝利をもぎ取った。それでも笑顔はない。「課題の外角の制球(8四死球)が克服できなかった。納得がいかない」と、反省を忘れ
ない。斉藤亮監督(37)も期待も膨らませる。「まだ、体ができていない。経験を積めば、もっと成長できる」。3年ぶりの日本選手権、都市対抗出場へ、サウス
ポー津口の台頭から目が離せない。

◆津口竜一(つぐち・りゅういち)
1979年(昭和54年)5月22日、大阪府生まれ。北野高時代は夏の選手権予選4回戦進出。千葉大では千葉県大学リーグでは5季連続奪三振王。昨年4月
にTDK入社。181センチ、83キロ。左投げ左打ち。趣味カラオケ。愛称はトゥグティ。独身。


2004.4.10    阪神、横浜、広島、日本ハムがこの日も藤田一也内野手を視察
関西学生野球春季リーグは10日、皇子山球場(大津市)で立命―京大、関学―近大の各1回戦を行い、立命と近大が先勝した。近大は、ドラフト候補の藤田
一也内野手(4年=鳴門一)が2安打2得点と活躍。学生最後の春の開幕戦は、反省と逆転勝ちの喜びの半分半分で終わった。打っては2安打が同点、逆転
につながった藤田だが、1点リードの9回、先頭打者の打球をファンブル。1死三塁のピンチにつながった。「大事なところだったのに」と藤田は細身の体をさら
に小さくしながら、無失点で切り抜けてくれた三木田に感謝した。 ただ遊撃手としてのプロの評価は、抜群に高い。阪神、横浜、広島、日本ハムがこの日も視
察。阪神畑山スカウトが「プロでも確実にショートを守れる」と語れば、横浜宮本スカウトも「守りは今でもプロレベルで通用する。センスがいい選手なので、打
つ方も対応できるようになるでしょう」と絶賛した。早大・田中浩康(4年=尽誠学園)とともに、プロ注目の内野手が大学球界をわかせる春が始まった。


2004.4.4    同大・染田がリーグ初の完全試合
春季リーグが開幕。1973年春秋以来の連覇を狙う同大は、開幕戦でドラフト候補右腕の染田賢作(4年)が、京大相手にリーグ史上初の完全試合を達成し
た。11三振を奪い、外野飛球2、わずか99球の快投だった。立命大も2年生左腕の金刃(かねと)憲人が昨季2位の関大に完封勝ちした。ガッツポーズはなか
った。9回2死、27人目の打者を二ゴロに打ち取っても、染田はポーカーフェースを崩さなかった。旧関西六大学リーグを含めても、リーグ史上初となる完全試
合。外野に飛んだ打球が2球なら、フルカウントも8回の1度だけ。内野ゴロ9、内野飛球5(邪飛4)。たった99球の快挙だった。「マウンドに上がったらコントロー
ルが良かった。7回くらいから、もしかしたらいけるかなと思った」と、MAX147キロ右腕は笑顔で振り返った。これまでの人生で完封すらなかった男の偉業。吉
川博敏監督(49)は「自信を持って投げていた」と目を細めた。新たな武器が成長を助けた。昨秋以降にカットボールを覚えようとしたが、うまく変化せず一時
はあきらめていた。ヒントになったのは3月中旬にテレビで放送していたロッテ・小林雅英の握り。球界を代表する守護神をまねて、わずか半月で勝負球を習
得することができた。ようやく大学通算5勝目。地元に野球チームがなかったため、小学校ではサッカー少年。奈良・郡山高では3年夏の甲子園で敗戦処理の
マウンドに立ったが、登録は三塁手だった。大学でも2年春に右ひじを手術するなど遠回りの野球人生。「何かつかめた気がする」と、さらなる飛躍の予感を漂
わせていた。

横浜・宮本スカウト「(染田は)アウトコースに角度のあるボールが決まっていた。きょうのような安定した投球ができれば。12球団がリストにあげている選手だ
が、あとは本人の頑張り次第」

<染田賢作>(そめだ・けんさく)
1982年6月21日、奈良・宇陀郡榛原町生まれ。21歳。榛原中1年の時にボーイズリーグ「宇陀チャレンジャーズ」で外野手として野球を始め、3年から投手。
郡山高では3年の夏に甲子園出場。同大では3年春からベンチ入りし、大学通算5勝。家族は父・雅春さん(52)=会社員=、母・秀子さん(52)と兄。182セ
ンチ、83キロ。右投右打。


2004.4.4    中部大・鈴木MAX145` ネット裏にスカウトずら〜りプロ10球団
バックネット裏のスタンドに、スピードガンを持った男たちがズラリと並んだ。中日、ヤクルト、ロッテ・・・。巨人、阪神を除く計10球団のスカウトが、中部大・鈴木
の投球を追う。今秋ドラフトの上位指名候補の開幕戦を見逃すわけにはいかなかった。身長188a。横手投げから繰り出される速球は、この日、最速145`を
記録した。1、2回は完ぺき。愛大の3番・岩田のバットを折った。だが、3回に不運な内野安打から味方の失策で失点。5回には先頭打者を四球で歩かせ、拙
守も絡んで一挙3失点。「調子自体は悪くなかった。でも、5回のフォアボールはいけないし、味方のエラーは帳消しにしてあげないと・・・」鈴木はミスから崩れ
た自分を責めた。まだ荒削りだが、素材としては魅力たっぷり。中日の中田スカウト部長は「スピードはまだ出るし、腕の振りもいい」と高い評価をした上で「まだ
フォームが一定していないが(ドラフトの)自由枠の候補になる」。今後も徹底マークする方針を明かした。プロで自分の力を試したい。ただ、その前にリーグ戦
を制し、神宮で投げるという目標が鈴木にはある。「いいピッチャーというのはスピードじゃない。トータルです。精神的にも強くならないといけません」この春、
誰もが認める ”いいピッチャー”になってみせる。


2004.3.30    横浜がダルビッシュより「一場獲り」強調
山中正竹球団専務は、今秋のドラフトで獲得を目指す明大・一場投手を、センバツでノーヒットノーランを達成した東北高のダルビッシュ投手より上位にリスト
アップしていることを明かした。横浜は1月のスカウト会議でダルビッシュを高く評価。だが、「ダルビッシュは即戦力になるが、くじになるので、一場と両方を狙
うのは無理。うちはどこよりも早く、一場獲りを表明してきた。その方針は変わらない」と明言。「現時点ではダルビッシュより一場」を強調した。


2004.3.27    ダルビッシュにメジャー7球団マジ視線
巨人の吉田孝司編成部長が26日、ダルビッシュを「高校生としてトップクラス」と絶賛した。ネット裏観客席でノーヒットノーランを見た吉田部長は「去年より投球
術がうまくなった。力の入れどころがよく分かっている。いい意味で相手を見下していた」と、これまでの素質に“頭脳”が加わったことを評価した。シダックス・野
間口貴彦投手(20)、明大・一場靖弘投手(21)と並び今秋ドラフト注目の「ビッグ3」に挙げられている。野間口、一場の獲得を目指す巨人は、基本的に自由
獲得枠を使う戦略を立てているが、超高校級右腕の将来性にも注目している。メッツ、マリナーズなど米メジャー7球団も熱視線を送った。米国でも高評価さ
れており「あとは本人が米国へ来るか、日本でやるかだけですね」(メッツ・大慈彌スカウト)とダルビッシュのメジャー決断を望む声もあった。また、近鉄の足高
圭亮・球団代表兼編成部長が大阪ドームで「高井のころから関心を持っている。今後も調査を続けたい」と、ヤクルト・高井雄平投手(19)=東北出身=がドラ
フトの目玉だった2002年から関心を持っていたことを明かし、獲得に名乗りを上げた。 1巡目指名候補に挙げている日本ハムのほか、中日、オリックス、ダイ
エーなどが争奪戦を繰り広げそうだ。 

今秋ドラフト 最大8球団の争奪戦も
ノーヒットノーランを演じたダルビッシュの成長で、今秋の自由獲得枠とドラフトで12球団の戦略が大きく変わる可能性が出てきた。現在、ダルビッシュの1巡目
指名を公言しているのは日本ハムだけだが、中日、ダイエー、近鉄、ロッテも1巡目の最有力候補としてリストアップ。シダックス・野間口と明大・一場を自由獲
得枠で狙う巨人と阪神をはじめ、西武、横浜など自由獲得枠を使うことを想定している球団が、争奪戦から撤退し早い時期にダルビッシュのドラフト指名に切り
替えることも予想される。 ダルビッシュを密着マークする巨人・大森スカウトが「野間口、一場も決まったわけではないから。ドラフトは何が起こるか分からな
い」と話す通り、争奪戦は最大で8球団。ここに日本球界が最も警戒するメジャーが加わる。この日はメジャー6球団が視察。メッツの大慈彌環太平洋担当本
部長は「精神的に大人になった。あとは本人(の意思)次第だね」と言った。記録は日米争奪戦激化の合図でもあった。

ダルビッシュ(東北) ドラ有利 獲得は6球団の争いか
甲子園に球場にいた誰もが驚きの声をあげた。とても高校生のピッチングではない。ネット裏に並んでいたスカウトたちでさえダルビッシュの快投に「決して全
力投球ではないのに余力を残して投げて無安打に抑えるのだから」と顔を合わせたぐらいだ。今秋、ドラフト1巡目での獲得を目指している中日の中田スカウト
部長は「トリプルAだね。甲子園が生んだ歴代のスーパースターに肩を並べる男。運動選手としての天性のバランスの良さを持っている」と褒めちぎった。父親
がイラン人のダルビッシュは194センチと長身。大柄な投手は粗削りで自らの体をうまく使えない例が多い中で驚くほど器用。この日の序盤は右打者にシンカ
ーで攻め後半はスライダーがさえた。フォーク、チェンジアップなど多彩な球種を操る。「変化球がまずいい。速球は抑え気味(この日の最速147キロ)だった
が、潜在力があるからプロに入ったら155キロは出せる」と中田スカウト部長は言い切った。 ダルビッシュ獲得戦に名乗りを上げているのは中日のほかダイエ
ー、日本ハム、オリックスの計4球団。シダックス・野間口貴彦投手(20)にアタックしている西武、明治大・一場靖弘投手(20)が本命の横浜も自由枠バトルに”
敗退”した時点で参戦する見込みで計6球団の争いになりそうだ。セの人気球団である巨人と阪神がの野間口、一場のダブル獲得に動いているのは中日にと
って有利だといわれる。そこで学校のある仙台に駐在している山本将スカウトが密着マークしている。その一方でダルビッシュはドラフト会議まで希望球団を
口にできそうにない。現役を含むプロ経験者が母校の野球部員に対して直接指導できるようにしようとかプロ・アマが歩み寄って規制緩和しようという動きがあ
る。その条件として日本高野連がプロ側に「逆指名を絶対させないでくれ」と強く要望しているからだ。仮の話だがダルビッシュが「行きたい球団は中日」と口に
したらペナルティーが科せられ中日入りの可能性は消える。熱烈アタックはできないというから厄介だ。


2004.3.8    明大・一場靖弘が初実戦で1回3K スカウト高評価
プロ注目の速球派右腕、明大・一場靖弘投手(21)が7日、東京・調布市の明大グラウンドで行われた神奈川工大とのオープン戦で、今季初めて実戦登板し
た。「(習得中の)フォークを試したい」と急きょ9回に4番手でマウンドに上がると打者3人をそれぞれフォーク、直球、フォークで連続三振。最速は145キロだっ
た。 巨人、阪神、横浜、中日の各スカウトがネット裏で観戦。「フォークは十分使える。内容も申し分ない」(巨人・藤本スカウト)、「腕の振りもフォームのバラン
スもよかった」(阪神・菊地スカウト)と高評価は相変わらず。


2004.2.27    横浜スカウト部長にプロ未経験の荒井氏  明大、神鋼で監督、代表コーチも務めた熱血漢
横浜は27日、山中正竹専務取締役が兼務しているスカウト部長に、神戸製鋼や明大の監督を務めた荒井信久氏(49)が内定したと発表した。4月1日付で就
任する。プロ未経験のアマチュア出身者がスカウト部長に就任するのは異例。横浜では、バルセロナ五輪の日本代表監督だった山中専務に続くアマからの
フロント入りになる。誠実で実直な人柄で知られる一方で、野球に関しては熱血漢の荒井氏。明大では体育会的な上下関係を改め、川上憲伸(中日)、木塚
敦志(横浜)らをプロに送り出した。今秋のドラフトの目玉で、横浜も獲得を狙う一場靖弘投手(明大4年)の明大入りに際しても、群馬・桐生一高まで足を運
び、入学を勧めるなど、スカウト能力も抜群。日本代表コーチや強化部会スタッフも務め、アマ首脳の信頼も厚かった。 荒井氏を口説いた山中氏は「バルセ
ロナ五輪でのコーチを始め、アマでは国際大会の経験が最も豊富な一人。経験、知識、人脈を生かしてほしい」と大きな期待を寄せた。荒井氏は3月いっぱ
いで現在所属している神鋼環境ソリューションを退社するが、会社の了解も得て3月中からセンバツ甲子園などを精力的に視察する予定だ。

◆荒井 信久(あらい・のぶひさ)
1954年3月19日、千葉県生まれ。49歳。千葉県立成東高から明大に進み、捕手として活躍。4年時には日米大学野球の日本代表に選ばれる。76年に神戸
製鋼入り。77〜84年まで補強選手も含めて8年連続で都市対抗野球に出場した。87年秋に神鋼監督。92年のバルセロナ五輪ではコーチとして銅メダル獲
得に貢献。96年春〜01年秋に明大監督を務めた。  

◆「未知の世界…1週間悩んだ」
荒井氏は27日、スポーツ報知の取材に「プロは未知の世界。年齢的なこともあり随分、考えました。ただ、家族も“協力する”と言ってくれたので決めました」と
決断までの経緯を振り返った。横浜から打診があったのは1月下旬。「私のアマでの経験がどう生かせるか。また、プロ、アマの問題などもあるので、いろいろな
方に相談しました。1週間は頭を悩ませました」と話した。明大監督を退いた後も、日本代表の強化スタッフとして尽力してきた。02年、イタリアで行われた世界
大学野球選手権では山中専務が監督、荒井氏がコーチを務め、銅メダルを獲得。立場を変え“横浜復興”のために力を合わせる。  


2004.2.26    明大・一場、3回4K 巨・神・横スカウト“魅了”
今秋の自由獲得枠候補の明大・一場靖弘投手(21)が、紅白戦に登板して3回を1安打1失点(自責0)3連続を含む4奪三振と好投した。22日にも登板した
が、強風の中で2回4安打1失点と不満が残っただけに「きょうは真っすぐも変化球もよかった。ボール先行が何度かあったのでそこだけが課題」と手応えをつ
かんだ。ネット裏の巨人、阪神、横浜のスカウトからも「順調に仕上がってきている」との声。今季の対外試合初登板は3月8日からの関西遠征を予定している。


2004.2.16    日大・那須野投手 春季リーグ戦へ向け2000球の投げ込み
今秋ドラフト自由獲得枠候補の日大・那須野巧投手(3年=駒場学園)が、春季リーグ戦へ向け1週間で2000球の投げ込みを行った。15日、千葉・習志野市
の日大グラウンドで1週間の強化練習を打ち上げた。その中で打撃投手や投げ込みなど計2000球を投げた。「今までで最多。自信がつきました」。冬場のト
レーニングで体重も3キロ増の87キロになり、たくましさを増した。18日には奄美大島でキャンプインし、3月1日の日本文理大戦(鹿児島)で先発する予定だ。
「自己満足ではなく実戦で通用する投球をしたい」と気合十分に話した。キャンプ中はダイエー、ロッテ、横浜、日本ハム、オリックスが視察に訪れる予定で、
将来性十分の192センチ長身左腕の争奪戦が始まりそうだ。


2004.1.19    ドラフト候補 同大・染田始動
今秋ドラフト候補の同大・染田賢作投手(21)=182センチ、83キロ右投右打、郡山出=は18日、京都・京田辺市内の同大学グラウンドでOBの横浜・宮本ス
カウトらが見守る中、始動した。高校時代は野手兼控え投手で、大学入学後も2年間は登板機会なし。ところが、昨年、MAX147キロのストレートと制球力が
あるフォークを武器に頭角を現し、4勝を挙げた新エース。「自分が勝たないと始まらない。プロに行きたい」と力強く夢を口にした。

今秋ドラフト候補右腕、同大・染田賢作投手(21)=1b82、83`、右投右打=が18日、京都・京田辺市の同大グラウンドで始動。キャッチボールや長距離走
で約3時間、汗を流した。染田は中学から野球を始め、郡山高では三塁手として甲子園に出場。同大入学後に投手に専念した遅咲きだが、MAX147キロの
速球を武器に1試合平均2ケタ奪三振を記録する本格派。今春はリーグ制覇がかかるが「エースとして重圧を感じる。優勝して(プロに)アピールしたい」といき
こんだ。

関西学生野球リーグの同大が18日、京都・京田辺市内の同大グラウンドで始動した。昨秋、20季ぶりにリーグを制したが、Vレギュラーはほとんど卒業。連覇
のカギを握るのが今ドラフト上位候補の染田賢作=182センチ、83キロ、右投げ右打ち=だ。まだリーグ戦通算4勝ながら、MAX147キロの重い速球を持つ
右腕は新エースとして自覚、母校の奈良・郡山高で調整を続けてきた。「投手も僕1人しかいないみたいな状態。王者という意識もない。でも(優勝して大学選
手権の)神宮球場へ行きたい」と、ひそかな野望。「シーズン10勝?それは…」と絶句したが、ドラフトは十分、意識している。


2004.1.16    一場獲りへ山中専務あいさつ
横浜の山中正竹球団専務(56)が15日、今秋の自由獲得枠で獲得を狙う明大・一場靖弘投手(21)を東京・調布市の明大合宿所に訪ね、別府寿彦総監督
(77)らにあいさつ。あらためて球団の意思を伝えた。 横浜はこれまでも明大OBの松岡スカウトがマークしてきたが、この時期としては異例となる球団幹部の
直接出馬で誠意をアピール。巨人、阪神の一騎打ちとみられていた争奪戦に割って入った格好。法大の監督時代から一場を知る山中専務は「明大らしく負
けず嫌いだと思う」と評価。さらにこの時期の出馬について「熱意というより、わが球団の意欲。巨人と阪神を早慶に重ね、これを倒して野球界を盛り上げてほし
い」と話した。 横浜は2年連続で最下位に甘んじ先発補強は急務。一場は「励みになります。横浜は若手が多く、やりやすそう」と好印象を口にし、これまで
白紙としていた進路についても「1軍で出番がある球団を選びたい」と話した。年明け早々に激化してきたセ3球団による“一場争奪戦”。その行方が注目され
る。


横浜幹部早くも“一場詣で”  山中専務「誠意というより熱意」
明大を訪れた横浜・山中専務取締役(中)と松岡スカウト(左)は別府監督にあいさつ  今秋のドラフト超目玉、明大・一場靖弘投手(21)=写真=の獲得に
向け、横浜・山中正竹専務取締役(56)が15日、東京・調布市内の明大グラウンドを訪れ、別府総監督らにあいさつした。 8日のチーム始動からわずか1週
間で、球団幹部が足を運ぶ異例の“早仕掛け”だ。「誠意というより熱意。球団の意欲です。力はプロレベル。獲得に誠心誠意、傾注させていただきますとあい
さつしました」と山中専務は説明した。 チームの現状を“武器”にした。2年連続最下位とさびしいが「投球を見ていればとびきりの負けず嫌いが分かる。今は
弱いが、強い球団にしたいという横浜に来てその使命を背負って欲しい」02年まで務めた法大監督時代、ベンチから見つめていた“敵”を救世主に指名する
熱の入れようだ。 この日は右足甲の痛みのため、ストレッチ、ウエートと軽めの練習で汗を流した一場も「光栄です。自分の励みになります。横浜は若手が多
くてやりやすそう」と素直に口にした。在京志向が伝えられている進路に関しても「自分の将来のことなので、そういう希望は捨てたい」と白紙を強調。MAX15
4キロの超特急右腕の獲得レースはこれからヒートアップする。


山中球団専務が一場の獲得あいさつ
横浜の山中球団専務が15日、明大グラウンドに別府総監督、川口監督を訪ね、今秋のドラフト自由獲得枠の目玉、MAX154キロ右腕・一場の獲得あいさつ
を行った。約30分の話し合いを終えた同専務は「11月のドラフトに向けて獲得へ誠心誠意傾注させていただくためにきました。誠意は彼にも伝わってくれると
思う」と話していた。


横浜、幹部出馬で明大・一場に熱烈ラブコール
明大・一場靖弘投手(21)の獲得を目指し15日、横浜の山中正竹球団専務(56)が東京・調布市の明大合宿所を訪ね別府寿彦総監督(77)らにあいさつ。争
奪戦は阪神、巨人と三つどもえの様相となってきた。 横浜はこれまでも松岡スカウトが徹底マークしてきたが、さらにこの時期としては異例となる球団幹部の
直接出馬で本気度をアピール。「熱意というより、わが球団の意欲です。争奪戦が激しくなって気持ちが揺れると思うが、判断して間違いない球団です」と山中
球団専務は話した。一場は「非常に光栄です。励みになります」と恐縮気味。これまで白紙としていた進路についても、この日「1軍で出番がある球団を選びた
い」と一歩進んだ見解を示した。


明大・一場「横浜はやりやすそう」
横浜の山中球団専務は15日、今秋のドラフト会議の自由枠で明大の右腕、一場靖弘投手の獲得を狙い、東京都内の合宿所で別府総監督らにあいさつをし
た。ライバルの阪神、巨人に先駆けての訪問に、法大監督時代から同投手を知る山中専務は「順調に伸びた。明大らしく負けず嫌いだとも思う。巨人と阪神を
早慶に重ね、これを倒して野球界を盛り上げるつもりで来てほしい」と話した。一場は「励みになる。横浜は若手が多く、やりやすそう」と印象を語った。


2004.1.15    山中球団代表が一場の獲得あいさつへ
横浜の山中球団代表が15日、東京・調布市の明大グラウンドを訪ねる。別府総監督、川口監督に今秋の自由獲得枠の目玉、MAX154キロ右腕・一場の獲
得あいさつを行うためだ。「やるべきことをひとつずつしていくだけです」と同代表。昨年末に獲得表明しているが、この時期の出馬は超異例。強敵・巨人、阪
神の牙城(がじょう)を切り崩す。


横浜一場獲りへきょう明大訪問 
野間口と並ぶ今秋のドラフトの目玉、明大・一場靖弘投手(21)獲得を目指し、横浜・山中正竹専務取締役が15日、東京・調布市内の明大グラウンドを訪問、
別府総監督らにあいさつすることになった。横浜はOBの松岡、今久留主スカウトが密着マークしているが、フロント幹部が早い時期からスカウト活動に加わる
ことで熱意をアピールする。一場についても巨人、阪神が獲得の意思を明らかにしている。 


2004.1.13    今年初のスカウト会議
今年初のスカウト会議が横須賀の合宿所で開かれ、昨年限りで現役引退した中根スカウト、阪神から移籍した宮本スカウトが出席。約2時間の会議を終えた
山中球団専務は「ウチの補強ポイントは投手と捕手。投手は明大の一場や東北高のダルビッシュの名前も挙がった」と話した。


明大・一場獲りへ全力 スカウト会議
横浜は12日、横須賀市内で今年初のスカウト会議を開催。今オフの新人補強で、阪神が狙う明大・一場靖弘投手(21)の獲得に全力を注ぐことを改めて確認
した。山中球団専務が「2年前から見ている選手ですし、今後も継続して追っていく」と話した。また、一場のほか自由獲得枠候補十数人を含めた約200人をリ
ストアップ。その中には東北・ダルビッシュ投手や青学大・加藤捕手の名も入っており、ドラフト戦略として即戦力の投手、捕手を中心に指名する方針を固め
た。


明大エース一場の獲得目指す
横浜は12日にスカウト会議を開き、今秋のドラフト会議の自由獲得枠で大学球界屈指の右腕、一場靖弘投手(明大)の獲得を目指す方針を確認した。横浜
は昨年明大から2選手を獲得し、関係も強化した。ただ一場は阪神などとの争奪戦になるだけに、失敗した場合に備えて東北(宮城)のダルビッシュ有投手ら
も候補に挙げた。


横浜 明大・一場獲りを確認  
横浜は12日、スカウト会議を開き、今秋のドラフト会議の自由獲得枠で大学球界屈指の右腕、明大の一場靖弘投手(21)の獲得を目指す方針を確認した。
横浜は昨年明大から2選手を獲得し、関係も強化した。ただ一場は阪神などとの争奪戦になるだけに、失敗した場合に備えて宮城・東北高のダルビッシュ有
投手らも候補に挙げた。


2004.1.13    横浜がドラフト候補に青学大・加藤領健捕手
神奈川・横須賀市の合宿所で今年初めてのスカウト会議を開き、ドラフト候補に青学大の加藤領健(りょうた)捕手らをリストアップした。1月からスカウト部長を
兼務する山中専務取締役は「ポイントは投手と捕手。捕手がしっかりしないチームに覇権はない」との強化方針を示した。また、今年の目玉で、巨人、阪神が
争奪戦を展開している明大・一場投手の獲得に全力を挙げることを再確認。松岡スカウトは「1年の時からずっと見ている。あとはこちらの誠意を示していくだ
け」と話した。


2004.1.11    明大・一場、巨人、阪神、横浜に絞った
今秋ドラフト自由獲得枠候補、明大の154キロ右腕・一場靖弘投手(3年=桐生一)が、進路を巨人、阪神、横浜の3球団に絞ったことが11日、明らかになっ
た。現在オリックスを含む4球団が獲得を表明。さらに今後増える可能性もあるが、昨年から熱心な3球団に絞り、最終的に今春リーグ戦終了をメドに結論を出
すことになった。 同大学野球部OB総会と4年生送別会がこの日都内で行われ「フォークの神様」こと杉下茂氏(78)やオリックス選手会長の三輪、前阪神の
広沢克実氏(41)ら約200人が出席。一場の進路について、あるプロ関係者は「オリックスは厳しい状況になっている。3球団の中から選ぶようだ」と話した。 
群馬出身の一場は、かねて在京球団志望といわれていた。しかし阪神については、地域性のハンディを上回る同大学OB星野SDの存在と、高校時代に結
果を残せなかった「甲子園」へのあこがれもある。「人気の巨人」か、昨年最下位ながらOBが多く環境が整っている「人脈の横浜」か、「あこがれの阪神」か。悩
める一場は「これからゆっくり考えます」と慎重に話した。


2004.1.10    近大 ドラフト候補 藤田らが始動
今秋のドラフト候補3人を擁する近大が9日、奈良県生駒市のグラウンドで始動した。藤田一也内野手(21=鳴門一)、三木田敬二投手(21=明徳義塾)、貴
志款八(かんぱい)投手(21=近大付)の3候補の始動初日に、阪神、巨人、横浜、近鉄、日本ハム、オリックスの6球団10人のスカウトが集結した。藤田は、
守備なら先輩二岡(現巨人)の後継者と言われる遊撃手。打撃も2年春からすり足打法を採り入れたことが奏効し、3年春に首位打者を獲得した。3年春夏は
通算103打席で三振ゼロと、選球眼のよさも光る。早大・田中浩康(21=尽誠学園)が大学球界NO・1内野手と評価を高めているが、藤田も負けてはいない。
阪神、ロッテなどが注目する藤田は「自分を必要として下さるところなら、どこでも行きたい。内野手の層の厚さは、関係ありません。競争するのが好きですか
ら」と熱い決意で、大学最後のシーズンに臨む。


2004.1.9    明大一場欲しい!4球団のスカウト集結
今秋ドラフト自由獲得枠の目玉、明大・一場靖弘投手(3年=桐生一)が、同部史上最多のスカウトに見守られて新年初練習を行った。8日、東京・調布市内
の同大グラウンドで始動。これに合わせ巨人、阪神、横浜、オリックスの4球団、8人のスカウトが勢ぞろいした。別府隆彦総監督(77)は「練習初日にこんなに
集まったのは初めて。川上(中日)の時もこんなに多くなかったよ」。一場本人も「びっくりしました。光栄なことです」と照れくさそうに話した。シダックス野間口と
並ぶ即戦力投手に、各球団ともあの手この手でアプローチする。巨人はメーン担当に藤本スカウト、サブ担当に長谷川スカウトの2人体制を敷いた。吉田編
成部長は「1人の選手に2人つけるというのは初めて。プロ1年目でローテーション入りできる力をもっている選手なので最大限の評価をしている」と、この日も
最多の3人で足を運び熱意をアピールした。 阪神は、明大OBの星野SDが出馬する予定。11日のOB総会は急きょ欠席となったが、別府総監督に「近いう
ちに1度ピッチングを見たい」と伝えている。今春リーグ戦を視察した上で、口説き落とす構えだ。横浜も同大学OBの松岡、今久留主両スカウトが担当する。
 さらにこの日、新たにオリックスも参戦を表明。古屋スカウトは「大学NO・1投手の争奪戦を指をくわえて見ているわけにはいかないでしょう」と気合十分に話
した。一場は「まだ白紙の状態。これからいろいろ考えて、春のリーグ戦終了をメドに自分の中で結論を出したい」と話した。一場の選択が今ドラフト戦線を大き
く動かすことになりそうだ。


2004.1.1    注目の右腕 大阪学院大・西川「150キロ出したい」
横浜、オリックスが注目する大院大のMAX147キロ右腕・西川雅人(3年)も始動した。岡山理大付高時代にはプレッシャーに負けて、入学後わずか半年で野
球部を退部。1浪してはい上がった巨人・上原の雑草魂に刺激されて2年生から野球を再開。「大学のうちに150キロを出して、プロ野球選手になりたい」と新
春の誓いを立てた。


2004.12.29    日大・那須野 横浜、ダイエーが獲得狙う
日大の192センチ左腕、那須野巧投手(3年=駒場学園)には横浜、ダイエーが熱心だ。今春の東都リーグ1、2部入れ替え戦で3日連続の完投で26回、合
計428球を1人で投げ抜き評価を上げた。今秋は5勝したものの、青学大・山岸穣投手(3年=福井商)とのライバル対決で2敗するなど課題も残った。「来年
は変化球の制球力、スピードすべてをつけたい」と気合十分。冬場は投球リズムを良くするために、ダッシュ中心の走り込みでテンポアップを目指す。


2003.12.13    元明大野球部監督・荒井信久氏を招へい
横浜がスカウティング部門強化のため、元明大野球部監督の荒井信久氏(49)を編成部に招へいすることが12日、明らかになった。同氏は現在の勤務先で
ある神戸製鋼を退社後、来年4月にも正式に球団入りする運びとなる。 荒井氏はバルセロナ五輪(92年)の日本代表コーチとして銅メダル獲得に導いた。
平成8年に母校の明大監督に就任。同秋には川上、小笠原、筒井(いずれも中日)、木塚(横浜)らを擁し、同校史上初の10戦全勝優勝を達成した。その後
の明治神宮大会も制した。 選手指導とともに、適性を見抜く眼力は評価が高い。平成13年限りで退任した後は社業に専念していた。横浜は来年のドラフト
で154キロ右腕の明大・一場の獲得を目指しており、荒井氏のネットワークにも期待している。


横浜が前明大監督で現神戸製鋼勤務の荒井信久氏(49)をスカウトとして招へいする計画があることが12日、明らかになった。横浜は昨年もアマ球界から前
法大監督の山中正竹氏を専務取締役として招へい。今回もプロ、アマを問わず幅広い視野でアマ球界に広い人脈を持つ人材を探し、荒井氏に白羽の矢を
立てた。 荒井氏は96年春から01年秋まで明大の監督を6年間務め、横浜の木塚らを育てた。熱心な指導力と積極的なリクルート活動に定評があり、球団側
ではプロのスカウトとして十分に能力を発揮できると評価している。長期的視野に立ってチーム再建を図っている横浜ではスカウトを含む編成部門の強化を
狙っており、今回の招へい計画はその第1弾。また来年のドラフトの目玉である明大・一場獲得へ向け関係強化を図る狙いもあると見られている。


2003.11.15    来季1巡目はダルビッシュ 
横浜が早くも、来秋ドラフトの1巡目指名選手に、東北・ダルビッシュ有投手(2年)を決定していることが14日、分かった。今夏の甲子園準優勝投手のダルビッ
シュはこの日、明治神宮大会1回戦の済美戦に先発もコールド負けを喫したが「実力、スター性もあり、横浜に必要な選手。他球団も当然、マークしているだ
ろうが、抽選でも指名する価値はある」と球団関係者は評価する。すでに高浦チーフスカウト、松岡スカウトの2人を担当としており、ダルビッシュ獲得へ万全
の態勢を整えている。今ドラフトでは自由獲得枠で三菱ふそう川崎の森、日本文理大の吉川の入団を決定させたが、来年は抽選覚悟でダルビッシュどりに挑
む。