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2003年ドラフトニュース    大阪近鉄バファローズ       

2003.11.19    編成会議 
今年は「素材厳選ドラフト」を目指す。梨田監督、足高球団取締役らが東京都内のホテルで編成会議を開いた。今日19日のドラフト会議に備えて戦略を確認。梨田監督は「流動的になると思うけど、いい素材の高校生野手を」と語った。すでに自由獲得枠で東芝・香月良太投手(21=柳川)を獲得。ポイントは好素材の高校生野手となる。人数は控えめで最大6人、最少4人の見込みだ。


近鉄の最後の編成会議が18日、東京都内のホテルで行われた。前日17日は3時間近くにわたってシミュレーションをしたが、この日は約45分で終了。足高取締役は「当日にならないと分からない」と流動的であることを強調した。自由枠で東芝・香月の獲得が決定しており、焦点は2巡目以降。梨田監督は「武藤、五十嵐が引退し、水口、星野も高齢だから内野にいい素材がいれば獲りたい。大学、社会人より若い方がいい。それに(内野の)左打ちは星野しかいないからなあ」と高校生の左打ち内野手希望を示唆。候補者として常総学院・坂らがリストアップされている。


◆ 近鉄指名予想(香月は自由獲得枠で決定) ◆


自由枠 香月 良太(21)(東芝)    投 手
2巡目 坂  克彦(18)(常総学院)  内野手
4巡目 山田 裕司(18)(小松市立)  投 手
5巡目 新里  賢(22)(法大)    捕 手
6巡目 中本 和希(22)(近大工学部) 内野手

◆ ドラフト会議出席者 ◆

 近鉄 永井充球団社長(1巡目終了後、堀井和人アシスタントチーフスカウトと交代)、足高圭亮取締役、梨田昌孝監督、市原實編成部部長、西村俊二チーフスカウト 

 
2003.11.13    ドラフト戦略まだ決まらず 
ドラフト会議(19日)を1週間後に控えて頭を悩ませている。自由枠で獲得した東芝・香月と下位で指名予定の法大・新里以外は決まっていないからだ。2巡目以降は流動的で、指名する時に果たして誰が残っているのか予想がつかないという。近鉄は常総学院の遊撃手・坂らを狙うが、巨人希望が伝えられる広陵・西村や浦和学院・須永らの指名結果によって大きく違ってくる。堀井アシスタントチーフスカウトは「今年はここ数年で一番難しい。多くのシミュレーションをしておくしかない」と困惑の表情。17、18日に東京都内のホテルで編成会議を開くが、実際にフタを開けてみないと結論は出そうにない。 

 
2003.11.9    東芝・香月が自由獲得枠で近鉄入り 
 東芝の香月(かつき)良太投手(21)=1メートル80、81キロ、右投げ右打ち=の自由獲得枠での近鉄入りが8日、決まった。近鉄の足高圭亮球団取締役らが横浜市内の東芝野球部合宿所を訪ね、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で合意した。
 145キロを超える直球と制球の良さが持ち味で、福岡・柳川高時代から甲子園で注目された。今季は右肩痛に悩まされたが「小さいころからの夢だったのでうれしい。やってみたいのはダイエー打線。地元で勝ちたい」と抱負を語った。 


社会人東芝の香月良太投手(21)が8日、横浜市内の東芝野球部合宿所で、近鉄の足高編成部長らスカウト陣から自由枠指名のあいさつを受け、入団内諾書に調印した。福岡・柳川高時代から高い評価を受け、満を持してのプロ入り。期待の右腕は「ダイエー打線とやってみたい」と話し、“100打点カルテット”を擁して日本一となった猛打のチャンピオンチームに早くも挑戦状を突きつけた。 近鉄としては初めて自由枠で獲得する選手。社会人の“1位指名”も小池以来、10年ぶり。足高部長は「高校時代から注目してました。長くプロで活躍できる選手になってほしい。間違いなく即戦力です」と熱弁。期待の大きさはハンパではない。今春、右ひじを故障して「今は立ち投げができる状態」だが、春季キャンプまでには回復するという。「福岡は地元なんで、絶対勝ちたい。まずは先発ローテに入ること」。V奪回と悲願の日本一達成へ。打高投低の猛牛軍団に最強ルーキーがやって来る。


東芝の香月良太投手(21)が自由獲得枠で近鉄入りすることが8日、決まった。横浜市内の東芝野球部合宿所で、足高圭亮取締役編成部長(51)らからあいさつを受け、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で合意。背番号は「17」に決定した。10日に契約締結内定選手として公示される。 香月は最速146キロの直球に加え、カーブ、スライダーなどキレの良い変化球を持つ本格派右腕。福岡県出身だが「優勝したダイエー打線とやってみたい。福岡が地元なんで、ぜひ福岡ドームで勝ちたい」と、力強く打倒ダイエーを宣言した。3月に痛めた右ひじ違和感で今季は出遅れたが、今月下旬の社会人日本選手権で実戦復帰の見込み。球団史上初めての自由獲得枠での補強に、足高編成部長も「それだけ期待している」と、先発の即戦力として位置づけていた


故郷に錦を飾るぞ!東芝・香月良太投手(21)=1メートル80、82キロ、右投右打=が自由獲得枠で近鉄に入団することが8日、内定した。足高圭亮取締役(51)らが横浜市内の東芝野球部合宿所を訪れ、上限いっぱいの契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で合意。自由枠入団は球団史上初で社会人出身のドラフト1位も小池以来11年ぶりだ。期待の即戦力右腕は早くも大目標をぶち上げた。「福岡ドームで勝ちたい。優勝したダイエー打線とやってみたいです。地元のプレッシャー?大丈夫です」。穏やかな口調ながら堂々の”鷹狩り宣言”。福岡・柳川高出身の香月は満員の地元ファンの前で日本一のダイエー打線をナデ斬るシーンを思い描いていた。背番号は17。「ローテーションに入るのが一番の目標です。近鉄は打線がすごいんで頑張れば勝てると思う」と先発としてのフル稼働を誓った。抜群の制球力と球のキレを誇るMAX146キロ右腕が”新・鷹キラー”となればV奪回にグッと近づくことは間違いない。


東芝の最速146キロ右腕、香月(かつき)良太投手(21=福岡・柳川)が自由獲得枠で近鉄に入団することが内定した。8日、足高取締役編成部長、堀井チーフスカウト補佐、担当の山本スカウトが横浜市内の合宿所にあいさつに訪れ、契約金1億円(出来高5000万円)、年俸1500万円で合意した。香月は「コントロールとキレで勝負したい。地元の福岡ドームでダイエー打線を抑えたい」と決意を表明。背番号は、提示された候補から本人が希望した「17」が濃厚だ。20日に契約締結内定選手として公示され、正式に「近鉄香月」が誕生する。  

 
2003.10.31    編成会議で高校生中心の指名を確認 
29日、大阪市内のホテルで編成会議を開き、ドラフトの自由獲得枠で香月良太投手(柳川−東芝)を獲得する方針を確認した。  近鉄は来季からプレーオフ制が導入されるため、即戦力投手の補強を最重視していた。このほかドラフトでは高校生を中心に指名する予定。 

 
2003.10.30    編成会議にて自由獲得枠は東芝・香月1人のみ行使することを決める。 
29日、大阪市内のホテルで編成会議を開き、自由獲得枠を行使しての補強は東芝の香月良太投手(21)1人に絞ることを確認。足高球団取締役は「自由枠を1人にしてドラフト会議でできるだけいい選手を指名したい」と今年のドラフト戦略を明らかにした。香月との正式入団交渉は11月早々にも行われる。

29日、大阪市内で編成会議を開き、香月良太投手(東芝)を自由獲得枠で獲得することを確認した。近日中に同投手にあいさつする。  

 
2003.10.16    新人入団テスト実施 
15日、藤井寺球場で入団テストを行なった。受験者は小野里学さん(21=東農大生産学部中退、右投げ左打ち)と栗田雄介さん(23=千葉工大卒、左投げ左打ち)の2人で、ともに投手。小野里さんは今年2月、日本テレビの160キロ投手を養成する企画に出演した経歴があり、速球の最速は147キロ。「大一番に出ました。緊張しました」と語った。なお合否は近日中に通達される。 

 
2003.10.12 東芝・香月がプロ表明、近鉄入り確実 
自由獲得枠での入団が確実な東芝・香月良太投手(21=柳川)がプロ表明した。「プロでやりたい気持ち? あります」と語った。近鉄に絞った理由は「(早くから)評価してくれたところに行きたいと思っていたので」と明かした。

自由獲得枠での入団が確実な東芝・香月良太投手(21=柳川)がプロ表明した。「プロでやりたい気持ち? あります」と語った。近鉄に絞った理由は「(早くから)評価してくれたところに行きたいと思っていたので」と明かした。右肩痛で今大会での登板はなかったが「経過は順調です。早く治して投げたい」と意欲を見せた。  

 
2003.9.27 法大・新里賢捕手(22)を下位で指名予定 
近鉄が今オフのドラフトで法大・新里賢捕手(22)を獲得することが26日、分かった。捕手はここ数年、ウイークポイントだったポジション。今季は的山と藤井を併用したがともに打撃面で物足らず、北川は右肩痛もあって一塁やDHでの起用がほとんど。昨オフに中日からトレードで獲得した鈴木も1軍出場はわずか12試合(26日現在)のみだ。強肩が売りの新里は大阪・浪速高出身で球団の地元重視の方針とも合致。小学校の堺リトル時代に始まり中学、高校、大学でいずれも主将を務めており、キャプテンシーは折り紙付きだ。当初は広陵・白浜や龍谷大・古里、横浜商大・堂上らもリストアップしていたが、最終的に新里で一本化。順位は下位になりそうだが、弱点解消のため2000年のドラフト以来4年連続で捕手を指名する。
★新里 賢(しんざと・けん)1981年(昭56)4月12日、大阪府出身の22歳。日置荘西小1年から堺リトルリーグで野球を始める。浪速では甲子園出場はない。法大では今季から主将を務めている。9月26日現在でリーグ戦通算46試合に出場して145打数29安打で打率・200。家族は両親と兄、妹。1メートル77、82キロ。右投右打。 

 
2003.9.19 初の自由枠採用…東芝・香月の獲得が決定的に 
「自由獲得枠」が採用されてから、今年で3年目のドラフト会議(11月19日)で、近鉄が初めて自由枠を使うことが18日、決定的になった。社会人野球の東芝・香月良太投手(21)=柳川高出身=と、この日までに水面下で相思相愛が確認されたもの。MAX146キロの即戦力右腕獲得で、牛投の底上げを目指す。不人気球団は、毎年のように金満球団の乱獲のあおりを食うケースの目立つ、現行のドラフト制度。「自由獲得枠」で何度となく、狙っていた選手をかすめ獲られ、涙をのんできた近鉄が、今年は攻勢をかけた。近鉄が、この日までに獲得を確実にしたのは社会人の名門・東芝の若き右腕・香月。柳川高時代には、3年時に春夏連続出場を果たし、いずれも8強。昨秋は日本選手権で、防御率1.19をマークして4強、今夏は4年ぶりに都市対抗の代表にチームを導くなど、なお成長途上の21歳だ。それだけに、巨人、中日、ダイエーなど、複数球団が食指を伸ばしてきた。近鉄は香月を“一本釣り”すべく密着マーク。そんな誠意が今回は実った。この日までに香月側から“内諾”の返事があった。正式表明は、来月中旬に行われる日本選手権予選終了後となるが、近鉄は01年から採用されている大学・社会人選手2人までの自由枠を3年目にして初めて適用することを決めた。今ドラフトは大学・社会人の即戦力候補が乏しく、現状で自由枠2をフルに活用しそうなのは、阪神など数球団に限られそうだ。近鉄は1枠を使ってもウエーバーとなる2巡目で「10番から12番目くらいの選手が指名できそう」(球団首脳)。好素材の高校生の指名ができるという見通しも立った。毎年、直前まで指名選手の確定に苦しんでいた近鉄だが、今年は違う。 

 
2003.9.12 香月近鉄入り 
今秋ドラフトの自由獲得枠で東芝・香月良太投手(21)を獲得することが11日までに分かった。同投手は柳川高時代からドラフト候補と注目された最速146キロの本格派右腕。交渉は難航していたが「即戦力投手がほしい」という球団の熱意が通じ、獲得へこぎつけた。10月8日から始まる日本選手権の予選終了後、香月本人が正式に入団表明する見込みだ。 

 
2003.9.11 東芝の香月を自由枠で獲得へ 
今秋の自由獲得枠で東芝・香月良太投手(21)を獲得することが10日、確実となった。香月は柳川のエースとして3年春夏甲子園で連続ベスト8。夏は2回戦で浦和学院・坂元(現ヤクルト)に投げ勝つなど、当時からプロ注目の逸材だったが東芝入り。昨秋の日本選手権では自己最速の146キロをマークしてベスト4進出に貢献した。直球はコンスタントに140キロ台をマーク。スライダー、カーブなど変化球も抜群の制球力を誇る即戦力右腕には当初、ヤクルト、巨人、ダイエーなども獲得に動いていたが、近鉄側は早い時期から自由獲得枠候補として高く評価。今夏都市対抗で初戦敗退後も「No.1投手として評価は変わらない」(堀井チーフスカウト補佐)と徹底マークを続けて獲得にこぎつけた。今季の近鉄はパウエル、バーンの両外国人投手と4年目の岩隈がフル回転も、期待のベテラン加藤らがいまひとつで優勝は絶望的。来季に向けて即戦力投手の補強は急務だっただけに香月にかかる期待は大きい。香月側は日本選手権関東地区予選(10月8日から、大宮)終了後、正式に近鉄入りを表明する。

今秋ドラフトで注目の東芝・香月良太投手(21=柳川)が自由獲得枠での近鉄入りを決めたことが10日、明らかになった。最速146キロ直球と制球力で抜群の安定感を誇る。近鉄も早い段階から同枠での獲得を狙っていた。香月は10月中旬の日本選手権予選後にも正式に表明する。「社会人ビッグ3」といわれる東京ガスの内海哲也投手(21=敦賀気比)が巨人、三菱ふそう川崎の森大輔投手(21=七尾工)が横浜入りを決める中、最後まで決めかねていた香月が、このほど気持ちの整理をつけた。都市対抗終了後の9月2日以降に近鉄に絞り、獲得に乗り出していた巨人、中日、ダイエーに断りを入れた。関係者は「一番熱心だった近鉄にお世話になる気持ちを固めたようだ」と話した。近鉄・山本スカウトは「高校時代から見ているが、コントロールとキレが素晴らしい。見た目以上に打ちにくいタイプ。プロでも1年目から先発ローテーション入りの力を持っている」と、大きな期待を寄せた。注目の社会人トリオの進路が決まり、残る大物は早大・鳥谷敬内野手(4年=聖望学園)のみ。自由獲得枠のドラフト戦線もいよいよ大詰めを迎えた。

今秋ドラフトの自由獲得枠で東芝・香月良太投手(21=柳川)を獲得することが10日、明らかになった。香月は柳川(福岡)のエース時代から、ドラフト候補として注目を集めた最速146キロの本格派右腕。10月中旬に行われる日本選手権の予選後にも、正式に表明する見込みだ。ライバル球団が多い中、近鉄は熱視線を送り続けた。関係者は「一番熱心だった近鉄にお世話になる気持ちを固めたようだ」と証言。香月は都市対抗後の2日以降、近鉄に絞り、巨人、中日、ダイエーに断りを入れたようだ。山本スカウトは「高校時代から見ているが、コントロール、キレが素晴らしい。プロでも1年目から先発ローテーションに入る力を持っている」と期待を寄せている。パ・リーグは来季からプレーオフ制になる。近鉄は制度改革をにらみながら補強策を検討。プレーオフの短期決戦を勝ち抜くため、即戦力投手の補強を最重要課題に挙げていた。その意味でも、香月の獲得は大きい。球団関係者は「(香月が)正式に決まれば、2巡目から高校生になると思う。幅広く、ドラフトの戦略が立てられる」と語った。 

 
2003.8.29 ドラフトは将来性へ方針転換 川崎工・内を上位指名へ 
今秋ドラフトで即戦力投手の獲得を目指していた方針を転換、将来性を重視し神奈川・川崎工の145キロ右腕、内竜也投手(18)を上位指名する考えであることが28日、分かった。当初は即戦力候補として八戸大・石川賢投手(22)、東芝・香月良太投手(22)らをリストアップしていたが、石川の争奪戦からまず脱落。香月はセ・リーグ志向が強いこともあり交渉が難航した。「うちは二段構えでやっている。社会人、大学生がダメなら、良い高校生を取れるように準備してある。即戦力が欲しいのは当たり前だが…」と、ある球団幹部は言ったが、セ・リーグや人気球団に有力選手が流れていく現状を、近鉄は止めることが出来ない。01年に自由獲得枠が導入されてからの過去2年で、1度も自由枠を利用していない球団は、近鉄を含めロッテ、中日の3球団だけ。中日は石川・遊学館の小嶋達也投手を1巡目指名する方針のため、今年も自由枠を使わない意向だが、近鉄にとってはチームの“人気不足”が自由獲得枠に影響を及ぼしていることは否定出来ない。  

 
2003.8.25 自由獲得枠で東芝・香月を獲得へ 
近鉄が今秋のドラフト自由獲得枠で東芝の本格右腕・香月良太投手(21)を獲得することが明らかになった。香月はこの日、東京ドームで行われた都市対抗・ホンダ熊本戦に先発、三回途中降板しチームも4−5で敗れたが、近鉄は即戦力として高く評価している。

今秋の自由獲得枠候補、エース香月は先発で東京ドーム初登板だったが、直球はMAX142キロ止まりで制球も甘く2回0/3で5安打3失点KO。「調子は悪くなかったのにコースが甘くて…」と肩を落とした。それでも獲得を狙う近鉄・堀井チーフスカウト補佐は「結果でどうこう判断するレベルじゃない。No.1投手の評価は変わらない」とあらためて高く評価していた。

自由獲得枠での獲得を目指している東芝・香月がまさかの2回0/33失点KO。チームも延長の末、サヨナラ負けし初戦で姿を消した。「調子はそれほど悪くなかった。甘いコースに球が集まってしまっただけ」。エースらしく言い訳をしなかったが、作秋の日本選手権4強の好調時とは明らかに違った。立ち上がりから自慢の制球力が影を潜め、速球も自己最速の145キロに及ばない142キロ止まり。ストライクを取りに入ったところを痛打される悪循環で毎回先頭打者を許しリズムに乗れなかった。「大会前は調子が良かったので大丈夫だと思ったが・・・」。高見監督もエースのまさかの乱調に首をかしげた。ネット裏で熱視線を送った近鉄・堀井チーフスカウト補佐は「ここまで来て結果など関係ない。No.1投手の評価は変わらない」とぞっこん。ダイエーなども獲得を目指しており、アマ球界.1右腕争奪戦は激しくなりそうだ。 

 
2003.7.15 石川(八戸大)&香月(東芝)獲りへ 
来季からのプレーオフ制導入を踏まえ、今秋ドラフトの獲得候補として東芝・香月良太(20=柳川)、八戸大・石川賢(22=函館工)の即戦力投手をリストアップしていることが14日、分かった。シーズン最後の短期決戦でリーグ優勝が決まる制度に変わることで即戦力投手を優先、大学、社会人の実力派投手の獲得を目指す。近鉄が来季のプレーオフ制に向けたドラフト戦略を実践に移した。短期決戦必勝に備えて今秋ドラフト候補に即戦力投手をリストアップ。東芝・香月、八戸大・石川と、アマ球界屈指の右腕の獲得を目指す。香月は柳川(福岡)のエース時代から、ドラフト候補として注目された。東芝入社後も最速146キロの真っすぐと抜群の制球力で注目され、プロのスカウトも「あのコントロールのよさは、プロに入っても上位クラス」と高く評価。八戸大の石川は、最速149キロを誇る快速右腕。フォーク、スライダーと絶対の変化球を持ち、即戦力候補と見られている。福岡県出身の香月にはダイエーが興味を示すなど両投手ともにライバルは多いが、近鉄は熱心なマークを続ける。近鉄といえば従来、将来性豊かな高校生か地元大阪出身の選手を優先してきた。だが、ある球団関係者は「来年からはプレーオフ制に変わるため、やはり即戦力の投手はほしい」と説明。来季からはシーズン2、3位が、3戦中2戦先勝を目指す第1ステージ、その勝者とシーズン1位が5戦中3戦先勝を目指す第2ステージを勝ち抜いて、日本シリーズ出場の権利を得る。球界の制度改正をにらみながら、戦力補強を着々と進める。 

 
2003.1.21 地元選手を優先に獲得 
スカウト会議が20日、大阪・難波の球団事務所で行われ、スカウト8人が出席。九州担当の中島輝士スカウトを大阪地区も兼務させ、地元・大阪を3人体制で強化することを決めた。「大阪の市民球団として、他府県にいても大阪出身者を重点的にとるようにと話した」と足高圭亮編成部長(50)。今年から運営会社を『大阪バファローズ』に変えて市民球団を目指すとあって、ドラフトでも地元ゆかりの選手を優先に獲得する方針も再確認した。 

 
2003.1.18 地元密着路線もドラフト苦戦 
今年から社名を「大阪バファローズ」に変更し、地元密着路線の強化を目指す猛牛。しかし、今年も関西地区での新人争奪戦に勝利するのは難しそうだ。社名から近鉄を外すにあたり、永井球団社長は「将来は市民球団にしたい」と宣言。今秋のドラフトでも、「ダイエーが九州出身の選手を集中的に獲得しているように、大阪、関西の選手を集めたい」(球団幹部)との方針を打ち出した。今年のドラフトは内海哲也(東京ガス)、森大輔(三菱ふそう川崎)の両左腕と、本格派右腕の香月良太(東芝)の「社会人ビッグ3」が自由獲得枠の超目玉。が、関西にも逸材は多い。中でも即戦力の呼び声が高い近大の糸井嘉男(京都・宮津高出身)と田中雅彦(大阪・PL学園高)のバッテリー、立命大・嶋岡孝太内野手(京都・鳥羽高)の自由獲得枠候補は、いずれも関西出身で、近鉄が目指す路線とも一致する。しかし、近大の今年初練習に駆けつけたスカウトは阪神、巨人、オリックス、日本ハムの4球団だけ。立命大にもオリックスが3人のスカウトを派遣したのに比べ、近鉄の動きは鈍い。近鉄は社名を「大阪近鉄バファローズ」に変えた99年以降、ドラフト上位で宇高、藤井(近大)、愛敬(松下電器)、朝井(PL学園)、坂口(神戸国際大付)を指名したが、愛敬が中継ぎで働いた以外は、1軍での目ぼしい活躍はない。「近鉄の地元路線でパイプがあるのは近大、PL学園だけ。なのに、近大の二岡が巨人入りしたように、目玉選手はよそに取られている」(他球団の関係者)。さらに、「両校に強い巨人OBの伊藤菊スカウトが阪神に入った。近鉄の地元路線も苦戦は免れない」との声も。「市民球団」「地元密着」路線を強化するためのドラフト戦線だが、先は険しい。