タ ワ ー 顛 末 記 (HPのメインです)
西暦2005年3月××日岡山県の最北端地域
厳しい冬が過ぎ残雪も山の谷間に少し残っている状態になり春も間地かに成りました
1976年6月 建柱のルソー LT-145SS 自立タイプタワー 台風 冬の強い西風等で少しずつ東側に傾き
垂直に戻し三本ステーにて補強等メンテナンスを行ってきましたが 今年で建柱29年長い間風雨に耐え私のハムライフをエンジョイしてくれました
最近の1kw落成検査では 電波防護指針への対応が必要になり地上高20m以上にとか 建築基準法では15m以上は許可が必要とか 色々と規制が有りますが 建築基準法にかからないクランクタワー地上高20m位を検討をしましたが 当局の年を考えると耐久年数30年以上も有る新品の物は過剰品質の様に思え 中古品を探してました
毎日メールチェックする事一ヶ月半 一通のメールが着ました 内容は待ちに待ったものでした 
タワーの下見から始まって タワーにANTが載るまで6ヶ月程掛かりましたが 以前のタワー建柱時に経験しなかった色々のハプニングが発生し落ち込みましたが沢山の方のアドバイスを頂 無事に完成することが出来ました
私にとって移設建柱はひとつのドラマの様に思えました
タワー建柱は基礎工事が 80%位占めると言われている様ですが何かの参考になればと思いHPにアップ致しました
旧 タワー&ANT (1976年6月 建柱) ルソー LT-145SS 自立タイプタワー
1997年4月号CQ誌特集より
JA2BKQ OM考案AWX ANT
3.5MHzから28MHzまで使用可

実際の使用はANTカプラーを用いて
7MHz帯(ワークバンド含む)から
28MHz帯まで効率よく働きました

一本のANTで7バンドオンエアーは
大変なメリットです

トラブルは2004年の台風により
マストクランプの変形が発生し交換
2005年12月上旬まで使用しました

最上部は50MHz 6エレ八木ANT
移設タワー CRANK-18SX
移設タワーは LUSO CRANK-18SX
ダブルワイヤー機種です
基礎部は別購入に成ります
LUSOから4分割にて着ました

基礎部のアップ

価格も高価であるが造りもガッチリ
そして重い

安心感がある

基礎の上部フランジ取り付け部
ボルトナットは メガネレンチにて
力の限り締め付ける

基礎穴の位置決め

木枠は 120×120cm

木枠の中に基礎を置きイメージを・・・・

タワーの設置場所

基礎は120×120 深さは200cmの予定です

当日は生憎の小雨模様

ユンボ到着 基礎に比べて大きい

2時間もあれば穴掘りは完了するだろう

順調に穴掘りが進む

さすが機械です
段段と予定道理の四角い穴が出来てきています

1m位の深さに成った頃

少し穴が大きくなった感じ?
段段と四角い予定が歪に成ってきた・・・

堀始めて一時間程想定外が発生!

土をかき出せば周りが崩れもはや規定外の大きさに成る・・・・

写真上部の石垣右側の車庫兼シャックの基礎が崩れ始める
このまま掘ると予想外の大きさに成る
様なので中止する
石垣 シャックの基礎が崩れない様に
そして一番の基礎穴の確保  思いついたのが矢板の打ち込み

やれやれの気持ちで本日の作業はここまでです

四面異矢板を打ち込んだところ

上部四箇所に矢板が内側に傾かないように木柱、ジャッキを使用して寸法

縦220×横180cm確保する

現状の大きさでは約8リュウメの生コンが必要になる

とてつもない量なので120×120×200cmを4枚で木枠を作る

コンパネは耐水 肉厚は12mm物を使用する

木工の苦手な当局写真では良く分かる 寸法が変!

基礎穴を深さ200cmまで掘る 黒ぼこ (黒い火山灰)が見えてきた

深さのチェック この時点でははしごが無ければ穴から出れない

120×180×200cmの立派な基礎穴が完成です
目の細かい砕石を約10から15cm位敷き詰め点圧をする

砕石は穴の隅々まで入れ点厚をする

捨てコン用木枠を穴底一杯にに取り
厚さを10cmとする
アース棒 1.5m物5本打ち込み
線処理をしたところ
木枠の4隅には番線でフックを作り
設置する

ミキサー車からダイレクトに2m下に流し込むのは危険なので一度ホッパーに入れ流し込む

ステコン仕上げ完了です
青い線はアースです
接地抵抗は30Ωでした
4隅に埋めた番線フックが頭を出している事を確認

次はタワーの基礎入れ木枠の組み立です
120×120×200cmの木枠を予定してましたが 基礎穴の関係で
110×110×200cmに変更しました
木枠固定用の金具セパレーターで固定した様子です
セパレーターはネジになっています 出来るだけしっかりと締め付ける事

木枠を上部から見たところです

タワーの基礎は10cmのブロックの上に載せ 基礎に当たらないようにセパレーターを取り付ける

組み立て前に木枠に墨だしをして
穴開ドリル刃は鉄筋の径より小さい
穴をあけます
セパレーターは10mmφ鉄筋の両サイドに溶接にて取り付けてあります
長さは木枠の内法 誤差は10mm

セパレーターは下方から取り付ける上からの取り付けると下側が着けられない
これだけ鉄筋が在れば強度も抜群

木枠の外側はホームタイをセパレーターの穴にくさびを打ち込んで固定し生コンを入れても破裂しないようにする
ホームタイの長さは木枠より10cm位
長めに

ユンボで吊り上げて移動です

タワーの基礎も入っているので相当の重量です
基礎穴に移動後は 捨てコンに設置しておいた番線フックと木枠を番線で固定する
これは生コンによって木枠が浮かない様にする為
木枠の底から生コンが漏れると
大変な事に成る
アース線を基礎のボルトナットで取り付ける 忘れない様に


生コン打ちはホッパーを使い少しずつ基礎の水平をしっかりとチェック

角材は木枠が浮上がらないようにしっかりと固定します
基礎部のフランジ部は軍手で生コンが付着しないようにカバーしています

生コンは予定の約2リュウメ入れ鏝で仕上げます生コンの重量は約5tです

バイブレーターは使用しませんでした生コンの気泡抜きは棒で突きました木枠から生コンの漏れのチェックをします
コテで仕上げをしたところ
このままで2日位養成します
思った感じで仕上がっています

木枠からの生コンの漏れは皆無でした
一安心です
矢板と木枠の隙間が方向を少し変えた為均一でない

これが後で命取りなろうとはこの時点では分かりませんでした
3日後の状態です
表面は硬くなっています
本日から木枠の撤去です

木枠2面は案外簡単に取り外しが出来た
生コンも気泡も無く綺麗です問題は残りの2面の取り外しです
矢板と木枠の隙間が無い

矢板と木枠の隙間セパレーターとホームタイを外さないと木枠が外れません

基礎工事に関してアドバイス頂いている工務店さんに相談し鉄棒にてセパレーターの破壊!

セパレーターが多いだけに非常な体力消耗でした
砕石を入れて周りが崩れなければ矢板を引き抜く

木枠4面取り外し 砕石を入れながら矢板を引き抜く工程です

砕石は約6リュウメ入れました

矢板を挟んでどちらもマンベンに砕石を入れる

矢板を全て抜き砕石を入れ基礎は一応完成です

この時点で再びレーザーによる水平のチェック
写真の上部側が1mm低く成ってました FBな仕上がりです

基礎は周りに比べて少し低くなっています

根巻はせずに真砂土を入れる予定です
フラン時を付けて完成しました

採掘を始めて本日まで2ヶ月間志賀電気社長には土曜日、日曜日お休みにもかかわらず作業して頂き有難う御座いました

この状態で2,3週間養成をします
早速建柱日を重機屋さんと打ち合わせを・・・・・

12月11日日曜日午後からに決め 当クラブ内で一番のエンジニアJR4BSV局長に手助けをお願いする

12月11日 建柱日当日 いつもより早く目覚め外を見ると一面雪で真っ白です

天気予報では本日は曇り処により雪例年ならこの時期雪はまだ降らないのですが
建柱は決行です

朝食後プラスチック製スコップで雪で隠れた基礎の発掘 塗装が剥れないように

HFのメインANT

畑に2mのパイプを打ち込み念入りにエレメントの水平を出して組み立て済みのANT

積雪は30cm位はあります

タワーは屋根からの雪でご覧のとうりです

ANTマスト  ANT取り付けと問題無く終了

小雪が舞ってましたが汗ダクダクに成りました

この間の写真が取れなかったのが残念です

WXもつかの間の太陽です

基礎の周り何度も歩き回った軌跡が・・・・・

12月18日

建柱から一週間後の様子

ケーブル処理をし冬空にクランクアップした様子です

感動です
クランクタワーのアップダウン用手動式ダブルウインチ

このハンドルを約1900回回してアップダウンを行っています

若くない当局には大変な重労働の様に感じます
安全の為使用時にアップし使わない時はダウンを手回しでは並大抵では在りません!!

ルソーさんは昨年6月に電動ウインチの予約を始めてます
シングルウインチタイプは仕様と図面がアップされたようですがダブルウインチタイプの生産を心待ちにしています

真中にワークバンドANT 2エレHB9CVを上げました

ANT上から 50MHz6エレ、ワーク2エレ、HF3エレ、黒い線は3.5MHzダブルバズーカ(7m、9mのポールにくの字に張ってます)

ANT マスト STK300相当 60.5φ×6m×3.8t

STK500がFBですが私の近くでは入手不可でした

ローテーター江本 1200FX

マストベアリング      KENPROKS-065

同軸ケーブル 8D2V 一巻

コントロール線  5芯 30m



最後に    
  今回のクランクタワー移設建柱に関して山口県周南市 JH4UHW 井上局長よりタワーを譲って頂いた事に感謝します
WEB サイトの色々なタワー建柱記を見ていると簡単に建柱されている様に受け取りました
2時間位で穴掘りが完成し その日の内に生コンを・・・・・穴掘りだけは機械で後は一人でやれるのではと思いつきましたが大きな想定外に出くわしました
そして沢山の方に助けて頂きました
この場お借りして御礼申し上げます
 
       
  小椋工務店(有) 社長 木枠に関しての全てのアドバイスそして材料沢山の図面書いて頂き素人の私にも理解出来ました  
  下平工務店(有) 社長 10日の予定が2ヶ月も矢板をお借りしました  
  (有)志賀電気工事 社長 最初から最後まで 日曜日を潰してしまいました2ヶ月もお付き合い頂きました  
  (有)中谷自動車  社長 忙しい時間にも関らず部品の加工して頂きました
やはり持つべき者は先輩です
 
  八束運輸(有)  社長 タワー搬入時 朝暗い内から700kmもの距離
建柱時は小雪の舞う中 そして安くして頂いた料金
 
  JR4BSV    局長 わがクラブJE4YDT内ナンバーワンのエンジニア
建柱日 雪の中の作業助かりました
 
  ルソー  下田  様 導入に関して素早いレスを頂き助かりました
基礎部が即納には驚きました
電動ウインチ取り付けも完了し体力消耗も無くなりました
 
  Moo Soft 当局の PC の師匠です JH4QJP HP 作成のアドバイザー
教えは何時も厳しい!
 
       
  有難う御座いました 立派なタワーが 凛と建っています
今後とも宜しくお願いいたします

2006年2月吉日
 
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