《RF−4Eライセンス生産について》 航空自衛隊では、偵察機としてマクダネルダグラスRF−4Eファントムと マクダネルダグラスRF−4EJファントムを保有しています。 (注・今は、マクダネルダグラスではありませんけどね) マクダネルダグラスRF−4Eファントム導入が閣議で決定されたときは、 日本は戦闘機型のF−4EJをライセンス生産していましたから、 当然のごとくRF−4Eもライセンス生産したかったようです。 そのライセンス生産の仕方が、なんとも言えないものがある。 日本人の考えそうなことでした。 F−4EJとRF−4Eでは、機首が異なるだけだから コクピットから前だけ完成品を購入して、機体後部は日本で生産してくっつけようと 考えたそうな。 ふ〜〜〜ん。 なかなかやね。 それでも結果としては、全機アメリカ製のセントルイス工場製造の完成品輸入と なりました。 当時、使用されていたRF−86Fと比較すれば、RF−4Eの導入で 戦術偵察の基礎が出来上がったと言っても過言ではないでしょうか。 まあ、時代は進展していますから、偵察機が撮影した画像が AWACSや通信衛星に転送されてリアルタイムに見れる日が来るのも 間近かかもしれんですね。
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Date: 02 Apr 98 23:00 《「RF−4E偵察機の能力−1」》 さてさて、皆さんもご存じのように航空自衛隊の装備する偵察機と言えば、 マクダネルダグラスRF−4Eファントムです。 現在は、F−4EJファントムを改良して偵察機としている RF−4EJも装備されています。 偵察機と言えば、このファントムに代表される写真偵察機かな。 そう思って当然です。 私もすぐそう思います。 しかし、偵察機には、色々な情報収集機があります。 ファントムのような写真偵察機。 航空自衛隊にはありませんが、アメリカ軍のSR−71のような戦略偵察機。 航空自衛隊にはありませんが、天候を偵察するアメリカ軍のWC−135。 航空自衛隊のYS−11を改良した電子偵察機。 電子偵察機には、海上自衛隊の岩国基地に配備されている EP−3なんかも含まれるものと考えられます。 航空自衛隊としては、戦術偵察機を装備しており、ここに挙げる RF−4Eファントム偵察機は、写真偵察が主な任務であります。 そこで、RF−4Eの偵察飛行と写真処理能力について、始めたいと思います。 と言うことで、がんばって書こうかなと思ったのですが、 友人(私の軍師)が来ましたので、先日購入しました大吟醸を開けることとしました。 冷酒がおいしい。 次回は、未定。 またがんばります。 (何をがんばるかと言いますと、飲むのをがんばるのでなくって、 アップするのを頑張るのでありました。)
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Date: 06 Apr 98 09:03 《「RF−4E偵察機の能力−2」》 航空自衛隊が装備したマクダネルダグラスRF−4Eファントム偵察機は、 卓越した能力を保有していました。 その証拠に、本家アメリカ軍(アメリカ空軍は、RF−4C。 アメリカ海軍と海兵隊はRF−4B)は、もとより 西ドイツ、イラン、ギリシャ、イスラエル、トルコ、日本が採用したのでした。 RF−4CとRF−4Eとは、殆ど同じ能力を持ちます。 エンジンが異なるぐらいかな。 航空自衛隊は、昭和50年3月までに、 14機全機をマクダネルダグラス社セントルイス工場製のRF−4Eファントムを 導入・百里基地に配備したのであります。 RF−86Fは、入間基地に配備されていましたが、滑走路の長い。 都心に近い入間の騒音問題。ファントム戦闘機配備基地としての整備の融通性などから 百里基地に配備されたのでした。 ファントム戦闘機配備基地での整備の融通性については、 偵察支援についてもそのことが表れています。 雲仙での偵察活動では、九州の戦闘機配備基地の支援が不可欠だったのですが、 当時戦闘機を配備していた基地は、宮崎の新田原基地と福岡の築城基地でした。 新田原基地は、F−15とF−104J、築城基地はF−4EJとF−1。 第501飛行隊のRF−4Eファントムは、 百里基地を離陸。雲仙を偵察して築城基地に着陸、燃料補給。そして百里基地に戻る と言うル−トを当分飛行していました。 築城基地に第304飛行隊のF−4EJファントム戦闘機が配備されていましたから、 部品・整備の融通性として、築城基地が選ばれたものと思われます。 (まあ、そんなことは他にもいっぱいあります。T−2を使った飛行教導隊も F−1配備基地の築城基地に配備されましたからね。 四国沖のL空域を訓練空域として活用する新田原基地に配備する方が、 より効率的でしょうが、整備などの支援体制から築城基地が選ばれたのでした。) 話しは、それましたが、 RF−4Eの搭載する偵察機器としては、写真撮影機器、赤外線撮影機器、 そしてレ−ダ−撮影機器があります。 写真撮影機能しかなかったRF−86Fと比較すると雲泥の差があります。 さらにRF−4は、夜間撮影能力があります。 特にRF−4Cに装備されているフラッシュカ−トリッヂを装備すれば 夜間撮影能力を持つことになりましたが、導入当初のRF−4Eには、 装備されませんでした。 今現在どうなっているのかは、分かりません。 (一度、パイロットを捕まえて、ネホリハホリひそかに聞いてみたいと 思っています。)それでは。 お休みなさい。
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Date: 12 Apr 98 06:28 《「RF−4E偵察機の能力−3」》 なんともとめども無いRF−4E偵察機シリ−ズですね。 みなさん、ごめんなさい。 実は、毎日22時ごろ帰宅して24時ごろ作ってます。 でも作るんだな。これが・・・・。 さてさて、それでは、RF−4Eファントム偵察機。 全長19.33m。 全幅11.71m。 全高5m。 最大離陸重量59000b。 エンジンJ79−GE−17A。 最大推力17000b×2。 偵察行動半径600nm。 では、簡単にF−4EJファントム戦闘機との違いです。 レ−ダ−は、F−4EJがAN/APQ−120。 RF−4Eは、AN/APQ−99。 慣性航法装置は、F−4EJがAN/ASN−63。 RF−4Eは、AN/ASN−56。 電波高度計は、F−4EJがAN/APN−155。 RF−4Eは、AN/ASN−205。 通信装置は、F−4EJのUHFに加えて、 HF波のAN/ARC−105が装備されています。 RF−4Eは、戦術偵察機の例に漏れず、低空を高速で、 それも単独で飛行しますから、HF波の送受信は必須です。
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Date: 16 Apr 98 11:12 《「RF−4E偵察機の能力−4」》 なんともとめども無いRF−4E偵察機シリ−ズですね。 みなさん、ごめんなさい。 と言いながら書くのであります。 RF−4Eファントムは、偵察機です。 RF−4Eの持つ偵察能力は、次の偵察機器により、情報収集します。 前方の偵察カメラは、KS−87B。 低高度パノラマカメラは、KA−56E。 赤外線偵察装置は、AN/AAS−18A。 側方偵察レ−ダ−は、AN/APD−10。 高高度パノラマカメラは、KA−91B。 が、装備される。 低高度パノラマカメラKA−56Eと高高度パノラマカメラKA−91Bは、 選択装備式。つまり、偵察の行動によって使い分けられる。 前方の偵察カメラKS−87Bは、6インチの焦点距離レンズを装備して、 5インチ幅のロ−ルフィルムが使われている。 低高度パノラマカメラKA−56Eは、縦横比1対2の写真撮影が出来る。 レンズにプリズムが付いてこれが回転することによって、右水平線から真下、 左水平線から真下が撮影される。 赤外線偵察装置AN/AAS−18Aは、地上の赤外線の量を感知して 蛍光管に表示されたものをフィルムに焼き付ける。 赤外線フィルムの写真より、実映像に近いと言われる。 側方偵察レ−ダ−AN/APD−10は、インテ−クの左右に装備される。 どちら側についても記録可能。 高高度パノラマカメラKA−91Bは、先程も書きましたように 低高度パノラマカメラKA−56Eとどちらか一方が使われる。 これにもプリズムが装備され、60度と90度の切り替えが可能。 尚、RF−4Eファントムは、機体番号の偶数のものが、 高高度パノラマカメラKA−91B搭載。 機体番号が奇数の機体は、低高度パノラマカメラKA−56Eが搭載されています。
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Date: 16 Apr 98 11:17 《「RF−4E偵察機の能力−5」》 なんともとめども無いRF−4E偵察機シリ−ズですね。 みなさん、ごめんなさい。 と言いながら書くのであります。 RF−4Eファントムは、偵察機です。 写真撮影任務が終わったRF−4Eは、情報収集したデ−タ−の解析をしなくては ならない。 フィルムは、現像、停止、定着と普通通りの写真現像処理をとる。 非常時の場合は、ネガのまま、投影機に写し出され、その場で判読・情報収集される。 さらにネガを直接観察しても情報収集される。 時間がある場合は、プリントされる。 ネガには、進路、高度、速度、機体の姿勢、緯度、経度が自動に写し込まれている。 コンピュ−タ−と連動した総合判定装置を稼働させ、撮影された各種のネガから 情報収集する。 複数のパノラマ写真から、地上の建物の高さを判定していく。 その判定された高さから、航空機の寸法、地対空ミサイルの寸法などが割り出される。 すべての映像は、デ−タ−処理されて、コンピュ−タ−にあるネガが どんな情報をもっているかを記憶する。 これにより瞬時に必要となるネガが選定される。 たとえば、撮影された映像の中に、危険度の高い目標を指定しておく。 すると航空自衛隊の手持ちの戦闘機と爆撃装備から航続距離のデ−タを inputすることにより、攻撃可能かどうか判定出来る。 それも瞬時に。 やはり偵察は、得られた情報の解析技術に懸かっている。
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Date: 16 Apr 98 12:08 《「RF−4E偵察機の能力−6」》 なんともとめども無いRF−4Eファントム偵察機シリ−ズですね。 みなさん、ごめんなさい。 と言いながら書くのであります。 今回は、雑談。 航空自衛隊のRF−4Eファントム{偵察機は、民生でも活躍しています。 北陸の石油流出での流出度合いの偵察。 阪神大震災での状況偵察。 釧路沖の地震での状況偵察。 数え上げたら、きりがない。 十二分に活躍しているんです。 ありがたいことです。 偵察写真撮影して、情報解析して、解析値から判断する人が、 ちゃんと判断出来るかどうかです。 せっかく情報得られても、その情報をいかに活用できるかが、 偵察しがいがあるかどうかなんでしょうかね。 ちょっと聞いた話し。 航空自衛隊のRF−4Eファントム{偵察機が、北方領土に接近すると、 ロシア軍がスクランブルをかけて来る。 ところが、F−4EJファントム{戦闘機が北方領土に接近すると、 ロシア軍は何も行動を開始しない。 ほとんど同じRCSの飛行機です。 ロシア軍のレ−ダ−から得られる情報だけでは 、戦闘機なのか偵察機なのか判別出来ないのですが、何故か分かるんだそうです。 防衛デジタル回線が読まれているんじゃないかと言うミステリ−。
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