イチョウの不思議 (イチョウはなぜ絶滅したか) 2002年4月16日 新作

イチョウの古木(4月新芽の出る頃)
   イチョウは恐竜の跋扈した頃大いに繁栄し種類も多かった植物で化石が世界各地で出る、しかし現存するのは日本で見つかったイチョウ一種類である。

 イチョウは絶滅種といわれる、街路樹に盛んに使われ、神社等には古木が枝を広げているが、自生する個体が無ければ絶滅種と呼ぶのだそうだ。

 なぜ絶滅したのかが大きな謎だ、恐竜が絶滅し種(ギンナン)を散布しなくなったからだとの説もあるがこれは一種とは言え現存することを説明できない。

 この樹はフランスなどでも公園に植えられていて日本から来た植物と説明がある。 しかしこの樹は仏教と共に中国から日本へやってきたのだと言う。 しかしながら中国の原産地はハッキリしない、どうやら自生地は無いらしい。

 街路樹と、神社のイチョウを見れば日本の気候、世界の各地の気候に耐えられることは明らかだ。

 左の写真は直ぐ近くの夢前町にある樹齢400年近いイチョウの大木だ胴回り6.7m、樹高30mある。

 検索して調べるとギンナンを播けば容易に芽が出るとあったので、さっそく市販のギンナンを播いてみる。 そのまま、一ヶ月冷蔵庫に入れたの、一ヶ月冷凍庫に入れたの各々5粒を12月鉢に播いた。

 そのままが4本、冷蔵が3本、冷凍が1本出てきた。 サンプル数が少ないので発芽率に意味が有るかどうかは判らない。

 子葉の部分は殻から出ないようだ、一ヶ月してボツボツ本葉らしいのが広がってきただがほぼ同時に発芽したクスノキと比べていかにも成長が遅い。

 移植の為発芽後ほぼ二週間の苗をそっと掘り出してみる、根が殆ど広がっていないのは驚きだ。

 こうなると根は菌根に依存しているに違いない、検索してみると学術文献は無いと書いたWeb.Siteも有るが、菌根の存在を示唆するWeb.Siteが多い。

 
発芽後ほぼ2週間
冷凍ギンナンの発芽、葉緑素が死んだ?
   もう一つ気になることがある、冷凍ギンナンの埋め込みが深すぎたので掘り出した、当然芽は白かった、その後屋外に出し日に当てているが着色しない。

 現時点で絶滅原因の仮説を3つ用意しよう。

 1:発芽直後の成長、競争力があまりにも弱かった。 大きな種子だが脂肪を含まず貯蔵エネルギーが不足?

 2:樹は十分の耐寒性を持つが、種子の耐寒性が不足で、凍結で葉緑素が破壊されてしまう?

 3:菌根菌に依存しているが、自然環境では共棲する菌根が存在せず発芽後死んでしまう?

 冬を越したギンナンは発芽しない? と言われるのでこの実験の続きは来年の春までお預けである。

 手持ちの苗8本の成長を調べたい。

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