7MHzのダブルバズーカアンテナ

巷で7MHzのダブルバーズアンテナが流行っており私も作ってみました。

エレメントになるワイヤーには3C−2Vを用いて追加エレメントには直径2mmのIV線を使用しました。

1:バラン作り
 まずは1:1のバランを作ります。ダブルバズーカアンテナにはバラン不要とも聞いてますが念のために準備しました。
 バランの目的は同軸に電流が乗らないようにするためです。

【材料】
 線径 : 1.0mmのPEW
 バラン: FT−50#43(アミドン社)
  線材の安全電流は1.57Aで50Ω負荷の通過電力は123W
  コア材の7.05MHzでの通過電力は36.2×7.05=255W
  このコアの内径より線径1.0を4回が限界ですのでバランの許容電力
  は123Wとなります。
  巻き線インダクタンスより7MHzのこのコアでの巻き数は4回で
  50Ωになります。

  エナメル線はUEWの方が熱で皮膜が溶けるので、はんだ作業は
  やり易いです。私ははんだが下手なのでPEWにしました。

【作業1】
 まずはエナメル線を3本束ねてしっかりよりじます。
 3〜5回/1cmが目安です。
【作業2】
 エナメル線を紙やすりで擦り被服を取り除きテスターで1,2,3を
 確認します。
 左図のようにアンテナ側の2番と給電側3番をコネクタへはんだ付け
 します。


2:エレメント作り
  中心周波数7.05MHzのエレメント長を計算します。
  計算はオープンワイヤーの波長短縮率を0.96、同軸の波長短縮率を0.65としました。

    波長        300÷7.05=42.55m
    1/4波長      42.55÷4=10.64m
    エレメント長  10.64×0.96=10.21m
    同軸ケーブル  10.64×0.65= 6.92m
    追加ケーブル  10.21−6.92= 3.29m
【材料】
  エレメント   : 3C−2V 同軸ケーブル
  追加エレメント : 2mm IV線

【作業3】
  給電部を作ります。
  同軸の外皮を40mm剥がし網線=10mm、絶縁体=20mm、
  芯線=7mmに加工します。

【作業4】
  作業3でカットした同軸を下の図のようにはんだ付けします。


   インシュロックタイで引っ張り防止を行います。
   作業2の給電側はそれぞれエレメントへはんだ付けします。
   これで給電部が完成です。
   ケースには百均で3ケ百円の小さなタッパを使いました。
   コア付近に金属があるとSWRに影響します。
3:追加エレメント作り
【作業5】
  給電部と反対側の端末には追加エレメントを左図のように繋ぎます。
   追加エレメントはIVを使いました。設営時に引っ張られるので実際にはIV線を
   U字に曲げ同軸の網線を長めに加工し絡めます。
   しっかりはんだ付けし、自己融着テープをしっかり巻き完成です。
 【実際の作業】
   同軸の被服を剥いたらアミ線はカットせず折り返します。
   エレメントを張った時に引っ張り力が加わるので、芯線と追加エレメントは折り返して
   接続します。
   まずはここで芯線と追加エレメントをはんだ付けします。
   前工程で折り返したアミ線を戻します。
   少しよじるように芯線に絡め、はんだ付けすれば追加エレメントの作業終了です。
4:仕上げ
【作業6】
  クリーニング屋さんでYシャツを吊るしているハンガーを利用してポールに引っ掛け
   るようにしました。
   ハンガーの袖部分を少し残してカットし、その袖部分にエレメントをインシュロックで
   固定します。両サイド固定すれば、バランも固定されます。

   あとは追加エレメントをカット&トライでSWRを調整します。



5:製作後記
コア FT−50#43に4回巻きで計算上では7MHzで50オームになるはず
でしたが失敗です(^^ゞ
21MHzでSWR/Inp共、良好でしたので巻き数が足りませんでした。


これが作り直したコアです。
コアはFT68へ変更し巻き数を増やした。