ガソリン抜けた

ニスモの電ポンからホースを抜き、マロリーの電ポンをセット。
ボンネット側からガソリンを抜いた。
しかし、気合い入れてマロリーのポンプを出してきたのにもかかわらず、
気のせいか偉く力無く吸い上げてる様に感じた。
まぁいい、とりあえず抜けたのだ。
どうあれ目的は達成されたのだ気にするもにょか


タンクも抜けた

さーーってタンクの中身はどうかいなぁあああ♪っと
気化したガソリンが陽炎のようにモヤ〜ンとヤバそうに立ちのぼる中、
給油口につながる一番デカイ穴からタンクの中を覗くと
その汚い外見とは裏腹に本当に見事な程、銀色に光っていた。
覗く限りまーーーったくの錆無しである。

タンクの中が錆びて配管が詰まった・・・なんて話をよく聞くが
私の場合は、過去そういったトラブルが一切無いのが納得である。
見えないだけで、錆の欠片等の沈殿物なんかがあるんじゃないかと思い
タンクを振ってみたが、残ったガソリンの音がチャプチャプ言ってるだけで、
何かが堆積している感じも全くない。
どうもガソリンタンクだけは、極端にコンディションが良いらしい。

それとこの時、初めてタンクの中にバッフルプレートがあるのを知った。
一見簡単な作りをしてる様に見えて、結構手の込んだことをしてるなぁと驚いた。

ああっと、そうそう。いとも簡単に作業を進めている様に見えるが、
この作業、冗談抜きで火気厳禁である。
ほとんどの方は既にご存じかと思うが、ガソリンは気化した時が一番
引火しやすいのである。
つまりガソリン抜きたてが一番ヤバいのね。
ガソリン抜いてすぐの状態で加工のため火なんか使ったら、間違いなく
一発でどかーーーーーーーーんである。

極端な例かもしれないが過去聞いた話では、ガソリンタンクを外して中を
念入りに水で洗い更に1ヶ月ぐらい放置してから、そろそろ加工するかな〜っと
トーチ使ったらそれでも爆発した・・・なんて話さえ聞いたことさえあるのだ。
ガソリンタンクの加工をあなどってはならない。
相手は気化したガソリンが詰まった鉄のタンクである。
まさに爆弾そのものだ。

さて、その危険極まりない加工をするにあたって一番安全と思われる方法は、
タンクの中に水をキッチリ詰めてから作業する方法である。
ガソリンタンクの加工を何度もやっているあるショップから聞いたんだから
間違いない。
爆発させたくなかったら面倒でも水詰めろ!!である。
ロウ付けでトーチを使うなら尚更だ!!


タンクの改造開始!!

純正のパイプを外す作業である。
本当は先にリターンのパイプから外したんだけど、写真を取り忘れてしまったので
送りのパイプの写真なーーのだ。

色々な人の話を聞くと、ロウ付けがもうボロボロでいとも簡単に外れた・・・
なんて話を聞いてたので、そうなのかなぁと思ってたのだが
私のはタンク内部の状態も良ければ、パイプのロウ付けまで状態が良かったらしい。
ちょっとやそっとじゃ外れなかった。
あんまりにもキッチリ付いてるんで、加工するのを止めたくなったぐらいである。

加工したことにより、そこから錆びたりして状態が悪くなったらヤだなぁと思いながらも
ここで止めたら何にもならない。
もったいないなと思いながらも、心を鬼にしてペンチでぐいっとコジることにした。


送りパイプ外し

一回こじってロウ付けがはがれてしまえば、後は簡単である。
2〜3回ぐるぐるすると、簡単にすぽーんとパイプが抜けた。
純正のパイプはアルミ製だった。


拡張作業

さて、もともと非常に細いパイプが設置されていた部分である。
8oの銅管を入れるには、当然穴を大きくせねばならない。
ドリルを使うことも考えたが、切り子が入ってしまったら後が面倒だ。
よーーっく見ると何だかロウ付けの面積が広く見えたんで
もしかしたら何かテーパー状の物を入れてぐりぐりやったら
穴が拡がるんじゃないかと思い、ポンチでぐいぐいやってみることにした。


大成功!!

ポンチを押しつけながら、ぐるぐる回すと5分もかからないうちに
丁度良く穴が拡がった。
しかし、ポンチをぐるぐる回したために穴の縁が放射状にギザギザと
ささくれた状態になってしまった。
でも今回に限っては、逆にギザギザしてた方が都合が良いのである。
何で都合が良いかは、後で分かるのだ。


リターンパイプの作成

送りのパイプは真っ直ぐだったのに対し、リターンパイプはタンク内部で
更に曲げ加工がしてあった。
何の意味があるか知らないが、ベンダーで曲げるのが楽しかったので
これみよがしと純正と全く同じように曲げてみることにした。

しかし気になったら止まらないのが私である。
新しく作ったリターンパイプを差し込み、何でこんな曲げ加工がしてあるか、
少しの間考えてみた。
しばらくして、なんとなーーーっくその理由が分かった気がした。

私なりに推測するに曲げの理由はたぶんこうである。

内部で曲がったパイプは、丁度ガソリンタンクの壁面に向かって斜めに
ぶちあたるようになっており、戻ってきたガソリンをタンクの壁面を
つたわらせ静かに戻すため、つまり戻ってきたガソリンで泡立てないための
加工であると推測した。

インジェクションの車はどうかだか知らないが、必要以上に空気を含んだ
ガソリンをキャブに送るのは頂けない。
特にL型エンジンは、キャブの真下にエキマニが配置されていて、
ただでさえパーコレーションを起こしやすいエンジンなのである。
空気を沢山含んだガソリンなら、さぞや沸騰しやすいことだろう。

もの凄く深読みして、これはそんなことまでも睨んでの加工なんだろう!!
っと、頭の中で決着を付けることにした。
そうだ!!これ以上悩んでたら、全然作業が進まないのだ!!
しかし新しく8o銅管で作ったリターンパイプと比べると、純正のは強烈に細い・・・


今回の主役

今回の主役。その名もジーナス!!GM-8300(44グラム入り)ずえす。
エポキシ系、パテ状接着剤であーーっる!!
今回はこいつで新しいパイプを取り付けるつもりなのである。

前日ギリギリまでトーチでロウ付けか、板金半田で取り付けるか、
ものすんごぉおっく悩んでいたところ、偶然工具屋さんで発見して
しまったのである。

販売元のホームページで確認したところ、欠けてしまったバイクの
冷却フィンを直したり、カムカバーの亀裂を埋めたり、更にはピストンが
飛び出してしまったエンジンブロックをこいつで埋めて直した・・・
なんてとんでもない使用例が紹介されていた。
ロウ付けに自信が無かった私にとって、うってつけの品物である。
これなら加工に火を使わないので、爆発する可能性も激減である。

もうちょっと詳しく書くと、耐水、耐油、耐海水、耐熱(220度)、
金属でもプラスチックでも石でも何でもくっつく凄い接着剤で、
振動に対しても相当の実力があり、ついでに磨きあげると金属の様に
光ると言うのだから凄いもんだ。
但し直火に当てると燃えてしまから、あぶったらイカン!!
と説明書に書いてあった。


ジーナスの中身

実に不思議な容器にグレーの主剤と黒い硬化剤とヘラが2種。
それと写真を取り忘れてしまったのだが、硬化剤と主剤をキッチリ
配分出来る専用パレットも付いてきた。

説明書を見ると配合比は、主剤100に対し硬化剤10で
10グラム以上で混合し、その配分は目分量でやってはならん
と注意書きがしてあった。
硬化剤が多くても少なくても、性能が落ちてしまうらしいのだ。

細心の注意を払い、主剤と硬化剤をぐるぐる混ぜていると
昔よく使ったチューブに入ってるタミヤパテを彷彿させた。
おおっとここで忘れてはならない。
接着面は食い付きを良くするためペーパーで粗さねばならんのじゃ!!
だが慌てることはない。
キットの中にはちゃーーんとペーパーも付いてくるのさ
あーーーーなんて心配りだジーザス!!もといジーナス!!

そうそう、タンクの穴を拡張するときキザキザささくれてた方が
都合が良いってのは、食い付を良くするためだったのだ。


接着完了

思ったより作った量が多かったため、めいいっぱい盛ってやった。
実に不思議なことなのだが、説明書には薄く塗ると硬化時間が遅くなると
書いてあった。何故だか分からないがそうらしい。
よってたっぷり盛ってしまっても問題ないのだ。

説明書によると硬化時間は、常温で2時間〜6時間。
今日はかなり気温が高めだから、もう少し早く固まるかもしれないな〜
その場でじっと待ってても仕方がないので、一端タンクをトランクの中に仕舞い、
固まるまで部屋に戻って、ネットでも見て時間をつぶすことにした。



午後の5時(およそ4時間経過)
どんなもんだろね〜っと再び車にもどり、触ってみると・・・・
ガチガチである。
もーーーすごーーいぐらいガッチガッチに固まっていた。
温度が高かったせいで、少し硬化時間が短縮されたのかもしれない。
どんぐらいくっついてるか、気になったので銅管をつまみタンクを振り回して
みたのだが、全く抜ける気配は無い。
噂通りだ凄いぜジーナス!!

それと余った分で、テストピースとしてその辺に落ちてた石同士も
くっつけてみたのだが、こちらも同様にガチガチで全く剥がれない。
表面がザラザラしてる石を使ったので、余計食い付きが良いのかもしれん。
しかし、ぶっつけ本番でテストピースと言うのもいかがなものかと思うが、
何にせよ結果は大成功なのだっ!!気にする物かっ!!

おおっと、あんまり長く感激に浸っている余裕は無いのだ。
作業している駐車場には、街灯が無いのである。
日没までにせっせとタンクを元にもどさねばならん。

ガソリンタンクをトランクの中に元どおり取り付け、ガソリンホースをぶっ刺し、
これまたマロリーのポンプを使い今度はリターンパイプを使って
ガソリンを戻しているとあることに気づいた。

圧倒的にガソリンがタンクに戻るスピードが速いのである。

今度は抜く時とは逆で、電磁ポンプがガソリンを送りだすような
格好になっているのである。
うーーんやはり電磁ポンプの位置はタンクに近い方が
効率良くガソリンを送れるんだなぁと実感した瞬間であった。


今回の作業は爆発もなく、見事に終了したかに思えたがっ!!
この後、予想もしなかった展開にっ!!

次回、フロア下配管引き直し編パイプでぽんにつづく・・・