ARDF発信器の製作

JE1HOK


この写真をクリックすると動作の様子が見られます
 (要 Windows Media Player)

1 はじめに
 このページはCQ Ham Radio 1996年10月号「ARDF発信器 の製作」を一部改良して秋月電子のAKI-PICプログラマでPIC16F84 へARDF発信プログラムの書込ができるようにしました。また現在入手しやすい 電子部品で製作ができるようプリント基板のパターンを変更いたしました。

2 ARDF発信器の概要
 アマチュア無線においてはARDFと呼ばれる無線探知競技会が各地で開催され ています。この競技会や練習で使用するARDF発信器の製作を試みました。ここ で紹介するARDF発信器は144MHzFM送信機に接続して,コールサインお よび装置の識別のモールス符号の送出を自動的に行うものです。

3 回路図および使用部品
下にARDF発信器の回路図を示します。



デジタルスイッチの設定は
 ◎タイマーSWの設定
  0:0分 1:5分 2:10分 3:20分 4~7:40分

 ◎装置数SWの設定
  0:DE+自局のコールサインの連続送信 1~7:FOXの数の設定(1~7)

 ◎装置番号SWの設定
  0:MOの連続送信      1~7:DE+自局のコールサイン+識別符号(MOE等)の送信
  (装置数SWが0以外の場合)  (識別符号に従い1分間の順次送信)

プリント基板は プリント基板エディタ を用いて製作しました。まず ardf.lzhLhasa019 でardf.pcb,ardf12.pcb,ardf.basの3つのファイルに解凍してください。 部品配置図を含めた1枚のプリント基板パターンデータがardf.pcb, 12枚分のプリント基板パターンデータがardf12.pcbです。

4 プログラムの書込
 PIC16F84へのプログラムの書込には,秋月電子のAKI-PICプログ ラマを使用します。書込データはインテルHEXファイルであることが必要なので このファイルの生成を行うためのプログラムとしてardf.basを使用します。このプ ログラムはBASICで書かれているのでDOS/VのPCでは99BASICを BASICインタープリタとして使用しHEXファイルを生成します。HEXファ イルには,コールサインや水晶振動子の周波数,デジタルスイッチの種類などが記 述されています。
 ダウンロードサイトから 99BASIC をダウンロードしインストールして下さい。 また3で得られたardf.basとAKI-PICプログラマに付属しているPICW.EXEを, 99BASICが入っているフォルダーに入れておいてください。
99BASICを立ち上げ
       run "ardf.bas"
        と入力しプログラムを起動します。コールサインやLED点灯の 有無,水晶振動子の周波数,デジタルスイッチの種類を聞いてくるので適当に入れ てください。入力が終わるとOKの文字が出てHEXファイルが生成されます。こ のファイル名は(コールサイン).HEXとなります。(例.JE1HOK.HEXとなる)  これができたらAKI-PICプログラマとPCのシリアルポートをケーブルで 接続しPIC16F84をAKI-PICプログラマのソケットへ挿入し,PICW.EXE をダブルクリックし起動します。さきほどのHEXファイルをプログラマへロードし PIC16F84へ書込を行います。


PICプログラマでPIC16F84へ書込

5 ハードウェアの製作
 下図に部品配置図とプリントパターンを示します(このデータはardf.pcbから印刷できます)



 プリントパターンはレーザプリンターを使ってOHPシートに印刷すれば綺麗に 仕上げることができます。あとは感光プリント基板を使いパターンを紫外線で焼き エッチング・穴開けを行います。


        OHPシート                プリント基板

 部品配置に従い部品を挿入し半田づけを行いプリント基板や電池ケースをアクリ ルケースにねじ止めし,2.5φマイク端子付きシールド線を基板に半田づけすれば 完成です。


     完成したARDF発信器基板

6 完成テスト
 3つのデジタルスイッチすべてを0にして,電源スイッチを入れたときLEDが DE+コールサインのモールス符号に従って点灯すればOKです。