千葉県縦断(安房郡白浜町〜野田市関宿) 乗車日 2005.3.19(土) ...ダイヤは乗車当時のダイヤです
ルール@徒歩と路線バス(空港バス、高速バスを含む)だけで移動 A徒歩の距離は不問 B千葉県内のみを移動する
時刻は実際の時刻 ただしダイヤと10分以上前後した場合は注記する
なお、以下に示す乗降区間は原則としてバス停のポールの表示にのっとって記載し、 運転区間は原則としてバスの側面表示にのっとって記載した。

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当ページからリンクしている「汽車旅 バス旅 長い旅」というページに 「2004 千葉県縦断路線バスの旅」という旅行記がある。これは千葉県最南端のバス停から 途中徒歩で繋ぐこと無しに路線バスを乗り継いで千葉県最北端のバス停まで行った記録で、都合4日間掛けている。 これを読んで最初に思ったのが、これを日着できないかな?ということ。
しかしもちろんこの記事を読むと判るように起点の野島崎灯台も終点の関宿城博物館も バスの便が限定されているために全く同じルールでは日着できない。
しかし私のバス乗車記録を読めばお分かりのように、私の乗り継ぎルールはその時その時で適当に 設定するいい加減なものだ。難しいルールでも実行可能なときには難しいルールにするし、 難しいルールでは実行できないときには適当に緩和する。 つまりは実行できるなかでもっとも難しいルールで行動しているだけなのだ。 だから必要ならばバス停間を歩くことも厭わないし、空港バスだろうが高速バスだろうが使えるバスは何でも使う。 とにかく拘っているのはバスと徒歩だけで日着するという点のみ。
その前提で時刻をあちこち調べると、何とか日着できそうなルートが見つかった。 以下でそのルートにチャレンジする。
なおこのルートは平日と土曜限定で日曜祝日には使えない。

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早朝6:10、今私は千葉県最南端の野島崎の岩の上に置かれたベンチに座っている。ここは本来 カップルが座って朝日や夕日を眺めながら愛を語る場所だが、せっかくだから座ってみた。 もちろん私に同行者はいない。
すでに30分近く前に朝日は昇っている。きょうも良い天気になりそうだ。しかしさすがに 海の傍では風が強い。海上は少し霞んでいるけれども大島と伊豆半島が見えている。
実はこの岩場に登る途中でアキレス腱がピリッとした。40いくつのこの年になるまで 骨折はおろか関節、筋などを痛めたことさえないのが私の自慢だが、今日は一日慎重に歩行しようと思う。 先ほど灯台の傍にある厳島神社で本日の旅の無事を祈念しておいた。
ここからスタートとなるバス停まで戻る。

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野島崎灯台(6:30)−安房白浜(6:41) 徒歩
(この区間はJRバスが走っている。初発は野島崎灯台発11:54)

いきなり最初の区間から徒歩である。このバス停を出発する初発は9:24発の館山行きだがそれまで 待っていると日着できないので歩く。「野島崎灯台」のバス停は海岸通り上にあるが、 この地域のメインルートは1本北側を走る国道410号線(通称 フラワーロード)で そこのバスの本数はまだしも多い。しかし、ここから最も近い国道上のバス停は「野島崎灯台口」だが、 そこからバスに乗ったのでは日着できないのだ。 どうせ最初から歩くのだから距離は関係ないと「安房白浜」のバスターミナルまで歩く。 というより「安房白浜」まで歩かなければならない。

実はこの辺りは私が平成8年(1996年)に初めてハーフマラソンを走った場所。もしかしたら ここに来るのはそれ以来かもしれない。
海岸道路沿いに花摘み園があり、菜の花やポピーがたくさん咲いていた。

バスのルートに忠実に歩くのは遠回りなので道路脇の掲示に従って路地を通ってバスターミナルに 着いた。バスのルートには拘らないというよりも今日は足に負担を掛けたくないのが理由だ。

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「安房白浜」はJRのバスターミナルだが、窓口に貼られた掲示によれば、2005年4月1日から 3路線を館山日東バスに移管するとのこと。ただし本数も時刻も変更なしとのことだ。
移管されるのは、館山−豊房−白浜、白浜−千倉、白浜−亀田病院(鴨川)の3路線。 このうちこれから乗ろうとする白浜−亀田病院の路線はもともとJRと館山日東との 共同運行路線だが、4月1日からは館山日東単独になるということだ。
移管路線の一つ、6:50発の千倉行きは乗客ゼロで発車。7:00発のなのはな号東京行きは 乗客1人で発車。もっともどちらも途中からはもっと乗車があると思う。

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安房白浜(7:15)−亀田病院(8:22) 館山日東バス 1200円  (急行くろしお号)
このバスが平日土曜のみ運行のため、今回のルートは平日土曜しか使えない。

まずは県庁所在地の千葉まで北上する。白浜町(安房白浜)から鴨川市(亀田病院)まで急行バスで行き、 鴨川市から高速バスで千葉市内に行く。

乗るバスは7:04にやってきた。この時間の便は館山日東の担当だ。少し寒いのでさっそく乗せてもらう。 乗客4人(自分を入れて)で発車した。所々に花摘み園がある中をバスは東に向かう。 白浜町から千倉町、丸山町、和田町、鴨川市と外房海岸を通って行く路線だ。
うとうとして断片的にしか記録がないが、千倉町役場で1人乗車。運転士はバス停ごとに乗車人数を用紙に記録していた。 運転士の後ろの席に座ったので右の頬を太陽が直射する。熱いくらいに思えてきた。
国道128号線に入って「南三原郵便局」で1人乗車。国道には鴨川まで17KMという表示が出ていた。
和田白渚海岸はサーファーがたくさん出ていた。和田浦駅入口で初めての下車があった。

「お花畑」は鴨川市と和田町の境にあるバス停だ。バス停を案内する車内放送はあったが乗降はなし。 ポールにも亀田病院行きという表示があった。あたりは一面花摘み園だ。
鴨川市に入ってからは観光地しか停車しない設定のようだ。しかし実態は観光客はおらず いかにも亀田病院まで行きそうな人ばかりを乗せた通院バス。 いままできちんと見たことがなかった仁右衛門島を今度こそきっちり確認しようと思っていたのに、 バスがあまりにもスイスイ走るものだからまたもや見逃してしまった。
この日は3連休の初日だがまだ朝早いせいだろう、道も空いている。

開門まえだが既に駐車場は開いている鴨川シーワールドの前を通過して亀田病院には定刻に到着した。

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亀田病院はかかりたい病院のアンケートを取ると常時全国トップ5に入るような人気の病院。 バス停で見ていると、鴨川駅の方から来る安房天津駅行きバスはここで乗客全員が下車してしまうし、 鴨川駅方面に行くバスも大半の乗客がが下車してしまう。浅田次郎氏の小説に出てくる南房総にある天才 外科医のいる病院という設定はここがモデルという話もある。
現時点でお世話になる予定はないけれどもせっかくだからトイレを借りる。親切に場所を教えていただいた。
暖かくなってきたので時間潰しに海岸をぶらぶらする。しかし風はまだ強い。鴨川の海にも サーファーが大勢いた。亀田病院は海岸にヘリポートまで持っていた。

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亀田病院(9:10)−中央二丁目(10:53) 千葉中央バス 1800円   運転区間は亀田病院−千葉駅(カピーナ号)

「カピーナ」とは、鴨川の「カ」+千葉特産のピーナッツ が由来らしい。これで一気に房総半島を北上する。 鴨川から千葉まで約70KMのようだ。

鴨川市と千葉市を結ぶ高速バス。平日と土曜は亀田病院が発着地だ。鴨川市から北上して 鴨川有料道路で房総半島中央部を越え、JR久留里線に沿って君津市山間部の地区に寄った後北上して 館山自動車道路で一挙に千葉市に至る。
「亀田病院」からは当然自分だけ。「鴨川シーワールド」からも乗車はなかったが「安房鴨川駅」からは7人が乗車、 「鴨川市役所入口」からも2人が乗車するなど思ったよりも人が乗る。市内を通過する際に少し道が混んだけれども 郊外に出てからはスムーズに走る。
房総半島には標高500Mを越える山がないがそれが信じられないほど谷が深い。鴨川有料道路は尾根筋を通るので 尾根から谷を真っ直ぐ見下ろす格好になる。バスの左窓側に座っているので窓の下はすぐ谷だ。
この道は何度もドライブした道だが、ハンドルを握っていると道しか見ないのに比べて バスに乗っていれば山を見上げて谷を見下ろせる。
安房と上総の国境を越えて半島を北に下る頃には反対車線の車が増えてきた。

君津市に入り道路の左手に久留里線が寄り添っている。エアサスがフカフカして眠い。 時々バス停に停まり、人が乗ってくる。

10年前までは館山自動車道路が未開通だったから、房総半島に行くためにはいかに抜け道に精通し、 渋滞に合わないようにするかが快適なドライブのためには必須の知識だった。
途中で、昔使ったそんな道と交差しながら千葉に向けて走る。
10:27に姉ヶ崎袖ヶ浦インターチェンジから館山道に入る。渋滞情報は浦安付近のものしか出ていなかったから 千葉までは渋滞はないようだ。

館山道の高架から見る西の空は薄く霞んでいる。富士山も見えない。幸い道は空いている。 この先にギリギリの乗り継ぎが控えているので到着は1分でも早いほうがいい。
10:38に千葉市に入った。すぐに館山道からそのまま京葉道路に入る。さすがに京葉道路区間に入ったとたんに 走っている車の数が一挙に増加した。しかしまだ順調に流れている。穴川インターチェンジ付近の渋滞情報が 出ているがこのバスはそこまでいかないはずだ。実際にさっさと松ヶ丘インターチェンジで降りた。

千葉市内もさほどの混雑ではないようだ。千葉中央バスの本社前を通って終点の一つ手前の「中央二丁目」で下車した。

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中央二丁目(10:53)−千葉中央駅(10:58) 徒歩

千葉からは空港バスで成田空港に行き、空港バスで県北部の柏市に行く予定。そしてその後は路線バスを 乗り継ぐ予定にしている。

成田空港行きの高速バスは京成千葉中央駅西口を起点に一旦千葉中央駅の東口にある「京成ホテルミラマーレ」 に停車するので、カピーナ号をから下車したら「京成ホテルミラマーレ」で乗り継ぐ予定にしていた。 「中央二丁目」でバスを降りれば千葉中央駅に面した大通りまで150Mくらい。ホテルの建物はすでに見えている。 実際ミラマーレまでは歩いて2分程度だったが、幸い発車までまだ時間があるので駅西口にある始発のバス停まで歩く。 発車2分前に到着した。

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千葉中央駅(11:00)−成田空港第二ターミナル(12:40 予定は12:30) ちばシティバス 1200円  運転区間は千葉中央駅−成田空港第一ターミナル

バスに乗り込もうとしたら案内所の係員にどこに行くのか聞かれた。よほど成田空港に行きそうになく見えたのだろうな。 空港に行くのに違和感がないようにスーツを着込んできたのに。
ともあれこのバスに間に合ったことでこの日もっとも危惧された乗り継ぎをクリアすることができた。 あとは、渋滞でこの先それぞれのバスが少々遅れてもたぶん問題なく乗り継げるはずだ。

バスはJR京葉線に沿って稲毛海岸駅、検見川浜駅と一見成田空港から逆方向に進み、海浜幕張駅と幕張新都心の ホテル群を回って乗客を集めてから東関東自動車道に入って後は成田空港までひた走る。 昭和の時代からあるバス路線で、まだ第二ターミナルができる以前に成田空港に見学に行った帰りに 成田空港から海浜幕張駅まで乗車したことがある。
稲毛海岸駅付近で街を見るとかなりの風が吹いている。このあたりも東京湾とはいえ海が近いから結構風が吹くようだ。 春先に吹く強風は千葉マリンスタジアムの名物になっている。

幕張新都心はしばらく来ない間に新しい建物が増えていた。どこを走っているか分からなくなって面食らう。
幕張地区では幕張本郷駅とマリンスタジアムの間を連接バスが走っている。海浜幕張駅では出会えなかったが 幕張メッセの横を走行しているときにすれ違った。
11:55に5分遅れで各ホテル巡回を終了し、東関東自動車道に向かう。ここで国道357号線(東京湾岸道路)に入る道が 渋滞していてさらに遅れが増幅する。湾岸千葉インターチェンジから東関道に入ったのは12:12だった。 成田空港まで35分と表示が出ていた。

宮野木ジャンクションで千葉・館山方面の京葉道路を分岐する。千葉方面は大渋滞だった。 それに比べれば成田方面はスムーズ。
丘を切り通しで抜ける単調な道が続き、また眠気を催す。目新しい建物でもない限り、北総台地はどこも 似たり寄ったりの風景だから全く新鮮味がない。
12:33に成田空港まであと10KMと表示が出ていた。目の前を離陸したばかりのJAL機が飛んでいった。 空港の入口では警官と思うが、バスに乗り込んで乗客一人一人の身分証明書をチェックする。 第二ターミナルには結局10分延で到着。海外に旅立つ人はトランクルームに荷物を預けており、それの受け渡しを 済ませて全員が下車するにはかなり時間がかかりそう。そこまで付き合えないと第一まで行かずに第二で下車した。

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第二ターミナルのコーヒーショップで昼食とする。クイックメニューとしてミックスサンドが掲げられていたので コーヒーと合わせて注文する。ボリュームたっぷりで思わぬ拾い物だった。 もっとも御値段もボリュームに見合った値段だったけれど。
成田空港に来るのは久しぶりだし時間が中途半端だが少しでも見学しようと見学ゲートに出る。 南側に出たら着陸する飛行機は見えたけれど飛び立つ機体は見えなかった。北口に行けばよかったのだろう。

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成田空港第二ターミナル(13:36)−柏駅西口(15:47 予定は15:25) 成田空港交通 1700円  運転区間は成田空港第二ターミナル−松戸駅

成田空港から千葉県北西部の常磐線沿線に向かうバスはこの路線だけ。高速道路が直結しておらず、 高速道路経由だと東京都を迂回しなければならないからバス路線を設定するメリットが少ないのだろう。 途中から国道16号線を通るから休日は渋滞も覚悟しなければならない。 チケットを購入する際に発券所の係員は2時間くらいかかると案内したし、 運転士の話では昨日のこの時刻の便は40分遅れだったと言っていた。
先ほどまではのんびり構えていたがそれでは少しまずいことに。20分以内の遅れでないと次のバスに乗り遅れるのだが。

第二ターミナルからはそこそこ乗車があったが第一ターミナルからは乗客ゼロ。国道295号線(空港通り)を 成田市内に向けて北西に進み、そのまま県道18号線に入って成田山新勝寺の裏手に回る。車の量は多いが流れはスムーズだ。
バスは北総台地特有の谷津田を突っ切って西に進む。丘を越えると小川を挟んで低地があり、 また次の丘を越えることの繰り返し。道路もその度にアップダウンを繰り返す。

14:01に体験博物館である「房総のむら」を通り過ぎる。房総の旧家を見学しながら昔の農家の様々な家内職を 体験できる施設だ。ここにも以前来たことがある。 当時は農道を拡張したような道路しかなかったのに、長い間通らないうちに新しい国道が取り付けてある。 国道356号線とナンバーが出ていた。
バスは最初に「栄町」に停まるはずだが降車客がいなかったためそのまま走っていった。 おかげで「栄町」のバス停がどこにあったのか分からず仕舞いだった。

千葉ニュータウン(北総鉄道千葉ニュータウン中央駅)到着は14:40。ここまではまずまず順調だ。 14:53に小室から国道16号線に入り柏を目指す。あとは16号線がどれだけ混んでいるか。
柏まで11KMとなった白井市で先の渋滞表示がでていた。国道6号線と16号線の交点である柏市の呼塚(よばつか)交差点付近で 渋滞中とのこと。ここは絶えず渋滞しているから仕方ない。
15:10頃、柏まで4KMの地点から本当にノロノロ運転になった。しかしここからなら、歩くよりも速い速度で進みさえすれば 何とか次のバスに間に合う。ところが実際に少し進んでは止ることの繰り返しで、 歩道のずっと先を歩いている人になかなか追いつかない。 呼塚までは本当に歩くのと変わらないと思えるような速度で進み、それでも20分遅れで柏駅に到着することができた。

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柏駅からは野田車庫行きバスで野田市駅まで行き、その後は野田市内をバスを乗り継いで関宿地区まで行く予定だ。 野田車庫行きのバス停は降車したバス停の少し先にあり、バスに乗る列ができていたのですぐ分かった。 ダイヤ通りならすぐ来るはずだがどうやらこちらも遅れているらしい。 列に並んでいる大半の人は野田車庫行きを待っているのでなくてその前に発車する予定の途中まで行くバスを 待っているらしい。すでに発車時刻を過ぎているバスが2本遅れているのだ。
遅れていたバスが次々やってきては発車していく。自分の乗るバスがいつ来るか分からないので列から離れられない。 結局13分遅れでやってきた。

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柏駅西口(16:03 予定は15:50) −野田車庫(17:04 予定は16:40) 東武バスイースト 650円

この路線は国道16号線を北上するのではなくてさらに東よりの旧道(県道7号線)を北上する。 路線としては花野井経由という経由地表示になっている。国道16号線沿いよりも県道7号線沿いの方が人家が 多いのだからこのルート選定は当然だ。国道は相変わらず混んでいるようだがこちらの県道も混んでいる。
道の両側はずっと住宅だがその後ろ手には畑も残っている。
「小青田」付近でつくばエクスプレスをくぐる。近くに新駅があった。後で調べてみると柏たなか駅のようだ。 この辺りから道路も空いてきた。乗客もこの辺りまででほとんど下車してしまい、残りは自分を入れて4人だ。 この人たちはこのバスの前に発車した途中止りの柏市立高校行きバスを見送ってこのバスに乗った人なので、 野田市域まで乗車するはずだ。

16:38に利根運河を渡って野田市域に入る。道路のすぐ東側には利根川の土手が見える。
残っていた人が降りる一方で野田市域から乗車する人もいる。
「電建第一住宅」からは野田市まめバスのルートと重なる。見ているとまめバスの方が停留所が細かいようだ。 100円均一料金だし、そうなるとここから先では東武バスに乗る人はいないかも知れない。 本数はまめバスの方が少ないが。

進行方向右手にノア(ジャスコ)の大観覧車が見える。建設されたときには大きな部類だったはずだが、 その後各地に大観覧車ができたために今では影が薄くなっている。確かここまで車で買い物に来たことがあったはずだが、 その時にこの観覧車に乗ったかどうか記憶が定かではない。
「利根コカコーラ本社前」で国道16号線を外から内側に横断する。さすがにその信号では抜けるのに何度か掛かった。 結局「野田車庫」には24分の延着。場所は東武鉄道野田市駅の駅前だ

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ここまで乗ってきたバスは野田車庫行きと表示されていたし確かに降車したポールには野田車庫と書いてあったが、 だいたい野田車庫そのものが野田市駅の駅前広場と道路を挟んだ向かいにあるし、到着したバスは駅前広場を一周して 野田市駅と書かれたポールから柏駅西口行きとなって発車した。そのポールはちょうど降車したポールの向かいにあった。
う〜ん。ここは野田市駅なのか野田車庫なのかどちらと言えばいいのだろう。
バス会社が異なれば、同じ場所だがバス停の名前が違う、で片付くのだが。

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野田市駅(17:05)−欅のホール(17:25) 徒歩
(本来なら野田市駅−愛宕駅間を茨城急行自動車に乗車予定だった)

野田車庫行きのバスが遅れたために乗りたかった岩井車庫(利根川を渡った茨城県坂東市にある)行きの茨城急行バスは 17:00に出発してしまった。 次のバスは17:30発で、それを待ったのではその後乗る予定のバスに間に合わないのでここは歩く。 といっても市街地を20分程度歩くだけだ。 バスならば東武野田線の愛宕駅まで乗って次のバスに乗り継ぐのだが歩くのであればそこまで歩く必要はない。
野田市の駅前からはキッコーマンの工場が連なっている。それを過ぎると商店街になる。 目的の「欅のホール」バス停には17:25に到着した(欅は「けやき」です。念のため)。 欅のホールとは市役所の出張所を始めとして図書館、公民館、ホールなどが併設された複合施設で、 野田市駅からは西よりの場所にある。

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欅のホール(17:32)−関宿中央ターミナル(18:19) 野田市まめバス 100円  運転区間は市役所−関宿中央ターミナル(北ルート)

野田市まめバスについては、このバス旅の参考とした「汽車旅 バス旅 長い旅」というページの 「2004 千葉県縦断路線バスの旅」に写真があるのでそれを見ていただくのがいちばんわかりやすい。 野田特産の枝豆がモチーフになっている。このバスで、野田市と合併した千葉県最北部の旧関宿町まで行く。 旧関宿町に作られた「関宿中央ターミナル」が終点だ。そこで最後のバスに乗り継ぐ。
車内の掲示を見ると、2週間後の2005年4月1日からまめバスのルートが増えてダイヤ改正が行われるとのこと。 内容についてはこの文章の最後で。

太陽が西に沈もうとしている。

まずは東武野田線の西よりを北上して桜の名所である清水公園を抜ける。すでに咲いている木がある。 早咲きの木でもあるのだろうか。
私の住んでいる津田沼には予備校が何校かあるが、ある予備校に1本早咲きの桜が植えてあり、 「○○桜」(○○はその予備校の名)と呼び習わされているそうだ。やはり予備校だから 縁起を担いでいるのだろう。人事を尽くした後の縁起担ぎは悪いものではないはずだ。

東武野田線の川間駅南口からかなりの乗車があった。やはり100円というのは魅力的なのだろう。 その後は東武野田線を北に越えて鉄道のなかった旧関宿町域に入っていく。 旧関宿町は東の利根川と西の江戸川に挟まれた千葉県最北部の縦に長い地域だ。
18:00を過ぎて行き交う車もほとんどヘッドライトを点灯している。乗客も降りる一方になっていく。
旧関宿町の町域に「いちいのホール」というバス停があった。乗車した欅のホールと同様に市役所の支所、図書館、 公民館等が併設されているが、ここには野田市(旧関宿町)出身の将棋棋士である関根十三世名人の記念館が 併設されていた。
結局終点の「関宿中央ターミナル」には自分ともう一人のお客が到着した。あたりは真っ暗になった。
100円で充分乗りがいのあるバスだった。

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関宿中央ターミナル(18:49)−新町(19:03) 朝日自動車 310円  運転区間は川間駅−境車庫

バスの終点である「境車庫」は利根川を渡った茨城県猿島郡境町になり、鉄道のない地域なので古河、 (東武伊勢崎線)東武動物公園、(東武野田線)川間の各駅までバスが出ている。「新町」は千葉、茨城の県境である 利根川を渡る橋の手前のバス停だ。 本来ならば「関宿中央ターミナル」から「関宿城博物館」経由の「境町」行きに乗って「関宿城博物館」まで行かねば ならないのだが、もうこの時間には「関宿城博物館」に行くバスは終わっている。 そのため関宿城博物館への道が分岐する「新町」から歩かざるを得ない。

バスは県道17号線を走る。バスには先客が2人いた。一人はさっさと下車したが、 もう一人は私が下車するよりさらに先まで乗車していった。

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新町(19:03)−関宿城博物館(19:17)徒歩
(この区間は朝日自動車が走っている。終発は新町発15:35−推定)

というわけで「新町」から歩く。博物館はライトアップされていたので道に迷う心配はないが、 あたりに人家は少なく、県道を走る車だけが明るい。空にはオリオン座や北斗七星がまたたいている。

博物館に着いたのはいいが、当然この時刻ではすでに閉館して柵が掛かっている。そしてバス停のポールは その柵の内側にあり、ポールの傍まで入っていけない。柵の外にあった案内板にバス停の位置が書いてあり、 その位置に確かにポールがあるのは確認できたが、厳密には、そのポールに「関宿城博物館」とバス停名が 書いているとは確認できていない。
そんなわけで、最後は大いにインチキ臭い結末となってしまった。

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なお、野田市まめバスは平成17年4月1日からダイヤ改正を行うが、その中で新たに関宿城コースが誕生する。 そして北ルートの「市役所」発17:22(「欅のホール」17:29)の便(今回乗車した便である)が、 いちいのホールで関宿城コースの最終バスに接続するので、今回のダイヤで乗り継ぎを行えば最後に 「関宿城博物館」までバスで行けるようになった(戻りは「新町」まで歩かなくてはならないが)。
4月になってからこの乗り継ぎを行えば、ちゃんと「関宿城博物館」まで行くことができ、 最後に柵に締め出されるようなこともなかったはずだ。
日着ダイヤを作成してから日数が経ちすぎていた。出発の直前にもう一度野田市のホームページを見ておけば、 ダイヤ改正が確認できたかもしれなかったのに。

(終)

2005.3.27公開 2006.1.1訂補



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