ナショナル ST管 5球スーパーラジオ BX−255
ナショナル 5球スーパーラジオ BX−255は昭和30年頃はのマジックアイ付き5球スーパーです、20数センチのスピーカーが付いています。真空管はオールST管です。入手まで気付かなかったのですが整流管はMT管の5MK9が刺さっていました。裏ブタ側から撮影した写真では気付きませんでした。良く見ると整流用ST管が見えませんね。気付くべきでした。(ρ_`)〃エーン 木製ケースで中波のみの受信で、外部入力端子(レコードプレーヤー等)が備わっております。トーン調整は3段階で放送は受信できるもののボリュームのガリと音の歪みが見られました。修理の結果、受信感度、音質とも満足できる状態となりました。
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入手時の状態 @木製ケースは塗装が剥がれ、塗装下の木目もかなり痛んだ状況です。 Aサランネットはヤニとシミで汚れています。また、金属の飾りは黒く錆びています。 Bパネルに張られている布製ネットは茶色く汚れています。 C整流管はST管ソケットにMT管の5MK9が取り付けられていました。 Dパイロットランプの配線がボロボロに劣化しています。 Eアンテナコイルが写真のようにボロボロになっています。ネズミにかじられたのかもしれません。シャーシ裏のコンデンサーの一部もかじられたような跡だありました。 Fボリュームにガリがあります。 Gボリュームを上げると音が歪みます。 Hもっとボリュームを上げると音が途切れてしまいます。
不具合箇所の修理&調整 @ネズミにかじられたと見られるコンデンサーは全て交換しました。 Aボリュームを上げると音が歪む原因のほとんどは終段(UZ−42)グリット入力コンデンサーの不良(リーク)です。交換しました。 Bボリュームにガリがある場合はボリュームの交換が一番です。しかし、古い真空管ラジオの多くは音量調整用ボリュームにPH切替の1回路2接点のS付きスイッチを使用しています。現在このようなボリュームの入手はきわめて困難です。 今回はボリュームを解体し(解体が難しいものも時々あります)接点を少しずらすことによりガリを解消しました。 Cコイルの修理です。アンテナコイルが3分の1ほどズタズタに切れています。慎重に切れた線を取り外し残り3分の2をそのままアンテナ線として使うことにしました。当地は比較的電界強度が強い地域なので1mほどのアンテナでマジイクアイが完全に閉じる程度に受信できております。 Dボリュームを極端に上げると音が出なくなる現象は、色々調べた結果低周波増幅管6Z−DH3Aの劣化と判明しました。ただ、そんなに音量を上げてラジオを聴くことも無いので、新しい6Z−DH3Aが入手するまではそのままにすることにしました。 ESGを用いてIFTとトラキング調整したところ音質、感度とも見違えるように改善しました。
錆落とし&サランネットの張替え @錆びついた金属はヤスリとコンパウンドで磨き上げました。 A同様にダイヤル窓枠も磨き上げ、バックの金属パネルはシルバー塗装を施しました。 Bサランネットは新しくよりカラフルなものに張り替えました。
との粉の状態
ヤスリで水砥ぎ
仕上げ塗装
塗装 @塗装を剥がし紙ヤスリ掛けした上でとの粉を塗布しました。 A何度か下塗りを重ねます。 Bこの状態だと光沢は出ても刷毛めが目立つので目立たなくなるまで400〜1000番の紙ヤスリで水砥ぎします。 C最後に仕上げ塗装を施すと表面が大変綺麗に仕上がります。
完成 当地ではNHK第1、第2、東北放送が快適に受信できております。マジックアイの照度は落ちています。 参考:レストア費用 入手価格:4.4k、 部品代:約2K{交換電子部品(整流管、コンデンサーなど)、剥離剤や塗料代など}
このラジオの他に修理済みラジオがあります。こちらのぺージに掲載しておりますのでよろしければ是非ご覧ください。