1. Logbook of the World (LoTW) 概要

 2003年9月から正式運用を開始したLogbook of the World (LoTW) は、ARRLが
主催するQSOバンクのようなシステムで、当初はQSOデータの登録ができるだけでした。その後、2004年5月からDXCCと連動、クレジット申請がWeb画面からできるようになり、総合的な運用が始まりました。
   
 LoTWは世界中のアマチュア局が利用できますが、米国のアマチュア局はARRL会員に限られます。LoTWに登録したQSOデータが、相手局のデータと一致すると(LoTWではマッチあるいはQSLと言う)、そのQSOがLoTWの対象アワード、例えばDXCCアワードに有効と認められます。

 そのQSOが、ニューエンティティであれば、QSLカードを受け取らないでも、LoTWでアワードを申請(有料)することが出来ます。

  このように、LoTWを利用すると、ペーパーレスでDXCCアワードの申請からクレジットを受け取るまでLoTWホームページの画面上で手続きが完了し、結果が短時日で判ります。

LoTWの特長
  (1) 例えば、DXCCを申請する前に、LoTW画面でバンドニューなどのコンファームが確認でき、自分のDXCCの成果が確実に判る。
  (2) LoTWのホームページ上でLoTWの対象アワード(DXCCなど)の申請が可能で、短時日で承認される。
  (3) LoTWでQSOが確認されるとペーパーQSLがなくてもそのQSOがLoTWの対象アワードに有効となる。
      
  私がLoTWを利用して、個人的に素晴らしいと感じているのが (1)と(2) です。
       (1)は、LoTWが私のDXCC成果を正確に把握してくれています。 しかも、その内容はLoTWが確認しているのですから
        安心です。
         従来のペーパー申請のさいに、 申請後戻ってきたクレジットスリップに「No Documentation Rec.」と書かれて
        認められないというようなことはありません。
       (2)は、LoTWで申請すると、私の経験では早いときは数日以内で、混んでいる時でも1〜2週間前後で承認されました。
        ペーパー申請時に2〜3ヶ月もかかることを思うと 夢のようです。また、DXCC Standingにも短時日で反映されます。

 LoTWの対象アワード
  2015年6月現在、DXCC、WAS 、VUCC、CQ WPX アワードです。

2. Online DXCC 申請

 LoTWでQSLにならなかったニューのDX局からペーパーQSLを受け取ったら、ARRLの処理が早い「Onlin DXCC 申請」でDXCCを申請するのが便利です。「オンラインDXCC申請」はLoTWを使っていない人にも便利です。 
 
「オンライン DXCC 」で申請するにはARRLのホームページからDXCCページへ移り、DXCCページ左側のメニュー「Online DXCC Application」をクリックして「Online DXCCApplication」ページに移ります。このページから申請することが出来ます。

   なお、インターネット用のブラウザは、「Online DXCC申請を使う時、Internet Explorerのバージョン8とそれ以前のバージョンでは不具合があるかもしれないため「最新バージョンのInternet Explorer」を使うように、あるいはFirefoxなど他のブラウザを使うようにと注意書きがあります。
   
私は「IEのバージョン11」を使っています。

3. 使い方の概要

   (ここでは、DXCCアワードを例にLoTWの使い方を説明します)

 ・ARRLのホームページから「tqsl 2.0.3」をダウンロードする

 ・「tqsl .2.0.3」をインストールするとデスクトップに「TQSL」アイコンができる 

 ・TQSLで、自局のコールサイン証明書を要求する 

 ・本人確認のため自局ライセンスのコピー等をLoTWへ郵送する(最初の登録時のみ

 ・LoTWからコールサイン証明書(Callsign Certificate)が、メールの添付ファイルで 送られてくる 

 ・このファイルを「TQSL」に読みこむとコールサイン証明書ができる

 ・LoTWにQSOログをアップロードする
 「TQSL」でQSOデータ(ADIFまたはCabrillo)をLoTWのファイルに変換してLoTWにアップする

 ・LoTWのデータとこれまでのDXCC成果をリンク要求する

 ・LoTWでDXCCクレジットを申請する
 
 
 ・コールサイン証明書は3年ごとに更新
  更新手続きは、最初の時とほぼ同様ですが、ライセンス等のコピーを郵送する必要はありません

4. 使い方の説明について

 LoTWはバージョン2.0.3になって、メニューにアイコンを採用するなど、大変使い易くなりました。しかし、LoTWは英語で書かれた、やや技術的な内容のソフトで一般ソフトのように画面を見ただけで使いこなすのは大変だろうと思います。
 初めて使われる際などには、使い方の説明をあらかじめ読まれるか説明を見ながら使うことをお薦めします。

 今回、LoTWを利用するための基本的な使い方について、判りやすいように多くの画面を使った説明が「CQ誌 Webページ」に
掲載されました。

                        CQ誌 Web ページ目次

 

TQSLアプリのバージョン番号を確認するには
確認する手順は、TQSLを開いて、メニューの「Help」をクリック、
開いたサブメニューの「About」をクリックすると
「TQSL V2.1.3・・・・・」のようにバージョン番号が表示されます。


 新しいバージョンのTQSL v.2.1.2
TQSL v2.1.2 が2015年9月21日 にリリースされました。使い方はv.2.0.3 と殆ど同じです。
  変更点:従来のバージョンでは、QSOログをアップロードするときに「Station Loction」が1局だけの場合でも「Station Location」を選択する事になっていました。
新しいバージョンでは、「Station Loction」が1局だけの場合には、「Station Loction」を選択する画面がなくなりました。
  また。フォルダー名に日本語(non-ASCII)を使った時にエラーにならぬようにするなど幾つかの技術的改良が加えられたことです。 
・TQSLv2.1.2で、使い方が少し簡単になった「QSOデータをアップロードする方法」説明書を次のページに掲載しました。
 また、LoTWを利用するための応用編的な使い方として、アップロード後の処理の確認方法なども付け加えました。

    

 新しいバージョン TQSL v.2.1.3
2015年10月22日、新しいバージョン v.2.1.3 がリリースされましたが、このTQSL v.2.1.3 の使い方はこれまでのバージョン(v.2.1.2以前) と変わりません。(バグ修正をした)
LoTWで申請したアワードの処理が早くなりました
2015年10月28日、LoTWで申請されるDXCCアワードなどの処理時間がこれまでより早くなり、平日の1日で処理されることになったと.発表されました。
 LoTW ホームページに 「Help」 タブが追加されました
2015年11月24日、LoTWのホームページのメニュータブに 「Help」 (ヘルプ)タブと、「Help Seach」
(ヘルプ検索)が追加されました。ヘルプタブで開く画面は「Introducing Logbook of the World」のページで、
この内容はこれまでLoTWホームページに掲載されていたものと同じです。

   
         
LoTホームページに追加されたHelp画面
 新しいバージョン TQSL v2.2 がリリースされました。
2016年1月7日、TQSLの新しいバージョン TQSL v.2.2 (TQSLアプリ上では v2.2.0 と表示)がリリースされました。この新しいバージョンは「National Parks on the air competition」が開始されたので、これに対応することと、バージョン2.1.1以降で見つかったTQSLの技術的な欠陥への対策をとったそうです。
この新しいバージョンTQSL v.2.2 の使い方はこれまでと同じです。(v.2.1.3 と同じです)

 


 

5. LoTWについてのご質問

   このLoTWの説明や使い方などご不明のところがありましたら、どうぞ私宛に
  メールでお問い合わせ下さい。 できるだけお手伝いさせて頂きます。

参考資料:
 ARRL Webpage 「Introducing Logbook of The World」
 CQ誌 筆者記載のLoTWの使い方など

 ADIFフォーマット
  ADIFファイルは、ログソフトのデータを共通データとして使えるように作られた
 フォーマット「Amateur Data Interchange Format」の略で、1996年デイトンで発表
 されました。今では多くのログソフトがADIFをサポートしています。
  ADIFについての解説Webページは次のURLをご覧下さい。

                   http://adif.org/adif.html  

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