本クラフトモデルは窓は開けなくてもそれらしく見えるようになっていますが、窓を開けてガラスを表現したい方は下記の手順で行って下さい。はじめは失敗することもあるかもしれませんが、何度もトライすることで、いつかきっと満足のいく仕上がりが得られると思います。この方法を会得してしまえばペーパークラフトでも、スケールモデルに近い模型が作れることがおわかりいただけると思います。
<用意するもの> 粘着式光沢白色フィルム(三菱ケミカルGlossy Film Label)※粘着式フィルムは一部のプリンタでは使用できないものがありますので適合を確認してから購入して下さい。/転写シート(下記参照下さい)/0.3ミリ程度の塩ビ板(プラ板、ポリカーボネイト、アクリル板などという名称で売られているものでも可)/スリムカッター・デザインカッターなど先が尖ったタイプのもの/先の曲がった精密模型用のラジオペンチ
<手 順> 1. 粘着式光沢白色フィルムにプリントします。
2. 窓の部分をスリムカッターを使用し丁寧に切り込みを入れていきます。ボディにキズを付けないよう注意しながら不要な部分を剥離します。必要な部分(ボディ)だけがベース台紙に残っている状態にします。ただし外側(下図参照)は多めに残します。
<窓桟の細い車輛についての補足>
なお、「細い窓桟」や「サッシ」がたくさんある車輛の場合は、「桟」は残さずに全て開けてしまいます。ボディを塩ビ板に転写したあとに、細く切った「桟」(グレーにプリントした粘着シートを作成して下さい)を丁寧に貼り付けて行きます。3. ボディを転写シートに移しとります。転写シートが手に入らない場合は粘着力の弱い紙の粘着テープや、エアブラシで使うマスキングシート等でも代用できます。
4. ボディを塩ビ板に転写します。完全に転写できたら細かい部分(窓さん等)が切れないよう注意しながらゆっくりと転写シートをはがします。
5. 折り目の筋押しは中側から行います。筋押しに使うものはコンパスの針などが適当です。定規をあてて曲がらないよう注意しながら行います。
6. ボディのまわりを塩ビ板ごと丁寧に切り抜きます。(曲がらないよう注意して下さい)ノリシロ部分の折り曲げは先の曲がったラジオペンチでやるとうまく出来ます。
7. その他のパーツは普通の用紙(つや無し)にプリントしたものを使用しますと光沢に差が出て実感的な仕上がりを得られます。
詳細の手順は下図をご覧下さい。 カッターを使わずに窓抜きが出来る 「ステカ・クラフトロボ」「シート類」のお求めは丸和書店