京都4人退場と野々村さんの名解説

 

多摩川クラシコで川崎相手に我が東京爆勝の後、携帯で他会場チェックしたら

「新潟
1-0 京都」

おお、ついに新潟勝ったか。


・・・っておい



新潟
1-0 京都

得点:アレッサンドロ 4'



34
分 シジクレイ(警告)

41分 シジクレイ(警告)(退場

50分 田原 豊(警告)

79分 増嶋 竜也(警告)

80分 アタリバ(退場

82分 増嶋 竜也(警告)(退場

加藤監督(退席処分


京都、4人も退場になってんじゃねーか!


しかも8人になってからも得点奪えない新潟って・・・まあそれはいいか。

 



帰ってからスカパーのJリーグアフターゲームショー見たら

「う〜ん、これで3人退場か〜

特にシジクレイと増嶋の退場はきつすぎじゃね?」

と疑問が残る判定だったのだが、

野々村先生がやってくれました。



JAGS技術委員会
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3042088


ニコニコも圧力により消される可能性が非常に高いので、

保存するためにも以下、テープ起こし

 




野々村芳和



「なんと6年ぶりに1チームから3人の退場者がでたということで、

まあ監督退場を含めたら何年ぶりになるのか、

もしかしたら初めてじゃないかと思うんですけど、

なんでこんなにゲームが荒れたのかということで

このゲームをピックアップしてみました。

 

ここまでの各ゲーム、直接フリーキックの数が

(オフサイド除いたファールの数が)平均すると

「30」

でもこのゲームでは両チーム合わせて

「46」

もあった。

 

これは「何かあっただろう!?」ということで必死に探してみました。

 

 

(シジクレイが退場になったシーン)

矢野の顔のところに肘がいってるなと思うかもしれないけど、

本来このボールはシジクレイのボールなので

後ろからくる選手に対してサッカー選手として両手を広げて

自分のボールにしようとするのは、まあ、当たり前。

これはちょっと気の毒、可哀想だと思います。

 

 

(アタリバ退場はVTRとれていなかったので今回触れず。)

 

 

(増嶋退場になったシーン)

(まず一枚目のイエロー)

このプレーで審判はファールをとった。

今のヘディングに対してイエローがでたわけではなく、

ヘディングを競って、

「なんで今のがファールなの?」と増嶋は怒ってグランド叩いて、

この行為に対してカードがでた。

 

厳密に言えばカードだすかもしれないけど

コミュニケーションがうまくとれていれば

あそこで

「増嶋、ちょっとおいで」

「今のダメだよ」

って言えば済むシーン。

この時点で、この前までの基準も含めて

全く選手とコミュニケーション取れていない。

 

 

でも、決定的だったのは次のシーン。

 

 

(二枚目のイエロー退場シーン)

今のはヘディングの競り合いに対してイエローがでた。

これはもう。。。僕は。。。全く、全くわからない。

 

左手が矢野の顔に入っていたのかどうかもわからないし。

故意に左手を挙げているようには見えないし。

あれでもしイエローがでたということになると、

もうこれはどうにもならない。

 

だからもう京都の選手は呆れていたと思う

特に増嶋はもう、もういいよと。

もう見てる方として寒いな!と。

 

 

(序盤のおかしいポイント)

右サイドにボールがでて、

千代反田が対応するんですけど

千代反田は自分がコントロールミスしたのを

あえて自分達のボールにしようと思って、

ようはシミュレーションみたいなことをした。

 

選手は審判がもしとってくれるなら

雨が降ってるだとか気象条件と同じで

うまく審判を使って勝つためにやればいいと思うんで、

“シミュレーションをする選手を責めるつもりは全然ない”

あれを見破れない審判が一番問題だと思う。

 

 

このシーンに関しては

副審はコーナーキックを指している。

一番近くで見ている副審が

コーナーキックを指しているわけです。

 

ところが、この画面にも映っていない主審が(遠くの位置から)

「あれは反則です」

と言っているわけです。

 

序盤だったから京都の選手もあまり感情をだしていませんが。

 

 

選手からすると、

「シミュレーションみたいに

大げさに倒れた選手に対して腹立たしい」

のではなくて、

「それを見破ってくれない審判」

に対して腹立たしいのでゲームが荒れていく。

そういうことを審判もちょっと考えないと。

 

 

こういうゲームが数多くあるとは言いませんが。

ただ、1試合でもこういうゲームがあると

見てる方も不信感を抱くし、

見破って欲しいところとしては

数年前にシミュレーションを審判が沢山とったのと同じように

他のところでも(特に)色んなDFが

自分達も有利なように試合を運ぼうとするゲームが

Jリーグは目立ってくる。

 

そこは注意してみてくれる方が

選手も強くなるし、ゲームも面白くなると思いました。

 

(終了)

 

 




野々村さんがここまでじっくり取り上げたことにビックリしたし、

よくここまでキッチリと言うべきところを言ったと思う。


実際、野々村さんは

こないだ大問題になったこの試合でも言うべきことを言っていた。

 



甲府 3-2 C大阪

ヴァンフォーレ甲府

39分 ジョジマール(警告)
52分 秋本倫孝(警告)
54分 美尾敦(警告)
56分 池端陽介(
退場
60分 桜井繁(警告)
64分 秋本倫孝(警告)
64分 秋本倫孝(警告)(
退場
74分 吉田豊(警告)




この間違って池端を一発レッドにしたシーンについても

しっかり取り上げて元選手の視点から、

「3−0の状態からあの場面で相手を引っ張ろうとはまず、思わない」

と審判の判定に疑問を投げかけていた。

 

 

また、それとは別にセレッソのジェルマーノがPKの時

一度助走のとき止まってから蹴ったことに関しては

「これは最近ルールが変わって、助走のときも止まっていいことになった。

そのためこれはルール上全く問題はない」

と的確に解説。

 

この時もたいしたもんだと思ったけど、

今回の新潟×京都戦の解説はさらに見事だと思ったため

脊髄反射でビデオテープ起こししちゃったよ。

 


サカダイで連載してた北川義隆さんとか

フットボリスタの片野道郎さんとかは

 

「イタリアではカルチョで疑問符がつく判定に対し、

その日のTVで徹底的に取り上げ、

この判定がどうおかしいのか、どこが問題なのかを解説する番組がある。

日本ではタブー視されているのか、ないけれど

こういう番組や姿勢は日本でも必要だと思う」

 

なんて以前語っていましたが、

野々村さんの今回の取り上げ方はそれに近いものだと思う。

 

 

これまでも振り返ってみると

スパサカ副音声陣で加藤、水沼コンビが

以前、(家本)審判批判をしたことはあった。

 

05年 浦和 3-2 川崎の試合において、(関塚何か発言の試合)

佐原のゴールが何故かマリッチへのファールということになって

同点ゴールが取り消された場面で、

 

加藤 「(佐原は)押さえてねぇよ!」

水沼 「(佐原は)マリッチより先にジャンプしてるからね。」

加藤 「触ってるようにも見えるけど、押さえて無いですよね!?」

水沼 「(押さえてない、ファールはない と無言で頷く)

加藤 「うわ〜・・・・。これは・・・・・。」

 

 

と、家本の浦和びいき判定を取り上げていたことはあるけれど、

これも副音声だから言えたかもしれないわけで、

しっかりと番組の中で8分も使って

どこがどう問題なのかということを解説した

野々村さんは偉大だと思うわけです。

 

逆に言えばここまでしっかり取り上げたことで

今後野々村さんの発言が狭まるのでは?

だとかそういう心配もしてしまうわけだ。

ただ、これをやった野々村さんはもちろん、

番組を編成したスカパーに関してもよく取り上げてくれたと思う。

 

 

今回の酷いジャッジについて

まずい部分をしっかりと指摘し、そしてどうすべきだったか

臆すことなく意見を述べた、野々村さん。

圧力やらなんやらで他の媒体が自粛したりあまり取り上げない中、

しっかりこういう番組で放送したスカパー。

 

両者を思いっきり支持します。

(UP日 08年4月21日)

 

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