シドニーFC△2−2△レッズ

2007 ACL 第2節)

 

熱くていいゲームだった。

そして、内容が濃すぎてまるで2試合分観戦したくらいで、

TVで見ていただけだというのに見終わった後、疲れた。

 

意外なことにスタジアムは一階席、満席に近いほどの入り。

シドニー側のゴール裏、メイン、バクスタはほぼ満席。

浦和側ゴール裏もかなり入っていた。

(結局入場者数、21000人とのこと)

 

ざっと見た感じ、シドニー側の観客はレプリカ率が高いのか水色が凄く目立つ。

ほぼ一色に染まっていたように見えた。

ラグビーで使用されるスタジアムらしいので、

一見サッカー専用に見えるし臨場感あるから興奮する。

 

 

そんなスタジアムの様子を見ていたのもつかの間、

キックオフ直後、いきなりシドニー12番の金髪、CARNEYが先制点を流し込む。

クリアしたボールを拾われ、

浮かしたボールかミドルシュートくるかと思ったがグランダーのパス。

それが予想外だったためか浦和守備陣がまごつき、

囲まれながらもCARNEYがスルスルっと流し込んでシドニーFCが先制。

 

22分にはまたもこのCARNEYが起点に。

左サイドで粘った後、強引に突破を試みて、

坪井に倒されたかのごとくうまく倒れこんでPKゲット。

ACL仕様だから、相当なファールじゃないととってくれないだろうと

思っていただけに、この程度のでPKとられたのには驚き。

これはACL仕様というより、アウェー仕様のジャッジか?

 

PK奪取直後、してやったりとCARNEYガッツポーズ。

これをTALAYが決めて前半22分の時点で、0-2

 

 

川崎×バンコク戦ドローのショック冷めやらぬまま

続けて観戦していたのでかなり絶望感に包まれた。

早い段階で2点ビハインドというこの最悪のスコアもそうだが、

俺がもっと焦り、胸が張り裂けそうになったのが浦和の動きの悪さ。

 

 

今の日本とは違う蒸し暑さ、

ラグビー用のためJリーグスタジアムとの芝生の質の違い、

盛り上がる満員の観客が作り出す雰囲気にのまれてしまった、

そしてオーストラリアでの開催というポンテ曰く、「本当のアウェー」ならではの難しさなど

なにが原因なのかわからんが

とにかく動きが悪かった。

 

前線に全くと言っていいほどボールがいかない。

ワシントンまで行っても、そこからほとんどフォローがない。

攻められるとバタバタして一気にピンチになる。

前半20分過ぎくらいまでは目を覆いたくなるような最悪の出来だった。

今になって思えば、よく2点止まりですんだ。

よく2点に抑えたと思う。

 

 

つか、ネネが異常なほど動きが悪かった。

いや、良い・悪いそれ以前にほとんど走れてなかった。

 

31歳でこの蒸し暑さはこたえるのか?

ネネ頼む! 頼むからもっと動いてくれ!」

などと画面に向かって祈ってたんだが

序盤はネネの動きがとにかく悪くて、左サイドガンガン崩された。

シドニーの動き見てても浦和の左側狙っていたような。

 

 

こんな感じで試合の入り方が最悪だったがために

前半30分まではしばらくハラハラし、泡吹いて倒れるような展開だった。

 

 

−−−−−−−−−−−−ここまでが1試合−−−−−−−−−−

 

 

で、前半30分から一気に流れが変わる。

ここからもう1試合スタート。

 

まず、前半30分の出来事。

山田がドリブルで前線へ。右サイドから中央にいたポンテへパス。

この柔らかいパスをダイレクトでポンテシュート、

このシュートがスルスルスルっとゴールに吸い込まれていった。

 

ポンテ愛してるよポンテ

 

 

しかもこのゴールの前後、ようやくネネの動きが活発になってきた。

守備面だけでなく、いいオーバーラップなんかも見せちゃうレベルまで体動き始めて、

ようやくエンジンかかってきたのか!?

 

そう期待していたら、、、

 

シドニー選手と競り合い、着地の際に

足の付け根がイッてしまうような悪い足のつき方してしまった。

見ただけで激痛が走るような着地。

ここでネネは交代することに。代わりに長谷部投入。

ネネがようやく動けてきたと思ったらこのアクシデント。

いい流れになったのに・・・とかなり心配した。

が、結果的にこの長谷部投入が大当たりする事に。

 

啓太が試合後、

「後半はいいゲームが出来たと思う。

理由は長谷部が入ったこともひとつだと思うし、そのほかにも色々あると思う。」

と言っていたように、長谷部投入もチームが良くなった理由のひとつ。

 

ネネアウト、長谷部インでフォーメーションが4バックに変更された。

長谷部自体の出来が良かったのもあるんだが、このシステム変更も大きい。

 

中盤が厚くなり、

ボールが中央でキープできるようになり、

ゲームの主導権を握れるようになり、

前線までボールが運ばれるどころか次々に後ろから選手も攻め上がり、

前半30分までとは全く別のゲームが展開されることになった。

 

 

ちなみに永井のコメント

 

 

記者: 3バックから4バックの変更は監督からの指示なのか

     選手から出た提案なのか?

永井: ハーフタイムの最初にトイレに行っていて戻ってきたら、

     そういうことになっていたので良くわからないんです。」

 

永井かわいいよ永井

 

 

特に見ててボールにうまく絡めていたのがポンテと永井。

ポンテはとにかくこの試合頼りになった。

シドニーFCの監督が

「彼はチームに波を与える選手で私にとってはやっかいな選手だ。」

と、コメント残していたのも頷ける。

キープ力もあるし、当たり負けもしないし、ゴール含めてこの試合どこにでも顔を出し、

中盤・前線で効いていて最高の働き。

 

永井は最初トップの位置だったんだが

このシステム変更後は左サイド張りつき、ウイングとしての働きを遂行。

サイドからサクサクと切れ込み、

しかもシドニーの選手を振り切っていく場面が何度もあり、

度々勝負しかけられてさぞかしDF陣からすれば嫌だっただろうなー。

 

あと途中で下がっちゃったけど、暢久も良かった。

ブルズカップでも一人ドリブルでごぼう抜きしてたし、

こういう局面でも物怖じしないところが実に頼りになる。

 

 

あと印象に残ったのはやっぱ怪我人の多さ。

ネネは着地に失敗してしまったのだが、平川のは完全に後ろから削られたもの。

左足の甲だったか?地面と相手の足とで挟みこまれてそこを痛めたのだろうか。

暢久と交代で入ってきたのだが、このファールで負傷してしまい結局途中で退くことに。

 

シドニー側もMIDDLEBYなど2名が負傷交代。

ただ、こっちは浦和のファールというのではなく、自爆しただけのような・・・

浦和のファールといえばポンテがMILLIGANの顔を平手で叩いたぐらいか。

 

ちなみに長谷部も足の裏でのタックルをモロに受けて危なかったんだよな。

さすがにイエローでたんだけど、あれをまともにくらってたら

復帰戦でいきなりまた負傷ということに繋がりかねない危険な一撃だった。

 

 

1点返してからはほぼずっと浦和のペース。

左サイドバックに入った阿部が切り込んでシュート打ったり、

パスもらえなかったけど前線まで坪井が飛び出したシーンとか、

前半のあの押し込まれ具合を思い出すと信じられない。

本当に別のゲームになった。

 

シドニーFCも序盤は勢いに乗ってガンガン攻めてきたんだが、

後半は息切れしたのか中盤で全くボール奪えず。

とにかくパスが雑だ。かなり浦和の選手がカットするシーンがあり、

浦和が冷静になっていった後は

シドニーは決定機まで持ち込めることはあまりなかった。

 

 

同点ゴールはシドニーGKBOLTONさまさま。

 

 

ポロッとポンテのクロスをキャッチした後こぼしてしまい、

ただ今絶好調永井がチョイっと押し込んで同点。

チョイっと押し込んだ一撃だけど重い重い貴重な同点弾。

 

 

あの立ち上がりの悪さ、

そして2点ビハインド、

よくあそこから同点にまで持ち込めたよ。

 

サポの声も凄かった。

シドニー側の観客の方がずっと多かったんだけど、

後半とかもう浦和の応援しか聞こえなかったし。

 

本当にこのドローは大きい。

アウェーでよくくらいつけた。

 

 

 

 

 

しかし・・・・・

 

予選リーグ グループE

ペルシク・ケディリ○1−0●上海申花

 

なにこの大波乱!?

(UP日 07年3月22日)

 

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